2022年09月25日

edbl & Kazuki Isogai『The edbl x Kazuki Sessions』

日本人ギタリストKazuki Isogaiとのコラボ☆edbl & Kazuki Isogai『The edbl x Kazuki Sessions』

発表年:2022年
ez的ジャンル:サウス・ロンドン系トラックメイカー
気分は... :我と汝...

新作からサウス・ロンドンの新星トラックメイカーedblの最新作『The edbl x Kazuki Sessions』です。

イギリス、チェスター出身のトラックメイカー/ギタリスト、現在はサウス・ロンドンを拠点に活動するedblことED Blackの紹介は、『South London Sounds』(2021年)、『Brockwell Mixtape』(2022年)に続き2回目となります。

最新作『The edbl x Kazuki Sessions』はタイトルの通り、日本人ギタリストKazuki Isogai(磯貝一樹)とのコラボレーション・アルバムです。

そのコラボ相手の磯貝一樹氏については、正直、本作まで知りませんでしたが、iriCreepy NutsNao Yoshiokaなどのサポートを務め、2022年からはSANABAGUN.のメンバーにも加わっています。世界各国でのツアーも経験し、国内外にファンを持つギタリストのようです。

SNS上で知り合った二人が意気投合し、一緒に曲作りを始めたことが本作のきっかけとなりました。お互いマルチ・プレイヤーであり、セッションするように制作していったことからアルバム・タイトルが付けられたようです。

アルバムには『South London Sounds』収録の人気曲「Nostalgia」でヴォーカルをとった女性シンガーTaura Lambをはじめ、キーボード奏者JPRK(Jamie Parker)、女性シンガーRachel Jane、男性ラッパーKieron Boothe、サックス奏者Otis UbakaINIMIといったアーティストがフィーチャリングされています。

Taura Lambをフィーチャーした「Lemon Squeezy」Rachel Janeをフィーチャーした「Tides」INIMIをフィーチャーした「Surface」あたりがキャッチーで聴きやすいと思います。

「Worldwide」「Ethereal」「Cinco」「Jazzy Fizzle - Interlude」といった本作らしいメロウ・ギターなインストも楽しめます。

やっぱりedblはいいですね!
Isogai氏にもこれから注目したいと思います。

全曲紹介しときやす。

「Worldwide」
キーボード奏者JPRK(Jamie Parker)をフィーチャー。二人のギター・プレイを楽しめるリヴィングルーム仕様のメロウ・ジャズHip-Hopがオープニング。トランペットによるアクセントもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=Tt7jjzR8fl4

「Ethereal」
リヴィングルーム的でありながら、リヴィングルームを飛び出した壮大さを兼ね備えたトラック。ゆったりと時間が流れていく感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=5H8WNQ4IqZk

「Lemon Squeezy」
前述のように『South London Sounds』収録の人気曲「Nostalgia」でヴォーカルを務めたTaura Lambをフィーチャー。Taura Lambの透明感のあるキュート・ヴォーカルが映えるメロウ・トラックです。「Nostalgia」がお好きな人であれば気に入るはず!少しレイドバックのあるIsogaiのギターも実に心地好いです。
https://www.youtube.com/watch?v=4k9spIlnH_4

「Cinco」
リヴィングルームに居ながらバカンス・モードを楽しめるメロウ・トラック。都会の喧噪を忘れさせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ZdgYXIxV-pY

「Tides」
女性シンガーRachel Janeをフィーチャー。ドリーミーな雰囲気のメロウ・ポップ。Isogaiのギターが醸し出すグッド・ヴァイヴにも惹かれます。
https://www.youtube.com/watch?v=l5PDocgoBH8

「Could It Be U」
Kieron Bootheのラップをフィーチャー。メロウなジャズ・フィーリングに包まれたリヴィングルームHip-Hopに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=nQa4UMdlrXE

「Jazzy Fizzle - Interlude」
1分強の短いトラックながらもIsogaiのギターの魅力を満喫できます。Isogai本人もお気に入りのトラックのようです。
https://www.youtube.com/watch?v=KNyuGaeUfc0

「Afrique」
Otis Ubakaのサックスをフィーチャー。メロウ&ソウルフルなトラックに、軽くアフロ・フィーリングを効かせています。Otis Ubakaのサックスがブルースハープっぽく聴こえるのが面白いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=hfO1RYg7ybc

「Surface」
INIMIをフィーチャー。ローファイHip-Hop×クロスオーヴァー・ギターをメロウ&ソウルフルに昇華させた1曲。キャッチーに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=49mX5g54fY0

「J.K. - Interlude」
抑えたトーンながらもドリーミーなインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=zf_23SKoKJs

「Mafia」
メロウなジャズ・フィーリングを楽しめるインスト。トランペットのアクセントもいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=Jq4XcYc3oPU

「Left To Say」
オープニングに続きJPRKのピアノをフィーチャー。ラストはメロウ&ソウルフルなヴィングルーム仕様のローファイHip-Hopで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=eBX_W2oHcdU

未聴の方は、『South London Sounds』(2021年)、『Brockwell Mixtape』(2022年)もチェックを!

『South London Sounds』(2021年)


『Brockwell Mixtape』(2022年)
posted by ez at 01:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする