2021年08月06日

Chic『Take It Off』

見逃されがちな充実作☆Chic『Take It Off』

発表年:1981年
ez的ジャンル:N.Y.ディスコ/ファンク
気分は... :80年代Chicもぜひ!

Nile Rodgers率いるN.Y.ディスコ/ファンク・ユニットChicの5thアルバム『Take It Off』(1981年)です。

「Le Freak(おしゃれフリーク)」「Good Times」という2大ダンス・クラシックで知られるNile RodgersBernard EdwardsTony Thompsonらによるディスコ/ファンク・ユニットChicに関して、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Chic』(1977年)
 『C'est Chic』(1978年)
 『Risque』(1979年)

彼らの主なヒット曲は上記の3枚に収録されており、その意味では70年代後半にリリースされた上記の3枚さえ聴けば、Chicというグループの魅力はほぼ満喫できるのかもしれません。

しかしながら、80年代に入ってからも『Real People』(1980年)、『Take It Off』(1981年)、『Tongue in Chic』(1982年)、『Believer』(1983年)とコンスタントにアルバムをリリースしており、このあたりを深掘りしてみると、よりChicフリークになるのではないかと思います。

本作におけるChicのメンバーは、Nile Rodgers(g、vo)、Bernard Edwards(b、vo)、Tony Thompson(ds)、Luci Martin(vo)、Alfa Anderson(vo)というお馴染みの5名。

それ以外にJocelyn Brown(vo)、Michelle Cobbs(vo)、Fonzi Thornton(vo)、Raymond Jones(key)、Rob Sabino(key)、Manolo Badrena(per)、Sammy Figueroa(per)、Lenny Pickett(sax)、Michael Brecker(sax)、Randy Brecker(tp、flh)等のミュージシャンが参加しています。

勿論プロデュースはNile RodgersBernard Edwards

商業的には成功しませんでしたが、中身はNile RodgersBernard EdwardsTony Thompsonが織り成すChicサウンドを存分に満喫できる納得の1枚に仕上がっています。

シングルになった「Stage Fright」をはじめ、「Burn Hard」「Take It Off」「So Fine」あたりがおススメです。

落ち着いたアーバン・ファンク「Telling Lies」、メロウ・バラード「Just Out Of Reach」も僕のお気に入り。

意外に盲点となっているChic作品をぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Stage Fright」
シングルにもなったオープニング。本作を象徴する軽快なアーバンなディスコ・ファンク。お馴染みのNile Rodgersのカッティング・ギターをはじめ、Bernardのベース、Thompsonのドラムも絶好調です。
https://www.youtube.com/watch?v=o9arN6feODI

「Burn Hard」
「Stage Fright」と並ぶ本作のハイライトと呼べる強力なディスコ・ファンク。「Le Freak」「Good Times」を上手く掛け合わせた感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=D6JWZG1E4s8

「So Fine」
シングル「Stage Fright」のB面曲。Nile Rodgersのセンス抜群のギター・プレイを存分に満喫できるアーバン・ダンサー。シンセ・サウンドもうまく織り交ぜながら、エレガントなChicワールドを繰り広げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=2gwROc1og0w

「Flash Back」
Bernardがリード・ヴォーカル。演奏面でもBernardのベースが強調されたファンク・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=h3iyNTDoDZY

「Telling Lies」
進化するChicワールドを楽しめるアーバン・ファンク。AORファンクとでも呼びたくなる落ち着いたオトナ・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=IdBDpo-BJLc

「Your Love Is Cancelled」
Nile Rodgersがリード・ヴォーカルです。リラックスした雰囲気のご愛嬌の1曲といった感じで楽しみましょう。
https://www.youtube.com/watch?v=YSc41Sh3_2w

「Would You Be My Baby」
シンセやピアノを強調したメロウ・ファンク。エレポップも少し意識しているかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=-5kLgJeCYqo

「Take It Off」
このトラックも人気が高いかもしれませんね。David Bowie『Let's Dance』(1983年)の登場を予感させるディスコ・ファンク。Bernardのベースが格好良すぎます!
https://www.youtube.com/watch?v=SSCbIX-twf8

「Just Out Of Reach」
アーバン・メロウなミディアム・バラード。Alfa AndersonとBernardの男女ヴォーカルがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=N-pHB7GZdgc

Mary J. Blige feat. P. Diddy「No More Drama (P. Diddy/Mario Winans Remix)」、Toni L feat. Torch「Ohweyoweyo」のサンプリング・ソースとなっています。
Mary J. Blige feat. P. Diddy「No More Drama (P. Diddy/Mario Winans Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=INKL-CTRPew

「Baby Doll」
ラストはホーン・サウンドを強調したインスト・ファンクで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ltPm2hB2b-c

Chicの他作品もチェックを!

『Chic』(1977年)


『C'est Chic』(1978年)


『Risque』(1979年)


『Real People』(1980年)


『Real People/Tongue in Chic』(1980年/1982年) ※2in1CD


『Believer』(1983年)


『Chic-ism』(1992年)


『It's About Time』(2018年)
posted by ez at 00:05| Comment(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月05日

Darrell Banks『Darrell Banks Is Here!』

ノーザン・ダンサー「Open The Door To Your Heart」収録☆『Darrell Banks Is Here!』
ダレル・バンク・イズ・ヒア
発表年:1967年
ez的ジャンル:悲運のソウル・シンガー
気分は... :ノーザン・ダンサー!

今回は悲運のソウル・シンガーDarrell Banksのデビュー・アルバム『Darrell Banks Is Here!』(1967年)です。

警官との銃撃戦となり、悲劇的な最期を遂げた悲運のソウル・シンガーDarrell Banks(1937-1970年)の紹介は、2ndアルバム『Here To Stay』(1969年)に続き2回目となります。

デビュー・アルバムとなる本作『Darrell Banks Is Here!』(1967年)は、ノーザン・ソウル名盤として再評価が高い1枚です。

実際にはRevilot Recordsからの2枚のシングルA/B面というデトロイト録音4曲と、ATCO Recordsからの2枚のシングルA/B面4曲+2曲というN.Y.録音6曲から構成されています。

プロデュースはDon Davis

やはり、ヒットしたデビュー・シングル「Open The Door To Your Heart」をはじめとする、Revilot時代のノーザン・ダンサー4曲に本作の魅力が凝縮されています。

N.Y.録音6曲の中では、ノーザン・ダンサー調の「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」、漆黒のファンキー・グルーヴ「I've Got That Feelin'」、ディープなソウル・バラード「I'm Gonna Hang My Head And Cry」あたりが僕好み。

軽快なノーザン・ダンサーとディープなソウル・バラード。
Darrell Banksの魅力を存分に堪能できるデビュー・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Here Come The Tears」
Gerald Sims作。Gene Chandler、1965年のシングルをカヴァー。ATCOからシングル・リリースされました。雰囲気たっぷりに歌い上げるソウル・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Fmgyn2Bf94w

「I've Got That Feelin'」
Gene Redd/Jimmy Crosby/Rosemarie McCoy作。シングル「Here Come The Tears」のB面曲。漆黒のファンキー・サウンドを堪能できる1曲。イケイケになりすぎない抑えたトーンが逆にいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=07dVSAnVYvw

「I'm Gonna Hang My Head And Cry」
Donald Bell/Cleveland Horn/Rosemarie McCoy/Gene Redd作。ディープなソウル・バラード。Darrellの濃厚ヴォーカルを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=cvv__JPQVvo

「Look Into The Eyes Of A Fool」
Gene Redd/Cleveland Horn/Donald Bell作。シングル「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」のB面曲。少しテンポを落としたミディアム・グルーヴでDarrellの味わい深いヴォーカルを楽しめるようになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ie6zX0yaEF0

「Our Love (Is In The Pocket)」
George Clinton/Rosemarie McCoy作。シングル「Open The Door To Your Heart」のB面曲。作者にP-Funk軍団の総帥George Clintonの名がクレジットされている点で興味深いですね。George Clintonのイメージとかけ離れた、ビートの効いた軽快なノーザン・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=gJ7BZZsRRi8

J.J. Barnesがカヴァーしています。
J.J. Barnes「Our Love (Is In The Pocket)」
 https://www.youtube.com/watch?v=Wq1Igdv9AYs

「Open The Door To Your Heart」
Darrell Banks作。1966年にリリースされた、Revilotからのデビュー・シングル。前述のようにUSチャート第27位、同R&Bチャート第2位のヒットとなりました。ノーザン・ダンサー・クラシックとして人気の1曲。実にキャッチーです。
https://www.youtube.com/watch?v=8t9Y-YNxOy4

The Capitols、Jackie Wilson、Gloria Lynne、Tyrone Davis、Gregory IsaacsBetty Wrightがカヴァーしています。
The Capitols「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=ZwcJP6dFQzc
Jackie Wilson「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=7d8nglHHJ9s
Gloria Lynne「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=7_iYh8UJiZI
Tyrone Davis「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=z3Sys6lJkg0
Gregory Isaacs「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=_UJveBQPZc0
Betty Wright「Open The Door To Your Heart」
 https://www.youtube.com/watch?v=uSAvcOnTv0I

「Angel Baby (Don't You Ever Leave Me)」
Sylvia Moy/Henry Cosby作。ATCOからシングル・リリースされました。Revilot時代を受け継ぐようなビートの効いた軽快なソウル・ダンサーに仕上がっています。聴いた途端に心躍らせるキャッチーさがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=6lZNJawjP6A

「Somebody (Somewhere Needs You)」
Frank Wilson/Marc Gordon作。Revilotからの2ndシングル。USチャート第34位、同R&Bチャート第50位となっています。「Open The Door To Your Heart」同様、キャッチーなノーザン・ダンサーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=4UQgmta7ECU

「Baby What'cha Got (For Me)」
Charles Hatcher(Edwin Starr)/J. J. Barnes作。シングル「Somebody (Somewhere Needs You)」のB面曲。ファンキーなノーザン・ダンサーな僕好み。女性コーラス隊もいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Yx9cFZApeE4

「You Better Go」
Teddy Randazzo/Lou Stallman/Bob Weinstein作。ラストは抑えたトーンのソウル・バラードで味わい深く締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=v3HD7Hctsiw

『Here To Stay』(1969年)
ヒア・トゥ・ステイ
posted by ez at 13:22| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月04日

Player『Danger Zone』

「Baby Come Back」だけじゃありません?☆Player『Danger Zone』

発表年:1978年
ez的ジャンル:USポップ・ロック/AOR
気分は... :「Baby Come Back」の一発屋?

今回は70年代AOR作品からPlayer『Danger Zone』(1978年)です。

Playerは、前身のBandanaが発展するかたちでL.A.で結成されたロック・バンド。

メンバーはPeter Beckett(vo、g)、J.C. Crowley(vo、g、key)、Ronn Moss(b、vo)、John Friesen(ds)という4名。

そして、Brian Potter/Dennis Lambertがプロデュースしたデビュー・アルバム『Player』(1977年)をレコーディング。ご存知の通り、同作からはUSチャートNo.1の大ヒット・シングル「Baby Come Back」が生まれました。続くシングル「This Time I'm in It for Love」もTop10シングルとなりました。
「Baby Come Back」(From 『Player』
 https://www.youtube.com/watch?v=vLtmmFjxSoc
「This Time I'm in It for Love」(From 『Player』
 https://www.youtube.com/watch?v=LMaClle-0c8

その後、同じBrian Potter/Dennis Lambertプロデュースでリリースしたのが本作『Danger Zone』(1978年)です。さらにメンバー交代も経て、3rd『Room With a View』(1980年)、4th『Spies of Life』(1981年)といったアルバムをリリースしています。

さらにPeter BeckettRonn MossPlayerを復活させ、『Electric Shadow』(1995年)、『Baby Come Back....』(2005年)、『Too Many Reasons』(2013年)といったアルバムをリリースしています。

どうしても「Baby Come Back」の一発屋!というイメージが強いバンドですが、この2ndアルバム『Danger Zone』(1978年)を聴けば、そそのイメージを払拭できるはず!と言いたいのですが、賛否両論分かれる1枚かもしれませんね。

確かに、AOR的な側面と産業ロック的な側面が同居したアルバムであり、その部分がビミョーかもしれませんし、そこが面白いかもしれません(笑)

僕のおススメは、USシングル・チャート第27位となったブルーアイド・ソウルなポップ・ロック「Prisoner Of Your Love」、ポップ・ロック系AORな「Love In The Danger Zone」「Baby Come Back」路線のバラード「I Just Wanna Be With You」、ブルーアイド・ソウルなメロウ・ミディアム「Wait Until Tomorrow」あたりです。

あなたはこの1枚をどう評価しますか???

全曲紹介しときやす。

「Love In The Danger Zone」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。ポップ・ロック系AORなオープニング。メロディアスでありながら、ロック・グループらしいサウンドも強調されています。
https://www.youtube.com/watch?v=4I37ge1Z9uk

「Silver Lining」
Peter Beckett作。思い切りロック・バンドしています。いわゆる当時流行りの産業ロックに近い感じですね。
https://www.youtube.com/watch?v=36jMI4tGaSQ

「I Just Wanna Be With You」
Peter Beckett作。ロック色が強まった「Baby Come Back」といった雰囲気のバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=j8u9iwNhYyU

「Forever」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。彼らの素晴らしいヴォーカル・ワークを活かしたポップ・ロック。
https://www.youtube.com/watch?v=tO1HIsOJ1KE

「I've Been Thinkin」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。何処となく寂しげなバラード。良くも悪くもドラマティックです。
https://www.youtube.com/watch?v=n1iin8NImBg

「Prisoner Of Your Love」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。シングル・カットされ、USチャート第27位となっています。ブルーアイド・ソウルなポップ・ロックといった雰囲気です。彼ららしいヴォーカル・ワークを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=wX1zv-RvkoU

「Join In The Dance」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。改めて聴くと産業ロックしていますね。
https://www.youtube.com/watch?v=33U61VqC2Hw

「Wait Until Tomorrow」
Peter Beckett/J.C. Crowley作。ブルーアイド・ソウルなメロウ・ミディアム。僕好みの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=EeWZDtzOLd4

「Let Me Down Easy」
J.C. Crowley作。ラストはドラマティックなメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=6VYNMIjI4Ww

Playerの他作品もチェックを!

『Player』(1977年)


『Room With a View』(1980年)


『Spies of Life』(1981年)


『Electric Shadow』(1995年)


『Baby Come Back....』(2005年)


『Too Many Reasons』(2013年)
posted by ez at 01:23| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月03日

Bullwackie & The Chosen Brothers『Keep On Dancing』

前作に続くビタースウィートな1枚☆Bullwackie & The Chosen Brothers『Keep On Dancing』
キープ・オン・ダンシング
発表年:1991年
ez的ジャンル:N.Y.レゲエ
気分は... :またまたビールが似合うレゲエ...

今回は真夏にフィットするレゲエ作品、Bullwackie & The Chosen Brothers『Keep On Dancing』(1991年)です。

自身のレーベルWackiesをスタートさせ、N.Y.レゲエの中心人物となったBullwackieことLloyd Barnesの紹介は、『I'll Be Good』(1989年)に続き2回目となります。

日本限定のアルバムですが、当時はレゲエ・ファンのみならず多方面からの絶賛されたBullwackie & The Chosen Brothers名義の第一弾アルバム『I'll Be Good』(1989年)。

その高評価によって制作された第二弾アルバムが本作『Keep On Dancing』(1991年)です。

レコーディング・メンバーはBullwackie(Lloyd Barnes)(vo、drum prog、p)以下、Jerry Harris(g、b)、Sugar Minott(back vo、drum prog、p)、Wayne Chin(drum prog、key)、Jackie Mittoo(drum prog、key、p)、Kevin Batchelor(tp)、Jerry Johnson(sax)です。

人気レゲエ・シンガーSugar Minott、1990年に惜しくも逝去した偉大なレゲエ・キーボード奏者Jackie Mittooの参加が目を引きます。

プロデュースはWackies Music名義となっています。

前作『I'll Be Good』同様に、肩の力の抜けたビタースウィートなラヴァーズ作品に仕上がっています。

冷えたビールを飲みながら、ビタースウィートなラヴァーズを聴くのもいいですよ。

全曲紹介しときやす。

「Don't Be Afraid」
ソウルフルなラヴァーズがオープニング。レゲエ・ファン以外の人が聴いてもすんなり聴けるのが本作の魅力かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=OcnwTdNNlVA

「Keep On Dancing」
タイトル曲は、その名の通りダンサブルなトラック。この時期らしいデジタル・レゲエ・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=j2wL7vIeC8g

「Dancing In The Rain」
前作『I'll Be Good』のハイライト曲「Again」を彷彿させる雰囲気の1曲。ビタースウィートな雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=jbI61_VZjA0

「Girl I Wonder」
開放的なラヴァーズ。温もりを感じるシンセ・サウンドと味のあるBullwackieのヴォーカルの組み合わせがいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=ghCCfxuhy5o

「True Love」
Sugar Minottが楽曲提供した軽やかなラヴァーズ。ここでも抑えたビタースウィート感がいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=dOxV5F6c774

「Keep The Peace」
リズミックなデジタル・レゲエですが、クールな格好良さがあります。嫌味のないデジタル・レゲエ・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=m8STrcJYirw

「Good Feeling」
正にグッド・フィーリングなラヴァーズ。リラックスした雰囲気の中にもメロウネスが漂うのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WGhVLpBRbLs

「Smoke Get In Your Eyes」
ポピュラー・スタンダード「煙が目にしみる」(Otto Harbach/Jerome Kern作)をカヴァー。お馴染みの名曲をレゲエで聴くのも悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=v-3I7FePJZo

「How Can I Be Sure」
哀愁レゲエがアルバムの中でいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Pg6VdPIAMlc

「Stand Up」
ラストはパーカッシヴな哀愁レゲエ・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=blmrx5rALtI

『I'll Be Good』(1989年)
bullwackie i'll be good.jpg
posted by ez at 02:16| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年08月01日

Cande Y Paulo『Cande Y Paulo』

アルゼンチン異色デュオのデビュー・アルバム☆Cande Y Paulo『Cande Y Paulo』

発表年:2021年
ez的ジャンル:アルゼンチン異色デュオ
気分は... :修羅の花!

昨日は新型コロナの1回目のワクチン接種を受けてきました。

地元住民向けの接種会場での接種でしたが、全く待つことなく、受付、問診、接種、今後の説明、会場待機と実にシステマティックにスムーズに進みました。時間に少し余裕を持って会場に着きましたが、会場での15分待機も含めて本来の接種時間前にすべて完了。あとは副反応が出ないことを願うばかりです。

キーボード奏者/コンポーザーでありサン・ファン国立大学教授・研究家のPaulo Carrizoと、女性コントラバス奏者/シンガーのCande Buassoというアルゼンチン人アーティスト二人のデュオ。

2017年に初共演した、詩人であり、アルゼンチン・ロック・アーティストのLuis Alberto Spinettaの名曲カヴァー「Barro Tal Vez」をYouTubeに公開したところ、1,200万再生を超えるなど世界中で話題となり、2020年に名門Deccaとの契約に成功します。こうして制作されたデビュー・アルバムが本作『Cande Y Paulo』です。

プロデュースは音楽ファンにはお馴染みの偉大なプロデューサーLarry Klein

レコーディングにはPaulo Carrizo(p、key、celesta、prog)、Cande Buasso(vo、double b)以外に、Larry Klein(b、key、)、Victor Indrizzo(ds、per)、Anthony Wilson(g)が参加しています。

すべてがカヴァー作品であり、ポピュラー・スタンダード、北米SSW作品、アルゼンチン/ブラジルのアーティストの作品など幅広いジャンルからのカヴァー・セレクトが本作の魅力かもしれません。

大きく括れば、ワールド・ジャズ的な作品かもしれませんが、ジャズ好きに限定しない間口の広いアルバムです。むしろ、本作の持つメロウ&センチメンタルな魅力は、ジャズ好きリスナーよりもSSW的作品がお好きな人にフィットすると思います。

異色デュオが生み出すセンチメンタル・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Treaty」
Leonard Cohen作品をカヴァー。オリジナルはアルバム『You Want It Darker』(2016年)に収録されています。Candeの美しくも少し儚いヴォーカルにグッとくるビューティフル・ジャズに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Y08Y4LnYVWM

「Summertime」
George Gershwin/Ira Gershwin作のスタンダードをカヴァー。Candeのヴォーカルとダブルベース、Pauloのピアノが織り成す少しレイジーでスリリングな演奏を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=GJicVi7iixo

名曲「Summertime」に関して、当ブログではJohn ColtraneBig Brother & The Holding CompanyGabor SzaboDinah WashingtonEssra MohawkLambert, Hendricks & RossSheila Landis/Rick MatleFred JohnsonRosinha De ValencaStefania RavaThe Afro Blues Quintet Plus OneAntonio Nevesのカヴァーを紹介済みです。ご興味がある方はそちらの記事もご参照下さい。

「Limite En Tu Amor」
カナダの女性シンガーソングライターFeist「Limit To Your Love」のスペイン語カヴァー(Jason Beck/Leslie Feist作)。Candeの哀愁ヴォーカルがたまりません。打ち水のようなヒンヤリ感があります。
https://www.youtube.com/watch?v=O7o3-XfUzgc

「Deja Atras」
Burt Bacharach/Hal David作の名曲「Walk On By」のスペイン語カヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介したDionne Warwickヴァージョン。少し前に本曲のカヴァーを集めた記事を投稿したばかりですが、スパニッシュ・ヴァージョンは僕も初めて聴きました。その意味で本ヴァージョンは実に新鮮です。Anthony Wilsonのギターがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=DInTc9tDQms

名曲「Walk On By」に関して、当ブログではDionne Warwickヴァージョン以外に、Cal TjaderAverage White BandGloria GaynorThe Four King CousinsThe CarnivalPucho & The Latin Soul BrothersGimmicksChristopher ScottRobin McKelle & The FlytonesEnoch LightGabor SzaboThe Afro Blues Quintet Plus OneStanley TurrentineIsaac Hayesのカヴァーを紹介済みです。ご興味のある方はそれらの記事もご参照下さい。

「I Fall In Love Too Easily」
Frank Sinatra等でお馴染みのSammy Cahn/Jule Styne作のスタンダードをカヴァー。彼らはChet Bakerヴァージョンを意識してカヴァーしています。当ブログではAnita O'DayGregory Porterのカヴァーも紹介済みです。ここではフォーキー・ボッサ・ジャズとでも称したくなる僕好みの演奏で楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=EHQYXKLH5yk

「Tuyo」
ブラジル人アーティストRodrigo Amaranteの作品をカヴァー。郷愁感の漂う哀愁チューンをCandeがしっとりと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=m9_mH2SMnNQ

「Esperandote」
The Velvet Underground & Nico「I'm Waiting for the Man」をスペイン語カヴァー(Lou Reed作)。Candeのヴォーカルのコケティッシュな魅力に触れることができるアコースティック・メロウに仕上がっています。「Walk On By」同様に、スパニッシュ・ヴァージョンで聴く「I'm Waiting for the Man」が新鮮です。
https://www.youtube.com/watch?v=3RdW8p18rcA

「Sugar Mountain」
Neil Young作品をカヴァー。ピュアな魅力に溢れたビューティフル・フォーキーに仕上がっています。Candeの声を聴いているだけで癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=CU-yA5ruZ_0

「The Thrill Is Gone」
Lew Brown/Ray Henderson作のスタンダードをカヴァー。当ブログではLincoln Brineyのカヴァーを紹介済みです。ここではCandeがレイジーな雰囲気で歌い上げる哀愁バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=sXBXkvHKI0U

「Barro Tal Vez」
詩人であり、アルゼンチン・ロック・アーティストのLuis Alberto Spinettaの名曲をカヴァー。前述のように、彼らが注目されるきっかけをつくったトラックです。勝手な僕の感覚ですが、実にアルゼンチンらしい雰囲気の哀愁バラードに仕上がっており、YouTubeで再生回数が増えたのも頷けます。
https://www.youtube.com/watch?v=s_-1C82J0Io

「Preguntan De Donde Soy」
アルゼンチンの偉大な音楽家Atahualpa Yupanquiの作品をカヴァー。このトラックもアルゼンチン人アーティストらしい雰囲気が伝わってくる感動バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=fE3Vuxgptu0

「En Blanco Estas」
Cat Stevens「Into White」をスペイン語カヴァー。オリジナルはアルバム『Tea For The Tillerman』(1970年)に収録されています。
https://www.youtube.com/watch?v=PA7tp7u-DZc

僕が保有するのは輸入盤ですが、国内盤にはボーナス・トラックとして「Shura No Hana(修羅の花) feat. 梶芽衣子」が追加収録されています。日本人には興味深いカヴァー・セレクトですね。

「Shura No Hana(修羅の花) feat. 梶芽衣子」
https://www.youtube.com/watch?v=6XKOw88M1HU
ちなみに梶芽衣子のオリジナルはこんな感じです。
梶芽衣子「修羅の花」
 https://www.youtube.com/watch?v=6MhvHosiy4M
posted by ez at 03:52| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする