2022年09月21日

Creative Source『Migration』

Michael Stokesプロデュース☆Creative Source『Migration』

発表年:1974年
ez的ジャンル:男女ソウル・ヴォーカル・グループ
気分は... :移行せよ!

今回はソウル・ヴォーカル・グループCreative Sourceの2ndアルバム『Migration』(1974年)です。

Barbara BerrymanBarbara LewisDon WyattSteve FlanaganCeleste Roseの5名がL.A.で結成したソウル・ヴォーカル・グループCreative Sourceの紹介は、1stアルバム『Creative Source』(1973年)に続き2回目となります。

2ndとなる本作『Migration』(1974年)も、前作『Creative Source』(1973年)と同じく名プロデューサーMichael Stokesがプロデュースしています。

レコーディングには"Wah Wah" Watson(g)、Ray Parker, Jr.(g)、James Jamerson(b)、Kenny Rice(ds)、Clarence McDonald(key)、
Michael Stokes(key)、Skip Scarborough(key)、Bobbye Hall(per)等の名うてのミュージシャン達が参加しています。

Paul Riserがアレンジを手掛けています。

オリジナルが4曲、カヴァーが3曲(Bill WithersCarole King、Carpenters)という構成です。

オリジナルはMichael StokesSkip Scarboroughに加え、メンバーのDon Wyatt、後にEnchantmentのメンバーとなるJoe Thomasがソングライティングを手掛けています。

「I'm Gonna Get There」「Harlem」「Migration」「Corazon」あたりのファンク・グルーヴがオススメです。

1974年としては実に洗練されたサウンドを楽しむことができます。

ジャケはチープですが、中身は充実の1枚です。

全曲紹介しときやす。

「I'm Gonna Get There」
Don Wyatt/Joe Thomas/Michael Stokes作。女声リードによる華やかなファンク・グルーヴがオープニング。軽快なカッティング・ギターやハンドクラップもいい感じ!
https://www.youtube.com/watch?v=Jmx4uR_4rjI

9th Wonder「Creativejam!!!!」のサンプリング・ソースとなっています。
9th Wonder「Creativejam!!!!」
 https://www.youtube.com/watch?v=oSg1DBbRxlU

「Harlem」
Bill Withers作品のカヴァー。オリジナルは『Just as I Am』(1971年)収録。ブラックスプロイテーションのサントラような雰囲気の怪しげなファンキー・グルーヴは僕好み!
https://www.youtube.com/watch?v=ar_QueqIC8k

Pogo「Take Those Pills」のサンプリング・ソースとなっています。
Pogo「Take Those Pills」
 https://www.youtube.com/watch?v=pAkey68yaV0

「I Just Can't See Myself Without You」
Skip Scarborough作。低音の男声ヴォーカルの魅力を活かしたスウィート・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=aLtQPpoFP2I

Freeway feat. Jay-Z and Beanie Sigel「What We Do...」、Richie Cunning「The City」等のサンプリング・ソースとなっています。
Freeway feat. Jay-Z and Beanie Sigel「What We Do...」
 https://www.youtube.com/watch?v=1swlUtEkXZ0
Richie Cunning「The City」
 https://www.youtube.com/watch?v=Kzla9obTRTg

「Keep On Movin'」
Joe Thomas/Michael Stokes/Skip Scarborough作。サイケデリック・ソウル風味のファンク・グルーヴで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=LeeI_D824r4

「Migration」
Joe Thomas/Michael Stokes作。シングルにもなったタイトル曲。"Wah Wah" Watsonをはじめとする名うてのミュージシャン達による好バッキングが冴え渡るミステリアスなファンキー・グルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Kv1APBVqJ1s

「Corazon」
Carole King作品のカヴァー。オリジナルは『Fantasy』(1973年)に収録されています。当ブログでも紹介したLTG Exchangeヴァージョンも含めてガラージ・クラシックとしてお馴染みの楽曲ですね。1st『Creative Source』(1973年)のCDにはボーナス・トラックとして収録されていました。この曲らしいトライバルなファンキー・グルーヴで楽しませてくれます。Paul Riserによるストリングス・アレンジもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=huUyYX5ycpc

LTG Exchangeヴァージョンとセットで聴きたくなりますね。
LTG Exchange「Corazon」
 https://www.youtube.com/watch?v=4Iy2-1Ogjtw

「Let Me Be The One」
ラストはCarpentersのカヴァー(Paul Williams/Roger Nichols作)。オリジナルは『Carpenters』(1971年)収録。美しいアレンジが映えるポップ・ソウルなメロウ・バラードに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-hgcK_8LO_4

国内盤CDには「Migration (Single Version)」「I Just Can't See Myself Without You (Single Version)」がボーナス・トラックとして追加収録されています。

未聴の方は、1stアルバム『Creative Source』(1973年)もチェックを!

『Creative Source』(1973年)
posted by ez at 00:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする