2021年03月31日

『今の気分は...2021年3月31日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は80年代カテゴリーからバラード系を中心に10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Sharp「Tomorrow Each Day」
https://www.youtube.com/watch?v=jNImkB9899A
From 『Sharp』(1989年)
sharp sharp.jpg

Regina Belle「Intimate Relations」
https://www.youtube.com/watch?v=W7OiErgYVHo
From 『All By Myself』(1987年)
All By Myself

Garry Glenn「Cause I Love You」
https://www.youtube.com/watch?v=_Pmw8WhobDk
From 『G.G.』(1980年)
G.G.

Chaka Khan「Through the Fire」
https://www.youtube.com/watch?v=TjWmw-8-OEk
From 『I Feel For You』(1984年)


Champaign「How 'Bout Us」
https://www.youtube.com/watch?v=-0n__cUU6nE
From 『How 'Bout Us』(1981年)
ハウ・バウト・アス(期間生産限定盤)

Miles Jaye「I Cry for You」
https://www.youtube.com/watch?v=eCZEmdgnR0o
From 『Miles』(1987年)


Patti LaBelle「If Only You Knew」
https://www.youtube.com/watch?v=QkZqRfk3ozE
From 『I'm In Love Again』(1983年)
アイム・イン・ラヴ・アゲイン(紙ジャケット仕様)

Alyson Williams「How To Love Again」
https://www.youtube.com/watch?v=NpP5VHJXyOg
From 『Raw』(1989年)
Raw(リアル・ニューヨーク)

Womack & Womack「Catch and Don't Look Back」
https://www.youtube.com/watch?v=CwAlekxPk_g
From 『Love Wars』(1983年)


Ray Parker Jr. & Raydio「Two Places at the Same Time」
https://www.youtube.com/watch?v=LA0aW9xc46E
From 『Two Places At The Same Time』(1980年)
誓いのセイム・タイム(期間生産限定盤)
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2021年03月29日

Pucho & His Latin Soul Brothers『Jungle Fire』

Puchoサウンドの集大成!☆Pucho & His Latin Soul Brothers『Jungle Fire』

pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

発売年:1970年
ez的ジャンル:レア・グルーヴ系ジャズ・ファンク/ラテン・ジャズ
気分は... :Puchoサウンド完成形!

70年代ラテン・ジャズからPucho & His Latin Soul Brothers『Jungle Fire』(1970年)です。

上記ジャケは『Heat』(1968年)との2in1CDであり、Amazonへのリンクも同作のものです。

ティンバレス奏者"Pucho"ことHenry Brown(1938年生まれ)が率いたラテン・ジャズ・グループPucho & The Latin Soul Brothers(Pucho & His Latin Soul Brothers)について、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Tough!』(1966年)
 『Heat』(1968年)
 『Yaina』(1971年)

本作『Jungle Fire』(1970年)は、Prestigeでのラスト作であり、ラテン、ジャズ、ファンク、ソウルがブレンドされたPuchoサウンドの集大成的な1枚に仕上がっています。

Pucho(timbales)以下、Bernard Purdie(ds)、Seaborn Westbrook(b)、Neal Creque(el-p)、Billy Butler(g)、Norberto Appellaniz (bongos)、Joe Armstrong(congas)、Eddie Pazant (ts)、Seldon Powell(ts、bs、fl)、Alvin Pazant(tp)、Willie Bivens(vibe、per)等がレコーディングに参加しています。何といってもBernard Purdieの参加が目を引きますね。

プロデュースはBob Porter

全5曲ということで曲数少なめですが、どの演奏も充実しています。

「Friendship Train」「Got Myself A Good Man」「Cloud 9」というカヴァー3曲がすべてBarrett Strong/Norman Whitfield作品です。

「Friendship Train」「Got Myself A Good Man」Gladys Knight & the Pipsのカヴァーであり、The Temptationsのヒット曲として知られる「Cloud 9」Gladys Knight & the Pipsがカヴァーしています。このあたりのGladys Knight & the Pips縛りも興味深いですね。

その「Friendship Train」「Got Myself A Good Man」「Cloud 9」というカヴァー3曲に本作のレア・グルーヴとしての魅力が凝縮されています。特にPuchoから主役の座を奪うようなBernard Purdieのドラミングが冴えまくるスリリング&グルーヴィーなジャズ・ファンクは圧巻です。

そのジャズ・ファンク3曲と対照的なのが、カリプソな「The Spokerman」、メロウなラテン・ジャズ「Jamilah」の2曲。Puchoのラテン志向の側面を楽しめます。

Puchoサウンドの完成形を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Friendship Train」
Gladys Knight & the Pips、1969年のヒット・シングルをカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。文句なしに格好好いジャズ・ファンク・グルーヴ。Purdie & Westbrookのリズム隊がサイコーです。Puchoらのラテン・リズム、豪快なホーン・サウンド、ファンキー・ギターも相まったエキサイティングな演奏に一発KOされてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=HGhppDfuqjU

「Got Myself A Good Man」
前曲に続きGladys Knight & the Pipsのカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。オリジナルはアルバム『Nitty Gritty』(1969年)収録。
Purdieのドラミングの威力を満喫できるラテン・ジャズ・ファンク。Purdieのドラムとパーカッションのエキサイティングなリズムにアドレナリン出まくりです。イントロのパーカッション・ブレイクはサンプリング・ソースとしてもお馴染みですね。
https://www.youtube.com/watch?v=g8nWaezOMp4

London Elektricity「South Eastern Dream」、Outlaw Posse「II Dam Funky」、Finesse & Showbiz「Annasette」、The Chemical Brothers「Life Is Sweet」、スチャダラパー「コロコロなるまま」等のサンプリング・ソースとなっています。
London Elektricity「South Eastern Dream」
 https://www.youtube.com/watch?v=u28i6b5lByg
Outlaw Posse「II Dam Funky」
 https://www.youtube.com/watch?v=ueVe1GcwZiw
Finesse & Showbiz「Annasette」
 https://www.youtube.com/watch?v=-3JJ3PNjxj4

「The Spokerman」
Jim Phillips作。開放的なカリプソをグルーヴィーに聴かせてくれます。汎ラテン的な演奏がアルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=cgKobPJ4Ad4

「Cloud 9」
The Temptationsのヒット曲をカヴァー(Barrett Strong/Norman Whitfield作)。オリジナルはアルバム『Cloud Nine』(1968年)収録。Gladys Knight & the Pipsも本曲をカヴァーしています。Purdieの推進力のあるドラムが牽引するジャズ・ファンク。そこに絡むパーカッシヴなラテン・リズムが格好好さをマシマシにしてくれます。終盤にはPuchoがティンバレス・ブレイクで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=VS_DGRh9uSQ

「Jamilah」
Jim Phillips作。テンポを落としたメロウなラテン・ジャズで締め括ってくれます。ヴァイヴとエレピの音色が映える僕好みの演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=S-p7a-20Y8I

『Tough!』(1966年)
タフ!

『Heat/Jungle Fire』(1968/1970年)
pucho & the latin soul brothers‎ heat jungle fire,jpg.jpg

『Yaina』(1971年)
Yaina
posted by ez at 00:54| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月28日

Malika Tirolien『Higher』

Michael Leagueプロデュースによる2nd☆Malika Tirolien『Higher』

発表年:2021年
ez的ジャンル:ハイソウル系R&B/Hip-Hop
気分は... :より高く!

新作R&BからMalika Tirolien『Higher』です。

Malika Tirolienは、フランスの海外県であるカリブ海の南部の群島グアドループ出身の女性シンガー。

カナダのモントリオール大学に留学をしたのを機に、現在もモントリオールに暮らしているようです。

大学卒業後、自己のグループGroundfoodを結成します。2010年に世界屈指のライヴ・バンドSnarky PuppyのモントリオールでのライヴでGroundfoodがオープニング・アクトを務めたところ、Snarky PuppyのリーダーMichael Leagueの目に留まり、Snarky Puppy『Family Dinner – Volume 1』(2013年)に参加することになりました。

『Family Dinner – Volume 1』(2013年)には、Lalah HathawayN'dambiShayna Steeleなど多数のシンガーが参加していましたが、その一人に名を連ねたことでMalika Tirolienへの注目も高まります。

そんなタイミングでソロ・デビュー・アルバム『Sur La Voie Ensoleillee』(2014年)をリリースします。さらにMichael Leagueの新ユニットBokanteにも参加しています。

