2022年05月18日

4KaST『Any Weather』

オトナな女性R&Bグループ☆4KaST『Any Weather』

発表年:1998年
ez的ジャンル:女性R&Bグループ
気分は... :落ち着き&みずみしさ!

今回は90年代女性R&Bグループから4KaST『Any Weather』(1998年)です。

4KaSTは、KishaKia (Kia Jeffries)、Sharissa (Sharissa Dawes)、Tashという4名がN.Y.で1995年に結成したグループ。

メンバーのうち、KiaはかつてOscarという女性グループのメンバーでした。また、Sharissa4KaST解散後、『No Half Steppin'』(2002年)、『Every Beat of My Heart』(2005年)という2枚のソロ・アルバムをリリースしています。

本作『Any Weather』(1998年)はグループ唯一のアルバム。

Gerald IssacTroy OliverBert PriceMalik PendletonFlavahood(Darryl "Big Baby" McClary/Mike "Suga Mike" Allen)Vincent HerbertHerb MiddletonKeny KornegayDarin Whittington等の多様なプロデューサーが起用されています。

なかなかのプロデューサー陣がそれぞれいい仕事をした好アルバムですが、商業的成功を収めることはできませんでした。

それでも90年代女性R&Bグループ好きは十分楽しめる1枚だと思います。

落ち着いた雰囲気のオトナR&Bながらも、キャッチーかつみずみずしい魅力があります。

シングルにもなった「I Tried」「Miss My Lovin'」、キャッチーなミディアム・グルーヴの「It's All Up To You」「If I Could」、オトナ・ヒップホップ・ソウルな「You Owe Me」「You Know」、素敵なバラードの「The Rose」「Rainy Daze」「Because I Love You」など僕好みのトラックに溢れています。

ガールズ・グループとは一味違うオトナ女性R&Bグループを満喫しましょう!

全曲を紹介しときやす。

「Ed Lover (Intro)」
雨音交じりのイントロ
https://www.youtube.com/watch?v=FiodA_Qhr0A

「Miss My Lovin'」
Mic Geronimoのラップをフィーチャー。シングルにもなりました。Nashiem Myrickプロデュース。James Brown「The Payback」ネタのグルーヴが心地よい、90年代女性R&Bグループらしい1曲に仕上がっています。グルーヴィーながらも落ち着いた雰囲気のオトナR&Bになっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=-FTFpMVeLS8

「I Tried」
アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第46位となっています。Gerald Issac/Troy Oliverプロデュース。抑えたホーンながらも、しっかり聴かせてくれるミディアム。ジワジワと胸の奥に沁み渡ってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=t0kmOKi9fkI

「Rain Drop (Interlude) 」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=OSguh5eUdF0

「If I Could」
Darryl "Big Baby" McClaryプロデュース。甘く切ないミディアム・グルーヴ。キャッチーなヴォーカルワークがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=t22IMsCipQY

「It's All Up To You」
Greg Smithプロデュース。90年代女性R&Bグループらしい雰囲気にグッとくる、僕好みのメロディアスなミディアム・グルーヴ。聴いていると自然と愛おしい思いが湧き上がってきます。
https://www.youtube.com/watch?v=wzUbeGX8w1Y

「The Rose」
Bert Price/Lova Boiプロデュース。名バラードの雰囲気を醸し出す本トラックも大好き!透明感のあるリード・ヴォーカルとキャッチーなコーラスに魅せられます。
https://www.youtube.com/watch?v=_jQv6z7U3wU

「How Can I」
Malik Pendletonプロデュース。落ち着いた雰囲気のオトナR&Bですが、その一方でみずみずしい雰囲気もあるのが4KaSTの魅力かもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=CqcA2gsDSFw

「Reality (Interlude)」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=IauuGULJRm4

「You Owe Me」
Flavahood(Darryl "Big Baby" McClary/Mike "Suga Mike" Allen)プロデュース。抑えたトーンのオトナ・ヒップホップ・ソウル。ここでも落ち着きとみずみずさのバランスにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=VZfiV69230s

「You Know」
Tracey Leeのラップをフィーチャーしたヒップホップ・ソウル。Vincent Herbertプロデュース。決して歌いすぎず、甘く切ないグルーヴ感を重視しているのがいいですね。。
https://www.youtube.com/watch?v=yMzy3fXZIwk

「This Feeling」
Herb Middletonプロデュース。妖しげなグルーヴィー・サウンドと素晴らしいヴォーカル・ワークに魅せられるダンサブル・チューン。
https://www.youtube.com/watch?v=HqT3bwtEGs0

「Any Weather」
Herb Middletonプロデュース。タイトル曲は雨音と共に始まるバラード。ヴォーカル・ワークがしっかりしているグループなので、オーセンティック・バラードがよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=m_A12rnqtQ8

「Big Lez (Interlude)」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=PjhEnFzWOY8

「I Spoke To You (Interlude)」
インタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=EZ5XL5ogqW4

「Rainy Daze」
Keny "Smoove" Kornegay/Daryl "88" Youngプロデュース。僕好みの甘く切ないバラード。彼女たちの素晴らしいヴォーカル・ワークを存分に堪能できます。
https://www.youtube.com/watch?v=6aTRDHpUGug

「Because I Love You」
Kia Jeffries/Darin Whittingtonプロデュース。本編ラストはピュア・ムードのオーセンティックなラブ・バラードで感動的に締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=n0ni7f8Mxqo

CDにはさらにア・カペラのシークレット・トラックが1曲収録されています。

ご興味がある方はSharissaのソロ・アルバムもチェックを!

Sharissa『No Half Steppin'』(2002年)


Sharissa『Every Beat of My Heart』(2005年)
posted by ez at 00:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする