発表年:2022年
ez的ジャンル:UKレディ・ソウル
気分は... :ヴィヴィッドなジャケ!
新作からUK女性ソウル・シンガーHilary Mwelwaのソロ・ユニットHil St. Soul、14年ぶりの復活アルバム『Back In Love』です。
元々はザンビア出身ロンドン育ちの女性シンガーHilary MwelwaとプロデューサーVictor Redwood-Sawyer(VRS)の2人によるユニットであったHil St. Soul。これまで当ブログで紹介したのは以下の4枚。
『Soul Organic』(1999年)
『Copasetik And Cool』(2002年)
『SOULidified』(2006年)
『Black Rose』(2008年)
Hilary Mwelwaのソロ・ユニットとして復活した14年ぶりの新作『Back In Love』。
Regi MyrixとLorenzo JohnsonというUSプロデューサーをメイン・プロデューサーに据え、奇をてらわない良質のソウルを届けてくれました。
僕の場合、●●年ぶりの復活作の類いは基本的にあまり手を出さないタイプなのですが、そのブランクを感じさせない若々しい歌声に魅せられ、本作を購入しました。
Ohio Playersのカヴァー「Heaven Must Be Like This」以外はオリジナルです。
爽快ステッパーズ「One Life」、僕の一番のお気に入りのソウル・ダンサー「Love & Fire」、アルバムに先駆け2020年にシングル・リリースされた「In My Groove」、グルーヴィー・ソウルの「Party On」や「Fingerprints」、US男性ソウル・シンガーNoel Gourdinとデュエットした「Blessed」と「Amazing」、さらに前述の
Ohio Playersのカヴァー「Heaven Must Be Like This」など充実の全11トラックです。
ヴィヴィッドなのはジャケだけではない!
全曲紹介しときやす。
「One Life」
アルバムに先駆け2020年にシングル・リリースされた楽曲がオープニング。Regi Myrixプロデュース。爽快ステッパーズでダンサブルに躍動します。何よりHilaryのヴォーカルが14年というブランクを感じさせず若々しいのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=HXObrx4AfP8
「Blessed」
Lorenzo Johnsonプロデュース。Noel Gourdinをフィーチャー。ソウルフルな魅力に溢れたミディアムで素敵な男女デュエットを聴かせてくれます。ジワジワと伝わってくるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=O9t4DDAw1Hw
「Heaven Must Be Like This」
Ohio Playersのカヴァー。オリジナルは当ブログでも紹介した『Skin Tight』(1974年)収録。オリジナルも大好きですが、オリジナルをさらにメロウに洗練された本ヴァージョンも天国モードの絶品スロウに仕上がっています。Prince Damonsプロデュース。
https://www.youtube.com/watch?v=CFSPLj4DJ5U
Ohio Players「Heaven Must Be Like This」
https://www.youtube.com/watch?v=j72GS7aRIcU
「A Feeling So Beautiful」
Regi Myrixプロデュース。Hilaryの伸びやかなソウルフル・ヴォーカルを満喫できるビューティフルなミディアム。
https://www.youtube.com/watch?v=t3ZFpovPuao
「Party On」
Lorenzo Johnsonプロデュース。僕好みのグルーヴィー・ソウル。ダンサブルですが気負わずリラックスした感じがいいですね。聴いていると自然に体を揺らしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=JX833sAnXIw
「Amazing」
Regi Myrixプロデュース。再びNoel Gourdinとのデュエット。オルガンの音色にグッとくるヴィンテージ・ソウル調の仕上がりがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=p5SThKDvs_E
「King」
Lorenzo Johnsonプロデュース。オーセンティックなソウル・バラードです。Hilaryの艶やかなヴォーカルには王道バラードもよく似合います。
https://www.youtube.com/watch?v=9IIbd61LVSI
「Love & Fire」
Regi Myrixプロデュース。僕の一番のお気に入り。スケールの大きなソウル・ダンサー。Hilaryの衰え知らずの若々しいヴォーカルが聴く者をポジティブなヴァイヴで包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gJR4t8-AWFY
「In My Groove」
Regi Myrixプロデュース。アルバムに先駆け2020年にシングル・リリースされた楽曲。さり気ないですが、ジワジワとHilaryのソウルフル・ヴォーカルが伝わってくる素敵なソウル・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=6i6l7lfBeIs
「Sweet Heaven」
OJ (Ofer Shabi)プロデュース。アコースティックな質感のミディアム。さり気なさが魅力です。
https://www.youtube.com/watch?v=a8h2uo64f3Y
「Fingerprints」
Lorenzo Johnsonプロデュース。最後はビートによる輪郭を強調したソウル・グルーヴで締め括ってくれます。Hilaryの艶やかなソウルフル・ヴォーカルも満喫できます。
https://www.youtube.com/watch?v=GYXUzYLrurI
Hil St. Soulの過去記事もご参照下さい。
『Soul Organic』(1999年)

『Copasetik And Cool』(2002年)

『SOULidified』(2006年)

『Black Rose』(2008年)
