2022年11月20日

Ezra Collective『Where I'm Meant To Be』

UK新世代ジャズを牽引するジャズ・コレクティヴ☆Ezra Collective『Where I'm Meant To Be』

発表年:2022年
ez的ジャンル:UKジャズ・コレクティヴ
気分は... :不易流行・・・

新作からUK新世代ジャズを牽引するジャズ・コレクティヴEzra Collectiveの最新2ndアルバム『Where I'm Meant To Be』です。

Ezra Collectiveは2012年にリーダーのFemi Koleosoを中心に結成。アフロビートとジャズ、レゲエ、Hip-Hopなどを融合させた新世代ジャズ・サウンドで人気を博します。

Gilles Petersonが期待のUKジャズ新世代を集めたコンピ・アルバム『We Out Here』(2018年)で注目を浴びます。日本では2枚のEPをセットにした独自企画アルバム『Chapter 7 + Juan Pablo: The Philosopher』(2017年)も好評でした。

2019年に満を持して1stアルバム『You Can't Steal My Joy』(2019年)をリリースしました。

また、メンバーのJoe Armon-Jonesの2枚のソロ・アルバム、『Starting Today』(2018年)、『Turn To Clear View』(2019年)はいずれも当ブログで紹介しましたが充実した内容でした。

最新2ndアルバム『Where I'm Meant To Be』は名門Partisan Recordsからのリリースです。

本作におけるメンバーは、Femi Koleoso(ds)、James Mollison(ts)、Joe Armon-Jones(key)、Femiの弟TJ Koleoso(b、prog)、Ife Ogunjobi (tp)という5名。

トランペットが前作までのDylan JonesからIfe Ogunjobi へ交代しています。

本作でもEzra Collectiveらしく、アフロビート、アフロ・ジャズ、ジャズ、レゲエ/ダブ、アフロ・キューバン・ジャズ、Hip-Hopなどを融合させた新世代ジャズで楽しませてくれます。

アルバムにはザンビア共和国生まれ、ボツワナ共和国で育った詩人/ラッパーSampa The Great、UKラッパーKojey Radical、スコットランド出身の女性シンガー・ソングライターEmeli Sande、UKオルタナティヴR&Bの女性シンガー・ソングライターNaoといったアーティストがフィーチャリングされています。

それ以外にJunior Alli-Balogun(per)、UK新世代アフロ・ジャズ・ユニットKokorokoのメンバーTobi Adenaik(g)、Benjamin Totten(g)、Mark Mollison(g)、Neil Waters(strings arr)、Angel Williams-Silvera(back vo)、Louise Labelle(back vo)、Teni Tinks(back vo)、Petra Luke(back vo)等のミュージシャンが参加しています。

アルバムのリード・シングル「Victory Dance」Fela Kuti「Shakara Oloje」も引用した「Life Goes On」、故Tony Allenの会話も織り交ぜた「No Confusion」、まるでレゲエ・バンドのような「Ego Killah」、チャップリンの名曲リメイク「Smile」、Emeli Sandeをフィーチャーした「Siesta」、中盤から一気に加速するダンシング・ジャズ「Never The Same Again」Naoをフィーチャー「Love In Outer Space」など聴きどころ満載です。

期待を裏切らない充実作を満喫しましょう!

全曲紹介しときやす。

「Life Goes On」
ザンビア共和国生まれ、ボツワナ共和国で育った詩人/ラッパーSampa The Greatをフィーチャー。Fela Kuti「Shakara Oloje」も引用したアフロビートなHip-Hopチューンで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=9sS-QEyLycs

「Victory Dance」
アルバムのリード・シングル。アフロビート×アフロ・キューバン・ジャズなサウンドが格好良い!まさにビクトリー・ダンスといった雰囲気のダンシング・ジャズ。
https://www.youtube.com/watch?v=NiZPsN2pbTM

「No Confusion」
UKラッパーKojey Radicalをフィーチャー。アフロビートのレジェンド故Tony Allenの会話も織り交ぜています。UK新世代アフロ・ジャズ・ユニットKokorokoのメンバーTobi Adenaik(g)も参加しています。Ezra Collectiveらしいアフロビート/アフロ・ジャズのエッセンスを前面に打ち出した演奏です。Kojey Radicalのラップが加わり、より扇動的になり刺激マシマシです。
https://www.youtube.com/watch?v=LB4ea30sg-8

「Welcome To My World」
このトラックもTobi Adenaik(g)が参加。開放的なアフロ・ジャズ。アイランド・ジャズ的な雰囲気もあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=mtzsn4Na514

「Togetherness」
アフロ・ジャズ×レゲエな演奏が印象的です。演奏からメッセージが伝わってくるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=tVeQu1Wuw6Y

「Ego Killah」
レゲエ/ダブ色を前面に打ち出した演奏です。まるでレゲエ・バンドのような演奏にEzra Collectiveの懐の深さを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=A7EKV8h6Ek8

「Smile」
チャップリンの名曲「Smile」のEzra Collective流リメイク。このバンドのセンスを感じるリメイクで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=ECl3goqo3nc

「Live Strong」
アルバムの中ではオーセンティックなジャズ演奏ですが、素敵なホーン・アンサンブルで楽しませてくれます。さり気ないですが、ハンドクラップや緩急のつけ方などセンス抜群です。
https://www.youtube.com/watch?v=kcCOIX2D2d0

「Siesta」
スコットランド出身の女性シンガー・ソングライターEmeli Sandeをフィーチャー。爽快メロウ&ドリーミーな演奏がアルバムのいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=ptQB92zyRmg

「Words by Steve」
Ezra Collectiveと親交のある映画監督Steve McQueenとの会話を収めたインタールード的トラック。
https://www.youtube.com/watch?v=UrR5f8zTXyI

「Belonging」
抑えたトーンの静の演奏から次第に表情が動へ変化していくグラデーションを楽しむトラック。FemiのドラミングがUK新世代ジャズらしくていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=Y7fGSd0acSY

「Never The Same Again」
Joe Armon-Jonesの美しいピアノと共に始まりますが、中盤で一気に加速し、アッパー&トライバルなダンシング・ジャズへ変貌します。スリリングに駆け抜けた後、ラストは再び美しい演奏で締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=KBYQWseuyeY

「Words by TJ」
TJ Koleosoによるモノローグ。
https://www.youtube.com/watch?v=819ApkLpSfQ

「Love In Outer Space」
UKオルタナティヴR&Bの女性シンガー・ソングライターNaoをフィーチャー。ラストは愛に満ちたメロウ・ジャズでピースフルに締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=hn1KtOYdDgg

Ezra Collectiveの他作品もチェックを!

『Chapter 7 + Juan Pablo: The Philosopher』(2017年)
ezra collective chapter 7 +  juan pablo the philosopher.jpg

『You Can't Steal My Joy』(2019年)


Joe Armon-Jonesのソロ・アルバムもチェックを!

Joe Armon-Jones『Starting Today』(2018年)
Starting Today [帯解説 / ボーナストラック1曲収録 / 国内盤] (BRC572)

Joe Armon-Jones『Turn To Clear View』(2019年)
Turn to Clear View
posted by ez at 00:19| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする