2021年01月13日

New Sector Movements『Download This』

IG Cultureによるブロークンビーツ☆New Sector Movements『Download This』

発表年:2001年
ez的ジャンル:UKブロークンビーツ
気分は... :新しいムーヴメント!

ブロークンビーツ黎明期の重要人物IG Cultureのソロ・プロジェクトNew Sector Movementsの初アルバム『Download This』(2001年)です。

IG Culture(Ian Grant)関連アルバムの紹介は、DodgeとのユニットDodge City Productions『Steppin' Up & Out』(1993年)に続き2回目となります。

Dodge City Productions後に、Ian GrantIG Cultureを名乗るようになり、ソロ・プロジェクトNew Sector Movements名義でのブロークンビーツ作品をリリースするようになります。

「Groove Now/New Goya」(1997年)、「My History」(1998年)、「Voonga Vonge」(1998年)、「No Tricks EP」(2000年)といったシングル/EPリリースを経て、満を持して制作されたアルバムが本作『Download This』(2001年)です。

プロデュースはIG Culture本人。

Frank McCombJulie DexterといったUSソウル/R&Bシンガー、西ロンドンの歌姫Bembe Segue、ジンバブエ生まれロンドン育ちの女性シンガEskaJ. Jay等がフィーチャリングされています。

それ以外にIG CultureLikwid Biskitでタッグを組んだ4HeroKaidi Tatham、UKの黒人シンガー・ソングライターVictor Daviesもレコーディングに参加しています。

Frank McCombをフィーチャーした「The Sun」「Anthem」Julie Dexterをフィーチャーした「Free As」
Bembe Segueをフィーチャーした「Never Been Closer」Eskaをフィーチャーした「Two Sides」、ハイスピードの「Mass Car Raid」など格好良いブロークンビーツがズラリと並びます。

西ロンドン発の21世紀ダンス・ミュージックとして、"ブロークンビーツ"を提示した1枚を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Anthem」
Frank McCombをフィーチャーしたオープニング。ソングライティングもFrank McCombであり、彼らしいソウル・フィーリング溢れるヴォーカルに、I.G. Cultureらしいブロークンビーツが融合した1曲に仕上がっています。

「Free As」
Julie Dexterをフィーチャー。ストリングスを配したドラマティックな1曲に仕上がっています。

「Never Been Closer」
西ロンドンの歌姫Bembe Segueをフィーチャー。Kaidi Tathamも参加した西ロンドン好きにはたまらないブロークンビーツ。間違いのない1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=w3hzIeaNdP8

「Mass Car Raid」
Victor DaviesKaidi Tatham参加のインスト。ハイスピードの疾走感が格好良すぎます。
https://www.youtube.com/watch?v=TxKxWiyCRLM

「Penny Dropped」
Eskaをフィーチャー。Kaidi Tathamも参加したアフロ・フィーリングを効かせた1曲。

「Mek Movements」
Eskaをフィーチャーした繋ぎの小曲。

「The Sun」
Frank McCombをフィーチャー。シングルにもなった本作のハイライトの1つ。太陽の光のような幻想的ブロークンビーツ。
https://www.youtube.com/watch?v=PMqAGi_q8D4

「Spontaneous」
ヴォーカル&ギターはEric Appapoulay。ミステリアスに疾走します。ブラジリアン&コズミックなアクセントがいい感じ。

「Two Sides」
Eskaをフィーチャー。ソングライティングはKaidi Tatham。アッパーな躍動感が恰好良いトラックに仕上がっています。

「Mysterious Sound」
Bembe Segue/Cultcha Gをフィーチャー。Victor Davies参加。トライバルなピースフル感とアコースティックな質感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=BNznZvSrktw

「Download This」
タイトル曲はEskaをフィーチャー。Kaidi Tatham参加のフューチャー・ジャズ。Eskaのヴォーカルのキュートな魅力が映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=PDS6igmyaNA

「Show Dem (Our Time)」
本編ラストはJ. Jayをフィーチャーした幻想的な仕上がり。Kaidi Tatham参加。

「The Sun (New Sector Movements Remix)」
国内盤CDボーナス・トラック。「The Sun」のリミックスです。Frank McCombに加えて、Eskaのヴォーカルも加わり、華やかな雰囲気です。

本作以降、New Sector Movements名義ではアルバム『Turn It Up』(2004年)をリリースしています。

『Turn It Up』(2004年)


IG Culture関連の他作品もチェックを!

Dodge City Productions『Steppin' Up & Out』(1993年)
dodge city productions.jpg

IG Cultur『Da Steppas Project』(1996年)
Steppers Project

IG Cultur『Zen Badizm』(2008年)
ZEN BADIZM(ゼン・バディズム)

IG Cultur『Soulful Shanghai』(2012年)
Soulful Shanghai
posted by ez at 01:58| Comment(2) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月12日

『今の気分は...2021年1月12日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は70年代カテゴリーからAOR/メロウ系を中心に10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Stylus「Sit Down And Talk About It」
https://www.youtube.com/watch?v=3TTzehficDY
From 『Part Of It All』(1979年)
パート・オブ・イット・オール (紙ジャケット仕様)

James Walsh Gypsy Band「I've Got The Feelin'」
https://www.youtube.com/watch?v=O5ePG9SUmho
From 『I've Got The Feelin'』(1979年)
I'VE GOT THE FEELIN'

Erik Tagg「The Only Thing You Said」
https://www.youtube.com/watch?v=VuzlcjompiU
From 『Smilin' Memories』(1975年)


Brooklyn Dreams「Make It Last」 
https://www.youtube.com/watch?v=MVIDez32nxE
From 『Sleepless Nights』(1979年)
スリープレス・ナイト

Bees Knees「Smile」
https://www.youtube.com/watch?v=6pGerN5QNWs
From 『Pure Honey』(1979年)
Pure Honey

Gino Vannelli「The River Must Flow」
https://www.youtube.com/watch?v=bYQpFTTdzcc
From 『Brother to Brother』(1978年)


Rupert Holmes「Escape(The Pina Colada Song)」
https://www.youtube.com/watch?v=Xb6l38eP-4w
From 『Partners in Crime』(1979年)


Bill Hughes「Dreams Come True」
https://www.youtube.com/watch?v=6z9Fm1MoxFk
From 『Dream Master』(1979年)
ドリーム・マスター(期間生産限定盤)

Rosie「The Words Don't Matter」
https://www.youtube.com/watch?v=HyibZLFvn24
From 『Last Dance』(1977年)
ラスト・ダンス(期間生産限定盤)

Fools Gold「Where Did Our Love Go Wrong」
https://www.youtube.com/watch?v=lukjuxLj-eo
From 『Mr. Lucky』(1977年)
ミスター・ラッキー(期間生産限定盤)
posted by ez at 00:52| Comment(2) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月11日

Michael Cooper『Just What I Like』

Con Funk Shunリード・シンガーの2ndソロ☆Michael Cooper『Just What I Like』
Just What I Like
発表年:1989年
ez的ジャンル:男性R&B/ファンク
気分は... :ディスラプション!

カリフォルニア出身の人気ファンク・バンドCon Funk Shunのリード・ヴォーカルであったMichael Cooperの2ndソロ・アルバム『Just What I Like』(1989年)です。

アルバム『Burnin' Love』(1986年)を最後にCon Funk Shunがその活動に終止符を打ち、ソロへ転向したMichael Cooper

Michael Cooperのソロの紹介は、ソロ・デビュー・アルバム『Love Is Such a Funny Game』(1987年)に続き2回目となります。

以前にも書きましたが、Con Funk Shunファンの人が聴くと、ソロ・デビュー作『Love Is Such a Funny Game』(1987年)、2ndとなる本作『Just What I Like』(1989年)の評価が必ずしも高いものではないかもしれません。

その意味では、Con Funk Shunのイメージではなく、80年代後半のR&B作品として聴いた方が楽しめると思います。

Michael Cooper本人に加え、前作もプロデュースしていたClub NouveauJay KingDavid Agent、元CollageKirk CrumplerLarry White TeaseCornelius MimsRobert BrookinsSkylark等がプロデュースを手掛けています。

シングルは「Just What I Like」「Over And Over」「My Baby's House」「Should Have Been You」の4曲。この4曲にアルバムの魅力が集約されているのでは?

