2021年04月03日

Ricky Jones『Ricky Jones』

美メロのアコースティック・ソウル☆Ricky Jones『Ricky Jones』
ricky jones ricky jones.jpg
発表年:1997年
ez的ジャンル:美メロ系アコースティック・ソウル
気分は... :ナチュラル!

今回は90年代ニュー・クラシック・ソウル作品からRicky Jones『Ricky Jones』(1997年)です。

Ricky Jonesはフロリダ州ベロビーチ出身の男性R&Bシンガー/ソングライター。

3人組の本格的ヴォーカル・トリオYours Trulyのリード・シンガーとして、Motown Recordsとの契約に成功し、デビュー・アルバム『Truly Yours』(1991年)をリリースします。

しかし、Yours Trulyとしての活動は短命で終わってしまい、その後はソングライターやバック・コーラスの仕事でキャリアを重ねます。

そして、Kevon EdmondsBabyfaceの兄弟がメンバーであったR&BグループAfter 7Backstreet BoysNancy Wilsonへの楽曲提供やDave FosterLionel Richieらと仕事をする中で、ソロ・アルバムのレコーディング・チャンスを獲得します。

こうしてリリースされたソロ・アルバムが『Ricky Jones』(1997年)です。

メイン・プロデュースはRicky Jones本人とRickyと多くの仕事を共にしてきたMelissa Ritter、ギタリストのEric Jacksonの3人。

それ以外にEric Clapton「Change the World」のソングライティングで一躍有名になったTommy SimsGroove TheoryBryce Wilsonがプロデュースを手掛けた楽曲もあります。

レコーディングには、大物プロデューサーDave Foster(p)、Rickyと多くの仕事を共にし、4枚のソロ・アルバムもリリースしている女性シンガーSue Ann Carwell(back vo)、John Robinson(ds)、Greg Moore(g)、Michael Thompson(g)、元TeaseDerek Organ(ds)、Freddie Washington(b)、Gerald Albright(ts)等のミュージシャンが参加しています。

アルバム全体は、アコースティック・サウンドを基調とした美メロ・ソングのオンパレードです。

Eric Clapton「Change the World」のソングライティング・チームが楽曲提供した「Lost In You」、美メロの哀愁アコースティック・ソウル「Still In Love」、ヒット・メイカーDiane Warrenが楽曲提供したバラード「If I Was The One」、70年代ニュー・ソウルの影響を感じる「It Don't Make No Sense」、愛の勝利に歓喜するラブソング「Love Finally Made It」、美メロの「Words」「Where?」あたりがおススメです。

YouTubeにも音源少ないのが残念ですが、Babyface好きの人はかなりハマる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Lost In You」
Tommy Simsプロデュース。Tommy Sims、Gordon Kennedy、 Wayne KirkpatrickというEric Clapton「Change the World」を手掛けたソングライティング・チームによる楽曲提供。3人はアコースティック・ギターでも参加しています。アルバムからの1stシングルにもなりました。「Change the World」好きの人は気に入るであろう素敵なアコースティック・ソウルに仕上がっています。

「Still In Love」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Marc Antoineプロデュース。David Foster(p)参加曲。Babyface好きの人は気に入るであろう美メロの哀愁アコースティック・ソウル。

「If I Was The One」
Groove TheoryのBryce Wilsonがプロデュース。ヒット・メイカーDiane Warrenによる楽曲提供です。オーセンティックなビューティフル・バラードですが、伸びやかなRickyのヴォーカルが映えます。
https://www.youtube.com/watch?v=wYUmtaZlHPs

「Thinkin'」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。ナチュラル感覚ながらもホーン・サウンドでメリハリを効かせた1曲に仕上がっています。

「It Don't Make No Sense」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。70年代ニュー・ソウルの影響を感じるミディアム・グルーヴ。何処となくRickyのヴォーカルもMarvin Gaye風です。
https://www.youtube.com/watch?v=XYfg8m6xe0Y

「Don't Know Much About Love」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。哀愁ミディアム・バラードに仕上がっています。

「Love Finally Made It」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。愛の勝利に歓喜するラブソング。ナチュラル&ポジティブなグルーヴが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=-bxlpjCW764

「Words」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。アコースティックの美しい響きが聴く者を癒してくれるビューティフル・ソング。Rickyの語りかけるようなヴォーカルもグッド!

「Where?」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。センチメンタル・モードの哀愁アコースティック・ソウル。思い出は美しすぎて・・・といったところでしょうか。

「Like The Wind」
Ricky Jones/Melissa Ritter/Eric Jacksonプロデュース。効果的にストリングスを配した美しいアコースティック・ソウル

「Lullaby」
Ricky Jones/Melissa Ritterプロデュース。ラストは美メロのラブバラードでしっとりと締め括ってくれます。

Yours Truly『Truly Yours』(1991年)
posted by ez at 02:26| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする