2020年12月12日

S.O.U.L.『What Is It』

レア・グルーヴ人気のクリーブランド産ファンク☆S.O.U.L.『What Is It』

発表年:1971年
ez的ジャンル:クリーブランド産ファンク
気分は... :レア・グルーヴらしさ!

今回はレア・グルーヴ方面で評価の高いファンク・アルバムS.O.U.L.『What Is It』(1971年)です。
※単独CD化は未実現であり、上記ジャケおよびamazonへのリンクは『Can You Feel It』(1972年)との2in1CD

S.O.U.L.はクリーブランドで結成されたファンク・バンド。
S.O.U.L.Sounds of Unity and Loveの略。

バンドは『What Is It』(1971年)、『Can You Feel It』(1972年)という2枚のアルバムをリリースしており、共にレア・グルーヴ人気作として再評価されています。

本作『What Is It』(1971年)におけるメンバーは、Lee Lovett(vo、b)、Gus Hawkins(sax、fl、back vo)、Paul Stubblefield(ds、back vo)、Walter Winston(g)という4名。

プロデューサーはDanny JordanRupert Holmes

本作のハイライトであるThe Soulful Stringsのカヴァー「Burning Spear」をはじめ、「Soul」「Down In The Ghetto」という強力なオリジナル2曲、「Get Ready」「Message From A Black Man」というThe Temptationsカヴァー2曲、Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Bandのクラシック・カヴァー「Express Yourself」Herbie Mannのカヴァー「Memphis Underground」という充実の全7曲です。

レア・グルーヴの代名詞的なファンク作品の1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Down In The Ghetto」
Lee Lovett作。オーディエンスの歓声のSE入りのライヴ仕立てのオープニング。サックスがリードするレア・グルーヴらしいファンク・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=DINpZQS9yEc

「Get Ready」
The Temptationsのカヴァー(Smokey Robinson作)。オリジナルは『Gettin' Ready』(1966年)収録。先週もGreenwoodのカヴァーを紹介したばかりです。格好良いブレイクと共に始まる格好良いインスト・ファンクに仕上がっています。Johnny Jungle「Killa Sound」等のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=VMgv1Ic6XDo

「Burning Spear」
The Soulful Stringsのカヴァー。(Richard Evans作)。オリジナルは『Groovin' With the Soulful Strings』(1967年)収録。本作のハイライトとなるクラシック・インスト・ファンク。フルートに先導され、重心の低いファンク・グルーヴが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=UB0tzvS-790

Pete Rock & C.L. Smooth「Go With the Flow」、Organized Konfusion「Releasing Hypnotical Gases」、Justin Warfield and S.O.U.N.D.「Steppin' With the Sound」、Guttt Control「Dis-O-Man」等のサンプリング・ソースとなっています。
Pete Rock & C.L. Smooth「Go With the Flow」
 https://www.youtube.com/watch?v=7EqCx21qazo
Organized Konfusion「Releasing Hypnotical Gases」
 https://www.youtube.com/watch?v=fjUW4WKjzdM
Justin Warfield and S.O.U.N.D.「Steppin' With the Sound」
 https://www.youtube.com/watch?v=DjWucwAdJIk

「Express Yourself」
Charles Wright & the Watts 103rd Street Rhythm Bandのカヴァー(Charles Wright作)。オリジナルは『Express Yourself』(1970年)収録。オリジナルもレア・グルーヴ人気曲ですが、S.O.U.L.ヴァージョンも悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=RYyzBbWPV5w

「Soul」
Gus Hawkins/Lee Lovett作。グループの名を冠した楽曲は格好良いブレイクと共に始まります。フルートが先導するヴォーカル入りのファンキー・メロウは僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=qzQbPAeztZ8

Jungle Brothers「In Dayz 2 Come」、Organized Konfusion「Releasing Hypnotical Gases」、Main Source「Fakin' the Funk」、Grand Puba「Honey Don't Front」等のサンプリング・ソースとなっています。
Jungle Brothers「In Dayz 2 Come」
 https://www.youtube.com/watch?v=bBb71z4NbIk
Main Source「Fakin' the Funk」
 https://www.youtube.com/watch?v=cf0LpQzo-LY
Grand Puba「Honey Don't Front」
 https://www.youtube.com/watch?v=e3ymaQ7SmQc

「Message From A Black Man」
The Temptationsのカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。オリジナルは『Puzzle People』(1969年)収録。哀愁フルートが印象的なヴォーカル入りミディアム・バラードに仕上がっています。ここでもベースの響きがいいですね。終盤の緩急もグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=M-j70y7cZ1k

House of Pain「On Point (Da Beatminerz UK Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
House of Pain「On Point (Da Beatminerz UK Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=lPsw_GTjTxI

「Memphis Underground」
Herbie Mannのカヴァー。オリジナルは『Memphis Underground』(1969年)収録。フルートが主役の曲なので彼らのカヴァーにフィットしますね。レア・グルーヴらしいファンク・チューンに仕上がっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Ruim5TK6Ox0

次作『Can You Feel It』(1971年)では、Larry Hancock(org)が加わり、5人体制となっています。
posted by ez at 10:14| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月11日

The Original 7ven『Condensate』

The Time、21年ぶりのリユニオン☆The Original 7ven『Condensate』

発表年:2011年
ez的ジャンル:ミネアポリス・ファンク
気分は... :アンチエイジング!

今回はプリンス・ファミリーとしてお馴染みのThe Timeが、The Original 7ven名義で再結成したアルバム『Condensate』(2011年)です。

前身グループFlyte Tymeを母体にPrince殿下の全面バックアップでデビューしたThe Timeの紹介は、2ndアルバム『What Time Is It?』(1982年)、デビュー・アルバム『The Time』(1981年)に続き3回目となります。

前作『Pandemonium』(1990年)もリユニオン的な1枚でしたが、その『Pandemonium』以来、21年ぶりとなる本作『Condensate』

Morris Day(vo)、Jesse Johnson(g)、Jimmy Jam(key)、Monte Moir(key)、Terry Lewis(b)、Jellybean Johnson(ds、per)、Jerome Benton (per)という7名が再集結しました。

バンド名がThe Original 7venなのは、"The Time"というバンド名の使用権をPrinceが認めなかったためらしいです。

ということで、本作はPrinceが全く関与していない初めての作品であり、その意味でもオリジナルな1枚といえますね。

プロデュースはJimmy Jam & Terry LewisJesse Johnson

Sly & The Family Stoneテイストの「Strawberry Lake」
セクシーなファンク・グルーヴ「Condensate」、シングル曲「#Trendin」、キャッチーで若々しい「If I Was Yo Man」、妖しい魅力のスロウ・ファンク「Role Play」という前半が圧巻です。

聴いているだけで80年代のあの時代を思い出す、若々しく躍動感のあるリユニオン作です。

全曲紹介しときやす。

「O7ven Intro」
James Harris III/Terry Lewis作。アルバムのイントロですが、虫の鳴き声が使われているあたりに、『Pandemonium』のラスト「Pretty Little Women」からの流れを感じます。

「Strawberry Lake」
James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。Sly & The Family Stoneのテイストも取り入れたパワフルなファンク・チューンで楽しませてくれます。この1曲だけで彼らが健在であることを強烈に印象づけてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=f_jHYku47EA

「O7ven Press Conference」
James Harris III/Terry Lewis作。インタールード。

「Condensate」
James Harris III/Terry Lewis作。時代に左右されないファンク・グルーヴって感じがいいでうね。オトナなセクシーさがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Isxkx3lNwYs

「#Trendin」
James Harris III/Terry Lewis作。シングルになったトラック。80年代にタイムスリップしたかのようなミネアポリス・ファンクでファンを楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=cWfzqNHAnqA

「If I Was Yo Man」
James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。僕好みのキャッチーなファンク・グルーヴ。年齢を感じさせない若々しさ、セクシーさがいいですね。
Jellybean Johnsonのドラミングが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=2qBjS0D2D3o

「Role Play」
Jesse Johnson/James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。プリンス・ファミリーならではの妖しいセクシーさが漂うスロウ・ファンク。この雰囲気嫌いじゃありません。

「Sick」
Jesse Johnson/James Harris III/Terry Lewis作。Jesse Johnsonのギターが唸りを上げるブラック・ロック・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=Jk2nCd4NpJ4

「Lifestyle」
Jesse Johnson/John Dixson作。ミディアム・バラードで一度落ち着かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LzpgpSrJ2Jo

「Faithful」
James Harris III/Terry Lewis作。派手さはありませんが、ほんのりミネアポリスの香りがするいい雰囲気のミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=eB9vanfiMYs

「Cadillac」
James Harris III/Terry Lewis作。(ローファイじゃありませんが)ローファイ的な少ない音数が印象的なトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=c9qeiI4rLEM

「AYDKMN」
Jesse Johnson/James Harris III/Terry Lewis作。Jesse Johnsonのギターが先導する格好良いブラック・ロック。
https://www.youtube.com/watch?v=CC-loLFbv78

「One Step」
James Harris III/Terry Lewis作。このバンドのエンターテイナー的なムードを楽しめる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=IdIScSINmcA

「Toast To The Party Girl」
James Harris III/Terry Lewis作。このトラックも80年代にタイムスリップしますね。プリンス・ファミリーらしい華やかでポップなダンサブル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wuYpoWf2KZ0

「Hey Yo」
James Harris III/Terry Lewis/Morris Day作。メリハリの効いたミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=Uo2gXuWdwVo

「GoHomeToYoMan」
James Harris III/Terry Lewis/Monte Moir作。ラストはバラードで締め括ってくれます。虫の効果音で終わるところに次を期待した人も多かったのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Isxkx3lNwYs

The Timeの他作品もチェックを!

『The Time』(1981年)
THE TIME

『What Time Is It?』(1982年)
ホワット・タイム・イズ・イット?

『Ice Cream Castle』(1984年)
アイスクリーム・キャッスル

『Pandemonium』(1990年)
Pandemonian
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2020年12月10日

Joelma『Muito Mais』

ブラジル人女性シンガー☆Joelma『Muito Mais』

発表年:1968年
ez的ジャンル:ブラジル人女性シンガー
気分は... :伏せて開く!

今回は60年代ブラジルものからJoelma『Muito Mais』(1968年)です。

Joelma Giroは1945年生まれのブラジル人女性シンガー。

1960年代後半から70年代にかけて7枚のアルバムをリリースしています。

本作『Muito Mais』(1968年)は2ndアルバムとなります。

僕がJoelma Giroというアーティストについて知っているのはこの程度。

中古ショップのラテン/ブラジル・コーナーで見つけ、ジャケが気になり値段も手頃だったので購入した記憶があります。

本作は英米のみならず、ポルトガル、スペイン、イタリア、メキシコのアーティスト/コンポーザーの作品をカヴァーしているポピュラー作品です。

予備知識がなくわからないことだらけの1枚ですが、それが逆に面白いアルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Tem Pena Desse Homem (Pity The Man)」
Roger Cook/Roger Greenaway作。多分、オリジナルは1966年、Bobbi Jeanヴァージョンだと思います。哀愁のメロディを思い入れたっぷりに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=45NR-rvH6II

「Tem Que Ser Ele (It Must Be Him)」
US女性シンガーVikki Carr、1967年の大ヒット曲をカヴァー(Gilbert Becaud/Maurice Vidalin作)。元々フランス語の歌が英語歌詞でヒットし、さらにブラジル人シンガーでポルトガル語で歌うという流れが興味深いですね。明らかにフランス語が似合う曲調ですが、ポルトガル語の響きも悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=eP-qy0GwOdI

「Jo-Jo (Jo-Jo) 」
Alan Moorhouse/David Gold/Gordon Rees作。The King BrothersやLarry Page Orchestraが1966年レコーディングしている楽曲をカヴァー。美しいストリングスを配したワルツ調のバッキングに合わせて、Joelmaが華麗な歌声を披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=03mnDhPOZ9U

「O Mar Nao Falara」
Jorge Costa Pinto作。オリジナルはポルトガルの女優/シンガーMadalena Iglesiasの1966年ヴァージョン。僕好みのビートの効いたグルーヴィー・ポップに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7f5FNkr8otk

「Silencio」
Sergio Odilon作。オーケストレーションをバックに従えた哀愁バラード。悲しい結末のドラマのエンディングテーマといったムードです。
https://www.youtube.com/watch?v=vucp2HAmjIU

「Toureiro」
Geraldo Nunes/Zito作。昭和歌謡のブラジル版といった雰囲気です。ホーン・サウンドジやマーチ調パートのメリハリが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=RVUvwcIbTtY

「Setembro (Septiembre)」
Jorge Domingo/Esperanza Navarro作。オリジナルはスペインの男性シンガーSantyの1966年ヴァージョン。哀愁のメロディを切なく歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=kkdWU4Dbwhc

「Esta Tarde Vi Chover (Esta Tarde Vi Llover)」
メキシコ人シンガー/コンポーザーArmando Manzaneroの作品をカヴァー。気品溢れるビューティフル・バラードは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=T6fiK2jgfyE

「Bonequinho De Barro」
Joelmaのオリジナル。少しエキゾチックなバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=QJcjXF4Ut1I

「O Teu Passado (Il Tuo Passato)」
イタリア人シンガーMemo Remigi、1967年のシングルをカヴァー(Memo Remigi/Alberto Testa作)。イタリアの香りのするメロディを情感たっぷりに歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=7oiXoxL0yJM

「Cordao De Cores」
Franco Dilano/Glaucia Prado作。マーチ調リズムの哀愁バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=WvnxgXeUG1Q

「Pranto Teu」
Carlos Cesar作。ラストはムーディーなバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=qsZC7g2w8G4

『Joelma』(1966年)
posted by ez at 10:48| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月08日

Bill Evans『Alone (Again)』

『Alone』の続編となるソロ・ピアノ作品☆Bill Evans『Alone (Again)』

録音年:1975年
ez的ジャンル:ジャズ・ソロ・ピアノ
気分は... :指先に全集中!

根詰めて取り組んでいた仕事が一区切り。
一旦、頭を空っぽにしたい気分です。

こんな気分で聴きたくなったのが、偉大なジャズ・ピアニストBill Evansのソロ・ピアノ作品『Alone (Again)』(1975年)です。

レコーディングは1975年ですが、リリースは1977年です。

当ブログではこれまで紹介したBill Evans(1929-1980年)作品は以下の10枚。

 『Portrait In Jazz』(1959年)
 『Explorations』(1961年)
 『Waltz For Debby』(1961年) 
 『Sunday At The Village』(1961年)
 『Undercurrent』(1962年) ※Jim Hallとの共演
 『Waltz For Debby』(1964年) ※Monica Zetterlundとの共演
 『Alone』(1968年)
 『I Will Say Goodbye』(1977年)
 『You Must Believe In Spring』(1977年)
 『New Conversations』(1978年)

Fantasyからリリースされた本作『Alone (Again)』(1975年)は、タイトルの通り、グラミー賞を獲得したソロ・ピアノ作品『Alone』(1968年)の続編的なアルバムです。

『Alone』(1968年)は、これまで紹介してきたBill Evans作品の中で一番最初に紹介したアルバムであり、4,800本を超える当ブログのエントリーにおいて、最初の10枚に入っていたほどのお気に入り作でした。私に限らず、『Alone』のリリシズム溢れるジャズ・ピアノ・ワールドに魅了された人は多いと思います。

その続編となる『Alone (Again)』は、正直『Alone』ほどには評価されていない1枚だと思います。

笑顔でジャケに写るBill Evansの表情が物語るように、『Alone』よりも気負いのないリラックスした演奏が印象的です。まぁ、そのあたりが『Alone』ほどには評価されていない理由かもしれませんが・・・

1曲、1曲思い入れたっぷりに聴くというよりは、何も意識せず聴いていると、いつの間にか次の演奏となっており、気づけばアルバムを聴き終わっているといった感じが、今の僕の気分にフィットしています。

Evansのタッチに意識を全集中すると無になれますよ!

全曲紹介しときやす。

「The Touch of Your Lips」
Ray Noble作のスタンダードをカヴァー。Evansは『Bill Evans at the Montreux Jazz Festival』(1968年)でもこのロマンティック・バラードの名曲を演奏していましたね。本ヴァージョンはEvansらしいリリカルなタッチも交えつつ、全体としては気負いのない演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HNkQAc6xggM

「In Your Own Sweet Way」
Dave Brubeck作のジャズ・スタンダードをカヴァー。Miles DavisWes Montgomeryなどの演奏でも知られている曲です。当ブログではKenny DrewSestetto Basso-Valdambriniヴァージョンを紹介済みです。ここではEvansのヴィヴィッドなタッチに魅せられます。指先の細かな圧が聴覚のみならず触覚で伝わってくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=E8kEdl1uUMI

「Make Someone Happy」
Jule Styne/Betty Comden/Adolph Green作。ミュージカル『Do Re Mi』のテーマ曲をカヴァー。当ブログではWe FiveArt Farmer Quintetのカヴァーを紹介済みです。洗練されながらもリラックスしたタッチで聴く者をハッピーにしてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=o8irm3hxIbs

「What Kind of Fool Am I?」
Leslie Bricusse/Anthony Newley作。ミュージカル『Stop The World - I Want To Get Off』(1962年)のために書かれた楽曲をカヴァー。当ブログではJimmy Smithのカヴァーを紹介済みです。Evansらしいリリカルな演奏を満喫できます。『Alone』(1968年)路線を期待する人も満足するはず!
https://www.youtube.com/watch?v=zGrCflhdWhc

「People」
Jule Styne/Bob Merrill作。Barbra Streisand主演のミュージカル『Funny Girl』の挿入歌をカヴァー。当ブログではThe PeddlersDionne Warwickのカヴァーも紹介済みです。13分40秒近くの長尺ですが、これぞBill Evans!という叙情的なジャズ・ピアノ・ワールドを存分に楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=C-IA63dtkhU

Bill Evansの過去記事もご参照下さい。

『Portrait In Jazz』(1959年)
ポートレイト・イン・ジャズ+1

『Explorations』(1961年)
エクスプロレイションズ(紙ジャケット仕様)

『Waltz For Debby』(1961年)
ワルツ・フォー・デビイ+4

『Sunday At The Village』(1961年)
サンデイ・アット・ザ・ヴィレッジ・ヴァンガード+5
 
『Undercurrent』(1962年) ※Jim Hallとの共演
アンダーカレント

『Waltz For Debby』(1964年) ※Monica Zetterlundとの共演
ワルツ・フォー・デビー+6 [SHM-CD]

『Alone』(1968年)
ALONE

『I Will Say Goodbye』(1977年)
アイ・ウィル・セイ・グッドバイ+2

『You Must Believe In Spring』(1977年)
You Must Believe in Spring by Bill Evans (2013-06-26)

『New Conversations』(1978年)
未知との対話-独白・対話・そして鼎談(ていだん)
posted by ez at 10:17| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月07日

『今の気分は...2020年12月7日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は90年代、2000年代カテゴリーからコンテンポラリー・ゴスペルを中心に10曲セレクトしました。
やはり12月はゴスペルが聴きたくなりますね。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Kirk Franklin & The Family「There's No Christmas Without You」
https://www.youtube.com/watch?v=qAmni-ceYsU
From 『Kirk Franklin & The Family Christmas』(1995年)
クリスマス

Sounds of Blackness「It's Christmas Time」
https://www.youtube.com/watch?v=Vr5ZFPMELRM
From 『The Night Before Christmas: A Musical Fantasy』(1992年)
The Night Before Christmas: A Musical Fantasy

CeCe Winans「Comforter」
https://www.youtube.com/watch?v=oVtykHIlSKo
From 『Alabaster Box』(1999年)
Alabaster Box

The Brooklyn Tabernacle Choir「My Help (Cometh from the Lord)」
https://www.youtube.com/watch?v=RgcVM5Gb1w4
From 『High & Lifted Up』(1999年)
High & Lifted Up

Winans Phase 2「Just For A Day」
https://www.youtube.com/watch?v=QJz-zPkC6zU
From 『We Got Next』(1999年)
We Got Next

Jason Champion「Find A Reason」
https://www.youtube.com/watch?v=3JaeJosuBHo
From 『Reflections』(2008年)
Reflections

Deitrick Haddon「Don't Go」<
https://www.youtube.com/watch?v=Jey9jrj00E0
From Deitrick Haddon『7 Days』(2006年)
7 Days

Sunny Hawkins「Jesus the Same」
https://www.youtube.com/watch?v=0juQ9YGmSd0
From 『More Of You』(2007年)
More of You

J. Moss「Praise On The Inside」
https://www.youtube.com/watch?v=_3qNWf4XyPk
From J. Moss『V2...』(2007年)
V2... The J Moss Project

Western Michigan Mass Choir with Walter Hawkins & Edwin Hawkins「I Need You」
https://www.youtube.com/watch?v=EQh3K1oUsJo
From 『Jesus Loves Me』(1999年)
Jesus Loves Me
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