それ以外であれば、ダンサブルな「The Best」「Wild Side」「Perpetratin' A Move」といったファンク・グルーヴもおススメです。

Con Funk Shunの先入観を捨てて、ソロ・シンガーMichael Cooperを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Just What I Like」
Michael Cooperプロデュース。NJSなタイトル曲はシングルにもなり、US R&Bチャート第16位となっています。良くも悪くも80年代後半らしいNJSですが、NJS好きの人は楽しめるダンサブル・チューンだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=4c7wUiqK318

「Turn The Lights Out」
Michael Cooper/Kirk Crumplerプロデュース。ラップやDJによるスクラッチも織り交ぜたこの時代らしいトラック。ホーン・サウンドによるアクセントも効果的です。僕は嫌いじゃありませんが、賛否両論ハッキリ分かれるトラックかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XczXsGyhxNk

「Girl's Got It Goin' On」
Larry Whiteプロデュース。80年代後半によく聴いたような曲調のダンサブル・チューン。サウンドの好き/嫌いは別にして、Cooperのヴォーカル・スタイルにはこういう曲調が案外フィットするかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=XuAg58Q4AG0

「Over And Over」
Robert Brookinsプロデュース。この曲もシングルになりました。この曲に限ってはCon Funk Shunの名残りを残すブラコン調アーバン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KD0tqpLxnN0

「Do You Love Me Baby」
Les Edwards/Michael Cooper/Tony Valeraプロデュース。ダンサブル・チューンですが、少し一本調子かも?
https://www.youtube.com/watch?v=OSV0Rw0C8rY

「The Best」
Cornelius Mimsプロデュース。キャッチーなダンサブル・チューン。(当時の)スタイリッシュな感覚がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JDAhJevuos4

「My Baby's House」
Michael Cooperプロデュース。後にThe New Power Generationに加入するRosie Gainesがバック・コーラスで参加。シングル・カットされ、US R&Bチャート第7位となっています。Rosie Gainesのセクシーな吐息に悩殺されてしまうR&Bバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=zeboHli4BJw

「Should Have Been You」
Michael Cooper/Kirk Crumplerプロデュース。この曲もシングル・カットされ、US R&Bチャート第8位となっています。ブラコン調アーバン・ソウルと80年代後半R&Bを融合させたような仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=MB_n_nfQdio

「Because We Kissed」
Jay King/Rob Harrisプロデュース。アーバンなミディアム・グルーヴ。さり気なさが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=Spj5SX8Sjuc

「Wild Side」
Skylark/Michael Cooperプロデュース。Cooperの粘着力のあるヴォーカルが映えるアーバン・ファンク。アルバムのいいアクセントになっていて好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=KkC70tCdZ3k

「Perpetratin' A Move」
David Agentプロデュース。重心の低いグルーヴが格好良い僕好みのファンク・チューン。Cooperらしいヴォーカル・スタイルも全開です。
https://www.youtube.com/watch?v=wciqQAhHwQQ

「My Baby's House (Reprise)」
Michael Cooperプロデュース。 「My Baby's House」のリプライズでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=rkJMUaJl9rQ

Michael Cooperの他作品もチェックを!

『Love Is Such a Funny Game』(1987年)
Love Is Such a Funny Game

『Get Closer』(1992年)
Get Closer

『This Heart Of Mine』(2001年)
This Heart of Mine

『Are We Cool』(2004年)
Are We Cool
posted by ez at 02:40| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月10日

Ludere『Baden Inedito』

偉大な父Baden Powellの未発表曲集☆Ludere『Baden Inedito』
ludere baden inedito.jpg
発表年:2020年
ez的ジャンル:ブラジリアン・ジャズ
気分は... :偉大な父の遺志を受け継ぐ!

今回はブラジリアン・ジャズ新作からLudere『Baden Inedito』です。

Ludereはブラジル伝説のギタリストBaden Powellの息子Philippe Baden Powellらによるジャズ・ユニット。

メンバーはPhilippe Baden Powell(p、key)、Bruno Barbosa(b)、Daniel de Paula(ds、per)、Rubinho Antunes(tp、flh)という4名。

これまで『Ludere』(2016年)、『Retratos』(2017年)、『Live At Bird's Eye』(2019年)といったアルバムをリリースしています。

そんなLudereの最新作『Baden Inedito』は、Philippeの偉大な父Baden Powellの未発表曲集となっています。

レコーディングにはメンバー以外に、Vanessa Moreno(vo)、Fabiana Cozza(vo)、Gabriel Grossi(harmonica)、Thiago Carreri(violao、g)がゲストとして参加しています。

Vanessa Morenoをフィーチャーした「Vai Coracao」Fabiana Cozzaをフィーチャーした「A Lua Nao Me Deixa」といったヴォーカル曲が目立ちますが、それ以外の曲もモダンなブラジリアン・ジャズで楽しませてくれます。伝統的なブラジル音楽のエッセンスを現代ブラジリアン・ジャズにうまく織り込んでいる感じがいいですね。

ブラジリアン・ジャズの今を堪能しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Vai Coracao」
Baden Powell/Pretinho da Serrinha作。女性シンガーVanessa Morenoをフィーチャー。Rubinho Antunesのフリューゲルホーン・ソロも含めてモダンでメロウなブラジリアン・ジャズを聴かせてくれます。Vanessaのブラジル人シンガーらしい語り口も演奏とフィットしています。このオープニングを試聴して本作の購入を決めました!
https://www.youtube.com/watch?v=oVvpmqSZQQM

「Afrosambagroove」
Baden Powell作。Azymuth的な雰囲気のブラジリアン・ジャズ・ファンク。小気味いい演奏でスカッとさせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=OJcbdUFsXHw

「Lamento para Milton Banana」
Baden Powell作。ジャズ・サンバ・ドラムの最高峰であったMilton Bananaの名を冠した1曲。PhilippeのピアノとRubinhoのトランペットが印象的な哀愁バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CJIo3IiJnNs

「Partido」
Baden Powell/Daniel de Paula作。Rubinhoのトランペットが先導する軽快なブラジリアン・ジャズ。軽やかな中にもエレガントな雰囲気が漂うのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=oBZHB5lm7-g

「Mergulhador」
Baden Powell作。ジャズ・ユニットらしい臨場感が伝わってくる演奏です。さり気ないメロウネスがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=z-2l9WKWmCg

「Meias Verdades」
Baden Powell作。Thiago Carreriのギターも加わり、アクセントをつけた哀愁モードの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=UxvLOLDV6yo

「A Lua Nao Me Deixa」
Baden Powell/Eduardo Brecho作。女性シンガーFabiana Cozzaをフィーチャーしたモダンなジャズ・サンバ。ブラジリアン・ジャズらしい魅力に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=kgESb5KaM0w

「Baden Blues」
Baden Powell作。緩急をつけた変幻自在の演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=TGkVOSbPvgQ

「Choro Para Estudo」
Baden Powell作。ラストは現代最高峰のハーモニカ奏者Gabriel Grossiをフィーチャーした、エキサイティングなブラジリアン・ジャズで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=7I3B57jhkMY

LuderePhilippe Baden Powellの他作品もチャックを!

『Ludere』(2016年)


Mario Adnet & Philippe Baden Powell『Afro Samba Jazz - A Música De Baden Powell』(2009年)
afrosambajazz.jpg

Philippe Baden Powell『Notes Over Poetry』(2017年)
posted by ez at 02:43| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月09日

Eddie Russ『Take a Look at Yourself』

モダンなジャズ・ファンク☆Eddie Russ『Take a Look at Yourself』

発表年:1978年
ez的ジャンル:メロウ・エレピ系デトロイト・ジャズ・ファンク
気分は... :万華鏡のように・・・

今回はUSジャズ・キーボード奏者Eddie Russのレア・グルーヴ人気作『Take a Look at Yourself』(1978年)です。

単独CD化が実現しておらず、上記ジャケ(amazonへのリンク)は『See The Light』(1976年)との2in1CDです。

『Take a Look at Yourself』(1978年)のジャケはこんな感じです。
『Take a Look at Yourself』(1978年) ※アナログ盤


DEV LARGEのソロ『Dead Funky President』のジャケ・ネタにもなりました。
DEV LARGE<『Dead Funky President』(2000年)
dev large dead funky president.jpg

ピッツバーグ生まれ、デトロイトを拠点に活動していたキーボード奏者Eddie Russの紹介は、人気曲「The Lope Song」収録のレア・グルーヴ人気作『Fresh Out』(1974年)、『See The Light』(1976年)に続き3回目となります。

本作『Take a Look at Yourself』(1978年)は、『See The Light』(1976年)に続くMonumentの第2弾アルバムとなります。

プロデュースはBob Crawford

レコーディングにはEddie Russ(p、syn)以下、Bob Crawford(g)、Eddie Willis(g)、Ron English(g)、Greg Coles(b)、Ewell Jones(ds)、Marcus Belgrave(tp、flh)、Maurice Davis(tp、flh)、 Don White(tb)、Eddie Gooch(tb)、Kenny Garrett(as)、Wilton Machen(as、ss、ts)、Brandye(vo)、Jackie Holiday(vo)、Ken Peters(vo)、Renee Coles(vo)等のミュージシャンが参加しています。

ヴォーカル曲が多いので、Eddie Russ作品を初めて聴く人でもかなり聴きやすいと思います。

レア・グルーヴ的には「Take A Look At Yourself (Before You Point Your Bad Finger At Me)」「I Want To Be Somebody」の2曲がハイライト。

それ以外にEmotionsのカヴァー「Don't Ask My Neighbors」Quincy Jonesのカヴァー「I Heard That」、(多分)Brandyによるキュートな女性コーラスが映えるアーバン・ジャズ・ファンクの「Feelin' Fine」「Lay Back」もおススメです。

2in1CDでしか入手できませんが、『See The Light』(1976年)との2in1はかなりお買得だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Take A Look At Yourself (Before You Point Your Bad Finger At Me)」
Bob Crawford作。タイトル曲はレア・グルーヴ・クラシック。ファンキー・メロウな疾走感が心地好い、Jackie Holidayの女性ヴォーカル入りジャズ・ファンク。ジャケの通り、万華鏡のようなカラフルなサウンドがいいですね。Shuya Okino(沖野修也) feat. Divinitiがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZHaqe2dlGbc

「Don't Ask My Neighbors」
Skip Scarborough作。Emotionsのカヴァー。オリジナルは『Rejoice』(1977年)収録。Jackie Holidayの女性ヴォーカルをフィーチャーした素敵なメロウ・ソウルに仕上がっています。メロウ・エレピの響きがたまりません!
https://www.youtube.com/watch?v=QKdvCwEPc8Y
Emotions「Don't Ask My Neighbors」
 https://www.youtube.com/watch?v=3R8Ar4tm3kQ

「Tea Leaves」
Eddie Russ作。この時代らしいスペイシーなインスト・ジャズ・ファンク。やりすぎなシンセの音色が良くも悪くも印象に残ります。
https://www.youtube.com/watch?v=NJs4BS3LBaM

「Interlude」
インタールード。

「I Want To Be Somebody」
Eddie Russ/Gwen Crawford作。「Take A Look At Yourself」と並ぶ本作のハイライト。パーカッシヴなグルーヴが僕好みのモダンなアーバン・ダンサー。Eddie Russの鍵盤ソロも存分に満喫できます。(多分)Brandyによるキュートな女性コーラスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=LT2tnJzzT3U

「Feelin' Fine」
Eddie Russ/Janice Jarrett作。鍵盤奏者らしいアーバンなジャズ・ファンク。今の時期より真夏に聴きたいサウンドですが・・・。あまり語られないトラックですが僕は大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=_4ksMuvNtq4

「I Heard That」
Dave Gursin/Quincy Jones作。Quincy Jonesのカヴァー。オリジナルは『I Heard That!!』(1976年)収録。ここではRenee Colesの女性ヴォーカルをフィーチャーした都会的なファンキー・サウンドが格好良いジャズ・ファンクを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gZgKLnFcI6Q
Quincy Jones「I Heard That!!」
 https://www.youtube.com/watch?v=pAUij5zMga8

「Lay Back」
Eddie Russ/Janice Jarrett作。ファンキー・ホーン隊と(多分)Brandyによるキュートな女性コーラスが躍動するアーバン・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y2hVWMxBVio

『Fresh Out』(1974年)
FRESH OUT フレッシュ・アウト

The Mixed Bag『Mixed Bag's First Album』(1976年)
ミックスド・バッグズ・ファースト・アルバム [初回限定盤] [紙ジャケット仕様]
posted by ez at 01:29| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする