発表年:1979年
ez的ジャンル:四天王レジェンド・レゲエ・シンガー
気分は... :Lonely Lover・・・
今回はレジェンド・レゲエ・シンガーGregory Isaacs(1951-2010年)の代表作『Soon Forward』(1979年)です。
Dennis Brown、Freddie McGregor、Sugar Minottと並び四天王と呼ばれたレゲエ・シンガーGregory Isaacsの紹介は、『Cool Ruler』(1978年)に続き2回目となります。
本作『Soon Forward』(1979年)は、『Cool Ruler』(1978年)らと並び初期傑作の呼び声高い1枚です。
Channel Oneのハウス・バンドThe Revolutionariesを解散し、新たにTaxiを結成したSly & Robbie(Sly Dunbar/Robbie Shakespeare)とのコラボでも注目されました。
プロデュースはGregory Isaacs。
「Soon Forward」のみSly Dunbar/Robbie Shakespeareプロデュース。
Sly Dunbar(ds)、Robbie Shakespeare(b)、Leroy Wallace(ds)、Santa(ds)、Leroy Sibbles(b、back vo)、Bo Peep(g)、Bingy Bunny(g)、Scully(per)、Sticky(per)、Gladstone Anderson(p)、Winston Wright(org)、Bobby Ellis(horns)、Ronald 'Nambo' Robinson(horns)、(horns)、Deadly Headly(horns)、Ansel Collins(org)、Earl 'Wire' Lindo(strings)、Dennis Brown(back vo)、Junior Delgado(back vo)がレコーディング・メンバーです。
レゲエ作品をそれ程網羅的に聴いている訳ではない僕でも、耳に残るトラックが多いので、それだけ聴きやすい1枚だと思います。
Sly & RobbieのTaxi Riddimを使った「Soon Forward」、親友Dennis Brownのことを歌った「Mr. Brown」、セクシー&ソウルフルな「Lonely Girl」、哀愁レゲエ「Universal Tribulation」あたりが人気のようですね。
個人的にはピースフルな「My Relationship」、ソウルフルな「Slave Market」、リラックスした「Jah Music」もおススメです。
Gregoryのセクシー&ソウルフルなヴォーカルとSly & Robbieら名うてのレゲエ・ミュージシャンら織り成す極上のレゲエ・ワールドを満喫しましょう。
全曲紹介しときやす。
「Universal Tribulation」
隠れた名曲とも称されるオープニング。哀愁のレゲエ・グルーヴに乗って、Gregoryが雰囲気のあるヴォーカルを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Vp-672P4gqU
「Mr. Brown」
親友Dennis Brownのことを歌った人気曲。Gregoryのセクシー&ソウルフルな魅力を楽しめる、和やかな友情レゲエです。ホーンによるアクセントも楽しげです。
https://www.youtube.com/watch?v=hZfqqycoAek
「Down The Line」
哀愁コーラスと共に始まるルーツ・レゲエ。一度聴いたら脳内リピートする哀愁レゲエです。
https://www.youtube.com/watch?v=MQ5VeXd79LE
「Lonely Girl」
Gregoryに相応しい人気曲。彼のセクシー&ソウルフルなヴォーカルを満喫できます。哀愁メロウなバッキングもいい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=gL_ebJa-fGI
「Bumping And Borning」
抑えたトーンのGregoryの歌い回しと、オルガンによるアクセントはいい感じです。レゲエならではの淡々とした魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=78qaSt4d0yo
「My Relationship」
僕の好きなピースフル・レゲエ。晴れた日の午後、昼寝でもしながら聴きたいタイプの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=JWN2rLdl_Is
「Slave Market」
Gregoryのソウルフルな歌い回しで魅せてくれる1曲。バッキングもかなり格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tkNq9tDU5Mg
「Black Liberation Struggle」
「黒人解放闘争」というタイトルが象徴するようにグイグイくるベースの推進力が印象的な攻撃的な演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=H8OfB0K0gRo
「Jah Music」
リラックスした雰囲気のヴォーカル&演奏が僕好み、というか日本人はこういう感じのレゲエが好きなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=0bXUDPfR5U0
「Soon Forward」
タイトル曲はSly & Robbie×Gregory Isaacsのコラボらしい仕上がり。Sly & Robbieのレーベル名にもなったTaxi Riddimを使った名曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=CO1YS4Ff0aU
Gregory Isaacsの70年代、80年代の他作品もチェックを!
『Extra Classic』(1977年)
『Cool Ruler』(1978年)
『Mr. Isaacs』(1978年)
『More Gregory/Night Nurse』(1981/1982年) ※2in1CD
『Easy』(1984年)
Dennis Brown/Gregory Isaacs『Judge Not』(1984年)
『Private Beach Party』(1985年)
『All I Have Is Love, Love, Love』(1986年)