2022年08月19日

『今の気分は...Chaka Khanかな』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回はダイナマイト・ヴォーカルのソウル・クイーンChaka Khanを10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Rufus Featuring Chaka Khan「Look Through My Eyes」
https://www.youtube.com/watch?v=uvvhOjLBH4M
From 『Rags To Rufus』(1973年)
Rags To Rufus by Rufus Featuring Chaka Khan (2015-05-03)

Rufus Featuring Chaka Khan「I'm a Woman (I'm a Backbone)」
https://www.youtube.com/watch?v=AQ_1Xp2HuIs
From 『Rufusized』(1974年)


Rufus Featuring Chaka Khan「Have a Good Time」
https://www.youtube.com/watch?v=WkJuSdB17sU
From (1975年)
ルーファス・フィーチャリング・チャカ・カーン(紙ジャケット仕様)

Rufus Featuring Chaka Khan「Hollywood」
https://www.youtube.com/watch?v=EeGXa98Y7-E
From 『Ask Rufus』(1977年)
Ask Rufus

Chaka Khan & Rufus「Blue Love」
https://www.youtube.com/watch?v=U0ByTFDuYLI
From 『Street Player』(1978年)
ストリート・プレイヤー(紙ジャケット仕様)

Rufus & Chaka「Do You Love What You Feel」
https://www.youtube.com/watch?v=PWAdn9zCil4
From 『Masterjam』(1979年)
マスタージャム

Chaka Khan「Sleep on It」
https://www.youtube.com/watch?v=cyzsO67wGzg
From 『Chaka』(1978年)
Chaka

Chaka Khan「So Naughty」
https://www.youtube.com/watch?v=fC8he0acAx8
From 『Naughty』(1980年)
Naughty

Chaka Khan「We Got Each Other」
https://www.youtube.com/watch?v=JU39z-m0ZWA
From 『What Cha Gonna Do For Me』(1981年)
What'Cha Gonna Do for Me

Chaka Khan「Through The Fire」
https://www.youtube.com/watch?v=TjWmw-8-OEk
From 『I Feel For You』(1984年)
I Feel for You
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2022年08月17日

Marcos Valle『Tempo Da Gente』

アーバン・メロウ路線の第三弾☆Marcos Valle『Tempo Da Gente』

発表年:1986年
ez的ジャンル:ブラジル最高のメロディ・メーカー
気分は... :るぷりんでかき氷!

ブラジルを代表するシンガー・ソングライターMarcos Valle『Tempo Da Gente』(1986年)です。

当ブログでこれまで紹介したMarcos Valle作品は以下の13枚。

 『O Compositor E O Cantor』(1965年)
 『Samba '68』(1968年)
 『Viola Enluarada』(1968年)
 『Mustang Cor De Sangue』(1969年)
 『Marcos Valle (1970)』(1970年)
 『Garra』(1971年)
 『Vento Sul』(1972年)
 『Previsao Do Tempo』(1973年)
 『Marcos Valle (1974)』(1974年)
 『Vontade De Rever Voce』(1981年)
 『Nova Bossa Nova』(1997年)
 『Pagina Central』(2009年)
 ※Celso Fonsecaとの共演作
 『Esphera』(2010年)

本作『Tempo Da Gente』(1986年)は、『Vontade De Rever Voce』(1981年)、『Marcos Valle』(1983年)に続く、アーバン・メロウ路線のアルバムです。

『Vontade De Rever Voce』(1981年)
ヴォンタージ・ジ・レヴェール・ヴォセ

『Marcos Valle』(1983年)


前二作と比較して小粒な印象を受ける点や、次作『Nova Bossa Nova』(1997年)まで10年以上の歳月を待たねばならなかったこともあり、必ずしも良い評価のアルバムではありません。

しかしながら、実際聴いてみると、ブラジリアンAOR/アーバン・メロウ作品として十分楽しめる1枚です。

名曲「Samba De Verao」のパート2「Um Tempo Musical (Samba de Verao No 2)」、サンセットなメロウ・バラード「Ah! Voce Mulher」、アーバン・メロウな「Proton, Eletron, Neutron」Eumir Deodatoとのタッグ「Pior Que E」、ブラジリアンAORバラード「No Inicio」あたりが僕のオススメです。

プロデュースはEduardo Lages

ぜひ、『Vontade De Rever Voce』(1981年)、『Marcos Valle』(1983年)とセットで楽しんでください。

全曲紹介しときやす。

「O Tempo Da Gente」
Ary Carvalho/Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。ポップなメロウ・グルーヴでアルバムは幕を開けます。ムーディーなサックスも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=92ZCvBQdzjc

「Sem Voce Nao Da」
Erasmo Carlos/Marcos Valle作。ブリージンなメロウ・ダンサー。良くも悪くもシンセを交えた80年代半ばの音ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=GxMTmTweVZM

「Um Tempo Musical (Samba de Verao No 2)」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。サブタイトルにあるように、名曲「Samba De Verao(邦題:サマー・サンバ)」のパート2という位置づけのトラック。前作『Marcos Valle』で「Samba De Verao」を再演していたので、その流れもあるかもしれません。ブラジリアンAORとしても楽しめるアーバン・メロウに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Oq8y_DKVZoE

「Ah! Voce Mulher」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。夏のサンセット・モードがよく似合うメロウ・バラード。ゆっくり時間が流れていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3XnQtJPvxNI

「Proton, Eletron, Neutron」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。80年代Marcosらしいアーバン・メロウ。女性コーラスも加わり、華やかな雰囲気です。ブラジリアンAORとしても楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=lc1kVEFhOig

「Ta Tudo Bem」
Marcos Valle/Vinicius Cantuaria作。シンセ・ポップ×メロウ・ダンサーな仕上がり。ある意味、とても80年代的な取り合わせのサウンドだと思います。Vinicius Cantuariaとの共作である点にも注目です。印象的なエレクトリック・ギターも>Viniciusですかね。
https://www.youtube.com/watch?v=idChIVPPFLs

「Voo No Tempo」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。ピアノ/エレピをバックに、しっとりと歌い上げるメロウ・バラード。中盤以降は良くも悪くも80年代半ばサウンドです。
https://www.youtube.com/watch?v=wycMrJeWxbA

「Pior Que E」
Eumir Deodato/Marcos Valle作。Eumir Deodatoとのタッグで注目の1曲。サマー・ブリージンな仕上がりです。Eumir Deodatoらしいリズムのループには中毒性があります。
https://www.youtube.com/watch?v=I-xtoC4peyU

「Na Rede」
Marcos Valle作。さり気ない雰囲気が魅力のメロウ・バラード。過ぎゆく夏をしみじみと感じながら聴きたい1曲です。
https://www.youtube.com/watch?v=KDXSsO8FDNo

「No Inicio」
Marcos Valle/Paulo Sergio Valle作。ラストは素敵なブラジリアンAORバラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=d_3_rkeZhQI

Marcos Valleの過去記事もご参照下さい。

『O Compositor E O Cantor』(1965年)


『Samba '68』(1968年)
サンバ’68

『Viola Enluarada』(1968年)
ヴィオラ・エンルアラーダ

『Mustang Cor De Sangue』(1969年)
Mustang Cor De Sangue Ou Corcel Cor De Mel

『Marcos Valle(1970)』(1970年)
marcos valle 1970.jpg

『Garra』(1971年)
Garra

『Vento Sul』(1972年)
ヴェント・スル

『Previsao Do Tempo』(1973年)
Previsao Do Tempo

『Marcos Valle (1974)』(1974年)
マルコス・ヴァーリ(1974)

『Vontade De Rever Voce』(1981年)
ヴォンタージ・ジ・レヴェール・ヴォセ

『Nova Bossa Nova』(1997年)
Nova Bossa Nova

『Pagina Central』(2009年)
パジナ・セントラウ [ボーナス・トラック付]

『Esphera』(2010年)
ESPHERA
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2022年08月14日

DOMi & JD Beck『Not Tight』

Z世代新星デュオのデビュー・アルバム☆DOMi & JD Beck『Not Tight』

発表年:2022年
ez的ジャンル:Z世代新星デュオ
気分は... :おそるべしZ世代!

新作アルバムからKAWAII×超絶テクのZ世代男女デュオDOMi & JD Beckのデビュー・アルバム『Not Tight』です。

DOMi & JD Beckは、フランス出身の女性キーボード奏者Domitille DegalleとUSテキサス州ダラス出身のドラマーJD Beckによる男女デュオ。2018年に結成されました。Domitille Degalleはポップなビジュアルが印象的ですが、こう見えて名門バークリー音楽大学で学んでいます。

二人はソーシャルメディアを主戦場として活動するなかで注目されるようになります。

そんな彼らの名を一躍有名にしたのは、当ブログでも紹介したBruno MarsAnderson .Paakによるスーパー・プロジェクトSilk Sonicのヒット・シングル「Skate」でしょう。作者のなかに二人の名がクレジットされています。

そんなZ世代新星デュオのデビュー・アルバムが本作『Not Tight』です。

Anderson .Paakが設立した新レーベルApeshitと名門Blue Noteからのリリースです。

プロデュースはDOMi & JD Beck自身。

アルバムにはAnderson .Paakをはじめ、ThundercatHerbie HancockSnoop DoggBusta RhymesMac DeMarcoKurt Rosenwinkelといったビッグネームがゲスト参加しています。

このゲスト陣の名を眺めただけでも、いかにDOMi & JD Beckが期待されているかがわかりますね。

アルバム全体を聴いた印象としては、『Drunk』(2017年)、『It Is What It Is』(2020年)といった超絶ベーシストThundercatのメロウ路線の近作からの影響が大きいように感じました。

聴く前は同じ男女デュオということで、Louis Coleと女性シンガーGenevieve ArtadiによるL.A.ポップ・ユニットKNOWERのイメージに近いのかなぁ・・・なんて勝手にイメージしていましたが、ポップ・ユニットというよりはジャズ・ユニットと呼ぶほうが相応しいと思います。

ビジュアルに惑わされてはいけない、おそるべしZ世代新星デュオです。

全曲紹介しときやす。

「Louna's Intro」
ストリングス、ハープ、フルートも入った美しいイントロ。
https://www.youtube.com/watch?v=nU55ar-O2V0

「Whatup」
Z世代ドラマーらしいJD Beckのドラミングを楽しめます。DOMiのキーボード&シンセ・ベースも含めてThundercatに通じるこの音世界を楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=vibu64hLumI

「Smile」
ローファイ新世代ジャズとでも呼びたくメロウなインスト。二人で初めて作ったトラックなのだとか。ドラムとキーボード&シンセ・ベースだけで満足感のあるサウンドをクリエイトできるのが素晴らしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=SmRppchB8vs

「Bowling」
Thundercat参加曲その1。DOMiとThundercatがヴォーカルをとります。これまで述べたとおり、彼ら自身がThundercatの近作に通じるサウンドなので、そこへ本家がベースで加わるとハマりすぎです。Thundercatのアルバムの1曲と嘘をついても、みんな信じてしまうのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=_oABY8oc7tc

「Not Tight」
Thundercat参加曲その2。タイトル曲はThundercatのベースとそれに呼応するDOMiのキーボードのやりとりが面白いですね。メロウなアウトロもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=IBAJCUcxQlE

「Two Shrimps」
カナダ人シンガー・ソングライターMac DeMarcoとの共演。JD Beckのドラムンベース的なドラミングと、メロウな上ものの組み合わせが僕好み。Mac DeMarcoのリード・ヴォーカルとDOMiのバック・コーラスの組み合わせもいいバランスです。
https://www.youtube.com/watch?v=7LKuBAi_gf4

「U Don't Have to Rob Me」
DOMiとJD Beckの二人がヴォーカルをとるローファイ・ポップ。このユニットのポップでKAWAII魅力を楽しめます。どこか儚い感じもZ世代らしいのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=G3nhULRaKNg

「Moon」
Herbie Hancockとの共演。ピアノとヴォコーダーで盛り上げてくれます。80年代Herbie HancockがZ世代サウンドと出会った感じでしょうか。DOMi & JD Beckのジャズ・ミュージシャンの側面がよく浮かび上がってくるトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=78A7seC9odE

「Duke」
このユニットらしい美しくも儚いサウンドに惹かれます。DOMiのキーボードの不安げな音色と響きが絶妙です。
https://www.youtube.com/watch?v=ajis9XmJlAU

「Take a Chance」
Anderson .Paak参加。基本はThundercat的なメロウ・チューンですが、Anderson .Paakのクセのある声質のラップとのコントラストが面白いです。
https://www.youtube.com/watch?v=jJVe_6N8cLY

「Space Mountain」
Thundercatの初期作品を思い出すビートミュージック的なインストに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=hnhvoYeT48Q

「Pilot」
Anderson .Paak、Snoop Dogg、Busta Rhymes参加。まぁまぁクセのある声のゲスト3名ですが、DOMi & JD Beckの音世界に合わせて、抑えたトーンのラップを聴かせてくれます。これが大正解!三者三様の声質がいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=rPC1g9oe2_8

「Whoa」
現代ジャズ・ギターの皇帝Kurt Rosenwinkel参加。トリオ演奏による新世代ジャズとして楽しめる演奏です。特にJD BeckとKurt Rosenwinkelのエキサイティングな絡みがいいですね。本作が名門Blue Noteからリリースされた理由がよくわかるトラックです。
https://www.youtube.com/watch?v=6_vvZcUrByA

「Sniff」
JD Beckによる人力ドラムンベースなドラミングによる疾走感が気持ちいい1曲。クラブミュージック好きの人も楽しめるでは?
https://www.youtube.com/watch?v=T_GVKklw_ZU

「Thank U」
イントロと同じくストリングス、ハープ、フルート等による美しい余韻でアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=vnnUcyWMk4I

ユニットの成り立ちや注目される流れも含めてZ世代らしいアーティストですね。
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2022年08月12日

『今の気分は...2022年8月12日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は2000年代カテゴリーから女性R&Bを10曲セレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Adriana Evans「Hey Now」
https://www.youtube.com/watch?v=Q8zvpsDVbJE
From 『El Camino』(2007年)


Slick & Rose「Bonafide」
https://www.youtube.com/watch?v=RVnt6iY73sA
From 『Objects In The Mirror』(2003年)
オブジェクツ・イン・ザ・ミラー

Shayna Steele「Different This Time」
http://www.youtube.com/watch?v=B-la6q3oRgo
From 『I'll Be Anything』(2009年)
I'll Be Anything

Hil St. Soul「Mad Love」
http://www.youtube.com/watch?v=PVmjU822PLI
From 『Copasetik And Cool』(2002年)


Monet「Essence」
https://www.youtube.com/watch?v=f4wSWYkVmLw
From 『Essence』(2000年)
ESSENCE

Terri Walker「Alright With Me」
https://www.youtube.com/watch?v=4Ca3VCjcJug
From 『I Am』(2006年)
アイ・アム・テリ・ウォーカー

JS feat. Ronald Isley「Handle Your Business」
https://www.youtube.com/watch?v=4EsgtIvMs2Q
From 『Ice Cream』(2003年)
Ice Cream

Julie Dexter「How Can You Feel」
https://www.youtube.com/watch?v=A__2aeQwJg8
From 『Dexterity』(2002年)
Dexterity

Amel Larrieux「Trouble」
http://www.youtube.com/watch?v=Y2kjKfu7OH0
From 『Morning』(2006年)
Morning

Syleena Johnson「If You Play Your Cards Right」
https://www.youtube.com/watch?v=wCsbk9qNflM
From 『Chapter 2: The Voice』(2001年)
Chapter 2: The Voice by JOHNSON,SYLEENA (2002-11-26) 【並行輸入品】
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2022年08月10日

The Emotions『Sunbeam』

Kalimba Productionによる第3弾☆The Emotions『Sunbeam』

発表年:1978年
ez的ジャンル:姉妹ソウル・グループ
気分は... :眩しい日差し!

Hutchinson姉妹による女性ソウル・ヴォーカル・グループThe Emotions『Sunbeam』(1978年)です。

The Emotionsについて、これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。

 『Untouched』(1972年)
 『Flowers』(1976年)
 『Rejoice』(1977年)
 『Sincerely』(1984年)

本作は『Flowers』(1976年)、『Rejoice』(1977年)に続くColumbiaからの第3弾アルバムであり、前2作と同様にEarth,Wind & Fire/Kalimba Productionがバックアップしています。

また、Wanda HutchinsonSheila HutchinsonJeanette Hutchinsonのメンバー3姉妹に加えて、前作ではメンバーとして参加していた、もう一人の姉妹Pamela Hutchinsonや弟のJoseph Hutchinsonもソングライティングで参加しています。

プロデュースはMaurice White

レコーディングにはMaurice White(ds)、Al McKay(g)、Fred White(ds)、Verdine White(b)というEW&F勢をはじめ、Marlo Henderson(g)、Keith Henderson(g)、Jon Lind(g)、Chuck-A-Luck(b)、Gary Grainger(b)、Donzell Davis(ds)、Skip Scarborough(key)、Terry L. Marshall(key)、Paulinho Da Costa(per)、Earl DeRouen(per)、Victor Feldman(vibe)、Chuck Findley(tp)等のミュージシャンが参加しています。

アルバムはUSアルバム・チャート第40位、同R&Bアルバム・チャート第12位となっています。前作『Rejoice』(USアルバム・チャート第7位、同R&Bアルバム・チャート第1位)ほどのヒットには至りませんでしたが、中身は充実しています。

Kalimba Productionらしい作品を楽しみたいのであれば、「Smile」「Love Vibes」「Whole Lot of Shakin'」をどうぞ!

「Walking the Line」「Love Is Right On」といったメロウ・バラード、メロウ・グルーヴ「Time Is Passing By」、シルキー・メロウ「I Wouldn't Lie」あたりもオススメです。

前2作と比べると、少し地味な印象を受けるかもしれませんが、それでも十分楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Smile」
Maurice White/Al McKay作。アルバムからの1stシングル。US R&Bチャート第6位のヒットとなっています。EW&Fモード全開のダンス・チューンで盛り上げてくれます。ヴォーカルがPhilip Baileyならば、そのままEW&Fのトラックといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=4D0XFXUUK90

「Love Is Right On」
Joseph Hutchinson, Jr./Keith Henderson作。しっとりと聴かせてくれるメロウ・バラード。ピュアな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=N4vC9XQNtdM

Consequence「Turn Ya Self In」、The Jacka「Writing Slaps (Remix)」のサンプリング・ソースとなっています。
Consequence「Turn Ya Self In」
 https://www.youtube.com/watch?v=dVjLidnnqGE
The Jacka「Writing Slaps (Remix)」
 https://www.youtube.com/watch?v=53buTvlUX_4

「Time Is Passing By」
Joseph Hutchinson作。素晴らしいヴォーカルワークと開放的なホーン・サウンドが印象的なメロウ・グルーヴ。
https://www.youtube.com/watch?v=OFfIuhIWCdc

「Walking the Line」
Maurice White/Skip Scarborough作。アルバムからの3rdシングル。美しいストリングスをバックに配したメロウ・ミディアム。バラード系であれば、これが一番お気に入りです。
https://www.youtube.com/watch?v=Kd3NkjpPnl4

「Ain't No Doubt About It」
Sheila Hutchinson作。コーラス・グループとしてのテクニックを見せつけてくれる1曲。思わせぶりなファンキー・サウンドともマッチしています。

「Love Vibes」
Jeanette Hawes/Lonnie Reaves作。サマー・モードにフィットするファンキー・メロウ。Kalimba Productionらしいサマー・グルーヴは僕のお気に入り。
https://www.youtube.com/watch?v=SewhIjy73hU

「I Wouldn't Lie」
Jon Lind/Fred Tacker作。シルキー・サウンドとキュートなヴォーカルの組み合わせが心地好いメロウ・チューン。微風のような雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PTvjYNX7hbI

「My Everything」
Pamela Hutchinson/Wanda Hutchinson/Thomas McClary作。息の合ったコーラスを楽しむ1曲。品の良いファンキー・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1wy1juKcxmw

「Spirit of Summer」
Eumir Deodato作。スキャット・ヴォーカルのサマー・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=lsVeaskzQfw

「Whole Lot of Shakin'」
Maurice White/Al McKay作。アルバムからの2ndシングル。軽快なギター・カッティングと共に始まるファンキー・メロウ・グルーヴ。Kalimba Production好きの人あれば気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=zvynqh81AV0

「Music Box」
Maurice White作。アウトロ的なインスト小曲。

The Emotionsの他作品もチェックを!

『So I Can Love You』(1969年)
ソー・アイ・キャン・ラヴ・ユー

『Untouched』(1972年)
アンタッチド

『Flowers』(1976年)
Flowers

『Sunshine』(1977年)


『Rejoice』(1977年)
リジョイス(紙ジャケット仕様)

『Come Into Our World』(1979年)
Come Into Our World: Expanded Edition

『New Affair』(1981年)
NEW AFFAIRS

『Sincerely』(1984年)
Sincerely
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