2020年11月14日

7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』

Dam-FunkとSnoop Doggによるモダン・ファンク・プロジェクト☆7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』

発表年:2013年
ez的ジャンル:80年代ファンク・リバイバル
気分は... :7日間では足りません!

今回は80年代ファンク・リバイバルの先駆者Dam-FunkSnoopzilla(Snoop Dogg)の共演アルバム7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』(2013年)です。

1971年L.A.郊外のパサディナ生まれDam-Funk(本名:Damon Garrett Riddick)の紹介は、『Invite The Light』(2015年)に続き2回目となります。

Stones Throwとの契約に成功し、『Toeachizown』(2009年)で注目の存在となった80年代ファンク・リバイバルの先駆者Dam-Funk

そんなDam-FunkSlaveの元メンバー
Steve Arringtonとの共演アルバム『Higher』(2013年)に続いてリリースしたのが、Snoopzilla(Snoop Dogg)と共演した7 Days Of Funk『7 Days Of Funk』(2013年)です。本作もStones Throwからのリリースです。

プロデュースはDam-Funk

ソングライティングはDam-FunkSnoop Dogg(フィーチャリング・アーティストとの共作含む)。

アルバムにはBootsy CollinsSteve Arrington(元Slave)、Snoop Dogの従兄弟であるKurupt、さらにKuruptとDaz DillingerによるHip-HopユニットTha Dogg Poundがフィーチャリングされています。

さらにGeorge Clintonに見出され、
80年代にはRick Jamesのバックアップでソロ・アルバムをリリースし、90年代以降はG-Funkをはじめ数多くのHip-Hop作品に参加している女性ソウル・シンガーVal Youngがバック・コーラスで参加しています。

アルバム全体としては、テンポを落としたメロウなモダン・ファンクが魅力の1枚に仕上がっています。

シングルになった「Faden Away」BootzillaBootsy Collins)からSnoopがSnoopzillaの名を授かる「Hit Da Pavement」あたりが目立つかもしれませんが、個人的には「Let It Go」「Ride」「Do My Thang」といったメロウ・ファンクがおススメです。

普段Snoop Doggを聴かない人であっても、メロウ・ファンク/アーバン・ファンク好きの人であれば楽しめると思います。

1週間ファンク三昧を意図した1日1ファンクの全7トラック(本編)ですが、7日間じゃ物足りない!

全曲紹介しときやす。

「Hit Da Pavement」
Bootsy Collinsをフィーチャー。Bootzilla(Bootsy)からSnoopzillaの名を授かってSnoopが登場する!といった雰囲気のオープニングです。G-Funkとモダン・ファンクの融合を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=Cltcs5ge48M

「Let It Go」
Patrice Rushen「Feels So Real (Won't Let Go)」を引用した僕好みのメロウ・ファンク。Val Youngら女性コーラス陣も盛り上げてくれます。後半はシンセのみならずギター・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=HuismoaZ4Bg

「Faden Away」
先行シングルにもなったトラック。Dam-Funkらしいピーヒャラ・シンセが唸るモダン・ファンク・ワールドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=DVNGfK7gP1M

「1Question?」
本作と同じ年にDam-Funkとの共演アルバム『Higher』をリリースしたSteve Arringtonをフィーチャー。ヴォーカル・スタイルでファンクネスを訴求するトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=eeXLKrZ17N8

「Ride」
Kuruptをフィーチャー。80年代ファンクへのリスペクトに満ちたメロウ・ファンクを聴かせてくれます。アーバン・メロウとしても楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=74VPrtd25jo

「Do My Thang」
80年代ファンク・リバイバルの完成度としてはコレが一番かも?Dam-Funkによるモダン・ファンク・サウンドとSnoopのフロウが見事に融合したキャッチーなトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=TCG366PW4mc

「I'll Be There 4U」
本編のラストは、アルバムの余韻を楽しむかのようなトラック。メロウ・ファンクに乗ったSnoopの歌心のあるフロウを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=9dKR6WDMEH4

「Systamatic」
ボーナス・トラックその1。Tha Dogg Poundをフィーチャー。G-Funk×モダン・ファンクなムードを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=yPb598k8b2A

「High Wit Me」
ボーナス・トラックその2(国内盤CDのみ)。USではiTunes限定リリースだったトラックです。タイトルの通り、聴く者を静かにハイにするトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=g-_TLRBlIp8

Dam-Funkの他作品もチェックを!

Dam-Funk『Toeachizown』(2009年)
Toeachizown

Dam-Funk『Adolescent Funk』(2010年)
Adolescent Funk

Steve Arrington & Dam-Funk『Higher』(2013年)
Higher

Dam-Funk『Invite The Light』(2015年)
Invite the Light
posted by ez at 02:24| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする