2022年01月12日

Dan Hartman『Relight My Fire』

人気ディスコ・チューン「Relight My Fire」収録☆Dan Hartman『Relight My Fire』

発表年:1979年
ez的ジャンル:マルチ・プレイヤー/SSW系ディスコ
気分は... :Relight My Fire !

70年代ディスコ作品からDan Hartman『Relight My Fire』(1979年)です。

Dan Hartman(1950-94年)はペンシルベニア州出身のマルチ・プレイヤー/シンガー・ソングライター。

70年代前半〜半ばはEdgar Winter Groupのメンバーとして活動。

70年代後半からはソロ名義の作品をリリースし、ディスコ路線の作品で人気を博しました。

1984年には映画『Streets of Fire』のサントラにも収録された「I Can Dream About You」がUSチャート第6位の大ヒットとなりました。

1994年に43歳の若さで惜しくも逝去。

本作『Relight My Fire』(1979年)は、前作『Instant Replay』(1978年)に続くディスコ路線アルバムであり、タイトル曲「Relight My Fire」はUSダンス・チャートNo.1のディスコ・ヒットとなりました。

プロデュース&ソングライティングはDan Hartman自身。

アルバムにはLoleatta Holloway(vo)、Edgar Winter(as)、Stevie Wonder(harmonica)といったゲストが参加しています。

また、G.E. Smith(g)、Brian Brake(ds)、Larry Washington(per)、Jimmy Maelen(per)、Blanche Napoleon(back vo)等のミュージシャンも参加しています。

ハイライトは前述のように「Relight My Fire」Loleatta Hollowayをフィーチャーし、ダイナミックでエレガントなディスコを聴かせてくれます。

Edgar WinterStevie Wonderがゲスト参加したシングル「Hands Down」も注目です。

個人的には、ブルー・アイド・ソウルな魅力に溢れたソウル・グルーヴ「I Love Makin' Music」Edgar Winter Group時代のセルフ・カヴァー「Free Ride」もオススメです。

ボーナス・トラックも含めて、かなり楽しめるディスコ作品だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Hands Down」
シングルにもなったオープニング。Edgar Winter(as)、Stevie Wonder(harmonica)がゲスト参加しています。前作のディスコ・ヒット「Instant Replay」の流れを汲む開放的なディスコ・チューン。Jackson 5あたりのポップ・ソウルに通じる雰囲気もあっていいですね。EdgarStevieのソロも軽やかです。
https://www.youtube.com/watch?v=QnDYQglwP1g

Loleatta Holloway「Dreamin' (Hatiras Liquid Adrenaline Vocal Mix)」でサンプリングされています。
Loleatta Holloway「Dreamin' (Hatiras Liquid Adrenaline Vocal Mix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=cVmBbmQ8O80

「Love Strong」
パワフルなディスコ・チューンですが、少しじらし過ぎ(笑)。後半はG.E. Smithがギター・ソロで盛り上げてくれます。

「Vertigo/Relight My Fire」
前述のようにダンス・ヒットしたタイトル曲。アルバム・ヴァージョンは「Vertigo」とのメドレーです。というより「Vertigo」というイントロ付きの「Relight My Fire」という感じです。Norman Harrisがアレンジを手掛けたMFSBのホーン&ストリングスによる重厚なディスコ・サウンドをバックに、Dan自身に加えてLoleatta Hollowayのリード・ヴォーカルをフィーチャーしたダイナミックでエレガントなディスコ・チューンに仕上がっています。メドレーで10分近い長尺ですが、長すぎると感じる方は、ボートラの「Relight My Fire」シングル・ヴァージョンをチェックを!
https://www.youtube.com/watch?v=AoiSjVBvpso

「Relight My Fire」はTake That feat. Luluのカヴァーが有名ですね。それ以外にRicky Martin feat. Loleatta Holloway、Cafe Society、Quasimode等数多くのアーティストがカヴァーしています。
Take That feat. Lulu「Relight My Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=AUkqqI-W1FE
Ricky Martin feat. Loleatta Holloway「Relight My Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=yMY9gDRn1FA
Cafe Society「Relight My Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=FDIeimB3ohw
Quasimode「Relight My Fire」
 https://www.youtube.com/watch?v=PUN-HA2U4e4

「Just For Fun」
ポップ・ソウルな魅力に溢れたダンサブル・チューン。Danのご機嫌なピアノを含めて、楽しげなパーティー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=7G1amL-Nh9A

「I Love Makin' Music」
ブルー・アイド・ソウルな魅力に溢れたソウル・グルーヴ。「Relight My Fire」を除けば、コレが一番好きです。

「Free Ride」
Edgar Winter Group時代にDan Hartmanが書いた楽曲のセルフ・カヴァー。オリジナルはアルバム『They Only Come Out at Night』(1973年)に収録されています。当時シングル・カットもされ、USチャート第14位のヒットとなりました。また、Tavaresもカヴァーしています。本ヴァージョンはオリジナル・ヴァージョンの雰囲気を受け継ぎつつ、より軽快かつ爽快なディスコ・ミュージックに仕上がっています。初期The Doobie Brothersが思い切りディスコ寄りになったら、こんな感じになるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=DOUapr4ENmA

Edgar Winter Group「Free Ride」
 https://www.youtube.com/watch?v=JAFyvePcR_o
Tavares「Free Ride」
 https://www.youtube.com/watch?v=8wIhPcq79_8

僕が所有する再発CDには「Boogie All Summer (Single Ver.)」「Relight My Fire (Single Ver.)」「Hands Down (12" Ver.)」「Hands Down (Hands Up)」「Relight My Fire (The Historical 1979 Remix)」「Vertigo/Relight My Fire (Progressive Instrumental Remix)」の6曲が追加収録されています。

オリジナル・アルバム未収録のシングル「Boogie All Summer」「Relight My Fire」のシングル・ヴァージョンが有り難いですね。
「Boogie All Summer」
https://www.youtube.com/watch?v=AlU6E1ohTq0
「Relight My Fire」
https://www.youtube.com/watch?v=S7Plis5xFBg

Dan Hartman以外の他作品もチェックを!

『Images』(1976年)


『Instant Replay』(1978年)


『I Can Dream About You』(1984年)
posted by ez at 00:01| Comment(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする