発表年:1991年
ez的ジャンル:N.Y.レゲエ
気分は... :またまたビールが似合うレゲエ...
今回は真夏にフィットするレゲエ作品、Bullwackie & The Chosen Brothers『Keep On Dancing』(1991年)です。
自身のレーベルWackiesをスタートさせ、N.Y.レゲエの中心人物となったBullwackieことLloyd Barnesの紹介は、『I'll Be Good』(1989年)に続き2回目となります。
日本限定のアルバムですが、当時はレゲエ・ファンのみならず多方面からの絶賛されたBullwackie & The Chosen Brothers名義の第一弾アルバム『I'll Be Good』(1989年)。
その高評価によって制作された第二弾アルバムが本作『Keep On Dancing』(1991年)です。
レコーディング・メンバーはBullwackie(Lloyd Barnes)(vo、drum prog、p)以下、Jerry Harris(g、b)、Sugar Minott(back vo、drum prog、p)、Wayne Chin(drum prog、key)、Jackie Mittoo(drum prog、key、p)、Kevin Batchelor(tp)、Jerry Johnson(sax)です。
人気レゲエ・シンガーSugar Minott、1990年に惜しくも逝去した偉大なレゲエ・キーボード奏者Jackie Mittooの参加が目を引きます。
プロデュースはWackies Music名義となっています。
前作『I'll Be Good』同様に、肩の力の抜けたビタースウィートなラヴァーズ作品に仕上がっています。
冷えたビールを飲みながら、ビタースウィートなラヴァーズを聴くのもいいですよ。
全曲紹介しときやす。
「Don't Be Afraid」
ソウルフルなラヴァーズがオープニング。レゲエ・ファン以外の人が聴いてもすんなり聴けるのが本作の魅力かもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=OcnwTdNNlVA
「Keep On Dancing」
タイトル曲は、その名の通りダンサブルなトラック。この時期らしいデジタル・レゲエ・サウンドを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=j2wL7vIeC8g
「Dancing In The Rain」
前作『I'll Be Good』のハイライト曲「Again」を彷彿させる雰囲気の1曲。ビタースウィートな雰囲気がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=jbI61_VZjA0
「Girl I Wonder」
開放的なラヴァーズ。温もりを感じるシンセ・サウンドと味のあるBullwackieのヴォーカルの組み合わせがいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=ghCCfxuhy5o
「True Love」
Sugar Minottが楽曲提供した軽やかなラヴァーズ。ここでも抑えたビタースウィート感がいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=dOxV5F6c774
「Keep The Peace」
リズミックなデジタル・レゲエですが、クールな格好良さがあります。嫌味のないデジタル・レゲエ・サウンドがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=m8STrcJYirw
「Good Feeling」
正にグッド・フィーリングなラヴァーズ。リラックスした雰囲気の中にもメロウネスが漂うのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=WGhVLpBRbLs
「Smoke Get In Your Eyes」
ポピュラー・スタンダード「煙が目にしみる」(Otto Harbach/Jerome Kern作)をカヴァー。お馴染みの名曲をレゲエで聴くのも悪くありません。
https://www.youtube.com/watch?v=v-3I7FePJZo
「How Can I Be Sure」
哀愁レゲエがアルバムの中でいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Pg6VdPIAMlc
「Stand Up」
ラストはパーカッシヴな哀愁レゲエ・グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=blmrx5rALtI
『I'll Be Good』(1989年)