そして、7年の歳月を経て2ndソロ・アルバム『Higher』Michael Leagueが創立したレーベルGroundUPからリリースされました。

プロデュースはMalika TirolienMichael League

レコーディングにはMalika Tirolien(vo、key)以下、Michael League(moog b、g、b、key、el-sitar)、Charles Haynes(ds)、Jason Lindner(key)、Frank Locrasto(key)、Philippe L'Allier(g)、Jean-Michel Frederic(key、prog)、Bled Miki(vo)といったミュージシャンが参加しています。

Michael Leagueプロデュースということでジャズ、ファンクと結びつけたくなるところですが、基本的にはフレンチ・ラップを交えたR&B/Hip-Hopという印象です。

シングルにもなった「No Mercy」「Change Your Life」「Grow」「Rise」の4曲がアルバムを象徴していると思います。

それ以外であれば、アーバンな「Sisters」、フューチャリスティックな「Forgiveness」、ヨーロピアン・テイストの「Priere」がおススメです。

HigherモードのR&B/Hip-Hopを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「No Mercy」
Bled Mikiの男性ラップをフィーチャー。シングル・カットもされました。フランス語のラップが入っているせいか、US R&B/Hip-Hop+ヨーロピアン・テイストな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=heXYnIJDFHo

「Change Your Life」
この曲もシングルになりました。透明感のあるビューティフル・ミディアム。Charles Haynesによるドラミングがエキサイティングです。
https://www.youtube.com/watch?v=AiREKQSLO7E

「Better」
幻想的なバラード。キーボードとMalikaのヴォーカルの波紋のような広がりがいい感じです。

「Sisters」
フレンチ・ラップがよく似合うアーバン・グルーヴ。なかなかオシャレな感じです。

「Dreamin」
不思議なドリーミー感に惹かれるミディアム。夢と現実の境目を彷徨っているような感覚に陥ります。キーボードの音色が絶妙ですね。

「Grow」
この曲もシングルになりました。Michael Leagueプロデュースらしいライヴ感のあるミディアム・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=RhVWHae7FJI

「Higher」
しっとりかつ丁寧に歌い上げるバラード。天まで届きそうな音や歌の美しい広がりがいいですね。

「Forgiveness」
フューチャリスティックな仕上がりは僕好み。Hip-Hopとメロウバラードが交錯する構成がいいですね。ここでもフレンチ・ラップの語感の響きがサイコーです。

「Priere」
ヨーロピアン・テイストの哀愁Hip-Hopチューン。終盤のクロスオーヴァーな展開がエキサイティングです。

「Rise」
この曲もシングルになりました。フレンチ・ラップの映えるダンサブルなR&Bグルーヴ。なかなかキャッチーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=II507uqnkkI

「Don'T Come Around」
本編ラストはMalikaの歌とリズム隊を強調した音づくりが面白いミディアム・グルーヴで締め括ってくれます。

CDには「Rise (Radio Edit)」「Sisters (Remix)」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

Malika Tirolien関連の他作品もチェックを!

Snarky Pupp『Family Dinner – Volume 1』(2013年)


『Sur La Voie Ensoleillee』(2014年)


Bokante『Strange Circles』(2016年)


Bokante + Metropole Orkest Conducted By Jules Buckley『What Heat』(2018年)
posted by ez at 01:46| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月27日

Big Audio Dynamite『Tighten Up Vol. 88』

元The ClashのMick Jones率いるB.A.D.☆Big Audio Dynamite『Tighten Up Vol. 88』

発表年:1988年
ez的ジャンル:ダンサブル・ミクスチャー・ロック
気分は... :踊るためのロック!

The ClashのギタリストMick Jones率いるミクチャ―・ロック・ユニットBig Audio Dynamiteの3rdアルバム『Tighten Up Vol. 88』(1988年)です。

Big Audio Dynamite(略称B.A.D.)は、人気パンク・ロック・バンドThe Clashを一方的に解雇されてしまったMick Jonesが映像作家のDon Lettsらと1984年に結成したダンス・ロック・ユニット。

結成メンバーはMick Jones(vo、g)、Don Letts(sound effects、vo)、Greg Roberts(ds、vo)、Dan Donovan (key、vo)、Leo 'E-Zee-Kill' Williams(b、vo)という5名。

デビュー・アルバム『This Is Big Audio Dynamite』(1985年)からは「E=MC2」というシングル・ヒットが生まれ、グループは幸先いいスタートを切りました。
Big Audio Dynamite「E=MC2」
 https://www.youtube.com/watch?v=cHTDkJ-bQqM

2ndアルバム『No. 10, Upping St.』(1986年)では、The Clash時代の同僚Joe Strummerが共同プロデューサーとして関与しています。

3rdアルバムとなる本作『Tighten Up Vol. 88』(1988年)では、同じくThe Clash時代の同僚Paul Simononがアルバム・ジャケットを手掛けています。

その後4thアルバム『Megatop Phoenix』(1989年)をリリースしてMick Jonesは第1期B.A.D.に終止符を打ちます。

そして、Mick Jones以外のメンバーを一新し、Big Audio Dynamite IIとして活動を継続させました。

僕にとってのThe ClashJoe StrummerよりもMick Jonesだったので、彼の新ユニットB.A.D.には当時注目していました。結果的に僕が最も愛聴したB.A.D.のアルバムが本作『Tighten Up Vol. 88』(1988年)でした。

まず音以外の部分、Trojan Recordsのロックステディ・コンピ『Tighten Up』シリーズに由来するアルバム・タイトル、Paul Simononが手掛けたストリート感覚のジャケにグッときますよね。

中身は、パンク・ロックなThe Clashを求めるファンにとっては真逆の方向性かもしれませんが、ダンス・ビートとロック・フィーリングを融合させたMick Jonesらしいミクスチャー・サウンドを楽しめます。『Tighten Up』シリーズを意識しているようにレゲエ/スカ/ラガのエッセンスも随所で聴けます。

プロデュースはMick Jones自身。

シングル曲はファンカラティーナ調のダンス・チューン「Just Play Music!」とダンサブル・ロック「Other 99」

それ以外であれば、ファンカラティーナ×ディスコなタイトル曲「Tighten Up Vol. '88」、Go-Go×レゲエ×ロックな「Rock Non Stop (All Night Long)」、「Other 99」と同タイプの「Hip, Neck & Thigh」、B.A.D.らしいダンサブル・ミクスチャー・ロック「Champagne」あたりがおススメです。

Mick Jonesならではのダンサブル・ミクスチャー・ロックを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Rock Non Stop (All Night Long)」
Go-Go×レゲエ×ロックなミクスチャー感覚が痛快なオープニング。何でもいいとこどりな感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WmgnsPAgqYI

「Other 99」
アルバムからの2ndシングル。Mick Jonesらしいキャッチーで格好良いダンサブル・ロック。Mick Jonesの美学を実感できる1曲なのでは?久しぶりに聴きましたが、思わず体を揺らしてしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=NZaEOvey-bI

「Funny Names」
テンポを落とした1曲ですが、正直僕には面白さがあまり伝わってきません。
https://www.youtube.com/watch?v=tJ8M25aRrNA

「Applecart」
メロディアスなロックとクラシックとダンス・ビートを融合させた手腕はお見事!
https://www.youtube.com/watch?v=mexCyGjqv1g

「Esquerita」
意外とフツーにロックンロールしています。
https://www.youtube.com/watch?v=aDnAUgcieDE

「Champagne」
B.A.D.らしいダンサブル・ミクスチャー・ロック。踊るためのロックに徹しているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tBRdOYsMpxQ

「Mr. Walker Said」
メロディアスなMick JonesとダンサブルなMick Jonesがうまく折り合いをつけている感じがグッド!

「The Battle Of All Saints Road」
Hip-Hop×トラッドという意外な組み合わせ。終盤にはラガマフィン調の展開になります。
https://www.youtube.com/watch?v=BR9flFVy8DM

「Hip, Neck & Thigh」
「Other 99」と同タイプのダンサブル・ロック。この曲調はMick Jonesの必勝パターンですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ATEZO48QZzc

「2000 Shoes」
B.A.D.流のファンク・チューンですが、タップ・リズムを取り入れているあたりが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=ePSEA0h1Lg8

「Tighten Up Vol. '88」
ファンカラティーナ×ディスコなタイトル曲が僕の一番のお気に入り。チープなピコピコ電子ビートを逆手に取った感じがサイコーです。
https://www.youtube.com/watch?v=OkZ-Gk5Bj3k

「Just Play Music!」
アルバムから1stシングル。ファンカラティーナ調のダンス・クラシック。ファンカラティーナ×テクノ×ロッキン・ギターのミクスチャー感覚がサイコーです。途中のヴォーカルがラガマフィン調になるのもこのユニットらしくて好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=LA31hiYg_Vk

B.A.D.の他作品もチェックを!

『This Is Big Audio Dynamite』(1985年)


『No. 10, Upping St.』(1986年)


『Megatop Phoenix』(1989年)
posted by ez at 03:44| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月25日

Goodfellaz『Goodfellaz』

The Family StandプロデュースのR&Bグループ☆Goodfellaz『Goodfellaz』

発表年:1996年
ez的ジャンル:男性R&Bグループ
気分は... :気の置けない仲間たち・・・

今回は90年代男性R&Bグループ作品からGoodfellaz『Goodfellaz』(1996年)です。

Goodfellazは、N.Y.スパニッシュ・ハーレム出身のAngel Love(Angel Vasquez)、マイアミ出身のDe louie(Delouie Avant)、 オークランド出身のRay(Ray Vencier)がN.Y.で結成した男性R&Bグループ。

グループ唯一のアルバムが本作『Goodfellaz』(1996年)です。
プロデュースはThe Family Stand

バラードを中心のアルバム構成に彼らのヴォーカル・グループとしての自信が窺えます。

シングルになった「Sugar Honey Ice Tea」「If You Walk Away」の2曲が目を引きます。

個人的には彼らのセンスを感じる「Why You Wanna Flip On Me」「Show & Prove」「Anytime Will Do」「For Better Or Worse」もおススメです。

オーセンティックなバラードがお好きな人であれば、「Nothing At All」「Pour Your Love Down」あたりも気に入るはず。

バラード中心ながらもアルバム1枚飽きずに聴かせてしまうよく出来たアルバムだと思います。

全曲紹介しときやす。

「Sugar Honey Ice Tea」
シングルにもなったオープニング。Lenny Kravitz「It Ain't Over 'Til It's Over」ライクなミディアム。90年代らしいHip-Hopテイストと懐かしいソウル・テイストをうまく融合している感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=TBuNJLZkdfI

「Why You Wanna Flip On Me」
The Family Standプロデュースらしいセンスを感じるミディアム。ビート感とメロディアス感のバランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=iavhgNezzAg

「If You Walk Away」
この曲もシングルになりました。オーセンティックなバラードを感動的に歌い上げます。自分たちのスタイルへの自信を窺える素敵なバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=W22NLSV_ots

「Hey」
セクシーな哀愁R&Bバラード。ラップ調ヴォーカルも含めて甘く危険な香りが漂います。

「Show & Prove」
曲調、ヴォーカルが何処となくSmokey Robinsonを1996年R&B仕様にしたようなバラード。派手さはありませんが、ジワジワと沁みてきます。

「Backslidin'」
ヴォーカル&コーラスの良さを打ち出したバラード。小細工なしに歌で勝負といった潔さがあっていいですね。

「Nothing At All」
名曲の風格をもったスケールの大きなビューティフル・バラード。聴き終わると、感動ドラマを見終わった後のように胸が熱くなります。
https://www.youtube.com/watch?v=ZydYUptCuEQ

「Anytime Will Do」
モダンなのに懐かしい感覚が絶妙なセクシー・ミディアム・グルーヴ。アーバンな雰囲気も僕好みです。

「For Better Or Worse」
夢の中のセクシー&スウィートといった雰囲気がたまらない僕好みのバラード。このグループのオーセンティックな魅力が活きます。
https://www.youtube.com/watch?v=7HgMbH1nGIY

「No Matter」
跳ねたビートと哀愁ヴォーカルの組み合わせが独特の雰囲気を醸し出します。

「Pour Your Love Down」
ヴォーカルの良さをそのまま活かしたオーセンティックなバラード。ジワジワと盛り上がっていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=EvstOaaFtlc

「If You Walk Away (Reprise)」
「If You Walk Away」のリプライズ。

このグループ名を聞くと、マーティン・スコセッシ監督、レイ・リオッタロバート・デ・ニーロジョー・ペシ出演の映画『グッドフェローズ (Goodfellas) 』(1990年)を思い出しますね。いい映画だったなぁ。
posted by ez at 01:23| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする