2021年09月07日

Gal Costa『Baby Gal』

アーバン・メロウなGal Costa☆Gal Costa『Baby Gal』

発表年:1983年
ez的ジャンル:ミューズ系MPB
気分は... :花から花へ・・・

MPBの歌姫Gal Costa『Baby Gal』(1983年)です。

これまで当ブログで紹介したGal Costa作品は以下の11枚。

 『Gal Costa』(1969年)
 『Gal』(1969年)
 『India』(1973年)
 『Cantar』(1974年)
 『Gal Canta Caymmi』(1976年)
 『Gal Tropical』(1979年)
 『Aquarela Do Brasil』(1980年)
 『Fantasia』(1981年)
 『Minha Voz』(1982年)
 『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
 『Gal(1992)』(1992年)

本作『Baby Gal』(1983年)は、この時期のGal Costaの充実ぶりが窺える1枚です。軽やかなシンセ/エレピが響くアーバン・メロウなトラックが多いのもいいですね。

プロデュースはMariozinho Rocha

Cesar Camargo MarianoEduardo Souto NetoRoupa Novaがアレンジを手掛けています。

メロウ・ダンサー「Sutis Diferencas」、コンテンポラリーなバイーア賛歌「Bahia De Todas As Contas」Djavanとの相性の良さを発揮した「Sim Ou Nao」「De Flor Em Flor」 、ラテン/カリビアン・テイストの開放的グルーヴ「Rumba Louca」、Ray Charles、Stevie WonderJose Felicianoに捧げられた「Olhos Do Coracao」 、Galの代表曲の再演「Baby」など充実の全10曲です。

MPBの歌姫Gal Costaらしい華のある1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Mil Perdoes」
Chico Buarque作。メロウ・バラードをGalがしっとり味わい深く歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=n_RhNkmhY10

Chico Buarque本人ヴァージョンは『Chico Buarque』(1984年)収録。
Chico Buarque「Mil Perdoes」
 https://www.youtube.com/watch?v=FFHQ8J53tvM

「Sutis Diferencas」
Caetano Veloso/Vinicius Cantuaria作。本作らしいアーバン・サウンドを楽しめるメロウ・ダンサー。AOR好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=9ymV36TTdR0

Vinicius Cantuaria本人のヴァージョンは『Sol Na Cara』(1996年)収録。
Vinicius Cantuaria「Sutis Diferencas」
 https://www.youtube.com/watch?v=7npvhhUuh-M

「Bahia De Todas As Contas」
Gilberto Gil作。邦題「バイーアの首飾り」。コンテンポラリーな雰囲気の中にもバイーアらしいリズム&コーラスを織り交ぜた1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=QEz5JTNmREU

The Manhattan Transferが英語でカヴァーしています。
The Manhattan Transfer「Hear The Voices」
 https://www.youtube.com/watch?v=CZ-Fn_04N4M

「Sim Ou Nao」
Djavan作品をカヴァー。Djavan作品のカヴァーは80年代Gal作品の定番ですね。Galの歌声とDjavan作品の相性の良さを感じるミディアム・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=nBz06uW6Tdg

Djavanのオリジナルは『Alumbramento』(1980年)に収録されています。
Djavan「Sim Ou Nao」
 https://www.youtube.com/watch?v=-Wm6mStGgWI

「Grande Final」
ブラジルの伝説的グループNovos Baianosの主要メンバーであったMoraes Moreiraの作品。Gal自身は本曲を"マルシャ・ポップ"と形容しているようです。開放的で軽快なサウンドと共にGalのヴォーカルも躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=x6GsPt-spyQ

「Rumba Louca」
Moacyr Albuquerque/Tavinho Paes作。ラテン/カリビアン・テイストの開放的グルーヴがいいですね。Galの華やかな雰囲気にピッタリの1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=68yIiRegNmU

Willie Colonも『Criollo』(1984年)でスペイン語カヴァーしています。
Willie Colon「Noche Criolla」
 https://www.youtube.com/watch?v=HDqRZqE6BKc

「Olhos Do Coracao」
Tunai/Sergio Natureza作。邦題「心の瞳」。Ray Charles、Stevie WonderJose Felicianoという3人の偉大な盲目アーティストに捧げられたブラジリアン・メロウ・ソウル調の仕上がり。途中、Jose Feliciano調のギターも聴こえてきます。
https://www.youtube.com/watch?v=9PLGO2p6vU8

Tunaiのオリジナルは『Olhos Do Coracao』(1983年)に収録されています。
Tunai「Olhos Do Coracao」
 https://www.youtube.com/watch?v=RGuOioL-7_4

「De Flor Em Flor」
Djavan作品の2曲目。邦題「花から花へ」。透明感のあるアコースティック・ギターの音色が心地好いメロウ・ボッサをGalらしい歌い回しで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=8dA4I9hi0ng

「Eternamente」
Lillane/Tunai/Sergio Natureza作。邦題「永遠に」。美しいバラードを切々と歌い上げる感動的な仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=AuqPTWoNjjs

「Baby」
ラストはCaetano Velosoの名曲の再レコーディング。Galはトロピカリズモの金字塔アルバム『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』(1968年)と自身のアルバム『Gal Costa』(1969年)で本曲を歌っています。ここでは本作らしいアーバン・メロウなAOR調の「Baby」を聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=Z27tUuoJ4Cg

「Baby」 (From 『Tropicalia: ou Panis Et Circencis』
 https://www.youtube.com/watch?v=vLJIM9NjRwc
「Baby」 (From 『Gal Costa』
 https://www.youtube.com/watch?v=b7d6wnaRm2E

名曲「Baby」に関して、当ブログではOs Mutantesの2ヴァージョン(『Os Mutantes』収録ヴァージョン、Os Mutantes『Jardim Eletrico』収録ヴァージョン)とCaetanoの妹Maria Bethaniaヴァージョンも紹介済みです。

Gal Costaの過去記事もご参照下さい。

『Gal Costa』(1969年)
Gal Costa

『Gal』(1969年)
Gal

『India』(1973年)
インディア

『Cantar』(1974年)
カンタール

『Gal Canta Caymmi』(1976年)
Gal Canta Caymmi

『Gal Tropical』(1979年)
Gal Tropical by Gal Costa (2010-09-24)

『Aquarela Do Brasil』(1980年)
Aquarela Do Brazil

『Fantasia』(1981年)
Fantasia

『Minha Voz』(1982年)
Minha Voz

『Lua De Mel Como O Diabo Gosta』(1987年)
Lua De Mel Como O Diabo Gosta

『Gal(1992)』(1992年)
gal costa gal 1992.jpg
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2021年09月06日

The Rolling Stones『Some Girls』

大ヒット「Miss You」収録☆The Rolling Stones『Some Girls』

発表年:1978年
ez的ジャンル:中期Stones
気分は... :Charlieよ、安らかに・・・

先月24日に逝去したCharlie Watts(1941-2021年)を偲んで、The Rolling Stonesを取り上げたいと思います。

セレクトしたのは『Some Girls』(1978年)です。

これまで本ブログで紹介してきたThe Rolling Stones作品は以下の11枚(発売年順)。

 『12 X 5』(1965年)
 『The Rolling Stones, Now!』(1965年)
 『December's Children (And Everybody's)』(1965年)
 『Aftermath』(1966年)
 『Between the Buttons』(1967年)
 『Beggars Banquet』(1968年)
 『Let It Bleed』(1969年)
 『Sticky Fingers』(1971年)
 『Exile on Main St.』(1972年)
 『Black And Blue』(1976年)
 『Emotional Rescue』(1980年)

僕が初めてリアルタイムで聴いたStonesの新作は『Emotional Rescue』(1980年)でしたが、その直前に初めてアルバム単位で聴いたStones作品が、友達から借りた『Some Girls』(1978年)のレコードでした。

当時中学生であった僕にとって、それまでは「(I Can't Get No) Satisfaction」「Jumpin' Jack Flash」といった60年代Stonesのイメージが強く、オープニングの「Miss You」を聴いたとき、"Stonesってこんな感じだっけ?"とかなり戸惑った印象があります。当時の僕はロック的な格好良さを求めていたので、ディスコ・ビートの「Miss You」に面食らったのでしょうね。

本作『Some Girls』(1978年)は『Black And Blue』(1976年)以来、ライヴ・アルバム『Love You Live』(1977年)を挟み、2年ぶりのスタジオ録音作となります。Ron Woodが正式メンバーとしてフル参加した初のスタジオ作にもなります。

ファンならばご存知の通り、当時のStonesはKeithのカナダ、トロントにおけるヘロイン不法所持による逮捕という大トラブルを抱え、グループ解散説も流れた状態でした。また、音楽的にもパンク/ニューウェイヴが台頭しはじめ、Stonesは旧世代ロックというレッテルを貼られ、苦しい状況でした。

そんな中で起死回生の1作としてリリースされたのが本作『Some Girls』(1978年)です。

アルバムはUSチャート第1位、UKチャート第2位の大ヒットとなり、Stonesの健在ぶりを示すことができました。

Mick Jagger(vo、g、p、per)、Keith Richards(g、vo、b、p)、Ron Wood(g、back vo、b、ds)、Charlie Watts(ds)、Bill Wyman(b、syn)というメンバー5人以外に、Ian McLagan(el-p、org)、Sugar Blue(harmonica)、Mel Collins (sax)、Simon Kirke(congas)が参加しています。

プロデュースはThe Glimmer Twins(Mick Jagger/Keith Richards)

The Temptationsのカヴァー「Just My Imagination (Running Away with Me)」以外は、Jagger/Richardsによるオリジナルです。

本作で目を引くのは、前述の「Miss You」におけるディスコ・ビートの導入と、「Lies」「Shattered」に代表されるパンク/ニューウェイヴを意識した演奏です。

一方で、Charlieの力強いビートが聴ける「When the Whip Comes Down」「Some Girls」などは、昔からのStonesファンが楽しめる演奏ですし、前述の「Just My Imagination (Running Away with Me)」、シングル・ヒットした「Beast of Burden」のようなソウル・チューンには成熟したStonesならではの魅力を感じます。

改めて聴くと、バンドの危機をバネにして、本来のStonesらしさを見つめ直しつつ、80年代への新スタイルを模索する興味深い1枚に仕上がっていると思います。

全曲紹介しときやす。

「Miss You」
アルバムからのリード・シングルとして、USチャート第1位、UKチャート第3位となった大ヒット・シングル。現状ではStones、最後のUSチャートNo.1シングル。前述のようにディスコ・ビートの導入が見事にハマりました。当時でいえば、Rod Stewart「Da Ya Think I'm Sexy?」と並ぶ、ロック・スターの大ヒット・ディスコ・チューンでした。正直、初めて聴いたころは大して好きではありませんでしたが、僕自身が黒人音楽をよく聴くようになってからは、一気に好きになりましたね。スタジオ前作『Black And Blue』からの流れで聴けば、同作オープニングを飾った「Hot Stuff」が「Miss You」へと繋がっている気がします。
https://www.youtube.com/watch?v=PKVXSo9ROpg

当ブログでも紹介したMusiq SoulchildLeela Jamesヴァージョンをはじめ、Mirwais、The Dynamics、Etta James等がカヴァーしています。
Musiq Soulchild「Missyou」
 https://www.youtube.com/watch?v=0Is8MdtlCgE
Leela James「Miss You」
 https://www.youtube.com/watch?v=3lrtnmysr2U
Mirwais「Miss You」
 https://www.youtube.com/watch?v=VssSKwHaBPE
The Dynamics「Miss You」
 https://www.youtube.com/watch?v=bxhVj7LB61c
Etta James「Miss You」
 https://www.youtube.com/watch?v=F9-3meaGF-U

また、King Tee「Diss You」、Onyx feat. X-1「Broke Willies」、Snoop Dogg feat. Kokane「Y'all Gone Miss Me」、Daddy Freddy「Born Christian」、Seventy-Six of the Dark Myndz「Waiting So Long」、N2Deep「Deep N2 the Game」、Organiz'「Are U Ready (Miss You)」等のサンプリング・ソースとなっています。
King Tee「Diss You」
 https://www.youtube.com/watch?v=fRbfnI89Q7s
Onyx feat. X-1「Broke Willies」
 https://www.youtube.com/watch?v=zQYm1GMst_Q
Snoop Dogg feat. Kokane「Y'all Gone Miss Me」
 https://www.youtube.com/watch?v=UVzBr9T36XE
Daddy Freddy「Born Christian」
 https://www.youtube.com/watch?v=aJFiRT7cJoc
Seventy-Six of the Dark Myndz「Waiting So Long」
 https://www.youtube.com/watch?v=FtZVNLTpQeg
N2Deep「Deep N2 the Game」
 https://www.youtube.com/watch?v=TWU3ZUJDQPs
Organiz'「Are U Ready (Miss You)」
 https://www.youtube.com/watch?v=bFA-RV5WA1A

「When the Whip Comes Down」
ロック・バンドとしてのStonesを聴きたいファンを安堵させてくれる、Stonesらしいロック・チューン。Charlieの力強いビートが演奏を牽引します。
https://www.youtube.com/watch?v=fwgGdfp-kc0

「Just My Imagination (Running Away with Me)」
The Temptations、1971年の大ヒット曲をカヴァー(Norman Whitfield/Barrett Strong作)。ソウル名曲を自分たちのオリジナルであるかのように聴かせてしまうのは、さすがStonesという気がしますね。ロック・バンドとしての成熟を感じるコクのある演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=_FDlZPOLn0M

「Some Girls」
タイトル曲はブラック・フィーリング溢れる演奏です。Sugar Blueのハーモニカが印象的ですね。ここでもCharlieのパワフルなビートを満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=hKOr0yzZcro

「Lies」
スピーディーに直線的に疾走するロックン・ロール。パンク世代への対抗心を剥き出しにした演奏かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=XRTXx4NdodU

「Far Away Eyes」
ここからがオリジナルLPのB面。『Let It Bleed』(1969年)あたりに入っていてもおかしくないようなカントリー調の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=1n-2vgbk6w4

「Respectable」
軽快なロックン・ロールで駆け抜けます。パンク世代からの突き上げに対して、ロック・バンドとしての矜持を示したかのような演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=S0hl5WmTTPo

「Before They Make Me Run」
Keithがリード・ヴォーカルをとる、Keithファンにはたまらない1曲。Keithのヘロヘロなヴォーカルの味わいがサイコーです。勿論、Keithらしいギターも満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=KWqxFMUnskw

Steve Earle and Supersuckers、Great Lake Swimmers、Blue Jean Junkiesがカヴァーしています。
Steve Earle and Supersuckers「Before They Make Me Run」
 https://www.youtube.com/watch?v=BVbI8fv03ps
Great Lake Swimmers「Before They Make Me Run」
 https://www.youtube.com/watch?v=cReTaLCZHf4

「Beast of Burden」
アルバムからの2ndシングルとして、USチャート第8位のヒットとなりました。Curtis Mayfieldあたりに通じる雰囲気のミディアム・ソウル・チューン。こういうソウル・チューンで他のロック・バンドの追随を許さないのがStonesですね。
https://www.youtube.com/watch?v=RlV-ZFyVH3c

Bette Midler、Billy Valentine等がカヴァーしています。
Bette Midler「Beast of Burden」
 https://www.youtube.com/watch?v=zsqf-ORB37Q
Billy Valentine「Beast of Burden」
 https://www.youtube.com/watch?v=WUwrzeNNQfI

「Shattered」
ラストは、次作『Emotional Rescue』(1980年)を予感させるニューウェイヴ調の演奏で締め括ってくれます。昔は大していい演奏だと思いませんでしたが、今はこのニューウェイヴなStonesが大好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=3_Y5J0ka4_k

Fresh Kid Ice「Demon」等のサンプリング・ソースとなっています。
Fresh Kid Ice「Demon」
 https://www.youtube.com/watch?v=9ZGQOb8f9Qk

The Rolling Stonesの過去記事もご査収ください。

『12 X 5』(1965年)


『The Rolling Stones, Now!』(1965年)
ザ・ローリング・ストーンズ・ナウ!

『December's Children (And Everybody's)』(1965年)


『Aftermath』(1966年)


『Between the Buttons』(1967年)


『Beggars Banquet』(1968年)


『Let It Bleed』(1969年)


『Sticky Fingers』(1971年)


『Exile on Main St.』(1972年)


『Black And Blue』(1976年)


『Emotional Rescue』(1980年)
posted by ez at 01:57| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月05日

Bacao Rhythm & Steel Band『Expansions』

ドイツのカリビアン・ファンク・バンド第3弾☆Bacao Rhythm & Steel Band『Expansions』

発表年:2021年
ez的ジャンル:ドイツ産カリビアン・ファンク
気分は... :スティール・ドラムで心を穏やかに!

新作アルバムからドイツのカリビアン・ファンク・バンドBacao Rhythm & Steel Bandの3rdアルバム『Expansions』です。

ドイツの現行ファンク・バンドThe Mighty Mocambosのメンバーらが結成したカリビアン・ファンク・バンドBacao Rhythm & Steel Bandの紹介は、1stアルバム『55』(2016年)、『The Serpent's Mout』(2018年)に続き3回目となります。

スティール・ドラムを使ったカリビアン・ファンクを特長としつつ、The Mighty Mocambosの流れを汲むファンクネスや、この世代らしいHip-Hopのエッセンスを取り込んでいるのが、このバンドの魅力ですね。

本作では、Bjorn Wagner(Hank Dettweiler)(steel drums、g、b、clavinet、el-p、mellotron、glockenspiel)、Ben Greenslade-Stanton(tb、tp、tuba)、Sebastian Drescher(tp)、Sascha Weise(ds)、Victor Kohn(b)というThe Mighty Mocambosのメンバーに加え、Lucas Kochbeck(ds、per)、Paul Elliott(per)、John Reed(b、ds)、Tim Grunwald(b)、Bernhard Hummer(sax)、Hans Christian Stephan(tp)、Shawn Lee(ds)、Guillaume La Cahain(ds)、Simon Gussek(ds)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースはBjorn WagnerSteffen Wagnerが共同プロデュースを務めています。

毎回Hip-Hopカヴァーで楽しませてくれる彼らですが、今回はSlum VillageJay-Zを取り上げています。

それ以外にもGalt MacDermotGrace Jones
SylvesterIke TurnerErykah BaduMinnie Riperton、さらにボーナス・トラックでMtumeをカヴァーしています。

オリジナルと聴き比べるのも楽しいですし、オリジナルを知らなくても楽しめるカリビアン・ファンクです。

唯一無二のカリビアン・ファンク・ワールドを楽しみましょう。

全曲紹介しときやす。

「Tough Victory」
タイトルの通り、タフネスを感じるパワフルなカリビアン・ファンクがオープニング。少しアフロ・ファンク調な部分もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=SG4uJMGwSkk

「Space」
ミュージカル『Hair』で知られるカナダ人コンポーザー/ピアニストGalt MacDermotのカヴァー。オリジナルは『Woman Is Sweeter』(1969年)収録。オリジナルの雰囲気をうまく活かして、楽園モードのカリビアン・メロウを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=o_W6ZvnShwc

Galt MacDermot「Space」
 https://www.youtube.com/watch?v=wk_dPAs2hzo

「Raise It Up」
J Dillaが在籍していたHip-HopグループSlum Villageのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Fantastic, Vol. 2』(2000年)収録。J Dillaビートをカリビアン・ファンクと見事に融合させたHip-Hopファンも楽しめる1曲だと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=SSMWqpDenF8

Slum Village「Raise It Up」
 https://www.youtube.com/watch?v=QPrmJr0Jj3k

「My Jamaican Dub」
モデル出身のクール・ビューティーGrace Jonesの人気曲「My Jamaican Guy」をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Living My Life』(1982年)収録。レゲエ/ダブ調のオリジナルをダビーなカリビアン・ファンクで聴かせてくれます。クールな雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=4bejAj8MCic

Grace Jones「My Jamaican Guy」
 https://www.youtube.com/watch?v=0LTzVPCFSY8

「I Need Somebody To Love Tonight」
ディスコ・ヒットで知られるSylvesterのカヴァー。オリジナルは『Stars』(1979年)収録。官能的で儚いメロウ・ファンクであったオリジナルに対して、ここでは力強いビートのカリビアン・ファンクで聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=zxjVI1AaUOo

Sylvester「I Need Somebody To Love Tonight」
 https://www.youtube.com/watch?v=3twSNZhB330

「Dirt Off Your Shoulder」
Hip-Hopの帝王Jay-Zをカヴァー。 Timbalandがプロデュースしたオリジナルは『The Black Album』(2003年)収録。この曲がスティール・ドラムの音色が映えるカリビアン・メロウ・ファンクに生まれ変わるとは・・・痛快ですね!
https://www.youtube.com/watch?v=xDy1Lla6wXA

Jay-Z「Dirt Off Your Shoulder」
 https://www.youtube.com/watch?v=Oz_-VaTHpc8

「Getting Nasty」
Ike & Tina Turnerで知られる故Ike Turnerのカヴァー。やや地味な印象さえ受けるオリジナルに対して、本ヴァージョンはスティール・ドラムの音色が華やかなパワフルかつメロウなカリビアン・ファンクに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=2JlEeA0AB9E

Ike Turner「Getting Nasty」
 https://www.youtube.com/watch?v=f8cFpqjr9qo

「Blow Your Cover」
The Mighty Mocambosを思わせる力強いビートがさく裂する重量カリビアン・ファンク。フツーにファンクとしても楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=b2AbUBOVl8c

「Represent」
ホーン・サウンドが印象的な哀愁カリビアン・ファンク。ゆったりなのに鋭いグルーヴがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=zEWNOYTSQtA

「The Healer」
Erykah Baduが故J Dillaに捧げた、Madlibプロデュース曲をカヴァー。オリジナルは『New Amerykah: Part One (4th World War)』(2008年)収録。J Dillaトリビュートを受け継ぎつつ、カリビアン・テイストならではの魅力を伝えてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=vnqCwROrziQ

Erykah Badu「The Healer」
 https://www.youtube.com/watch?v=XykIswFgLpU

「Les Fleurs」
天使の歌声Minnie Ripertonのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Come To My Garden』(1970年)収録。この曲自体がスティール・ドラムの音色が似合うのかもしれませんね。実に心地好いカリビアン・メロウに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=KhBfhfEP4GQ

Minnie Riperton「Les Fleurs」
 https://www.youtube.com/watch?v=OQt4e3Odc2c

「Squaring The Circles」
本編ラストは日本人の琴線に触れそうな哀愁カリビアンで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=DBmPfvN9lYA

CDに以下の3曲がボーナス・トラックで追加収録されています。

「Juicy Fruit」
Mtumeの名曲「Juicy Fruit」をカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Juicy Fruit』(1983年)。お馴染みのファンク・クラシックを角が取れて、丸みが出たようなカリビアン・ファンクで楽しませてくれます。

Mtume「Juicy Fruit」
 https://www.youtube.com/watch?v=MucY5wRYByU

「Look Out Baby (Here I Come)」
ファンキー・モード全開のカリビアン・ファンク。スピーディーな疾走感が格好良いですね。

「Kaiso Noir」
エレクトリック色なエッセンスとの組み合わせが面白い、コズミック・カリビアン・ファンクに仕上がっています。

未聴の方はBacao Rhythm & Steel Bandの他作品もチェックを!

『55』(2016年)
55

『The Serpent's Mout』(2018年)
ザ・サーペンツ・マウス
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2021年09月03日

Thelma Houston『Sunshower』

Jimmy Webbプロデュースのソロ・デビュー・アルバム☆Thelma Houston『Sunshower』
Sunshower
発表年:1969年
ez的ジャンル:ダンヒル系女性ソウル
気分は... :This Is Your Life!

今回は70〜80年代に活躍した女性ソウル・シンガーThelma Houstonのソロ・デビュー・アルバム『Sunshower』(1969年)です。

1946年ミシシッピ生まれの女性ソウル・シンガー/女優であるThelma Houstonについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の3枚(発売順)。

 『Any Way You Like It』(1976年)
 『The Devil In Me』(1977年)
 『Ride To The Rainbow』(1979年)

The Art Reynolds Singersのメンバーとして活動していたThelma Houstonのソロ・デビュー・アルバムが本作『Sunshower』です。

本作以前に1966年と1967年にCapitolから2枚のソロ・シングルをリリースしていましたが、このデビュー・アルバムはDunhillからのリリースです。

プロデュース&アレンジはJimmy Webb
The Rolling Stonesの大ヒット曲カヴァー「Jumpin' Jack Flash」以外は、ソングライティングもすべてJimmy Webbです。

Hal Blaine(ds)、Joe Osborn(b)、Fred Tackett(g)、Mike Deasy(g)、Larry Knechtel(p、org、harpsichord)、Sherlie Matthews(back vo)、Ginger Blake(back vo)、Patrice Holloway(back vo)等がレコーディングに参加しています。

Jimmy Webbプロデュース作らしさを楽しむのであれば、「Everybody Gets To Go To The Moon」「Mixed-Up Girl」「Sunshower (From "His Own Dark City")」がおススメです。

躍動するソウル・シンガーThelma Houstonを楽しむのであれば、「Jumpin' Jack Flash」「Cheap Lovin'」がおススメです。

バラード系であれば、僕の一番のお気に入り、Norman Connorsもカヴァーした「This Is Your Life」をはじめ、「Someone Is Standing Outside」「This Is Where I Came In」がおススメです。

いろいろな意味で聴き所の多いデビュー・アルバムです。

全曲紹介しときやす。

「Sunshower (From "His Own Dark City")」
オープニングを飾るタイトル曲は2ndシングルにもなりました。ストリングス入りのフォーキー・チューンはJimmy Webbプロデュースらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=_Rc3CKmNzoA

「Everybody Gets To Go To The Moon」
アルバムからの1stシングル。エレガントなストリングスを配した躍動するポップ・ソウル。Jimmy Webbのアレンジとスケールの大きなThelmaのヴォーカルが調和したドラマチックな1曲に仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=lvhF855H7X8

「To Make It Easier On You」
オーセンティックなバラードを情感たっぷりに歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=-wGnEmBOZx0

「Didn't We」
Richard Harris、1968年のシングルをカヴァー。しっとり歌い上げるバラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=94kqibOSJgc

Skyzoo and 9th Wonder「Come Back」、Daniel Swain「This Time Around」のサンプリング・ソースとなっています。
Skyzoo and 9th Wonder「Come Back」
 https://www.youtube.com/watch?v=qbT5bfsM7c4
Daniel Swain「This Time Around」
 https://www.youtube.com/watch?v=jyIru1jxHKg

「Mixed-Up Girl」
しっとりとしたイントロから一転、軽快に疾走するフォーキー・ポップ・ソウルが展開されます。躍動するThelmaのヴォーカルがいいですね。美しいストリングスもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=ZTx3UbtIrjY

「Someone Is Standing Outside」
素晴らしいストリングスを配したポップ・バラードをThelmaが素晴らしい表現力で歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=jEW6UkDNYA4

「Jumpin' Jack Flash」
The Rolling Stonesの大ヒット曲をカヴァー(Mick Jagger/Keith Richards作)。3rdシングルにもなりました。お馴染みのロック名曲のドライヴ感を受け継ぐ、躍動感のあるパンチの効いたカヴァーに仕上がっています。Jimmy Webbらしいストリングスのスパイスもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=2V1Gif8jOdU

「This Is Where I Came In」
味わい深いバラード。Thelmaのソウル・シンガーとしての魅力を存分に満喫できます。終盤のHal Blaine、Joe Osbornによるリズム隊の演奏が格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=F9iMVj1YR7M

Alpha feat. Jarvis Cockerがカヴァーしています。また、Skyzoo and 9th Wonder「The Spirit」、Classified feat. Snak the Ripper and Slug「Never Stop the Show」のサンプリング・ソースとなっています。
Alpha feat. Jarvis Cocker「This Is Where I Came In」
 https://www.youtube.com/watch?v=kjcJpj5jhcw
Skyzoo and 9th Wonder「The Spirit」
 https://www.youtube.com/watch?v=dPA17gAWI3Q
Classified feat. Snak the Ripper and Slug「Never Stop the Show」
 https://www.youtube.com/watch?v=tFdjiScKUdw

「Pocketful Of Keys」
ハープシコードの音色が印象的な哀愁バラードをThelmaがしみじみと歌います。
https://www.youtube.com/watch?v=-VNwbjSgKWc

Jimmy Webb自身のセルフ・カヴァーがアルバム『And So: On』(1971年)に収録されています。
Jimmy Webb「Pocketful Of Keys」
 https://www.youtube.com/watch?v=tSjoQ4ZHw3k

「This Is Your Life」
当ブログではNorman Connorsヴァージョンを紹介済みのバラード。僕の場合、Norman Connorsヴァージョンで本曲を先に知り、名バラードとして認知していたので、このオリジナルを聴き、さらに感動が増しました。
https://www.youtube.com/watch?v=e5tl2qNMaHU

前述のNorman Connorsをはじめ、The 5th Dimension、Billy Paul、Asha Puthliがカヴァーしています。また、M.E.D. feat. Blu「This Is Your Life」のサンプリング・ソースとなっています。
Norman Connors「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=8htjUKV8jBg
The 5th Dimension「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=HjTHSSIXMI0
Billy Paul「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=_MZB4FFKz9k
Asha Puthli「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=y9Q6fhSHvEo
M.E.D. feat. Blu「This Is Your Life」
 https://www.youtube.com/watch?v=wlVhmYCwX58

「Cheap Lovin'」
Hal Blaineの格好良いドラミングと共にスタートするファンキー・グルーヴ。「Jumpin' Jack Flash」と並ぶ格好良さです!Thelmaのヴォーカルも躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=ntCwX62jOzo

Barbara Randolph、The Supremesがカヴァーしています。
The Supremes「Cheap Lovin'」
 https://www.youtube.com/watch?v=vmG4mXhEEjY

「If This Was The Last Song」
ラストはカントリー・ゴスペル調のバラードで感動的なフィナーレを迎えます。
https://www.youtube.com/watch?v=8T9eiqJPWG8

Thelma Houstonの他作品もチェックを!

『Thelma Houston』(1972年)


Thelma Houston & Pressure Cooker『I've Got The Music In Me』(1975年)
I've Got the Music in Me

『Any Way You Like It』(1976年)
エニイ・ウェイ・ユー・ライク・イット

『The Devil In Me』(1977年)
ザ・デヴィル・イン・ミー

Thelma Houston & Jerry Butler『Thelma & Jerry/Two to One』(1977/1978年) ※2in1CD
Thelma & Jerry/Two to One

『Ride To The Rainbow』(1979年)
ライド・トゥ・ザ・レインボウ

『Breakwater Cat/Never Gonna Be Another One』(1980/1981年) ※2in1CD
BREAKWATER CAT + NEVER GONNA BE ANOTHER ONE
posted by ez at 03:05| Comment(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年09月02日

Glenn Jones『Here I Am』

オーセンティックな魅力に溢れた1枚☆Glenn Jones『Here I Am』
Here I Am
発表年:1992年
ez的ジャンル:実力派男性R&Bシンガー
気分は... :Give Love A Chance !

実力派男性R&BシンガーGlenn Jonesの7thアルバム『Here I Am』(1994年)です。

1962年、フロリダ州ジャクソンビル生まれの男性R&BシンガーGlenn Jonesの紹介は、6thアルバム『Here I Go Again』(1992年)、4thアルバム『Glenn Jones』(1987年)に続き3回目となります。

本作『Here I Am』(1994年)は、『Here I Go Again』(1992年)に続くstrong>Atlantic移籍第2弾アルバムです。

前作『Here I Go Again』からは、初のUS R&BチャートNo.1ヒット・シングル「Here I Go Again」が生まれたのに対し、本作『Here I Am』からはヒット・シングルは生まれていません。

しかしながら、スロウ〜ミディアム中心のオーセンティックな構成でGlenn Jonesの素晴らしいヴォーカルを満喫できる1枚に仕上がっています。アーバンな雰囲気のトラックが多いのもいいですね。

プロデュースは2曲を除きGlenn Jonesのセルフ・プロデュース。
トラックによって、"Heat" Ray WatkinsCraig KingJimmy Whiteが共同プロデュースしています。

楽曲はすべてGlenn Jonesのオリジナルです(共作含む)。

シングル曲は「Round And Round」「Here I Am」「It's Gonna Be Alright」の3曲。

僕のダントツのお気に入りは「Give Love A Chance」(個人的な思い出込みですが)。

オーセンティックなバラード「Love Song」、アーバンなミディアム・グルーヴ「Coming Back To You」、当ブログでも紹介した男性R&BグループGroove Uが参加した「Since You've Been Gone (A House Is Not A Home)」もおススメです。

派手さはありませんが、Glenn Jonesがお好きな方は満足できる1枚なのでは?

全曲紹介しときやす。

「Here I Am」
タイトル曲がオープニング。アルバムからの2ndシングルにもなっています。この曲はCraig Kingのプロデュース。メロディアスなミディアム・グルーヴ。ビートを効かせていますが、あくまでGlennの歌メインなのがいいですね。本作らしいアーバンな魅力に溢れています。
https://www.youtube.com/watch?v=AwKq6X3ybRE

「It's Gonna Be Alright」
アルバムからの3rdシングル。ムーディーなサックスと共に歌い上げるラブ・バラード。甘く危険な香りのするアーバン・ナイトといったところでしょうか。
https://www.youtube.com/watch?v=4WYbAYijICc

「Love Song」
オーセンティックなバラードですがジワジワと胸に沁みてきます。Randy Bowlandのギターがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=wZJ5uNz57qI

「Round And Round」
アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第24位となっています。アーバン・モードのオーセンティック・バラードです。Randy Bowlandのギターも素敵です。
https://www.youtube.com/watch?v=5V7_qgTl5TA

「Make It Up To You」
ダンサブルなビートのミディアム・グルーヴ。アルバム構成の中でいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ozaKxy-_ZZc

「Coming Back To You」
軽くファンキーなスパイスを効かせたミディアム・グルーヴ。さり気ないですが、アーバンな雰囲気がいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=WUg3t2dM_wQ

「Give Love A Chance」
僕の一番のお気に入り。というか僕にとっては思い出のラブ・バラードです。今でも聴いていると、いろいろな思いが込み上げてきて涙腺が緩んでしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=weIJI2iQB1Y

「Everything To Me」
この曲はCraig Kingのプロデュース。哀愁バラードを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=kZ7l3-Ik1YM

「Since You've Been Gone (A House Is Not A Home)」
当ブログでも紹介した男性R&BグループGroove Uがバック・コーラスを務めたミディアム・グルーヴ。なかなかいい雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=u-KyjoihSsA

「Don't Walk Away」
本編ラストは、Genobia Jeterの女性ヴォーカルをフィーチャーしたゴスペル調の感動バラードで締め括ってくれます。Genobia Jeterのソロ・アルバムも近々取り上げたいと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=P3hzsi7YTEg

「In You」
CDボーナス・トラック。前作『Here I Go Again』収録曲を再収録。Bernard Belleプロデュースの王道バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=mhmVCoVPEgQ

Glenn Jonesの他作品もチェックを!

『Everybody Loves a Winner』(1983年)
EVERYBODY LOVES A WINNER - 1983

『Finesse』(1984年)
Finesse

『Take It From Me』(1986年)
テイク・イット・フロム・ミー + 7

『Glenn Jones』(1987年)
GLENN JONES

『All for You』(1990年)
All For You

『Here I Go Again』(1992年)
Here I Go Again

『It's Time』(1998年)
glenn jones it's time.jpg

『Feels Good』(2002年)
Feels Good

『Forever: Timeless R&B Classics』(2006年)
Forever: Timeless R&B Classics
posted by ez at 03:25| Comment(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする