2021年01月25日

Rosa Passos『Recriacao』

スカートをはいたJoao Gilberto☆Rosa Passos『Recriacao』
rosa passos recriacao.jpg
発表年:1978年
ez的ジャンル:ボサノヴァ系女性MPB
気分は... :海と太陽とブラジル音楽・・・

1970年代の女性MPB作品、Rosa Passos『Recriacao』(1978年)です。

Rosa Passosは1952年ブラジル、バイーア州サルヴァドール生まれ。
"スカートをはいたJoao Gilberto"と称された女性シンガー/ギタリストです。

Joao Gilbertoに影響され、ギターを手にし、10代で本格的に音楽活動を開始し、ライブ活動も行いますが、20歳で結婚したため活動を休止します。その後、子育てに一区切りついたタイミングで活動再開し、1978年に1stアルバムとなる本作『Recriacao』をリリース。

その後もしばらく空白期間がありましたが、1990年代以降はコンスタントにアルバムをリリースしています。

1stアルバムとなる本作『Recriacao』(1978年)は、幻の名盤の誉れ高い1マイですね。

楽曲はすべてRosa PassosFernando De Oliveiraによるオリジナル。

Rosa Passos(vo、g)以下、Jose Menezes(g)、Luizao(b)、Wilson das Neves(ds)、Gilson Peranzzetta(key)、Hermes Contesini(per)、Zdenek Svab(horn)、Jorginho(fl)、Ubirajara(bandoneon)、GianCarlo Pareschi(strings)がレコーディングに参加しています。

アレンジはGeraldo Vespar
プロデュースはLuiz Mocarzel

個人的には都会的なアレンジの「Saudade Da Bahia」「Fossamba 70」「Caminho De Santana」の3曲がおススメです。

瑞々しいアコースティック・メロウ「Bolero De Esperar」、さり気なさが魅力の「Formicida, Corda E Flor」、メロウ・ボッサの「Ai, O Fantastico」あたりも僕好み。

Rosa Passos『Recriacao』(1978年)
https://www.youtube.com/watch?v=ztQ4WwihqEM

海と太陽が似合う女性MPBをぜひ!

全曲紹介しときやす。

「Recriacao」
オープニングは哀愁モードのタイトル曲。ストリングス&ホーン入りのアレンジが少し仰々しい感じもしますが・・・

「Bolero De Esperar」
透明感があって瑞々しいアコースティック・メロウ。情感の豊かなRosaのヴォーカルに惹かれます。

「Procura-Se Um Samba」
ボッサ調の哀愁メロウ。しっとりとした雰囲気がいいですね。

「Estrela-Cine-Teatro」
バンドネオンの音色が印象的な哀愁メロウ。

「Saudade Da Bahia」
チャイルディッシュなRosaのヴォーカルの魅力全開の1曲。エレピの効いた都会的なアレンジもグッド!

「Fossamba 70」
メロウMPB好きにはグッとくる軽やかで爽快な1曲。Rosaのキュートな語り口が微風のように舞います。
https://www.youtube.com/watch?v=LhthuuKeijQ

「Formicida, Corda E Flor」
ブラジルらしいメロディを楽しめるメロウ・チューン。さり気ないですが、Rosaの語り口がいいですね。

「Caminho De Santana」
軽快なブラジリアン・グルーヴはこの時期のJoyce作品と一緒に聴きたくなりますね。
https://www.youtube.com/watch?v=kLKWx6NEoJI

「Noturno」
チャイルディッシュなRosaのヴォーカルが強調された1曲。NHK「みんなの歌」的な魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=YLZLjMWK3FM

「Ai, O Fantastico」
ラストは都会的なアレンジとRosaのキュートなヴォーカルが織り成すメロウ・ボッサで締め括ってくれます。

Rosa Passosの他作品もチェックを!

『Curare』(1991年)


『Festa』(1993年)


『Pano pra Manga』(1996年)


『Rosa Passos canta Antonio Carlos Jobim: 40 anos de Bossa Nova』(1998年)


『Morada do Samba』(1999年)


『Rosa Canta Caymmi』(2000年)


『Me and My Heart』(2001年)


『Azul』(2002年)


Rosa Passos & Lula Galvao『Letra & Musica Ary Barroso』(2004年)


『Amorosa』(2004年)


Rosa Passos & Ron Carter『Entre Amigos』(2005年)


『Rosa』(2006年)


『Romance』(2008年)


『E Luxo So』(2011年)


『Samba dobrado: Cancoes de Djavan』(2013年)


『Amanha Vai Ser Verao』(2018年)
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2021年01月24日

Fat Night『Live For Each Other』

インディー・ソウル・バンド☆Fat Night『Live For Each Other』

発表年:2020年
ez的ジャンル:インディー・ソウル・バンド
気分は... :ポップ職人的なソウル/ファンク

新作アルバムからFat Night『Live For Each Other』です。

Fat Nightは、2012年にフロリダ州オーランドで結成されたインディー・ソウル・バンド。現在はシカゴを拠点に活動しています。

メンバーはDan Hanson(g、vo)、Gabe Gundacker(key、vo)、Nik Ritchie(ds)、Ted Issen(b)という4名。

本作『Live For Each Other』は、デビュー・アルバム『Fat Night』(2013年)に続く2ndアルバム。

ミニマル・ファンク・バンドVulfpeck『Hill Climber』にも通じる、ポップ職人的なソウル/ファンクで楽しませてくれます。

バンドの魅力が凝縮されたポップ・メロウ・ソウル「Honest Man」をはじめ、グルーヴィー・ソウルなタイトル曲「Live For Each Other」、ポップに弾けたディスコ・ファンク「Special」、ポップ職人的メロウ・ソウル「Sweet Nothings」、さり気なさが魅力の「Long Weekend」、コーラス・ワークの映えるバラード「Heart」あたりが僕のおススメです。

ポップ&メロウながらも少しとぼけたセンスに思わずニンマリしてしまいます。

楽曲はすべて彼らのオリジナルです。

全曲紹介しときやす。

「Live For Each Other」
ソウル・バンドらしい臨場感のあるグルーヴィー・ソウル。Ted Issenのベースがいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=XzsuFBRDFhM

「Special」
スウィートなソウル・バラードと思いきや、一転してポップに弾けたディスコ・ファンクが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=9x-FfdyUjGk

「Wander」
タイトルの通り、摩訶不思議なソウル・グルーヴ。こういう一筋縄ではいかない感じ好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=Ghjw711eUfs

「Alone In Love」
メロウ・ソウルですが、中盤でラテン・フレイヴァーのディスコ・ファンクでアクセントをつけています。
https://www.youtube.com/watch?v=cxQDjfDN97I

「Fat Night's Theme」
バンドのテーマ曲は短いポップ・ソウル。
https://www.youtube.com/watch?v=WVWdALrf9fE

「Sweet Nothings」
ポップ職人的なセンスを感じるメロウ・ソウル。このバンドらしいヒネリが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=yINLTWJqhZo

「Question」
カラフルなポップ・センスが冴えるソウル・バラード。終盤なアッパーなラテン・グルーヴで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=X9QLufsnsA0

「Honest Man」
本作のハイライト。このバンドの魅力が凝縮されたポップなメロウ・ソウル。メロウ・バラードなイントロから一転するイントロもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=nAZi8J5ANFk

「What Do You Got?」
本作の中では比較的オーセンティックなポップ・ソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=bjpEIMC3ooE

「Love Me」
メロウながらも少しひねくれた雰囲気のソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=khx109BLdbo

「Love Me (Interlude)」
「Love Me」の余韻を楽しみます。
https://www.youtube.com/watch?v=12CyDxOKgSI

「Long Weekend」
さり気ない感じが僕好みのメロウ・ソウル。週末を穏やかに過ごしたい気分のときにフィットしそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=meqJrVSt2GA

「Telephone/Good Place」
ブルーアイド・ソウルなメロウ・バラード。ヴォーカルの貧弱さをポップ・センスで補っている感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=wOJU2IyC-58

「Heart」
コーラス・ワークの映える僕好みのポップ&メロウなソウル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=buESDA_J-vk

「Live For Each Other (Reprise)」
オープニング「Live For Each Other」のリプライズで本編は幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=jOoQVkIay8A

国内盤CDにはボーナス・トラックとして「Fat Night's Theme」のロング/インスト・ヴァージョンが追加収録されています。

未聴の方はVulfpeck『Hill Climber』(2018年)あたりもチェックしてみては?

Vulfpeck『Hill Climber』(2018年)
ヒル・クライマー
posted by ez at 00:41| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月22日

David Pack『Anywhere You Go』

遅れてきたAOR人気作☆David Pack『Anywhere You Go』

発表年:1985年
ez的ジャンル:遅れてきたAOR
気分は... :A面に恋をして・・・

今回は遅れてきたAOR作品、David Pack『Anywhere You Go』(1985年)です。

AORブームが過ぎ去った1985年のAOR作品。
当時、大学生であった僕は音楽嗜好がロックからソウル/ファンクへシフトしていった時期であり、AORも新譜で探すというよりも70年代後半〜80年代前半の作品を後追いでチェックする感じだったので、本作正直『Anywhere You Go』(1985年)についてはリアルタイムで全くノーチェックでした。

David Packは1952年、カリフォルニア州ハンティントン・パーク生まれ。

1970年、L.A.でロック・グループAmbrosiaを結成。
当初はL.A.で唯一のプログレッシブ・ロック・バンドとして注目されますが、3rdアルバム『Life Beyond L.A.』(1978年)、4thアルバム『One Eighty』(1980年)ではAOR路線に変更し、「How Much I Feel」(USチャート第3位)、「Biggest Part of Me」(USチャート第3位)、「You're the Only Woman (You & I)」(USチャート第13位)といったヒットを放ちました。

Ambrosia「How Much I Feel」(From 『Life Beyond L.A.』
 https://www.youtube.com/watch?v=hQB5qpxcixc
Ambrosia「Biggest Part Of Me」(From 『One Eighty』
 https://www.youtube.com/watch?v=ZegtqgCV_DM
Ambrosia「You're the Only Woman (You & I)」(From 『One Eighty』
 https://www.youtube.com/watch?v=MCdTHHjYxPo

『Road Island』(1982年)を最後にAmbrosiaは活動を休止。

その後、Patti Austin『Patti Austin』(1984年)で2曲をプロデュース&ソングライティングし、さらにJack Wagnerの大ヒット曲「All I Need」(1984年)のソングライティング(Clif Magness/Glen Ballardとの共作)を手掛けました。

そして、映画『White Nights』(1985年)のサントラへの参加を経て、ソロ・アルバムとなる本作『Anywhere You Go』(1985年)をリリースします。

プロデュースはDavid PackMichael Verdick「Prove Me Wrong」のみDavid Pack/James Newton Howardプロデュースです。

レコーディングにはDavid Pack(vo、g、key、b、prog)以下、Burleigh Drummond(per、back vo)、Joe Puerta(b、back vo)、Royce Jones(back vo)といったAmbrosia時代の同僚、TotoJeff Porcaro(ds)とMike Porcaro(b)、Michael McDonald(back vo)、James Ingram(back vo)、George Perilli(ds)、James Newton Howard(key)、Stanley Clarke(b)、John Robinson(ds)、David "Hawk" Wolinski (prog)、元KansasKerry Livgren(key、g)、同じくKansasJohn Elefante(back vo)、Ernie Watts(sax)、Jerry Hey(horn arr)、Paulinho Da Costa(per)、Jennifer Holliday(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

本作をAOR名盤たらしめているのは、「I Just Can't Let Go」「That Girl Is Gone」という名バラード2曲の存在。

特にMichael McDonaldJames Ingramがバック・コーラスで参加した「I Just Can't Let Go」は人気なのでは?個人的にはもう一曲の「That Girl Is Gone」が一番のお気に入りです。

それ以外に都会的なロック・サウンドの「Anywhere You Go」「Won't Let You Lose Me」、後期Doobies風の「My Baby」もAORファンならば楽しめるはず!

結局、オリジナルLPのA面にあたる前半5曲がAORファン向けのトラックとなっています。それと比較して、B面の5曲は正直AORファン向けの音ではありません。そのあたりで本アルバムへの評価が分かれるかもしれません。

AORファンは前半5曲だけでも聴く価値があるアルバムだと思いますし、AORに拘らなければ、後半も80年代半ばならではの大人のロックの試行錯誤を楽しめるのでは?

とりあえず「I Just Can't Let Go」「That Girl Is Gone」の2曲はチェックしましょう!

全曲紹介しときやす。

「Anywhere You Go」
David Pack/Mike Porcaro/Jai Winding作。アーバンなロック・チューンがオープニング。80年代半ばって、この手のロック・サウンドは微妙な時期で、一歩間違えると陳腐な音に聴こえてしまいますが、本曲については今聴いても絶妙なバランスだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=n4b51ZY8ANM

「I Just Can't Let Go」
David Pack作。Michael McDonaldとJames Ingramが参加した名曲。シングルにもなりました。大物2人のコーラス・ワークが絶品のメロウ・バラード。本作のハイライトと呼べるかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=AaADuLeIRbA

リユニオンしたAmbrosiaでのセルフ・リメイク(1997年)、またDavid Packがプロデュースした1991年のPatti Austinヴァージョンにも、オリジナルと同じくMichael McDonaldJames Ingramがヴォーカルで参加しており、要チェックです。
Patti Austin 「I Just Can't Let Go」
 https://www.youtube.com/watch?v=WyNFaQc02Zw

「Won't Let You Lose Me」
Randy Goodrum/James Newton Howard/David Pack作。都会的な疾走感が格好良いロック・チューン。80年代らしいキラキラ感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qiUxi8S4mic

「My Baby」
David Pack作。Burleigh Drummond、Joe Puerta、Royce JonesといったAmbrosia時代の仲間が参加したポップ・ソング。何処となく後期Doobie Brothers風な感じが僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=XhURGryVKmc

「That Girl Is Gone」
David Pack作。これぞAORといった絶品バラード。Davidのメロウな魅力が凝縮された名曲ですね。いつ聴いても込み上げてくるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=Dkgy2lzYfXk

「She Don't (Come Around Anymore)」
James Ingram/Michael McDonald/David Pack作。この3人の共作ということで注目される曲かもしれませんが、意外にもAOR度はあまり高くありません。ただし、AORへの拘りを捨てれば、80年代半ばのトレンドの中で、大人のロックを模索している感じで興味深く聴けます。
https://www.youtube.com/watch?v=2C127P98agE

「Do Ya」
Jamie Bernstein/David Pack作。良くも悪くも80年代半ばサウンドに仕上がっているダンサブル・チューン。ロッキン・ギターも印象的です。Stanley Clarke(b)、John Robinson(ds)が参加しています。
https://www.youtube.com/watch?v=8hw_if_ltOg

「Prove Me Wrong」
James Newton Howard/David Pack作&プロデュース。前述の映画『White Nights』(1985年)のサントラ収録曲です。映画や同サントラへの注目からシングルにもなりました。ただし、サウンド面では必ずしもAORファンの期待を満足するものではありません。この時代のサントラにありがちなKenny Loggins「Danger Zone」タイプのダンサブル・チューン(こちらの方が「Danger Zone」より先ですが)。
https://www.youtube.com/watch?v=tN8epTo1t3s

「No Direction (No Way Home)」
David Pack作。シンセ・ポップとして聴けば、楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=JSYk8dl0v1k

「Just Be You」
David Pack作。AOR色があまり感じられない後半でしたが、ラストはしっとりとしたラブ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zprwEGhgQBU

ご興味がある方はAmbrosiaのAOR系アルバムもチェックを!

Ambrosia『Life Beyond L.A.』(1978年)


Ambrosia『One Eighty』(1980年)
posted by ez at 02:40| Comment(4) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月21日

Angela Moyra『Fickle Island』

ウクレレに癒される女性SSW作品☆Angela Moyra『Fickle Island』

発表年:2014年
ez的ジャンル:オーガニック系女性SSW
気分は... :ウクレレの響き・・・

サンフランシスコで活動する女性シンガー・ソングライターAngela Moyraのデビュー・アルバム『Fickle Island』(2014年)です。

Angela Moyraはオランダ出身、USサンフランシスコを拠点とする女性シンガー・ソングライター。

現時点でリリースされているアルバムは本作『Fickle Island』(2014年)のみですが、ウクレレ、ギター片手に歌われるオーガニックでナチュラルなポップ・サウンドとキュートなAngelaの歌声は、聴く者を癒し、穏やかな気持ちにさせてくれます。

僕はもっとオーガニック・ソウル的な作品をイメージしていたのですが、実際に聴いてみるとフォーキーなポップ作品といった印象です。特にウクレレの音色の使い方が絶妙ですね。

プロデュースはReyn Ouwehand。ギター、ベース、ピアノ、エレピ、キーボード、オルガン、チェレスタ、メロトロン、ヴィブラフォンなど演奏面でも本作に大きく貢献しています。

楽曲はボーナス・トラック「Loving You」を除き、Angela Moyraのオリジナルです。

個人的には、オープニングを飾る「Nothing Lasts」、アイランド&バカンス・モードの「Emma's Island」、シングルにもなったフォーキー・ポップ「Bubbalu」、キュートな歌声がたまらない「Little Town By The Sea」、ドリーミーで透明感のある「Who Knows Tomorrow」、ウクレレの響きが素敵な「Your Name/My Name」あたりがおススメです。

流行に左右されないオーガニックでナチュラルなポップ・ワールドに癒されましょう!

全曲紹介しときやす。

「Nothing Lasts」
甘く切ないラブソングがオープニング。微風のようなオーガニック&ナチュラルなサウンドに乗った、少し切ないAngelaの歌声にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=EjmaCW4n6SA

「Emma's Island」
本作らしいウクレレの音色に癒される1曲。聴いているだけで都会の喧騒を忘れて、アイランド&バカンス・モードに浸ることができます。
https://www.youtube.com/watch?v=zMxF83nlHcM

「Fickle」
女性SSWらしいタイトル曲。彼女の生き方の決意表明のような歌詞が印象的です。颯爽と駆け抜けていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_N8bjO7rTWg

「I Won't Stop」
彼との最後の夜を歌う切ないラブソング。聴いていると、星が綺麗な澄んだ夜空がイメージされます。
https://www.youtube.com/watch?v=unahQ9cFcuo

「Draw A Picture」
ビートを効かせたフォーキー・ロック。Angelaのキュートな歌声の魅力を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=u03MfhmGV9c

「Hati Sakit」
自分の居場所を探す心模様を歌った哀愁ソング。
https://www.youtube.com/watch?v=HgYrwwbOxek

「Little Town By The Sea」
美しさと脆さが同居するキュートな歌声にグッとくる1曲。
https://www.youtube.com/watch?v=tkxgz3HauHU

「Bubbalu」
シングルにもなったフォーキー・ポップ。透明感のあるポップ・ワールドにAngelaの魅力が凝縮されています。
https://www.youtube.com/watch?v=5gkIQI7bXBg

「Sand In My Mouth」
ウクレレの音色に癒される1曲。こんな曲を聴きながら眠るといい夢見られそう!
https://www.youtube.com/watch?v=WRkQSn-uwFA

「Poppin'」
少しレトロなアクセントをつけたオーガニック・ポップ。
https://www.youtube.com/watch?v=K_qhLbCNWLM

「Who Knows Tomorrow」
透明感のあるドリーミーなフォーキー・チューンは僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=DYwOCoB9I3Y

「Your Name/My Name」
本編ラストはウクレレの響きが素敵なラブソングで締め括ってくれます。癒しのラブソングって感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=E2VcFE7Ktfg

「Loving You」
国内盤CDボーナス・トラックその1。Minnie Ripertonの名曲カヴァー(Minnie Riperton/Richard Rudolph作)。Angelaらしい歌い回しの「Loving You」を聴かせてくれます。

「Timid」
国内盤CDボーナス・トラックその2。2012年リリースのデビュー・シングルのライヴ・アコースティック・ヴァージョン。ウクレレの弾き語りがいい感じ!

この音世界もっと聴きたいなぁ・・・
posted by ez at 02:02| Comment(0) | 2010年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月20日

The RH Factor『Distractions』

ジャズ×R&B/Hip-Hopプロジェクトの第二弾☆The RH Factor『Distractions』

発表年:2006年
ez的ジャンル:ジャズ×R&B/Hip-Hop
気分は... :気晴らし!

人気ジャズ・トランペット奏者Roy HargroveによるプロジェクトThe RH Factorの第二弾アルバム『Distractions』(2006年)です。

テキサス州出身のトランペット奏者で、音楽コレクティヴSoulquariansのメンバーでもあったRoy Hargrove(1969–2018年)がジャズとR&B/Hip-Hopの接点拡大を図ったプロジェクトThe RH Factorの紹介は、第一弾アルバム『Hard Groove』(2003年)に続き2回目となります。

第一弾『Hard Groove』(2003年)には、D'AngeloErykah BaduQ-TipCommonPino Palladino(b)、James Poyser(key)というSoulquariansメンバーが大挙して参加したアルバムとして大きな注目を浴びました。

それ以外にもAnthony Hamilton(vo)、Renee Neufville(元Zhane)(vo)、Meshell Ndegeocello(b)等が参加していました。

この豪華メンバーの名前を眺めただけでも必聴のアルバムが『Hard Groove』(2003年)でした。

それに対して、第二弾となる本作『Distractions』(2006年)は、目立ったゲストはD'Angeloのみであり、豪華ゲストの名前ではなく、音楽の中身で勝負する姿勢が打ち出された1枚に仕上がっています。

本作におけるThe RH Factorメンバーは、Roy Hargrove(tp、flh、vo)以下、Renee Neufville(元Zhane)(vo、key)、Keith Anderson(sax)、現Snarky PuppyBobby Sparks(key)、Charles McCampbell(key)、Bobby Sparks(g)、Lenny Stallworth(b)、Reggie Washington(b)、Jason Thomas(ds)、Willie Jones III(ds)という面々。

さらにゲストとして、D'AngeloDavid "Fathead" Newman(sax、fl)が参加しています。

プロデュースはRoy Hargrove自身。1曲のみD'Angeloとの共同プロデュースです。

やはり一番目立つのはD'Angelo参加&共同プロデュース&ソングライティングの「Bullshit」ですね。D'Angeloファンも満足するはず!

それ以外であれば、Renee Neufvilleがヴォーカル&ソングライティングで参加した「On The One」「Family」「A Place」「Hold On」The RH Factorらしいファンク・グルーヴを楽しめる「Can't Stop」「Distractions 4」あたりがおススメです。

『Hard Groove』(2003年)のような華やかさには欠けるかもしれませんが、このプロジェクトらしいジャズ×R&B/Hip-Hopな演奏を楽しめるはずです。

全曲紹介しときやす。

「Distractions (Intro)」
Roy Hargrove作。タイトル曲はパート1からパート4まで収録されていますが、パート1はそのイントロ。短いながらもファンキー&スリリングな演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=t3y3ETGh5tw

「Crazy Race」
Roy Hargrove作。元ZhaneのRenee Neufvilleがジャズ・フィーリングのヴォーカルを聴かせてくれる1曲。ビバップ調の演奏を楽しめますが、Earth, Wind & Fire「Brazilian Rhyme (Beijo)」調のフレーズが飛び交うホーン・アンサンブルが僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=v201PxvQ4qM

「Kansas City Funk」
Roy Hargrove作。エフェクトを駆使したプレイが印象的なジャズ・ファンク。なかなかスリリングな演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=RKX6OF51XMk

「On The One」
Renee Neufville作。Renee Neufvilleのヴォーカルが映えるネオソウル。ジャズ×R&B/Hip-Hopの融合をコンセプトとしたThe RH Factorらしいサウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=IY_WhS5ShtI

「Family」
Roy Hargrove/Renee Neufville作。しっとりとしたRenee NeufvilleとHargroveのヴォーカル、さらにHargroveの美しいフリューゲル・ホーンが印象的なミディアム・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=amlkzJE3g3E

「Distractions 2」
Roy Hargrove作。「Distractions」のパート2。短い演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=piTh4z1lkHQ

「A Place」
Roy Hargrove/Renee Neufville作。Renee NeufvilleとHargroveがヴォーカルをとるミディアム・ファンク。スペイシーなアクセントが効いています。
https://www.youtube.com/watch?v=6rLHVMes-cw

「Hold On」
Roy Hargrove/Renee Neufville作。この曲でもRenee NeufvilleとHargroveがヴォーカル。J Dilla以降のHip-Hopの影響を感じる演奏は、Robert Glasper Experiment『Black Radio』(2012年)に繋がっているかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=h1wOQ3cN7hA

「Bullshit」
D'Angelo参加&プロデュース&ソングライティングの話題曲。D'Angelo好きの人は気に入るであろうスクラッチ入りのダークなデビルR&Bに、本プロジェクトならではのジャズ・テイストをうまく織り交ぜています。
https://www.youtube.com/watch?v=nVXD0ed7u8w

「Distractions 3」
Roy Hargrove作。「Distractions」のパート3。パート4のフル演奏への期待が膨らみます。
https://www.youtube.com/watch?v=fyxzGK7xBH0

「Can't Stop」
Roy Hargrove作。70年代ファンクを2006年仕様にアップデートさせたようなファンキー・グルーヴ。ファンク好きの人も十分に楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=JXEUarvRFyM

「Distractions 4」
Roy Hargrove作。いよいよパート4でフル演奏を披露してくれます。躍動感のあるダイナミックなジャズ・ファンク・グルーヴをバックに、Roy Hargroveが素晴らしいトランペット・ソロを披露してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=aqebBQeTIdk

未聴の方は、『Hard Groove』(2003年)やその未発表トラック集『Strength』(2004年)もチェックを!

『Hard Groove』(2003年)
ハード・グルーヴ

『Strength』(2004年)
『Hard Groove』セッションの未発表トラック集
posted by ez at 02:59| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする