2021年07月07日

『今の気分は...2021年7月7日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回70年代、80年代カテゴリーからレゲエを10曲セレクトしました。
レゲエで七夕なんていかが・・・

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

The Paragons「The Tide Is High」
https://www.youtube.com/watch?v=KGr9CQ-oZX4
From 『The Paragons』(1981年)
The Paragons

Freddie McGregor「Can't Get You Out Of My Mind」
https://www.youtube.com/watch?v=QGXNr2DgzXc
From 『Across The Border』(1984年)
Across the Border

Third World「I Wake Up Cryin'」
https://www.youtube.com/watch?v=6FCRNw63gvg
From 『You've Got The Power』(1982年)
You've Got the Power

Black Uhuru「Sistren」
https://www.youtube.com/watch?v=wwXBWinK1qY
From 『Red』(1981年)
レッド

Gregory Isaacs「Let's Dance」
https://www.youtube.com/watch?v=6_ki-5fKvT0
From 『Cool Ruler』(1978年)
Cool Ruler

The Heptones「Party Time」
https://www.youtube.com/watch?v=ICWH5Z2m5No
From 『Party Time』(1977年)
ナイト・フード+パーティ・タイム

The Mighty Diamonds「Right Time」
https://www.youtube.com/watch?v=qxMDdCj1514
From 『Right Time』(1976年)
Right Time

Culture「Chiney Man」
https://www.youtube.com/watch?v=JH9_xUW9Jgw
From 『International Herb』(1979年)
International Herb

Rico Rodriguez「Africa」
https://www.youtube.com/watch?v=i0LaJO5h0LM
From 『Man From Wareika』(1976年)
マン・フロム・ワレイカ+9

Judy Mowatt「Down In The Valley」
https://www.youtube.com/watch?v=xF7Uz8Hi13k
From 『Black Woman』(1979年)
ブラック・ウーマン
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2021年07月06日

The Blackbyrds『Better Days』

ラスト作でもこの充実ぶり☆The Blackbyrds『Better Days』
blackbyrds action better days.jpg
発表年:1977年
ez的ジャンル:爽快ディスコ/ファンク/モダン・ソウル
気分は... :良き日々よ・・・

今回は70年代に活躍したジャズ・ファンク・バンドThe Blackbyrdsの7thアルバム『Better Days』(1980年)です。

単独CD化が未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクは6thアルバム『Action』(1977年)との2in1CDです。

人気ジャズ・トランぺッターDonald Byrdが教鞭をとっていたハワード大学で、彼の教え子達が結成したバンドThe Blackbyrdsについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『The Blackbyrds』(1974年)
 『Flying Start』(1974年)
 『Action』(1977年)

Fantasyからリリースされた本作『Better Days』(1980年)は、グループのラスト・アルバムです。その後、2012年に復活アルバム『Gotta Fly』をリリースししますが・・・

前作『Action』(1977年)で師匠Donald Byrdとの関係に一区切りをつけたThe Blackbyrds

本作ではGeorge Dukeをプロデューサーに迎えています。

本作でもグループのメンバーはJoe Hall(b)、Keith Killgo(ds)、Kevin Toney(key、syn)、Orville Saunders(g)、Stephen Johnson(sax)という4名。

メンバー以外にJames Garrett(vo)、Carl Carlwell(back vo)、Jim Gilstrap(back vo)、Lynette Stephens(back vo)、Tramaine Hawkins(back vo)、George Duke(syn)、Kevin Toney(key、syn)、Marc Cohen (p、syn、clavinet、as)、Paulinho Da Costa(per)、Sheila Escovedo(per)、Larry Williams(sax)、Bill Reichenbach (tb)、Gary Grant(tp)、Jerry Hey(tp)等がレコーディングに参加しています。

アルバム全体としてはディスコ/ブギー路線が目立つかもしれませんが、このグループらしい爽快メロウな魅力も存分に満喫できます。

ディスコ/ブギー路線であれば、シングルにもなった「Dancin' Dancin'」、エレクトリック・ファンク調の「Better Days」、再評価も高いモダン・ブギー「What's On Your Mind」がおススメ。

個人的には、爽快メロウ・ダンサーの「Without Your Love」「Don't Know What To Say」、シングルにもなったメロウ・ミディアム「Love Don't Strike Twice」、同じくシングル曲のメロウ・バラード「What We Have Is Right」、アーバンなメロウ・バラード「Do It Girl」という5曲がおススメです。

これだけ内容が充実していると、本作で一度グループの歴史に幕を閉じたのが残念に思います。

全曲紹介しときやす。

「Dancin' Dancin'」
Deborah Gordon/Louisa Farmer/Marcus Gordon作。シングルにもなった爽快ディスコ・ファンク。シンセによるアクセントと開放的なホーン・サウンドもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=tetxx-pkT1M

「Lonelies For Your Love」
Orville Saunders/Louisa Farmer作。印象的なギター・ソロと共にスタートする、疾走感が心地好いディスコ・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=hM7iKqRphpg

「Better Days」
Dan Stewart/Keith Killgo/Roslyn Monroe作。タイトル曲はエレクトリック・ファンク調のナイス・ブギー。こういったトラックでも爽快なのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-gySBqMzdmw

「Do It Girl」
Roslyn Monroe/Joe Hall/Jo Ann Hall Skehan作。ブラコン好きにはグッとくるアーバンなメロウ・バラード。AOR好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=UocDY4uAMG8

Professor P and DJ Akilles feat. Timbuktu「Do What's on Your Mind」のサンプリング・ソースとなっています。
Professor P and DJ Akilles feat. Timbuktu「Do What's on Your Mind」
 https://www.youtube.com/watch?v=vS9GD5s1aLQ

「Without Your Love」
Roslyn Monroe/Joe Hall/Jo Ann Hall Skehan作。爽快ギター・カッティングが心地好いメロウ・ダンサー。フリーソウル好きの人も気に入るであろう仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=MoZIkDTLJC4

「Do You Wanna Dance」
Bell & James(Leroy M. Bell/Casey James)作。少し哀愁モードのダンス・チューン。僕の好みからは少しズレているかな・・・
https://www.youtube.com/watch?v=EDN1Lncs-qg

「Love Don't Strike Twice」
Alvin Alexander/Joe Hall/Roslyn Monroe作。この曲もシングルになりました。僕好みのメロウ・ミディアム。キャッチーなヴォーカル・ワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=e4yMl-Tzihs

Retrogott & Hulk Hodn「Sofunktioniertdiewelt」等のサンプリング・ソースとなっています。
Retrogott & Hulk Hodn「Sofunktioniertdiewelt」
 https://www.youtube.com/watch?v=KMwiDCOl7iA

「What's On Your Mind」
Alvin Alexander/Orville Saunders作。ギター・カッティングとシンセが印象的なモダン・ブギー。ダイナミックなホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=DMsYOQfGeTE

「Don't Know What To Say」
Orville Saunders/Louisa Farmer作。アーバン・ナイトな僕好みのメロウ・ダンサー。この曲も爽快ギター・カッティングが心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=CG2wQyVy7dc

「What We Have Is Right」
Orville Saunders/Louisa Farmer作。ラストはシングルにもなった素敵なメロウ・バラードで締め括ってくれます。James Garrettが甘く優しい歌声で魅せてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Eawfzb48OYU

The Blackbyrdsの他作品もチェックを!

『The Blackbyrds』(1974年)
ブラックバーズ

『Flying Start』(1974年)
フライング・スタート

『City Life/Unfinished Business』(1975年/1976年) ※2in1CD
City Life/Unfinished Business by Beat Goes Public Bgp 【並行輸入品】
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2021年07月04日

Hiatus Kaiyote『Mood Valiant』

6年ぶり新作はBrainfeederから☆Hiatus Kaiyote『Mood Valiant』

発表年:2021年
ez的ジャンル:フューチャリスティック&ハイブリッド系オージー・バンド
気分は... :ローズ・ウォーター・・・

新作アルバムから、オーストラリアのフューチャリスティック・ハイブリッド・バンドHiatus Kaiyoteの3rdアルバム『Mood Valiant』です。

2011年にオーストラリア、メルボルンで結成されたグループHiatus Kaiyoteの紹介は、1stアルバム『Tawk Tomahawk』(2013年)、2ndアルバム『Choose Your Weapon』(2015年)に続き3回目となります。

過去2作が紅一点のヴォーカルNai Palmの圧倒的な存在感と唯一無二のハイブリッド・サウンドで各方面から高い評価を得たHiatus Kaiyote

前作から『Choose Your Weapon』(2015年)から約6年ぶりにリリースされた3rdアルバム『Mood Valiant』。その間にNai Palmのソロ・アルバム『Needle Paw』(2017年)のリリースもあったので、6年も間隔が空いた感じはなかったのですが・・・

本作でも過去2作同様、Nai Palm(vo、g)、Paul Bender(b)、Simon Mavin(key)、Perrin Moss(ds)という4人のメンバーは不動です。

本作でまず注目すべきは、Flying Lotus主宰のBrainfeederからのリリースという点です。

さらにブラジル音楽の名アレンジャー/コンポーザーのArthur Verocaiをゲストに迎えたリオ・デジャネイロでのレコーディングが含まれている点にも注目です。

また、Nai Palmが乳癌を患い、その治療を要したことや、新型コロナの影響もあってリリースが遅れてしまったようです。

プロデュースはHiatus Kaiyote自身。
ソングライティングもArthur Verocaiとの共作も含めて、すべてメンバーによるオリジナルです。

Arthur Verocaiをフィーチャリングした先行シングル「Get Sun」、刺激的なフューチャー・ソウル「Chivalry Is Not Dead」、Brainfeederっぽい「All The Words We Don't Say」Nai Palmのヴォーカルが存在感を示す「Rose Water」「Red Room」Arthur Verocaiがストリングス・アレンジを手掛けたビューティフル・バラード「Stone Or Lavender」Hiatus Kaiyoteらしい世界観を楽しめる次世代ネオソウル「Sparkle Tape Break Up」等充実の全13トラック(ボーナス・トラック含む)です。

6年待った甲斐がありました!

全曲紹介しときやす。

「Flight Of The Tiger Lily」
Arthur Verocaiとの共作。美しいストリングスによるアルバムのプロローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=8CUVkuNKIrY

「Sip Into Something Soft」
次世代ネオソウルらしいメロウ&ミステリアス&ソフトリーな仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=esFJgq5MZPk

「Chivalry Is Not Dead」
ファンの期待に応えてくれた刺激的なフューチャー・ソウル。バンドらしい臨場感とハイパーなアクセントのバランスが絶妙です。特にベースが格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=aaNm48wiezs

「And We Go Gentle」
コズミックな次世代ネオソウル。ゴジラ映画シリーズの第9作『怪獣総進撃』(1968年)に登場するムーンライトSY-3号が歌詞に登場します。
https://www.youtube.com/watch?v=lzdtOzsn94E

「Get Sun」
Arthur Verocaiをフィーチャリングした先行シングル。Verocaiがアレンジを手掛けたホーン&ストリングスが印象的なダイナミックで、フューチャリスティック&ハイブリッドなファンク・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=uWjkfSrZK5Y

「All The Words We Don't Say」
ある意味Brainfeederっぽいサウンドです。メロウ路線になる前のThundercat作品に通じる質感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=6ywsOjATovE

「Hush Rattle」
インタールード的な小曲。素朴な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=XknI3m9N91s

「Rose Water」
Nai Palmのヴォーカルの魅力を満喫できます。ペトラの古代都市が登場する歌詞も含めてミステリアスな雰囲気が漂います。
https://www.youtube.com/watch?v=NXfnPzTOzjY

「Red Room」
乳癌との闘病生活を経てきたNai Palmの心の叫び声のように聴こえてきます。派手さはありませんがグッとくるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=p46Tm9-7i7E

「Sparkle Tape Break Up」
Hiatus Kaiyoteらしい世界観を楽しめる1曲。次世代ネオソウル好きの人であれば、彼らの唯一無二の魅力に惹かれるはずです。
https://www.youtube.com/watch?v=dk1z-WxZMvA

「Stone Or Lavender」
Arthur Verocaiがストリングス・アレンジを手掛けたビューティフル・バラード。Nai Palmの詠は聴く者に希望と勇気を与えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z8EEalYiYNQ

「Blood And Marrow」
本編ラストは歌詞も含めてミステリアスな雰囲気で締め括ってくれます。人知の及ばない大自然のパワーのようなトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=LF109EBJyrw

「Stone And Lavender (Duet Version)」
国内盤ボーナス・トラック。「Stone And Lavender」のピアノ弾き語りヴァージョン。オリジナルにはないシンプルな魅力があります、

Hiatus Kaiyoteの他作品もチェックを!

『Tawk Tomahawk』(2013年)
Tawk Tomahawk

『Choose Your Weapon』(2015年)
Choose Your Weapon

Nai Palm『Needle Paw』(2017年)
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2021年07月03日

Orquestra Imperial『Carnaval So No Ano Que Vem』

新世代ミュージシャンらによるビッグ・バンド☆Orquestra Imperial『Carnaval So No Ano Que Vem』

発表年:2007年
ez的ジャンル:ブラジル新世代ビッグバンド
気分は... :ノスタルジックで新しい!

今回はブラジル新世代ミュージシャンらによるビッグ・バンド・ユニットOrquestra Imperialの1stアルバム『Carnaval So No Ano Que Vem』(2007年)です。

Orquestra Imperialは古いサンバのカヴァーを演奏するガフェイラ・オーケストラとして2002年から活動開始。ライヴ活動を重ねるうちに、オリジナル作品を作るようになり、2007年に1stアルバム『Carnaval So No Ano Que Vem』、2012年に2ndアルバム『Fazendo As Pazes Com O Swing』をリリースしています。

第一弾となる本作『Carnaval So No Ano Que Vem』におけるメンバーは、Moreno Veloso(per、vo)、 Domenico Lancellotti(ds)、Kassin(b)、Pedro Sa(g)、Stephane Sanjuan(per)、Berna Ceppas(syn、per)、Nina Becker(vo)、Thalma de Freitas(vo)、Rodrigo Amarante(vo)、Max Sette(tp、flh)、Rubinho Jacobina(ley)、Nelson Jacobina(g)、Bartolo(g)、Felipe Pinaud(fl)、Bidu Cordeiro(tb)、Mauro Zacharias(tb)、Leo Monteiro(per)、Cesar Farias(per)、Wilson das Neves(per、vo)という19名。

まず+ 2ユニットで知られるMoreno VelosoDomenico LancellottiKassinというブラジル新世代を代表するミュージシャン3名が揃って参加しているのが目を引きます。

それ以外にCaetano Velosoとの活動やJTNC方面からも注目されたギタリストPedro SaDomenicoらと多国籍ユニット
Os Ritmistasを結成し、本作と同じ2007年にアルバム『Os Ritmistas』をリリースしたStephane Sanjuan、ブラジル音楽シーンの重鎮ドラマーWilson das Neves等注目のミュージシャンが参加しています。

プロデュースはKassinBerna Ceppas Mario Caldato Jr.

アルバムは全15曲。オリジナルが11曲、カヴァー4曲という構成です。

伝統的なブラジル音楽と現代のブラジル音楽、さらにはラテンのエッセンスまで取り入れた多様なサウンドで楽しませてくれます。

ノスタルジックとモダンをうまく両立させたブラジル音楽の真髄を満喫できる1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Me Deixa Em Paz」
Ayrton Amorim/Monsueto作。名盤Milton Nascimento & Lo Borges『Clube Da Esquina』(1972年)収録曲としてお馴染みの楽曲のカヴァーがオープニング。Ivan Lins作品にも同じタイトルがありますが同名異曲です。ここではNina Beckerがヴォーカルをとります。ノスタルジックな香りを漂わせたダイナミックな演奏のサンバを楽しめます。Nina Beckerの華のあるヴォーカルもいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6BTH4wbEeNs

「Sem Compromisso」
Chico BuarqueTania Mariaも取り上げたGeraldo Pereira/Nelson Trigueiro作品をカヴァー。ここでのヴォーカルはMoreno Veloso。少しノスタルジックで小気味よいサンバ演奏とMoreno Velosoの父Caetano Veloso譲りの線の細いヴォーカルがよくフィットしています。

「Obsessao」
Milton de Oliveira/Mirabeau作のサンバ名曲をカヴァー。オリジナルは1956年のJorge Veiga E Carmen Costaヴァージョン。ここではRodrigo Amaranteがヴォーカル。ブラジルのロック・バンドLos Hermanosの元メンバーであるRodrigo Amaranteの少ししゃがれたヴォーカルが、洗練されたメロウ・サンバにフィットしています。Max Setteがトランペット・ソロで盛り上げてくれます。

「Nao Foi Em Vao」
Thalma de Freitas作/ヴォーカル。Thalma de Freitasの艶やかなヴォーカルに魅せられる哀愁メロウ・サンバ。初期Maria Ritaがお好きな人ならば気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=Q9XACPsuO6U

「Erecao」
Max Sette/Domenico Lancellotti/Nina Becker/Pedro Sa/Rubinho Jacobina/Sandra De Sa作。
ヴォーカルは Max Sette。洗練されたモダン・ジャズ・サンバ。オーセンティックな雰囲気にエレクトロニクスなアクセントを加えるあたりがブラジル新世代らしいのでは?Bidu Cordeiroのトロンボーン・ソロがいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=oggt73ZCVYQ

「Salamaleque」
Rubinho Jacobina/Max Sette作。ヴォーカルは Max Sette。テンポの良い哀愁サンバ。ノスタルジックな味わいがいいですね。

「O Mar E O Ar」
Domenico Lancellotti/Kassin/Rodrigo Amarante作。ヴォーカルはRodrigo Amarante。開放的なサウンドと少しレイジーなRodrigoのヴォーカルの組み合わせがグッド!真夏の昼寝モードにピッタリな1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=SGIiwXPFfbk

「Jardim De Ala」
Moreno Veloso/Quito Ribeiro作。ヴォーカルはMoreno Veloso。ここでも父Caetano譲りの線の細いMoreno oのヴォーカルが引き立つ、素敵なメロウ・ボッサに仕上がっています。

「Rue De Mes Souvenirs」
Wilson das Neves/Stephane Sanjuan作。ヴォーカルはThalma de Freitas。Thalma de Freitasの妖艶なヴォーカルに魅了される素敵なメロウ・チューンです。
https://www.youtube.com/watch?v=X5_D7EnGQF8

「Era Bom」
Max Sette/Wilson das Neves作/ヴォーカル。味わいのあるメロウ・サンバ。ビール片手に寛ぎながら聴きたい演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=6_A5jr7WyOg

「Iara Iarucha」
Nelson Jacobina/Tavinho Paes作。ヴォーカルはRodrigo Amarante。海辺の鳥の鳴き声と共に始まります。寛いだラテン・モードの演奏はアルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=033GiSYL-l8

「Ela Rebola」
Jorge Mautner/Nelson Jacobina作。ヴォーカルはMoreno Veloso。前曲に続き、ラテン・サウンドで楽しませてくれます。

「Supermercado Do Amor」
Bartolo/Jorge Mautner作。ヴォーカルはNina Becker。次世代ミュージシャンらしい遊び心のあるサウンドで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=G_fqMaLGnTs

「Popcorn」
1972年にHot ButterがUSチャートやUKチャートでTop10ヒットさせたGershon-Kingsley作の有名曲をカヴァー。Marlon Setteのトロンボーン・ソロ、 Bartoloのギター・ソロを交えた新世代ビッグ・バンドらしいダイナミックな演奏を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=B3fvi6T7XOQ

「De Um Amor Em Paz」
国内盤ボーナス・トラック。Domenico Lancellotti/Delcio Carvalho作。ヴォーカルはNina Becker。ミステリアスで妖艶な哀愁バラードは本編にない雰囲気です。

ご興味がある方は2nd『Fazendo As Pazes Com O Swing』(2012年)もチェックを!

『Fazendo As Pazes Com O Swing』(2012年)
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2021年07月02日

Lou Rawls『All Things In Time』

大ヒット曲「You'll Never Find Another Love like Mine」収録☆Lou Rawls『All Things In Time』

発表年:1976年
ez的ジャンル:PIR系男性ソウル
気分は... :魅惑の低音ヴォーカル!

今回は魅惑の低音ヴォーカルでお馴染みの男性ソウル・シンガーLou Rawlsの代表作『All Things In Time』(1976年)です。

この1週間ほどNeil Diamond & Barbra Streisandの大ヒット・シングル「You Don't Bring Me Flowers」(1978年)が個人的なヘビロテで毎日聴いているのですが、Neil Diamondの低音ヴォーカルを繰り返し聴いているうちに、同じ低音ヴォーカルに魅力を持つLou Rawlsを想起し、今回取り上げることにしました。

Lou Rawls(1933-2006)はシカゴ出身の男性ソウル・シンガー。

1961年にレコード・デビューし、以降2006年に逝去するまでコンスタントにアルバムをリリースしています。多分、40枚前後のオリジナル・アルバムをリリースしているはずです。

本作『All Things In Time』(1976年)は、Kenneth Gamble/Leon Huff Philadelphia International Recordsへの移籍第一弾アルバムです。これ以降ライヴ作も含めて7枚のアルバムをPIRに残しています。

本作にはUSチャート第2位、同R&Bチャート第1位となったキャリア最大のヒット・シングル「You'll Never Find Another Love like Mine」が収録され、アルバムもUSアルバム・チャート第7位、同R&Bアルバム・チャート第1位のヒットとなりました。

Sigma Sound Studiosでレコーディングされ、Gamble & Huffをはじめ、Bunny SiglerDexter WanselJack FaithBobby Martinがプロデュースを手掛けています。

大ヒット曲「You'll Never Find Another Love like Mine」がハイライトですが、同タイプのフィリー・ダンサー「From Now On」「This Song Will Last Forever」もおススメです。

彼らしい低音ヴォーカルが映えるバラードの「Need You Forever」「Let's Fall in Love All Over Again」「Time」もいいですね。

Lou Rawlsの持ち味を見事に引き出したフィリー・ソウル名盤を楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「You're the One」
Gamble & Huffプロデュース。Kenneth Gamble/Leon Huff作。PIRらしからぬリラックスしたブルージー・サウンドで肩透かしを食らいます(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=VDCNQuBLifw

「You'll Never Find Another Love like Mine」
Gamble & Huffプロデュース。Kenneth Gamble/Leon Huff作。USチャート第2位、同R&Bチャート第1位となったキャリア最大のヒット・シングル。Gamble & HuffがLou Rawlsの魅力を完璧に引き出した名曲ですね。メロディアスとダンサブルのバランスが抜群です!
https://www.youtube.com/watch?v=phWBaVpeRcY

当ブログでも紹介したFabiana Passoniヴァージョンをはじめ、John Holt、Hank Crawford、Bob Martin、Gil Dobrica、The Top of the Poppers、Stanley Turrentine、Bill Fredericks、Michael Buble、Urban Mystic等がカヴァーしています。
John Holt「You'll Never Find Another Love like Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=Pd9py40Rn88
Hank Crawford「You'll Never Find Another Love like Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=nlM0zSKpPPY
Bob Martin「Tu Peux Chercher (Un Autre Amour Que Le Mien)」
 https://www.youtube.com/watch?v=9OvDefEWeSQ
The Top of the Poppers「You'll Never Find Another Love like Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=NuEyWXjRnmE
Bill Fredericks「You'll Never Find Another Love like Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=tjD6AMMgPso
Michael Buble「You'll Never Find Another Love like Mine」
 https://www.youtube.com/watch?v=iO_btgNFDlk
Fabiana Passoni「You'll Never Find」
 https://www.youtube.com/watch?v=fwdNy3Z1srk

「Time」
Jack Faithプロデュース。Jack Faith/Allan Felder作。オーセンティックなバラードですが、低音ヴォーカルがよくフィットします。僕が聴きたかったNeil Diamondのような低音ヴォーカルが正にこんな感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=s7bUkx83GOY

9th Wonder「Step in Out Soul」、The Game「M.I.A. (3 Heats)」、Chino XL feat. Rakaa Iriscience and Roc Marciano「Take It Back」のサンプリング・ソースとなっています。
9th Wonder「Step in Out Soul」
 https://www.youtube.com/watch?v=TPnVu8Bf6nY
The Game「M.I.A. (3 Heats)」
 https://www.youtube.com/watch?v=b7Y7TowVlDA
Chino XL feat. Rakaa Iriscience and Roc Marciano「Take It Back」
 https://www.youtube.com/watch?v=9jrManfoLyM

「Groovy People」
Gamble & Huffプロデュース。Kenneth Gamble/Leon Huff作。リラックスしたジャジー・フィーリングが心地好い1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Rp-udury7WE

Lee Towersがカヴァーしています。
Lee Towers「Groovy People」
 https://www.youtube.com/watch?v=NYSFPyb6qtk

「Need You Forever」
Bunny Sigler作/プロデュース。アーバンなメロウ・バラードを余裕のある歌唱力で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=cUdt5KNJQsc

Mareko「Mareko (Here to Stay)」、Kamp and Whizz Vienna「Ein Tag Fur Eva」、Kooley High feat. Median「Somethin' Outta Nothing」のサンプリング・ソースとなっています。
Mareko「Mareko (Here to Stay)」
 https://www.youtube.com/watch?v=TKaIetUc_4g
Kamp and Whizz Vienna「Ein Tag Fur Eva」
 https://www.youtube.com/watch?v=PxUHa1z8GzY
Kooley High feat. Median「Somethin' Outta Nothing」
 https://www.youtube.com/watch?v=buSFRgx9Wnc

「From Now On」
Bunny Sigler作/プロデュース。本作らしいフィリー・ダンサーで楽しませてくれます。低音ヴォーカルが映える大人のフィリー・ダンサーに仕上がっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=LSNE9UEtT24

Freddie Hubbardがカヴァーし、Little Brother「Passionflower」のサンプリング・ソースとなっています。
Freddie Hubbard「From Now On」
 https://www.youtube.com/watch?v=F3v6lIWiqfM
Little Brother「Passionflower」
 https://www.youtube.com/watch?v=SI0Fnd4eVTw

「Pure Imagination」
Dexter Wanselプロデュース。映画『Willy Wonka & the Chocolate Factory』(1971年)でGene Wilderが歌った楽曲のカヴァー(Leslie Bricusse/Anthony Newley作)。オーセンティックな雰囲気ですが、緩急をつけたアレンジがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=1tKirSXbK1Y

Stylophonic「Pure Imagination」のサンプリング・ソースとなっています。
Stylophonic「Pure Imagination」
 https://www.youtube.com/watch?v=70qia64QtMM

「This Song Will Last Forever」
Gamble & Huffプロデュース。Kenneth Gamble/Leon Huff/Cary Gilbert作。大きな愛に包まれた爽快フィリー・ダンサー。こういった曲でもサウンドに負けないLouの歌の存在感がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=iniAr6SyIQY

「Let's Fall in Love All Over Again」
Bobby Martin作/プロデュース。Billy Paulのカヴァー。オリジナルは『Ebony Woman』(1970年)収録。Louの低音ヴォーカルが映えるロマンティックなラブ・バラードでアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=TbT6F6DHXek

Lou Rawlsの70年代、80年代の他作品もチェックを!

『Unmistakably Lou/When You Hear Lou, You've Heard It All』(1977年)※2in1CD


『Let Me Be Good to You』(1979年)


『Sit Down and Talk to Me』(1979年)


『Now Is the Time/Close Company』(1982/1984年)※2in1CD


『Love All Your Blues Away』(1986年)


『At Last』(1989年)
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