2021年02月27日

Damion Hall『Straight to the Point』

Aaron Hallの実弟のソロ・アルバム☆Damion Hall『Straight to the Point』

発表年:1994年
ez的ジャンル:Guy系男性R&Bシンガー
気分は... :第三の男!

Teddy Riley率いるGuyのメンバーとして知られるDamion Hallのソロ・アルバム『Straight to the Point』(1994年)です。

Damion Hallは、Guyのリード・ヴォーカルAaron Hallの実弟。

Timmy Gatlingに代わってGuyのメンバーとなり、Teddy Riley、兄Aaron Hallと共に2ndアルバム『The Future』(1990年)、3rdアルバム『Guy III』(2000年)に参加しています。

そんなDamion Hallの唯一のソロ・アルバムが本作『Straight to the Point』(1994年)です。Guyが1991年に活動停止となった後に制作されたものです。

Damion Hall本人に加え、Brian McKnightChris "Tricky" StewartSean "Sep" HallH.O.P. Productions(John Howcott/Emanuel Office/Donald Parks)Terry CoffeyJon NettlesbeyBryan Lorenがプロデュースしています。

また、兄Aaron HallChante Mooreがゲスト参加しています。

Aaron HallとのデュエットによるLeon Russellの名曲カヴァー「A Song For You」、シングルにもなったChante Mooreとのデュエット「Satisfy You」の2曲が目立ちます。

僕のおススメはこの時期のR&Bらしい「Long Lasting Love Affair」「Black As You Wanna Be」「Now Or Never」「Love's Knockin'」あたり。

Guyを思い出さずにはいられない「Do Me Like You Wanne Be Done」「Crazy About You」もおススメ。

バラード好きの人にはBrian McKnightプロデュースによる「Lost Inside Of You」「Never Enough」「Second Chance」というバラード3連発にもグッとくるはず。

GuyではTeddy Riley、兄Aaron Hallに続く第三の男のイメージでしたが、その第三の男の実力と魅力を存分に示してくれた好アルバムです。

GuyBlackstreet好きの人はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Let's Get It Going On」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hallプロデュース。当時らしいR&Bサウンドを楽しめるミディアム・グルーヴ。改めて、Damionの声質の良さに気づかされます。
https://www.youtube.com/watch?v=2CFWhXceqmI

「Love's Knockin'」
H.O.P. Productions(John Howcott/Emanuel Office/Donald Parks)プロデュース。ヴォーカル・ワークの良さに惹かれる開放的なミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=FpkvewVSuA8

「Crazy About You」
Damion Hallプロデュース。Guyを思い出さずにはいられないダンサブル・チューン。リスナーとしてはこのタイプを期待してしまいますよね。
https://www.youtube.com/watch?v=rMWAWS-gP_A

「Do Me Like You Wanne Be Done」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。シングルにもなりました。これも完全にGuyしているNJSなダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=JoPpUYmNHIA

「A Song For You」
兄Aaron Hallをフィーチャー。Leon Russellの名曲カヴァーです。オリジナルは『Leon Russell』(1970年)収録。兄弟の熱唱を満喫できる感動バラードに仕上がっています。Terry Coffey/Jon Nettlesbeyプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=8JNtu5SsG4U

「Satisfy You」
Chante Mooreをフィーチャー。シングルにもなりました。プロデュースを手掛けるBryan Lorenのカヴァー。オリジナルは『Music From The New World』(1992年)収録。シングルになるのも頷ける、実に雰囲気のある素敵なデュエットです。
https://www.youtube.com/watch?v=EANDPOG1_lY

「Holdin' On」
Damion Hallプロデュース。セクシーなラブ・バラードですが、仰々しいな感じが僕にはビミョーかな・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=bsiPD71azKI

「Lost Inside Of You」
ここからBrian McKnightプロデュースによるバラード3連発です。楽曲の良さとDamionのヴォーカルをしっかり聴かせることを重視した素敵なラブ・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=nyvdp_y-qRY

「Never Enough」
Brian McKnightプロデュース。Brian自身もバック・ヴォーカルで参加したバラード。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=pMHJ0V5kEg8

「Second Chance」
Brian McKnightプロデュース。この曲もBrian自身がバック・ヴォーカルで参加。素晴らしいヴォーカル・ワークで魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hus-A_DAWf4

「Now Or Never」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。僕好みのミディアムR&Bグルーヴ。ビートを効かせつつ、メロディアスなヴォーカルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=whg2vX-3w08

「Long Lasting Love Affair」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。僕の一番のお気に入りはコレ。裏Blackstreetとでも呼びたくなる、メロディアス&ダンサブルなR&Bグルーヴ。この時期のR&Bでこういうタイプの曲が一番好きでしたね。
https://www.youtube.com/watch?v=BKSt3AuoUps

「Black As You Wanna Be」
Chris "Tricky" Stewart/Sean "Sep" Hall/Damion Hallプロデュース。コレも僕好みのダンサブル・チューン。Damionにはこういうタイプの曲が似合うと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=PAsqMeWDeGI

「Satisfy You (Remix)」
「Satisfy You」のリミックス。少しビートを効かせたリミックス。コレはコレで悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=A6Zab1j42Os

Guy『The Future』(1990年)
Guy the Future

Guy『Guy III』(2000年)
Guy III
posted by ez at 14:10| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする