発表年:1995年
ez的ジャンル:N.Y.男性R&Bシンガー
気分は... :気分は年末モードに突入!
年内の大きな納品がすべて完了し、気分は年末モードに突入!
といっても28日までZoom MTGが設定されていますが・・・
コロナ禍で激動の一年でしたが、何とか持ちこたえた充実感があります。
自分がリモートワーク向きの人間であることを再認識でした一年でした。
今回は90年代R&B作品からJ. Quest『The Quest Is On...』(1995年)です。
J. Quest(本名:John Raimundi)は、1967年N.Y.ブルックリン生まれの男性R&Bシンガー。
Lisa Lisa & Cult JamのLisa Lisaを介して、プロデューサーのJunior Vasquezを紹介してもらい、デビューのチャンスを手にした模様です。
こうして制作されたアルバムが『The Quest Is On...』(1995年)です。
Junior Vasquez以外に、J. Dibbs、Aaron Lyles、Ike Lee III、LoRider、Rodney Jerkins、Chad Elliott、James Wrightがプロデュースを手掛けています。
N.Y.のHip-HopデュオIll Al Skratch、ニューヨリカン・ラッパーPudgee Tha Phat Bastard、女性R&BシンガーGina Thompson、N.Y.ブルックリンのラッパーJemini The Gifted Oneがフィーチャリングされ、Kenny Lattimoreがバック・コーラスを務めているトラックもあります。
また、僕の好きなAndrea Martinが2曲でソングライティングに参加しています。
シングルにもなった「Anything (Album Mix)」と「Up & Down (Remix)」の2曲が目立ちますね。
個人的には「From Now On」、「On My Mind」というバラード2曲がお気に入り。グルーヴィーな「Come & Give It (You Know What I Want)」や「Behind The Scenes」、A Tribe Called Quest「Verses From the Abstract」をサンプリングした「The Quest Is On」もかなり好きです。
男性R&Bの隠れた逸品をぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Given It All (Interlude)」
J. Dibbsプロデュース。アルバムのイントロ的な小曲。
「The Quest Is On」
Rodney Jerkinsプロデュース。タイトル曲はA Tribe Called Quest「Verses From the Abstract」をサンプリング。アーティスト名からして彼はATCQファンなのかもしれませんね。乾いたビートのメロディアスなミディアム・グルーヴは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=gIbEpi_gwvM
「It's Gonna Be Alright」
Aaron Lyles/Ike Lee IIIプロデュース。Andrea Martinもソングライティングで参加。ヒップヒップ・ソウル的な魅力があるキャッチーなトラック。途中ラガマフィンなアクセントを入れるところがこの時代らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bp_EOROexRU
「Brand New Love」
Junior Vasquezプロデュース。雰囲気のあるミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=7_AQCqqql5c
「Up & Down (Remix)」
N.Y.のHip-HopデュオIll Al Skratchをフィーチャー。Aaron Lyles/Ike Lee III/LoRiderプロデュース。「Anything」と並ぶ本作のハイライト。The O'Jays「Help (Somebody Please)」をサンプリングした哀愁グルーヴ。R&B好きもHip-Hop好きも楽しめる絶妙のバランスでう。
https://www.youtube.com/watch?v=Ahea31KSFUQ
「Anything (Album Mix)」
シングルにもなった本作のハイライト。ニューヨリカン・ラッパーPudgee Tha Phat Bastardをフィーチャー。Aaron Lyles/Ike Lee III/LoRiderプロデュース。Andrea Martinもソングライティングで参加。Wu-Tang Clan「Can It Be All So Simple」をサンプリング。Lionel Richie「Say You, Say Me」のフレーズも引用されています。J. Questの魅力が詰まったキャッチーなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=E_h-S1DadvY
「Don't Stop Ya Luv」
J. Dibbsプロデュース。いい雰囲気のミディアムでヴォーカル・アレンジも良いのですが、肝心のリード・ヴォーカルが少し弱いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=1laGJgq8TWE
「From Now On」
J. Dibbsプロデュース。勝手に名曲だと思っている素敵なバラード。J. Questの声質の魅力を実感できます。Kenny Lattimoreがバック・コーラスを務めます。
https://www.youtube.com/watch?v=RH2NYRv9bjE
「Come & Give It (You Know What I Want)」
Rodney Jerkinsプロデュース。同じRodney Jerkinsプロデュースでデビュー・アルバム『Nobody Does It Better』(1996年)をリリースすることになる女性R&BシンガーGina Thompsonをフィーチャー。Gina Thompsonの魅力が引き立つキャッチーなヒップホップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=OhWSG-GNA6A
「On My Mind」
Chad Elliott/James Wrightプロデュース。「From Now On」と並ぶ僕のお気に入りバラード。甘く切ない感じがたまりません・・・
https://www.youtube.com/watch?v=Er5V0Qt0vyY
「Behind The Scenes」
N.Y.ブルックリンのラッパーJemini The Gifted Oneをフィーチャー。Junior Vasquezプロデュース。90年代好きにはグッとくるグルーヴィーな仕上がり。聴いていると心躍ります。
https://www.youtube.com/watch?v=atCT11kDEBk
「Up & Down (Original Mix)」
Aaron Lyles/Ike Lee IIIプロデュース。「Up & Down」のオリジナル・ミックス。リミックスのインパクトが大きいですが、オーセンティックなオリジナルも悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=yY9mK4lSmRQ
この1枚でシーンから消えてしまったのは惜しいですね。