発表年:2022年
ez的ジャンル:ローファイ系ブラジリアン・フォーキー
気分は... :茜色に支子色・・・
ブラジル新作からBruno Berle『No Reino Dos Afetos』です。
Bruno Berleはブラジル北東部アラゴアス州出身の男性シンガー・ソングライター/マルチ奏者。
本作『No Reino Dos Afetos』がデビュー・アルバムとなります。
UKの人気レーベルFar Out Recordingsからリリースということで見つけた1枚です。
プロデュースはBruno Berle自身。
長年の共同制作者Batata Boyとの共同プロデュースも6曲あります。
アルバム全体としてはローファイ感覚のブラジリアン・フォーキーという印象です。カラーでいえばセピア色のメロウ・フォーキーといった感じですね。目立ちませんがブラジル音楽らしいリズムをしっかり効かせている点もいいですね。
ジャケはワイルドですが、音はメロウですよ!
全曲紹介しときやす。
「Ate Meu Violao」
抑えたトーンながらもブラジリアン・ムードがよく伝わってくるメロウ・フォーキー。ローファイな質感が逆に良いかも!
https://www.youtube.com/watch?v=HU_FZJA8RCQ
「Quero Dizer」
Batata Boyをフィーチャーしたリード・シングル。ローファイなサウダージ感が心地好い1曲。セピア色がよく似合います。秋にフィットしそうですね。
https://www.youtube.com/watch?v=YvRNqLmKjoM
「Guardo Em Tuas Maos」
ローファイらしさを強調した哀愁メロウな小曲。Jefuとの共同プロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=Xm85ipChmqk
「Beat 1」
Batata Boyをフィーチャー。Batata Boyによる幻想的なトラックに、霞のようなBrunoのヴォーカルが浮遊します。
https://www.youtube.com/watch?v=MIrQDE1Kido
「O Nome Do Meu Amor」
ギターとヴォーカルのみのシンプルな演奏ですが、味わい深くていいです。
https://www.youtube.com/watch?v=ANK3YxU5_6Y
「Som Nyame」
ガーナのハイライフのエッセンスを取り入れた軽快なフォーキー・グルーヴ。女性や子どもの声がサンプリングされています。
https://www.youtube.com/watch?v=tOne_cB8GTI
「Virginia Talk」
子どもの声をサンプリング/コラージュしたサイケ・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=Fu_gTh8PFr4
「So O Amor」
アコギとエレキ・ギターの音色と幻想的な歌声が印象的なメロウ・フォーキー。
https://www.youtube.com/watch?v=gG6r-vgZ54k
「So Nos Dois」
サマー・モードのブラジリアン・メロウ。さり気ない効果音とブラジリアン・リズムの組み合わせが実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=44suEWHaWNc
「Arraiada」
ジェントル・ムードのギターによる弾き語り。丁寧に歌い上げる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Bg6kQDEOLws
「Sereno」
本作で最も音の密度が高いトラック。ほぼインストに近いです。
https://www.youtube.com/watch?v=RFX4H9uYgB4
「E Preciso Ter Amor」
サウンド的にはアルバムで最もキャッチーなギター・ポップ調の仕上がり。
https://www.youtube.com/watch?v=hIZZgCIntp4
ジャケ写真はリオのオルタナ・ポップ第三世代アーティストAna Frango Eletricoによる撮影らしいです。