2021年09月17日

『今の気分は...De La Soulかな』

過去記事からセレクトするシリーズです。
今回は大好きなHip-HopグループDe La Soulのトラックをセレクトしました。

僕の一番好きなHip-HopグループはA Tribe Called Questですが、僕に大きなインパクトを与えたHip-Hopアルバムという点では、同じNative TonguesDe La Soulのデビュー作『3 Feet High And Rising』(1989年)に勝る作品はありません。

復活作『and the Anonymous Nobody...』(2016年)もありますが、僕にとってのDe La Soulは、デビュー作『3 Feet High And Rising』(1989年)から『The Grind Date』(2004年)までの7枚。

当ブログで紹介したのもこの7枚です。
そこで今回はその7枚から20トラックをセレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

『3 Feet High And Rising』(1989年)

「Me Myself And I」
https://www.youtube.com/watch?v=P8-9mY-JACM
「The Magic Number」
https://www.youtube.com/watch?v=EZUze4xBstc
「Eye Know」
https://www.youtube.com/watch?v=TNzWuEYQpFA
「Say No Go」
https://www.youtube.com/watch?v=WwV2MWZ9U0o
「Jenifa Taught Me (Derwin's Revenge)」
https://www.youtube.com/watch?v=Mouc6ZE1-UA

『De La Soul Is Dead』(1991年)

「A Roller Skating Jam Named "Saturdays"」
https://www.youtube.com/watch?v=vqI5PTYmF3w
「Keepin' the Faith」
https://www.youtube.com/watch?v=hWA33mqO5AQ
「Let, Let Me In」
https://www.youtube.com/watch?v=i4jbAvFkp5k

『Buhloone Mindstate』(1993年)

「Breakadawn」
https://www.youtube.com/watch?v=erSyYTA5-U8
「Ego Trippin' (Pt. 2) 」
https://www.youtube.com/watch?v=Al4IBwobMi8
「Patti Dooke」
https://www.youtube.com/watch?v=N-YWuPG0I6A

『Stakes Is High』(1996年)
Stakes Is High
「Stakes Is High」
https://www.youtube.com/watch?v=tzOOCnkUlnA
「4 More」
https://www.youtube.com/watch?v=hlZt-5GAxiA

『Art Official Intelligence: Mosaic Thump』(2000年)

「Thru Ya City」
https://www.youtube.com/watch?v=y78jcIgx-QQ
「All Good?」
https://www.youtube.com/watch?v=KRIc_EjwMp8

『AOI:Bionix』(2001年)
AOI: Bionix
「Simply」
https://www.youtube.com/watch?v=cWcS0zsnvmU
「Baby Phat」
https://www.youtube.com/watch?v=Wi24WXxH8GQ
「Am I Worth You?」
https://www.youtube.com/watch?v=vVo8kalJopo

『The Grind Date』(2004年)
グラインド・デイト
「Much More」
https://www.youtube.com/watch?v=ipgwXHegISY
「Shopping Bags (She Got From You)」
https://www.youtube.com/watch?v=TKDHqAMa7T8
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2021年09月15日

The Friends Of Distinction『Highly Distinct』

フリーソウル方面で再評価を高めた1枚☆The Friends Of Distinction『Highly Distinct』

発表年:1969年
ez的ジャンル:黒人男女コーラス・グループ
気分は... :派手さはなくとも・・・

60年代後半から70年代初めに活躍した黒人男女コーラス・グループThe Friends Of Distinctionの2ndアルバム『Highly Distinct』(1969年)です。

単独CD化が未実現であり、上記ジャケおよびAmazonへのリンクはデビュー・アルバム『Grazin'』(1969年)との2in1CDです。

The Hi-Fi'sのメンバーであったFloyd ButlerHarry Elstonが、Jessica CleavesBarbara Jean Loveという2人の女性ヴォーカリストと1968年にL.A.で結成したグループThe Friends Of Distinctionの紹介は、『Grazin'』(1969年)に続き2回目となります。

2ndアルバムとなる本作『Highly Distinct』(1969年)は、デビュー・アルバム『Grazin'』(1969年)と同様にフリーソウル方面で再評価を高めた1枚ですね。

プロデュースはJohn Florez

Willie Hutchらがヴォーカル・アレンジを手掛けています。

目立つのはフリーソウルな「Workin' On A Groovy Thing」、エヴァーグリーンなポップ・ソウル「We Got A Good Thing Goin'」Doorsの名曲カヴァー「Light My Fire」あたりですね。

それ以外にソフトロックな「It's Sunday」、フリーソウルなポップ・ソウル「Let Yourself Go」あたりもおススメです。

デビュー・アルバム『Grazin'』のような成功を収めることはできませんでしたが、侮れない内容の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Impressions - Dialogue」
幻想的なアルバムのプロローグ。

「It's Just A Game Love」
Quincy Jonesが音楽を手掛けた映画『The Split(汚れた7人)』(1968年)の挿入歌をカヴァー(Quincy Jones/Ernie Shelby作)。感動的なビューティフル・バラードで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=AzxjxnPx8QY

「We Got A Good Thing Goin'」
Willie Hutch作。このグループらしいエヴァーグリーンな魅力を持ったポップ・ソウルを楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=uJERgZ4SS4Q

「Workin' On A Groovy Thing」
Neil Sedaka/Roger Atkins作。オリジナルは1968年のPatti Drewヴァージョン。The 5th Dimensionのカヴァー・ヒットでも知られる曲ですね。当ブログではRichard "Groove" Holmesのカヴァーも紹介済みです。フリーソウル好きの人は気に入るであろうハッピー&グルーヴィーなポップ・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=K179f5uIt9I

「It's A Wonderful World」
Arthur Reynolds作。エレガントなストリングス・アレンジを施したポップ・ソウル。正にワンダフル・ワールドな音世界を満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=WEAgdfLCcFY

「It's Sunday」
Les Baxter作。ソフトロック・グループThe Sunshine Companyもカヴァーしている楽曲です。ソフトロック好きの人は気に入るであろうワンダフル・ポップに仕上がっています。僕の一番のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=lUO43GJOwOM

「Why Did I Lose You」
Carl D'Errico/Roger Atkins作。Jerry Butlerも取り上げていた楽曲。哀愁ポップなミディアム・グルーヴ。胸に込み上げてくるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=pQTbQ94H910

「Light My Fire」
ご存知Doorsの大ヒット曲「ハートに火をつけて」のカヴァー。当ブログでは、Julie Driscoll,Brian Auger & The TrinityAnanda ShankarJose FelicianoBrasilia Modern Sixのカヴァーも紹介済みです。ここでは擬似ライヴ仕様で「ハートに火をつけて」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=pfUIdE5odJ8

「This Generation」
Joseph A. Peay作。素敵なヴォーカル・ワークを披露してくれるバラード。オーセンティックな魅力に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=7aj03op4tFA

「Let Yourself Go」
Willie Hutch作。ラストはフリーソウル好きの人は気に入るであろうグルーヴィーなポップ・ソウルで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=GabTXgTXL4Q

『Love Can Make It Easier/Reviviscence - Live to Light Again』(1973/1976年)
posted by ez at 00:43| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月12日

Becca Stevens & The Secret Trio『Becca Stevens & The Secret Trio』

中東/トルコ音楽との融合☆Becca Stevens & The Secret Trio『Becca Stevens & The Secret Trio』

発表年:2021年
ez的ジャンル:ハイブリッド女性SSW×中東/トルコ音楽
気分は... :こういう進化もあったか!

一昨日の投稿でブログの大きな方針転換を宣言しましたが、日曜の新作紹介はできる限り継続するつもりです。

注目の女性シンガー・ソングライターBecca Stevensの最新作Becca Stevens & The Secret Trio『Becca Stevens & The Secret Trio』です。

ノースカロライナ出身、N.Y.のニュースクール大学でジャズ・ヴォーカルを専攻した女性シンガー・ソングライターBecca Stevensについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の5枚。

 Becca Stevens Band『Weightless』(2011年)
 Becca Stevens Band『Perfect Animal』(2014年)
 Tillery『Tillery』(2016年)
 『Regina』(2017年)
 『Wonderbloom』(2020年)

本作『Becca Stevens & The Secret Trio』は、タイトルの通り、Becca StevensThe Secret Trioと共演したアルバムです。

The Secret Trioは、アルメニア人のAra Dinkjian(oud)、マケドニア人のIsmail Lumanovski(clarinet)、トルコ人のTamer Pinarbasi(kanun)によるトリオ。

oud(ウード)kanun(カーヌーン)は、中東の古典音楽で使われる代表的な撥弦楽器です。ウード、カーヌーンに加えてナーイという無簧の笛を用いれば、アラブ古典音楽の編成になります。しかしながら、ナーイではなくクラリネットを用いた編成にし、バルカン・ジャズ的なエッセンスを融合させているところがThe Secret Trioの面白いところ、ジャズ的なところかもしれません。

The Secret Trioとして、これまで『Soundscapes』(2012年)、『Three Of Us』(2015年)という2枚のアルバムをリリースしています。また、3人はThe Secret Trio以外にもそれぞれ多様な演奏活動をしているトップ・ミュージシャンたちです。

今回の共演のきっかけは、2019年2月にUSマイアミで開催された、Snarky PuppyMichael League主催の音楽イベント。

同イベントに参加したThe Secret Trioのライヴを観たBeccaが感動し、彼らにラブコールを送ったことで実現したものです。

プログラミングやエレクトロニクスを駆使した楽曲やダンサブル・サウンドが印象的であった前作『Wonderbloom』(2020年)の方向性から180度方向転換した、美しい音色に魅せられるアコースティック回帰のフォーキー・ジャズ作品に仕上がっています。

プロデュースは今回の共演のきっかけをつくったMichael League

共同プロデュースはBecca StevensNic Hard

Becca Stevens(vo、g、charango、ukulele)とThe Secret Trio以外に、Michael League(moog b、back vo、g)、弦楽四重奏団Attacca Quartetのチェロ奏者であるNathan Schrame(back vo)がレコーディングに参加しています。

The Secret Trioならではの中東/トルコ音楽のエッセンスが、ハイブリッドなBeccaのジャズ・ワールドに新たな進化をもたらしています。あくまで静かなる進化ですが。

もっとも、中東/トルコ音楽のエッセンスなど気にせずとも、新感覚のフォーキー・ジャズとして楽しめるところが魅力だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Flow In My Tears」
Nahapet Kuchak/Becca Stevens/Michael League作。アルメニアの詩人Nahapet Kuchakの詩を用いています。揺らめきながら響く透明感のある弦の音色が心地好いです。聴いていると、体中の不純物が浄化されていくような気分になります。

「Bring It Back」
Nahapet Kuchak /Becca Stevens, Michael League作。この曲でもNahapet Kuchakの詩を用いています。Beccaらしい多重コーラスと中東的エッセンスが相俟って醸し出すミステリアス・ワールドがたまりません。

「We Were Wrong」
Becca Stevens/Michael League作。イントロが始まった途端、異世界に降り立った気分になるミステリアスな演奏です。Beccaの多重コーラスとThe Secret Trioの演奏がケミストリーを起こした素晴らしい1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CaML9CvP2JY

「California」
US男性シンガー・ソングライターPaul Curreriの作品をカヴァー。オリジナルは『California』(2009年)収録。Beccaのフォーキー・ワールドにThe Secret Trioならではの演奏が加わることで、さらに深遠なフォーキー・ワールドが展開されます。
https://www.youtube.com/watch?v=NaAAPR2uqF8 ※Live Performance Video

「Eleven Roses」
Ismail Lumanovski作。The Secret Trioの音世界にブルガリアン・ヴォイスのエッセンスを加味したハイブリッド・ワールド・ジャズ。ブルガリアン・ヴォイスは80年代後半から90年代前半のワールド・ミュージック・ブームのときに話題になりましたね。当時、僕もブルガリアン・ヴォイスのCDを購入して、その独特の女声合唱に魅せられていました。Beccaファンにとっては、Tillery的な雰囲気が加わった感じがします。作者Ismail Lumanovskiのクラリネットの味わいもいいですね。

「Lucian」
Tamer Pinarbasi/Becca Stevens/Michael League作。The Secret Trioならではの中東ジプシー・ジャズ・ワールドを満喫できるミステリアスな演奏です。

「Pathways」
Becca Stevens/Rainer Maria Rilke作。オーストリアの詩人Rainer Maria Rilke(1875-1926年)の詩を用いた1曲。本作らしい深遠なフォーキー・ジャズに仕上がっています。

「Maria」
Becca Stevens/Michael League作。美しいヴォーカル・ワークを活かした、このメンバーならではのハイブリッド・フォーキー・ジャズに仕上がっています。

「Lullaby For The Sun」
Ara Dinkjian作。中東フォーキーとでも呼びたるなるような音世界。太古の時代に誘ってくれるような雰囲気がいいですね。

「The Eye」
Nikola Madzirov/Becca Stevens/Michael League作。マケドニアの詩人Nikola Madzirovの詩を用いています。美しい音色と美しい歌声が織り成すピュアな雰囲気に癒されます。
https://www.youtube.com/watch?v=dCQCIeU-oNs

「For You The Night Is Still」
Jane Tyson Clement/Becca Stevens作。アメリカの女性詩人Jane Tyson Clement(1917–2000年)の詩を用いています。現在制作中のBeccaと弦楽四重奏団Attacca Quartetとのコラボ作品にも収録される模様です。そのAttacca Quartetのチェロ奏者であり、BeccaのパートナーでもあるNathan Schrameがバック・コーラスで参加。Beccaのフォーキー・ジャズの進化形といった雰囲気です。音のない間を生かした引き算ジャズなのがいいですね。

Becca Stevensの他作品もチェックを!

Becca Stevens Band『Tea Bye Sea』(2008年)
ティー・バイ・シー

Becca Stevens Band『Weightless』(2011年)
Weightless

Becca Stevens Band『Perfect Animal』(2014年)
パーフェクト・アニマル

Tillery『Tillery』(2016年)
ティレリー

Becca Stevens『Regina』(2017年)
レジーナ【日本先行発売】

David Crosby, Becca Stevens, Michelle Willis, Michael League『Here If You Listen』(2018年)
HERE IF YOU LISTEN

『Wonderbloom』(2020年)
ワンダーブルーム【日本先行発売/CD日本盤のみ/ボーナス・トラック収録】

Becca Stevens & Elan Mehler『Pallet on Your Floor』(2021年)
posted by ez at 01:39| Comment(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月10日

『17年目突入!大きな方針変更のお知らせ』

2005年9月7日に最初のエントリーをして以来、気づけば当ブログも16年目を終えて17年目に突入していました。

ブログ開設当初から殆ど投稿パターンを変えずに運営してきた当ブログですが、これを機に少しペースダウンしたく思います。

具体的には、以下のように方針変更するつもりです。

1.毎月のエントリー数の減少
従来の月25本前後から12〜15本位に減らしたく思います。
毎週の日曜の新作エントリーは今後も維持したく思います。

2.過去記事からのセレクション記事の増加
これまでも不定期に過去記事から10曲セレクトしたエントリーをしてきましたが、今後は週1本はこのパターンにしようと思います。

1については、現状の記事パターンの場合、1本仕上げるのに2時間程度はかかります。記事を書く行為自体は今でも楽しめているのですが、その一方でプライベートのかなりの時間を割いているのも事実です。

ここ数年は特に他に時間を割いて行いたいことがあり、その時間を確保できないことが少しフラストレーションとなっていました。その解決策として、音楽ブログへの投入時間を少しそちらに振り分けることにしました。

2については、これまでどうしても新たにエントリーする作品を聴く時間が多くなってしまい、一度エントリーしてしまった作品は聴く頻度が一気に減ってしまう傾向にありました。それって音楽作品を"消費"している状態であり、あまり好ましくないと以前から思っていました。

当ブログも5,000エントリーを超え、「その他」カテゴリーを除いても、4,800枚以上の作品を紹介していることになります。その4,800枚余りは、少なくとも僕が気に入った作品であり、それを一時的に消費するのではなく、長く愛聴していきたいと思っています。

その意味で、過去記事を振り返り、お気に入りの曲を再確認する作業は、自分にとっても大事だし、当ブログを閲覧してくださっている方ともシェアしたく思っています。

以上、方針変更のお知らせでした。
僕自身が楽しみながらブログを継続させるための1つの工夫として、当ブログ閲覧者の方々にもご理解いただけますと幸いです。

ということで、早速、過去記事から10曲セレクトしたいと思います。
今月は僕の誕生月です。そんなせいもあって、9月は比較的思い入れの強い作品が多く投稿されている気がします。そこで過去の9月投稿記事から10曲セレクトしてみました。

2007年09月19日投稿
Scritti Politti『Provision』(1988年)

「First Boy in This Town (Lovesick) 」
https://www.youtube.com/watch?v=_MG4sfCUQ5A

2008年09月20日投稿
Cassandra Wilson『Blue Light 'Til Dawn』(1993年)

「Tupelo Honey」
https://www.youtube.com/watch?v=Py0LYQEAs4k

2009年09月26日投稿
Tuomo『My Thing』(2007年)

「Don't Take It Too Hard」
https://www.youtube.com/watch?v=Db07ELQJuDE

2010年09月13日投稿
Elis Regina『Essa Mulher』(1979年)

「O Bebado e a Equilibrista」
https://www.youtube.com/watch?v=1BWk5jxw9r0

2011年09月19日投稿
D'Angelo『D'angelo』(1971年)
D'Angelo
「Curto de Veu e Grinalda」
https://www.youtube.com/watch?v=98VCraipfbc

2012年09月23日投稿
Shareholder Tom『45 Minutes Out Of 25 Years』(2012年)
45 Minutes Out of 25 Y
「Into The Groove」
https://www.youtube.com/watch?v=HfOYurMQajk

2013年09月07日投稿
Balanco『Bossa & Balanco』(1997年)
Bossa & Balanco
「Metti Una Sera a Cena」
https://www.youtube.com/watch?v=ZiiUk_6uCa8

2014年09月26日投稿
The Voices Of East Harlem『Can You Feel It』(1974年)

「Rare So Rare」
https://www.youtube.com/watch?v=h5R-rSOcMUw

2015年09月14日投稿
The Royalettes『It's Gona Take A Miracle』(1965年)
It's Gonna Take a Miracle
「It's Gonna Take a Miracle」
https://www.youtube.com/watch?v=G7Mxtdg752Q

2016年09月07日投稿
Truce『Nothin' But The Truce』(1995年)
Nothin' But The Truce
「Treat U Right」
https://www.youtube.com/watch?v=xynM8WEIMKM
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2021年09月09日

Eric Roberson『Music Fan First』

いつも通りの安定感☆Eric Roberson『Music Fan First』
Music Fan First
発表年:2009年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー/ソングライター
気分は... :安定・安心!

今回は実力派男性R&BシンガーEric Roberson『Music Fan First』(2009年)です。

1976年生まれ、ニュージャージー出身の男性R&Bシンガー/ソングライター/キーボード奏者であるEric Robersonについて、これまで当ブログで紹介したのか以下の4枚。

 『Esoteric...』(2004年)
 『The Appetizer』(2005年)
 『...Left』(2007年)
 Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)

時代の流行に惑わされることなく、良質なR&Bを届けてくれるEric Roberson
本作『Music Fan First』(2009年)も安定感のある1枚に仕上がっています。

メイン・プロデュースはBrett Baker
ソングライティング面でもEric Robersonとの共作で大きく貢献しています。

それ以外にEric Roberson自身、"J.R." HutsonLeroy Hutsonの息子)、Young RJSlum Village)、Curt ChambersDana SoreyJermaine MobleyOsunladeColin Emmanuelがプロデュースしています。

Minnie Riperton「Inside My Love」をサンプリングした「A Tale of Two」、僕好みのミディアム・バラード「Borrow You」Lalah Hathawayをフィーチャーした「Dealing」Slum Villageと共演した「Further」Aaron Abernathyらをフィーチャーしたソウル・チューン「Howard Girls」、ゲーム・ミュージック的エッセンスも感じられる「Bad For Me」、さり気ないバラード「Breakitdown」あたりが僕のおススメです。

安定感のあるEric Robersonワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「The Newness」
力強いビートをバックに、Eric Robersonらしい歌い回しを楽しめるミディアムがオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=86XP9TmM3yc

「The Hunger」
Wes Feltonをフィーチャー。Wes Feltonはブレイクビーツ・ジャズ・ファンク「Bee Bop Boogie」で知られる鍵盤奏者Hilton Feltonの息子です。The Great Fiction「Body Urge」をサンプリングしたトラックが印象的な哀愁R&Bグルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=vg6xuaUCwNM

「A Tale of Two」
Ben O'Neill/Michelle Thompsonをフィーチャー。Minnie Riperton「Inside My Love」をサンプリング。アーバンな哀愁モードにグッとくる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aKl_iWCU_0s

「Borrow You」
僕の好きなEric Robersonに出会える1曲。さり気ないですが、ジワジワと胸に染み入るミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=2EQO88xe5gc

「Dealing」
Lalah Hathawayをフィーチャー。Leroy Hutsonの息子、"J.R." Hutsonのプロデュース。素敵なオトナR&Bバラードをデュエットで丁寧に歌い上げられます。
https://www.youtube.com/watch?v=lAMiOhScSPg

「Still」
真夜中に聴きたくなる哀愁チューン。思い出の断片が浮かんでは消えていく感じがいいですね。意外にリズミックな展開です。
https://www.youtube.com/watch?v=UTRMj5b_qiQ

「How Could She Do It」
僕好みのビートをバックに、Eric Robersonらしい歌い回しが重ねられていきます。派手さはありませんがいいです。
https://www.youtube.com/watch?v=dMxU1IAG1sM

「Further」
Slum VillageのT3をフィーチャー。さらに後にSlum VillageメンバーとなるYoung RJがプロデュースしています。Young RJのトラックとEric Robersonとの相性の良さを感じる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=BfD0f1ATwZA

「The Power That Kisses Hold」
生バンド感を打ち出したソウル・グルーヴ。Ben O'Neillのギター、Dana Soreyのオルガン、さらにホーン隊がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=fjdLlztFBLE

「Howard Girls」
Aaron Abernathy/Brandon Hines/Geno Youngをフィーチャー。Eric Roberson/Curt Chambers/Dana Soreyプロデュース。当ブログでも紹介したリアル・ソウル・シンガーAaron Abernathyの参加に注目です。2009年仕様の素敵なソウル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-_4ph-8eY7o

「Weekend Getaway」
Jermaine Mobleyプロデュース。丁寧に歌い上げるバラード。音空間の間を楽しみながらジワジワくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=IZg3I1fH0Po

「She」
Osunladeプロデュース。シンプルなバッキングの哀愁チューン。何とも切ない気分になります。
https://www.youtube.com/watch?v=HXyD0NkFmXk

「Wanna Believe It Again」
Waynaをフィーチャー。Dana Soreyプロデュース。ハンドクラップ入りのビートを効かせつつ、Eric Robersonらしい歌い回しが映えるミディアム・グルーヴ。キュートなWaynaの女性ヴォーカルもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=GHKlPeSBN0g

「Bad For Me」
Colin Emmanuelプロデュース。ゲーム・ミュージック調のトラックながらも、Eric Robersonらしい曲調を楽しめる1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=v6WpAV5IJ40

「Breakitdown」
Jermaine Mobleyプロデュース。さり気ないバラードですが、こういう曲だからこそEric Robersonの魅力が滲み出てきます。
https://www.youtube.com/watch?v=LvG713w1POY

「Pave A New Road」
Curt Chambersプロデュース。本編ラストは美しいR&Bバラードで締め括ってくれます。ゲーム音的なアクセントも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=KgVhKuSKnx8

「Celebrate」
CDボーナス・トラック。クロスオーヴァーな女性ソウル・シンガー Sy Smithをフィーチャー。この年に急逝したMichael Jacksonに捧げられたソウル・グルーヴです。
https://www.youtube.com/watch?v=k6Muh9UEFmA

Eric Robersonの他作品もチェックを!

『Esoteric...』(2004年)
Esoteric

『The Vault, Vol. 1.5』(2004年)
Presents: The Vault 1.5

『The Appetizer』(2005年)
Appetizer by Eric Roberson (2005-12-21)

『...Left』(2007年)
レフト

『Music Fan First』(2009年)
Music Fan First

『Mister Nice Guy』(2011年)
Mr. Nice Guy

『The Box』(2014年)
The Box

Phonte & Eric Roberson『Tigallerro』(2016年)
TIGALLERRO (ティガレロ) (直輸入盤帯付国内仕様)

『Fire』(2017年)
Fire

『Wind』(2017年)
Wind

『Earth』(2017年)
Earth
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