発表年:1995年
ez的ジャンル:ヒップ・ホップ・ソウル系男性R&B
気分は... :勝つのはイングランドかドイツか・・・
今回は90年代男性R&BからKenneth Mangram『Intertwine Da' Fold』(1995年)です。
Kenneth Mangramはテキサス州出身の男性R&Bシンガー。
彼の詳しいプロフィールは不明ですが、L.A.でチャンスを掴み、Qwest Records(Quincy Jonesが80年代に発足させたレーベル)から唯一のアルバムとなる本作『Intertwine Da' Fold』(1995年)をリリースしています。
プロデュースはCurtis F. Williams、Oji Pierce、Donell Jones、John Howcott(H.O.P. Productions)、Chuck Cymone。
アルバム全体はこの時代らしいヒップ・ホップ・ソウル作品に仕上がっています。西海岸らしくG-Funkの香りのするトラックも数多く収録されています。
シングルにもなった「What's Yo Name」、Donell Jones作/プロデュースの「If You're Looking For Love」、The Deeleのカヴァー「I'll Send You Roses」、G-Funk調ヒップ・ホップ・ソウルの「Give Me」や「831 Code」、哀愁メロウなミディアム・グルーヴ「Slo Ride」あたりがおススメです。
なかなかキャッチーで完成度の高いヒップ・ホップ・ソウル作品だと思います。
全曲紹介しときやす。
「I Wonder (Interlude)」
Curtis F. Williamsプロデュース。Kenneth Mangram作。ア・カペラ調のオープニング。
「If You're Looking For Love」
Donell Jones作/プロデュース。デビュー前のDonell Jonesがプロデューサー/ソングライターとして良い仕事をしています。美メロのセクシー・ミディアムでMangramの魅力を見事に引き出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=YlsAG-49ynw
「What's Yo Name」
H.O.P. ProductionsのJohn Howcottプロデュース。John Howcott/Billy Ward作。シングルにもなりました。甘く切ないムードにグッとくる哀愁メロウなミディアム・グルーヴ。G-Funk調のヒップ・ホップ・ソウルといった感じでしょうか。なかなかの名曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=rm7HkksdNyE
「831 Code」
Oji Pierceプロデュース。Oji Pierce/Kenneth Mangram作。このトラックもG-Funkの香りのするヒップ・ホップ・ソウル調の哀愁ミディアム・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=P9pDEDBMyOo
「I'll Send You Roses」
Oji Pierceプロデュース。Babyface、L.A. Reidが在籍していたソウル/ファンク・ユニットThe Deeleのカヴァー(Babyface/Connie Oates作)。オリジナルは『Material Thangz』(1985年)収録。「What's Yo Name」に続くシングルにもなりました。オリジナルの雰囲気を受け継ぐ哀愁メロウ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QyTuJLqLzSE
The Deele「I'll Send You Roses」
https://www.youtube.com/watch?v=2m8mXY27_xI
「Love Takes Time」
Curtis F. Williamsプロデュース。Curtis F. Williams/Kenneth Mangram作。アーバンなメロウ・ミディアムです。
https://www.youtube.com/watch?v=10pMSIBaVbU
「Slo Ride」
Chuck Cymoneプロデュース。Chuck Cymone/Kenneth Mangram作。僕好みの哀愁メロウなミディアム・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=Vwqlo3C3DOk
「So Devine」
Oji Pierceプロデュース。Oji Pierce/Kenneth Mangram作。セクシーなヒップ・ホップ・ソウル。
「Lovin' You E-Z」
Curtis F. Williamsプロデュース。Kenneth Mangram作。妖しげな雰囲気とアーバンな雰囲気をうまく融合させたミディアム・グルーヴ。
「Emagine」
Oji Pierceプロデュース。Oji Pierce/Kenneth Mangram作。アーバン&セクシーなミディアム・グルーヴ。
「Give Me」
Curtis F. Williamsプロデュース。Curtis F. Williams/Kenneth Mangram作。ファンクネスを効かせたG-Funk調ヒップ・ホップ・ソウルは僕好みのトラック。
https://www.youtube.com/watch?v=exv2qpu4hRg
「Through It All」
Curtis F. Williamsプロデュース。Curtis F. Williams/Kenneth Mangram作。ラストはセクシー・ミディアムで締め括ってくれます。
EURO2020は、ちょうど今「イングランド対ドイツ」をテレビ観戦中。
この勝者が決勝までいく可能性が高いのでは?名勝負を期待します。