発表年:2010年
ez的ジャンル:北欧Nu Disco
気分は... :幽玄の美・・・
今回は北欧Nu Disco作品、Lindstrom & Christabelle『Real Life Is No Cool』(2010年)です。
Lindstromは1973年ノルウェー生まれのプロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリスト/DJ。
2002年に自身のレーベルFeedelityを立ち上げ、それ以降コンスタントに作品をリリースしています。
来月には久々にPrins Thomasとタッグを組んだアルバム『Lindstrom & Prins Thomas III』もリリースされます。
本作『Real Life Is No Cool』(2010年)は、女性ヴォーカリストChristabelle Sandooを迎えて制作されたNu Disco作品です。
正直、Lindstrom作品には明るくありませんが、本作はそんな僕でも楽しめるキャッチーな1枚です。
「Music In My Mind」、「Baby Can't Stop」、「Lovesick」というシングルにもなった3曲がやはりインパクトがありますね。
Vangelisのカヴァー「Let It Happen」、様々なダンス・ミュージックのエッセンスを楽しめる「So Much Fun」も好きです。
北欧ならではのNu Discoを楽しみましょう。
全曲紹介しときやす。
「Looking For What」
Christabelleのセクシー・ヴォイスと電脳サウンドが印象的なオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=f8-tkv3DMfk
「Lovesick」
シングルにもなった悩殺モードのダンス・チューン。アンダーグラウンド・ハウス/ディスコな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=iCsR3go7xJ8
「Let It Happen」
「Chariots of Fire」の大ヒットで知られるギリシャのミュージシャンVangelisのカヴァー(Richelle Dassin/Vangelis作)。シンセ・ポップ×ディスコな魅力があるダンス・チューン。北欧らしいヒンヤリ感がいいですね。
「Keep It Up」
煌びやかでドリーミーなポップ・ダンス・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=lqWhU1fKU3Y
「Music In My Mind」
2003年に2人の初共演となったシングル曲。Christabelleの妖艶なヴォーカルを活かしたコズミックなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=aJ9ZS3OYsjE
「Baby Can't Stop」
2009年にシングル・リリースされていたディスコ・ブギー。ホーン隊も加わり、本作で最もキャッチーで華やかな仕上がりなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=qEq2SeyiFsI
「Let's Practise」
「Music In My Mind」の同タイプのダンサブル・チューン。トリッピーな魅力があります。
「So Much Fun」
ハウス、ディスコ、ファンク、Hip-Hopなど様々なダンス・ミュージックのエッセンスを融合させたような仕上がり。
「Never Say Never」
アヴァンギャルドなトラックです。
「High & Low」
ラストはコケティッシュ&ドリーミーなミディアムで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OOnh_zcwz90
Lindstromの他作品もチェックを!
Lindstrom & Prins Thomas『Lindstrom & Prins Thomas』(2005年)
Lindstrom & Prins Thomas『Reinterpretations』(2007年)
『Where You Go I Go Too』(2008年)
Lindstrom & Prins Thomas『Lindstrom & Prins Thomas II』(2009年)
『Six Cups of Rebel』(2012年)
『Smalhans』(2012年)
Todd Rundgren, Emil Nikolaisen, Hans-Peter Lindstrom『Runddans』(2015年)
『It's Alright Between Us As It Is』(2017年)
『On a Clear Day I Can See You Forever』(2019年)