発表年:1977年
ez的ジャンル:フレンチ・ディスコ
気分は... :悩殺!
今日は70年代ディスコ作品からJo Bisso『Love Somebody』(1977年)です。
Jo Bissoは、フランスを拠点に活動していたカメルーン出身のプロデューサー。
当ブログでは約2か月前に彼が仕掛け人のディスコ・プロジェクト作品、Venise『The Best Disco In The City』(1978年)を紹介しています。
彼自身の名義でも『Dance To It』(1976年)、『Disco Amour, Tonight』(1976年)、『Love Somebody』(1977年)、『The Best Disco In The City』(1978年)、『Mademoiselle』(1978年)といったアルバムをリリースしています。
本作『Love Somebody』は、1977年にフランスのMercuryからリリースされ、1978年にT.K.傘下のMarlinからUSリリースされました。
プロデュース、アレンジはJo Bisso自身。
ソングライティングもすべてJo Bissoによるものです。
レコーディングにはVeniseにも参加していたLinda HerdersonとSharon Criswell、さらにはClaudia Ferrar、Tina Kleinといった女性シンガーが参加しています。
ハイライトはフレンチ・ディスコ・ブギーなタイトル曲「Love Somebody (Part 1)」。Jo Bissoのフレンチ・ディスコ・ワールドを満喫できます。
それ以外であれば、Claudia Ferrarがリード・ヴォーカルをとる「Your Love」や「Let's Keep It Together」もおススメです。
悩殺モードのフレンチ・ディスコを楽しみましょう。
全曲紹介しときやす。
「Love Somebody (Part 1)」
本作のハイライトとなるタイトル曲。フレンチ・ディスコ・ブギーは10分半超の長尺トラック。VeniseのLinda HerdersonとSharon Criswellが女性ヴォーカルです。シンセの音色の妖しげな華やかさと、振り切ったアッパーなグルーヴ感がたまりません。途中のパーカッション・ブレイクも強烈ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=qWyn58L4sZI
「Love Somebody (Part 2)」
「Love Somebody」のパート2。パート1からガラリと変わって、セクシーな男女の会話を織り交ぜた、チークタイム・モードの妖艶バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=3ekWedm3658
「Your Love」
Claudia Ferrarがリード・ヴォーカルをとる妖艶なファンキー・ダンサー。ワウ・ギターと格好良いベースラインらが織り成すファンクネス、控えめなパーカッション・ブレイクが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=Mdabq_D7KF4
「Let's Keep It Together」
Claudia Ferrarの可憐なヴォーカルにサックスが絡むメロウ・ダンサー。儚い雰囲気がフレンチっぽくていいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=B9zAtMP7JYw
「Thank You Baby」
ラストはClaudia Ferrarが切々と歌い上げるメロウ・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=q1ScYDl2sOk
未聴の方はVenise『The Best Disco In The City』(1978年)もチェックを!
Venise『The Best Disco In The City』(1978年)