2021年04月07日

Calloway『All The Way』

Calloway兄弟ユニットの1st☆Calloway『All The Way』

発表年:1989年
ez的ジャンル:兄弟エレクトリック・ファンク
気分は... :Sugar Free・・・

今回は90年代R&BからCalloway『All The Way』(1989年)です。

Midnight StarのメンバーであったReggie CallowayVincent Calloway(Cino Calloway)Calloway兄弟によるユニットCallowayの紹介は、『Let's Get Smooth』(1992年)に続き2回目となります。

『Headlines』(1986年)を最後にMidnight Starを脱退した2人は、Calloway名義で『All The Way』(1989年)、『Let's Get Smooth』(1992年)という2枚のアルバムをSolarからリリースしています。

1stアルバムとなる本作『All The Way』(1989年)からは、シングル「I Wanna Be Rich」は、全米シングル・チャート第2位、同R&Bシングル・チャート第5位のヒットとなりました。

プロデュースはCalloway自身。

レコーディングにはReggie Calloway(vo、prog、fl、flh)、Vincent Calloway(vo、key、prog、tb、flh)以下、Paul Jackson Jr.(g)、Charles Fearing(g)、Gene Robinson(g)、Derek Nakamoto(key)、Odeen Mays(key)、Randy Kerber(key)、Freddie Washington(b)、Michael Sharfe(b)、Kenny Bobinger(ds)、Carlos Vega(ds)、Paulinho da Costa(per)、Tim Cornwell(per)、Chuckii Booker(key、prog)、Jeff Lorber(key、prog)、Joel Davis(key、back vo)、Gerald Albright(sax)、George Bohanon(tb)、Rasheeda Azar(vo)、D'LaVance(back vo)、Donnell Spencer Jr.(back vo)、
Keith John(back vo)、Kipper Jones(back vo)、Valerie K. Watson(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

前述のヒット曲「I Wanna Be Rich」や同じくシングルにもなったNJS「Sir Lancelot」あたりが目立ちますが、個人的にははスロウ〜ミディアム系やブラコンの名残りを留めるエレクトリック・ファンクに本作の魅力があるように思います。

昔も今も一番のお気に入りは素敵なメロウ・ミディアム「Sugar Free」。スロウ〜ミディアム系であれば、「Love Circles」「You Are My Everything」「You Can Count On Me」「Holiday」がおススメです。

エレクトリック・ファンク系であれば、「Freaks Compete」「All The Way」がおススメです。

とりあえず「Sugar Free」をチェックしてみてください。

全曲紹介しときやす。

「Sir Lancelot」
アルバムからの2ndシングルとしてUS R&Bチャート第19位となったオープニング。この時代らしいNJSで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KLFgXv8lZVo

「I Wanna Be Rich」
全米チャート第2位、同R&Bチャート第5位となったヒット曲。軽やかなダンサブル・チューン。良くも悪くもこの時代の打ち込みビートですが、トロピカルなスパイスがいい感じです。。
https://www.youtube.com/watch?v=PFytMWVgB_U

All City「Get Paid」等のサンプリング・ソースとなっています。
All City「Get Paid」
 https://www.youtube.com/watch?v=jAn07nI6TPw

「Love Circles」
素敵なアーバン・メロウ。80年代ブラコン好きの人も気に入るのでは?Gerald Albrightのサックスがメロウ・ムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=BmWOijIN52k

「Freaks Compete」
ラップやヴォコーダーを織り交ぜたエレクトリック・ファンク。今聴いてもなかなかキャッチーだと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=_Gh0IGj8VDM

「You Are My Everything」
スケールの大きな感動バラード。オーセンティックな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=xiQsMocHSpc

「All The Way」
タイトル曲はアルバムからの1stシングルにもなりました。ブラコンの名残りがあるエレクトリック・ファンク。ヒットしませんでしたが、悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=z4YXvY91Ntg

「I Want You」
甘く危険な香りの漂うエレクトリック・ファンク。80年代から90年代への移行期ならではのサウンドかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=jYfKrpa42fw

「Sugar Free」
昔も今も僕の一番のお気に入りはコレ。この素敵なメロウ・ミディアムを何度もリピートで聴いていた記憶があります。甘いムードの溶け込んでしまいそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=9r-FIY8fcWI

「You Can Count On Me」
Rasheeda Azarの女性ヴォーカルをフィーチャー。コンテンポラリーなメロウ・バラードをデュエットで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HENVzgEK4wM

「Holiday」
ラストはアーバンなメロウ・グルーヴで締め括ってくれます。ここでもGerald Albrightのサックスがムードを盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=HlRScQpKlm4

『Let's Get Smooth』(1992年)
Let's Get Smooth
posted by ez at 00:43| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする