2021年06月07日

Bumblebee Unlimited『Sting Like A Bee』

Patrick Adams/Greg Carmichaelらによるディスコ・プロジェクト☆Bumblebee Unlimited『Sting Like A Bee』

発表年:1979年
ez的ジャンル:N.Y.ディスコ
気分は... :マルハナバチ!

今回はN.Y.ディスコ作品よりBumblebee Unlimited『Sting Like A Bee』(1979年)です。

Bumblebee Unlimitedは、N.Y.ディスコを代表するプロデューサーPatrick AdamsGreg Carmichaelらによるディスコ・プロジェクト。

これまで当ブログで紹介したPatrick Adams/Greg Carmichael関連のディスコ・プロジェクト作品は以下の5枚。

 Donna McGhee『Make It Last Forever』(1978年)
 Phreek『Patrick Adams Presents Phreek』(1978年)
 Musique『Keep On Jumin'』(1978年)
 Inner Life『I'm Caught Up (In A One Night Love Affair) 』(1979年)
 Rainbow Brown『Rainbow Brown』(1981年)

本作Bumblebee Unlimited『Sting Like A Bee』(1979年)には、Leroy BurgessBlack IvoryJoey BadlottoSteve CamhiDonna McGheeDonna Green名義)といったヴォーカリストが参加していますが、すべてのヴォーカルが早回し処理されており、少しコミカルなディスコ作品に仕上がっています。

本作のハイライトとなるディスコ・クラシック「Lady Bug」、本プロジェクトのテーマ曲的な「I Got A Big Bee」をはじめ、「I Love You」「Space Shuttle Ride」「Honey Bunn」という早回し処理ヴォーカルで貫かれたコミカルなディスコ・ワールドを楽しみましょう。

閉塞感の強い今のご時世には、こういったコミカルなディスコ・ワールドが必要かもしれません。

全曲紹介しときやす。

「I Got A Big Bee」
Greg Carmichaelプロデュース。タイトルからしてこのディスコ・プロジェクトのテーマ曲っぽいですね。ラテン・パーカッションを効かせたスペイシー・ディスコといった雰囲気です。早回し処理ヴォーカルがスペイシーなディスコ・サウンドとよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=ab9C7NNZwwk

「Lady Bug」
Patrick Adams/Greg Carmichaelプロデュース。本作のハイライトとなるディスコ・クラシック。オリジナルは同じくPatrick Adams/Greg CarmichaelプロデュースのDonna McGhee「I'm a Love Bug」。当ブログでも紹介した『Make It Last Forever』(1978年)収録。セクシーなDonna McGheeヴァージョンも好きですが、早回し処理ヴォーカルによるコミカルな本ヴァージョンのほうが匿名ディスコ・プロジェクトらしいかもしれませんね。また、ロシアの作曲家Nikolai Rimsky-Korsakovの「Flight of the Bumblebee」の一節が引用されているのもBumblebee Unlimitedらしいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=bxc0f_D58LI

Donna McGhee「I'm a Love Bug」
https://www.youtube.com/watch?v=R1Z4iLcuKrk

「I Love You」
Greg Carmichaelプロデュース。パーカッシヴに疾走するディスコ・ファンク。アッパーなディスコ・サウンドと早回し処理ヴォーカルの組み合わせのコミカルなミスマッチ感が逆にいいですね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=e4VJkk4C_LQ

「Space Shuttle Ride」
Greg Carmichaelプロデュース。タイトルの通り、スペイシーなシンセ・サウンドが印象的なディスコ・チューン。早回し処理ヴォーカルが入ることでコミカルなSFアニメをイメージしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=DMof5im9JX4

「Honey Bunn」
Joey Badlotto/Greg Carmichaelプロデュース。ラストはストリングスを配した流麗なディスコ・サウンドで締め括ってくれます。ここまで早回し処理ヴォーカルばかり続けて聴いていると、この時点でかなり毒されています(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=1vSQF8kF_yw

ご興味がある方は、Patrick Adams/Greg Carmichael関連の過去記事もご参照ください。

Donna McGhee『Make It Last Forever』(1978年)


Phreek『Patrick Adams Presents Phreek』(1978年)
パトリック・アダムス・プレゼンツ・フリーク

Musique『Keep On Jumin'』(1978年)
Keep on Jumpin'

Inner Life『I'm Caught Up (In A One Night Love Affair) 』(1979年)


Rainbow Brown『Rainbow Brown』(1981年)
レインボウ・ブラウン+2(紙ジャケット仕様)
posted by ez at 01:08| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする