2021年05月05日

Mis-Teeq『Eye Candy』

UKのデスチャの2nd☆Mis-Teeq『Eye Candy』

発表年:2003年
ez的ジャンル:UKガラージ/R&B系女性グループ
気分は... :UKならではのミクスチャー感覚!

2000年代前半に人気を博したUKの女性グループMis-Teeqの2ndアルバム『Eye Candy』(2003年)です。

Mis-Teeqは1999年にロンドンで結成された女性グループ。
"デスチャに対するイギリスからの返答"と評された女性グループでしたね。
デビュー時のメンバーは、Alesha DixonSu-Elise NashSabrina Washingtonの3名。

UKガラージとR&Bをミックスしたデビュー・アルバム『Lickin' on Both Sides』(2001年)は、UKアルバム・チャート第3位の大ヒットとなり、アルバムからは「Why?」「All I Want」「One Night Stand」「B with Me」「Roll On/This Is How We Do It」という5曲のUK Top10ヒットが生まれました。
「Why?」
 https://www.youtube.com/watch?v=DFKge4y0MDw
「All I Want」
 https://www.youtube.com/watch?v=sEecGdMpcoU
「One Night Stand」
 https://www.youtube.com/watch?v=iYcCkwYU_ck
「B with Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=lwMFIo-zUNo
「Roll On/This Is How We Do It」
 https://www.youtube.com/watch?v=WCD_c6S2NNA

2ndアルバムとなる本作『Eye Candy』(2003年)もUKアルバム・チャート第6位の大ヒットとなり、「Scandalous」(UKチャート第2位)、「Can't Get It Back」(UKチャート第8位)といったシングル・ヒットも生まれています。

Salaam RemiStarGateJoeMushtaqEd CaseStaybentJayson "Loose" DyerDready(Karl Daniel)Dave KellyDelroy AndrewsJolyon SkinnerRishi Richがプロデューサーとして起用されています。

また、US人気男性R&BシンガーJoe、ジャマイカのダンスホール・レゲエ・アーティストChamがフィーチャリングされています。

1st以上に、UKらしいミクスチャー感が増していると思います。特にダンスホール・レゲエのエッセンスが印象的ですね。UKのDestiny's Child的な楽曲もありますが、あまりそこに引きずられずに聴いた方が楽しめると思います。

前述のシングル・ヒット2曲以外であれば、ファンクネスを効かせた「My Song」、ハイブリッドな「Dance Your Cares Away」、ドラムンベースな「All In One Day」Joeプロデュース&フィーチャリングの「Home Tonight」、ダンスホール・レゲエな「Do Me Like That」、甘酸っぱいメロウ・チューン「It's Beginning To Feel Like Love」、トライバルなUKガラージ「Eye Candy」あたりがおススメです。

USの女性R&Bグループにはない、UKならではのハイブリッドな女性R&Bを楽しみましょう!

全曲紹介しときやす。

「My Song」
Mushtaqプロデュース。ファンクネスを効かせたダンサブル・チューン。この時代らしいハイパーな雰囲気がキャッチーでいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=l4r6PAVRe2g

「Scandalous (StarGate Radio Mix)」
StarGateプロデュース。UKチャート第2位となった大ヒット・シングル。Destiny's Childへの対抗心を感じる、デビュー・アルバムの流れを汲むダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=S1kE0MMfr20

「Can't Get It Back」
Salaam Remi/Staybentプロデュース。この曲もUKチャート第8位のヒットとなりました。US女性R&BグループBlaque、2001年のシングル曲のカヴァーです。
BlaqueのオリジナルもSalaam Remiのプロデュースです。R&B好きの人は、Hip-Hopテイストを効かせたキャッチーなトラックを楽しめるはず!
https://www.youtube.com/watch?v=uQ0REmxXYFM
Blaqueヴァージョンと聴き比べるのも楽しいのでは?
Blaque「Can't Get It Back」
 https://www.youtube.com/watch?v=2XK910Pilfo

「Dance Your Cares Away」
Ed Caseプロデュース。R&B×Hio-Hop×クラブミュージックなハイブリッド・サウンドを楽しめるダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=xFZn7kbaGBE

「All In One Day」
Salaam Remiプロデュース。ドラムンベース×R&Bなクロスオーヴァーが面白い1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=0hflRzUob8U

「Strawberrez」
Salaam Remi/Staybent/Jayson "Loose" Dyerプロデュース。哀愁モードのメロウ・ミディアムで一度落ち着かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=3IIPmeAyHM8

「Nitro」
Dready(Karl Daniel)プロデュース。Hip-Hop調のヴォーカル&トラックで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=X9jXhwgO8BI

「Home Tonight」
Joeのプロデュース&フィーチャリング。爽快なメロウR&Bグルーヴはかなり僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=dVTFclS4_QY

「Do Me Like That」
Mushtaqプロデュース。ダンスホール・レゲエのエッセンスを取り入れたダンサブル・チューン。なかなかキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=uvhdrhoDHOQ

「That's Just Not Me」
Dave Kellyプロデュース。ジャマイカのダンスホール・レゲエ・アーティストChamのトースティングをフィーチャー。こういうのはUKアーティストならではですね。
https://www.youtube.com/watch?v=l8dDJP0vDTg

「How Does It Feel」
Mushtaqプロデュース。カリビアン・テイストの隠し味がいい感じのダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=GeAqbNNvp5g

「Best Friends」
Mushtaqプロデュース。Destiny's Childタイプの哀愁ミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=79BwKmhxxT8

「It's Beginning To Feel Like Love」
Delroy Andrews/Jolyon Skinnerプロデュース。甘酸っぱいメロウ・チューン。この時代らしからぬ感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=dbbGF53YiZs

「Eye Candy」
Rishi Richプロデュース。タイトル曲はUKガラージなトライバル・ダンサブル・チューン。アッパーに駆け抜けていきます。
https://www.youtube.com/watch?v=nOquARqCTMw

「Just For You」
Rishi Richプロデュース。ラストはラップ調ヴォーカルによる妖しげなアッパーで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Hh-tMkYXnaw

『Lickin' on Both Sides』(2001年)


無意識ですが、この1週間、UK作品に偏りがち。
俺が欲しているのはユニオンジャックなのか・・・
posted by ez at 01:40| Comment(0) | 2000年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする