2021年01月09日

Eddie Russ『Take a Look at Yourself』

モダンなジャズ・ファンク☆Eddie Russ『Take a Look at Yourself』

発表年:1978年
ez的ジャンル:メロウ・エレピ系デトロイト・ジャズ・ファンク
気分は... :万華鏡のように・・・

今回はUSジャズ・キーボード奏者Eddie Russのレア・グルーヴ人気作『Take a Look at Yourself』(1978年)です。

単独CD化が実現しておらず、上記ジャケ(amazonへのリンク)は『See The Light』(1976年)との2in1CDです。

『Take a Look at Yourself』(1978年)のジャケはこんな感じです。
『Take a Look at Yourself』(1978年) ※アナログ盤


DEV LARGEのソロ『Dead Funky President』のジャケ・ネタにもなりました。
DEV LARGE<『Dead Funky President』(2000年)
dev large dead funky president.jpg

ピッツバーグ生まれ、デトロイトを拠点に活動していたキーボード奏者Eddie Russの紹介は、人気曲「The Lope Song」収録のレア・グルーヴ人気作『Fresh Out』(1974年)、『See The Light』(1976年)に続き3回目となります。

本作『Take a Look at Yourself』(1978年)は、『See The Light』(1976年)に続くMonumentの第2弾アルバムとなります。

プロデュースはBob Crawford

レコーディングにはEddie Russ(p、syn)以下、Bob Crawford(g)、Eddie Willis(g)、Ron English(g)、Greg Coles(b)、Ewell Jones(ds)、Marcus Belgrave(tp、flh)、Maurice Davis(tp、flh)、 Don White(tb)、Eddie Gooch(tb)、Kenny Garrett(as)、Wilton Machen(as、ss、ts)、Brandye(vo)、Jackie Holiday(vo)、Ken Peters(vo)、Renee Coles(vo)等のミュージシャンが参加しています。

ヴォーカル曲が多いので、Eddie Russ作品を初めて聴く人でもかなり聴きやすいと思います。

レア・グルーヴ的には「Take A Look At Yourself (Before You Point Your Bad Finger At Me)」「I Want To Be Somebody」の2曲がハイライト。

それ以外にEmotionsのカヴァー「Don't Ask My Neighbors」Quincy Jonesのカヴァー「I Heard That」、(多分)Brandyによるキュートな女性コーラスが映えるアーバン・ジャズ・ファンクの「Feelin' Fine」「Lay Back」もおススメです。

2in1CDでしか入手できませんが、『See The Light』(1976年)との2in1はかなりお買得だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Take A Look At Yourself (Before You Point Your Bad Finger At Me)」
Bob Crawford作。タイトル曲はレア・グルーヴ・クラシック。ファンキー・メロウな疾走感が心地好い、Jackie Holidayの女性ヴォーカル入りジャズ・ファンク。ジャケの通り、万華鏡のようなカラフルなサウンドがいいですね。Shuya Okino(沖野修也) feat. Divinitiがカヴァーしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ZHaqe2dlGbc

「Don't Ask My Neighbors」
Skip Scarborough作。Emotionsのカヴァー。オリジナルは『Rejoice』(1977年)収録。Jackie Holidayの女性ヴォーカルをフィーチャーした素敵なメロウ・ソウルに仕上がっています。メロウ・エレピの響きがたまりません!
https://www.youtube.com/watch?v=QKdvCwEPc8Y
Emotions「Don't Ask My Neighbors」
 https://www.youtube.com/watch?v=3R8Ar4tm3kQ

「Tea Leaves」
Eddie Russ作。この時代らしいスペイシーなインスト・ジャズ・ファンク。やりすぎなシンセの音色が良くも悪くも印象に残ります。
https://www.youtube.com/watch?v=NJs4BS3LBaM

「Interlude」
インタールード。

「I Want To Be Somebody」
Eddie Russ/Gwen Crawford作。「Take A Look At Yourself」と並ぶ本作のハイライト。パーカッシヴなグルーヴが僕好みのモダンなアーバン・ダンサー。Eddie Russの鍵盤ソロも存分に満喫できます。(多分)Brandyによるキュートな女性コーラスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=LT2tnJzzT3U

「Feelin' Fine」
Eddie Russ/Janice Jarrett作。鍵盤奏者らしいアーバンなジャズ・ファンク。今の時期より真夏に聴きたいサウンドですが・・・。あまり語られないトラックですが僕は大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=_4ksMuvNtq4

「I Heard That」
Dave Gursin/Quincy Jones作。Quincy Jonesのカヴァー。オリジナルは『I Heard That!!』(1976年)収録。ここではRenee Colesの女性ヴォーカルをフィーチャーした都会的なファンキー・サウンドが格好良いジャズ・ファンクを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gZgKLnFcI6Q
Quincy Jones「I Heard That!!」
 https://www.youtube.com/watch?v=pAUij5zMga8

「Lay Back」
Eddie Russ/Janice Jarrett作。ファンキー・ホーン隊と(多分)Brandyによるキュートな女性コーラスが躍動するアーバン・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Y2hVWMxBVio

『Fresh Out』(1974年)
FRESH OUT フレッシュ・アウト

The Mixed Bag『Mixed Bag's First Album』(1976年)
ミックスド・バッグズ・ファースト・アルバム [初回限定盤] [紙ジャケット仕様]
posted by ez at 01:29| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする