ヴィヴィッドなデビュー・アルバム☆
Amber Mark『Three Dimensions Deep』♪
発表年:2022年
ez的ジャンル:女性R&B
気分は... :すべてのものの意味とは?
新作から注目の女性R&B/ネオソウル・シンガー
Amber Markのデビュー・アルバム
『Three Dimensions Deep』です。
Amber Markは1993年テネシー州生まれ、現在はN.Y.を拠点に活動する女性R&B/ネオソウル・シンガー/ソングライター/プロデューサー。
シングル
「S P A C E」(2016年)でデビューし、ミニ・アルバム
「3:33 AM」(2017年)、EP
「Conexao」(2018年)等で注目を浴びます。
また、カナダのエレクトリック・ファンク・デュオChromeoの4thアルバム
『Head over Heels』(2018年)に、ヴォーカル/ソングライティング/エンジニアで参加し、同作で2019年グラミーの
Best Engineered Album, Non-Classicalにノミネートされています。
デビュー以来、コンスタントに作品をリリースしてきましたが、いよいよ満を持してのデビュー・アルバム・リリースとなります。
メイン・プロデュースは
Amber Mark本人と
Julian Bunetta。それ以外にも多様なプロデューサーが関与しています。
アルバム全体を通して、スケールの大きさとヴィヴィッドな音世界に魅せられる1枚に仕上がっています。
とりあえず
「What It Is」、
「Softly」、
「Foreign Things」、
「Worth It」、
「Competition」という5曲を聴けば、本作の魅力を実感できるはずです。
それ以外に、ダンス・チューン
「FOMO」、アンビエントな
「Out Of This World」あたりも僕好み。
期待以上の内容に驚かされた、素晴らしいデビュー・アルバムをぜひ!
全曲紹介しときやす。
「One」Pase Rock/DJ Ross One/Amber Mark/Julian Bunettaプロデュース。Bobby Bland「Dear Bobby (The Note)」をサンプリング。シブいサンプリング・ネタを見事に調理し、Amberのヴォーカルを際立たせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=AjBe47ju3Pc「What It Is」Julian Bunettaプロデュース。シングルにもなりました。エレクトリックなエッセンスを効かせたビューティフルなミディアム・バラード。自問自答するAmberの歌声が、聴く者の心をしっかり包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hXaPGlkd5do「Most Men」Amber Mark/Julian Bunettaプロデュース。オルガンの音色が印象的なソウル・グルーヴ。ヴィンテージ感を打ち出しつつ。モダンな仕上がりなのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yvhrJOrIYIk「Healing Hurts」Jeff "Gitty" Gitelmanプロデュース。オーセンティックなバラードですが、Amberのヴォーカルの魅力を実感しやすいかもしれません。
https://www.youtube.com/watch?v=YRgxCDKA8tg「Bubbles」Afterhrs/Julian Bunettaプロデュース。哀愁モードのクールなダンサブル・チューン。淡々としたAmberのヴォーカルが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=H0thzXJa9Es「Softly」Amber Mark/Julian Bunettaプロデュース。シングルにもなりました。Craig David「Rendezvous」をサンプリングした哀愁ダンサブル・チューン。「Rendezvous」の美しいエッセンスをうまくリサイクルしたUKテイストの仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=1stAYxwLFHA「FOMO」Space Peopleプロデュース。エレクトリック色を強調したポップ・ソウルなダンス・チューン。ラップ調のヴォーカルも交えたキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=9tP-RAp6JxE「Turnin' Pages」Ryanプロデュース。美しくも儚いムードながらも、ビートをしっかり効かせているのがいいですね。ドリーミー感も僕好み。
https://www.youtube.com/watch?v=HhZFSRKemd8「Foreign Things」Two Fresh/Afterhrs/Julian Bunettaプロデュース。シングルにもなりました。個人的には一番のお気に入り。ヴィヴィッドなキャッチーさがたまりません。楽曲、サウンド、ヴォーカルすべてが僕好み。Amber Markというアーティストのスケールの大きさを感じるトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=Uw6QHtUeqe8「On & On」Amber Mark/Julian Bunettaプロデュース。重厚なサウンドとAmberの語り口がマッチしたバラード。
https://www.youtube.com/watch?v=YlsBGApYb7E「Out Of This World」Amber Mark/Julian Bunettaプロデュース。Harris Cole「Chapsitkc」をサンプリング。ビューティフル・バラードですが、アンビエントなスパイスを効かせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=o0zY5ZI0DaY「Cosmic」Amber Mark/Julian Bunettaプロデュース。タイトルの通りのコズミックなミディアム。ここでもAmberの雰囲気のある語り口がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=bZTVSvsQVs0「Darkside」Amber Mark/Matt Zara/Duck Blackwell/Julian Bunettaプロデュース。タイトルの通り、ダークトーンのR&Bグルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=H5DmdzdYvbE「Worth It」Amber Mark/Julian Bunetta/Paul Mondプロデュース。シングルにもなりました。ダンサブルながらもAmberのソングライターとしての才を感じる1曲。美しくも切ないムードがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Jq5Ry8IjD-U「Competition」Two Fresh/Afterhrs/Julian Bunettaプロデュース。シングルにもなりました。エレクトリック×ポップ×Hip-Hopの調合バランスが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=4Tej8USi8zw「Bliss」Two Fresh/Afterhrs/Julian Bunettaプロデュース。70年代ソウルのムードを2022年のモダン・サウンドで再現しているのが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=YL97fi1Mhik「Event Horizon」Amber Markプロデュース。ラストはコズミック・モードのバラードでしっとりと締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=MYXFw2MEzvI幻想的なジャケもいいですね。
彼女の音世界がビジュアル化されているようです。