発表年:1994年
ez的ジャンル:Guy系男性R&Bシンガー
気分は... :第三の男!
Teddy Riley率いるGuyのメンバーとして知られるDamion Hallのソロ・アルバム『Straight to the Point』(1994年)です。
Damion Hallは、Guyのリード・ヴォーカルAaron Hallの実弟。
Timmy Gatlingに代わってGuyのメンバーとなり、Teddy Riley、兄Aaron Hallと共に2ndアルバム『The Future』(1990年)、3rdアルバム『Guy III』(2000年)に参加しています。
そんなDamion Hallの唯一のソロ・アルバムが本作『Straight to the Point』(1994年)です。Guyが1991年に活動停止となった後に制作されたものです。
Damion Hall本人に加え、Brian McKnight、Chris "Tricky" Stewart、Sean "Sep" Hall、H.O.P. Productions(John Howcott/Emanuel Office/Donald Parks)、Terry Coffey、Jon Nettlesbey、Bryan Lorenがプロデュースしています。
また、兄Aaron Hall、Chante Mooreがゲスト参加しています。
兄Aaron HallとのデュエットによるLeon Russellの名曲カヴァー「A Song For You」、シングルにもなったChante Mooreとのデュエット「Satisfy You」の2曲が目立ちます。
僕のおススメはこの時期のR&Bらしい「Long Lasting Love Affair」、「Black As You Wanna Be」、「Now Or Never」、「Love's Knockin'」あたり。
Guyを思い出さずにはいられない「Do Me Like You Wanne Be Done」、「Crazy About You」もおススメ。
バラード好きの人にはBrian McKnightプロデュースによる「Lost Inside Of You」、「Never Enough」、「Second Chance」というバラード3連発にもグッとくるはず。
GuyではTeddy Riley、兄Aaron Hallに続く第三の男のイメージでしたが、その第三の男の実力と魅力を存分に示してくれた好アルバムです。
Guy、Blackstreet好きの人はぜひチェックを!
全曲紹介しときやす。
「Let's Get It Going On」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hallプロデュース。当時らしいR&Bサウンドを楽しめるミディアム・グルーヴ。改めて、Damionの声質の良さに気づかされます。
https://www.youtube.com/watch?v=2CFWhXceqmI
「Love's Knockin'」
H.O.P. Productions(John Howcott/Emanuel Office/Donald Parks)プロデュース。ヴォーカル・ワークの良さに惹かれる開放的なミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=FpkvewVSuA8
「Crazy About You」
Damion Hallプロデュース。Guyを思い出さずにはいられないダンサブル・チューン。リスナーとしてはこのタイプを期待してしまいますよね。
https://www.youtube.com/watch?v=rMWAWS-gP_A
「Do Me Like You Wanne Be Done」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。シングルにもなりました。これも完全にGuyしているNJSなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=JoPpUYmNHIA
「A Song For You」
兄Aaron Hallをフィーチャー。Leon Russellの名曲カヴァーです。オリジナルは『Leon Russell』(1970年)収録。兄弟の熱唱を満喫できる感動バラードに仕上がっています。Terry Coffey/Jon Nettlesbeyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=8JNtu5SsG4U
「Satisfy You」
Chante Mooreをフィーチャー。シングルにもなりました。プロデュースを手掛けるBryan Lorenのカヴァー。オリジナルは『Music From The New World』(1992年)収録。シングルになるのも頷ける、実に雰囲気のある素敵なデュエットです。
https://www.youtube.com/watch?v=EANDPOG1_lY
「Holdin' On」
Damion Hallプロデュース。セクシーなラブ・バラードですが、仰々しいな感じが僕にはビミョーかな・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=bsiPD71azKI
「Lost Inside Of You」
ここからBrian McKnightプロデュースによるバラード3連発です。楽曲の良さとDamionのヴォーカルをしっかり聴かせることを重視した素敵なラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=nyvdp_y-qRY
「Never Enough」
Brian McKnightプロデュース。Brian自身もバック・ヴォーカルで参加したバラード。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=pMHJ0V5kEg8
「Second Chance」
Brian McKnightプロデュース。この曲もBrian自身がバック・ヴォーカルで参加。素晴らしいヴォーカル・ワークで魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hus-A_DAWf4
「Now Or Never」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。僕好みのミディアムR&Bグルーヴ。ビートを効かせつつ、メロディアスなヴォーカルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=whg2vX-3w08
「Long Lasting Love Affair」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。僕の一番のお気に入りはコレ。裏Blackstreetとでも呼びたくなる、メロディアス&ダンサブルなR&Bグルーヴ。この時期のR&Bでこういうタイプの曲が一番好きでしたね。
https://www.youtube.com/watch?v=BKSt3AuoUps
「Black As You Wanna Be」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。コレも僕好みのダンサブル・チューン。Damionにはこういうタイプの曲が似合うと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PAsqMeWDeGI
「Satisfy You (Remix)」
「Satisfy You」のリミックス。少しビートを効かせたリミックス。コレはコレで悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=A6Zab1j42Os
Guy『The Future』(1990年)
Guy『Guy III』(2000年)