2023年03月08日

Harvey Mason『M.V.P.』

名ドラマーによるアーバン・ファンク☆Harvey Mason『M.V.P.』

style="border:none !important; margin:0px !important;" />
発表年:1981年
ez的ジャンル:名ドラマー系アーバン・ファンク/ソウル
気分は... :M.V.P.はオオタニさん!

いよいよ開幕直接となったWBC。
日本の王者返り咲きと、大谷選手の大会M.V.P.を祈念して、Harvey Mason『M.V.P.』(1981年)をセレクト。

Harvey Masonは1947年ニュージャージー州アトランティック・シティ生まれのドラマー。

数多くのセッションに参加する人気ドラマーであり、人気ジャズ/フュージョン・ユニットFourplayのメンバーとしても知られていますね。

ソロ名義では『Marching in the Streets』(1975年)を皮切りに、80年代前半までに6枚のアルバムをリリースしています。

ソロ第5弾アルバムとなる本作『M.V.P.』(1981年)は、3rdアルバム『Funk in a Mason Jar』(1977年)、4thアルバム『Groovin' You』(1979年)の流れを受け継ぐ、アーバン・ソウル/ファンク路線の仕上がりです。

ライナーノーツにも書かれていましたが、この時期のQuincy JonesEW&Fからの影響を感じるコンテンポラリー・サウンドを楽しめます。

プロデュースはHarvey Mason
弟のKenny Masonが共同プロデューサーとしてクレジットされています。

レコーディング・メンバーはHarvey Mason(ds、p、vo)以下、Kenny Mason(tp、vo)、Lee Ritenour(g)、Mike Levin(g)、Spencer Been(g)、Deon Estus(b、back vo)、Weston Gite(b)、Sonny Burke(p)、Michael Boddicker(key)、Pete Robinson(key)、Tom Keane(key)、William Bryant(key)、Bill Reichenbach(tb)、Lew McCreary(tb)、Chuck Findley(tp)、 Jerry Hey(tp)、Gary Grant(tp)、Gary Herbig(sax)、Karen Floyd(vo)、Richard Heath(back vo)、Greg Wright(back vo)、Stephanie Spruill(back vo)、

シングルにもなった「We Can Start Tonight」をはじめ、「Universal Rhyme」「On And On」「Going Through The Motions」「Don't Doubt My Lovin'」といったアーバンなダンス・チューンが本作の魅力だと思います。Deon Estusがリード・ヴォーカルをとる哀愁メロウ・ミディアム「Spell」もいい雰囲気です。

ジャズ/フュージョン好きというよりもソウル/ファンク/ディスコ好きの人が楽しめる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「How Does It Feel」
Harvey Mason/Kenny Mason作。ダンサブルなポップ・ファンクがオープニング。華やかな雰囲気ですが、正直僕との相性はあまり良くないトラック。Lupe Fiasco feat. Sarah Green「Real」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Pu6m0Z8Yx8Y

「We Can Start Tonight」
Deon Estus/Harvey Mason/Kenny Mason作。本作のハイライトとなるアーバン・ダンサー。シングルにもなりました。HarveyとDeon Estusがリード・ヴォーカルを務めます。本作と同年にリリースされたQuincy Jones「Ai No Corrida」あたりと同じベクトルですね。華やかな疾走感が心地よいです。
https://www.youtube.com/watch?v=mPQrv7hkKbU

「Universal Rhyme」
Craig Short/Richard Baisden作。Jerry Heyアレンジのホーン隊が活躍するアーバン・ファンキー・ダンサー。EW&F調のファルセット・ヴォーカルとホーン・サウンドが織り成す爽快サウンドがいいですね。Michael Boddickerのシンセもいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=l2DTwCgT94E

「Spell」
Deon Estus作。作者であるDeon Estusがリード・ヴォーカル。雰囲気のある哀愁メロウ・ミディアムでアーバン・ナイトを演出してくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=xhm55HsiiYA

作者のDeon Estusが初ソロ・アルバム『Spell』(1988年)でセルフ・カヴァーしています。
Deon Estus「Spell」
 https://www.youtube.com/watch?v=LTwsZl_192M

「On And On」
Harvey Mason/Kenny Mason作。爽快に疾走するアーバンなフュージョン・ファンクは僕好み。思わず一緒にハンドクラップしてしまいます。ブラコン好きの人も気に入るのでは?Madlib「To Alter Personality Structure」のサンプリング・ソースとなっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Ss8eGosy8hI

「Going Through The Motions」
Gerald Lee/Marti Sharron作。Karen Floydの女性ヴォーカルをフィーチャー。女性ソウル・シンガーのキュートなダンス/ディスコ・チューンとして楽しめます。
https://www.youtube.com/watch?v=0q2YI4Td5rg

「You And Me」
Harvey Mason/Kenny Mason作。Deon Estusがリード・ヴォーカルをとるメロウ・バラード。いい雰囲気ですが、最後にもう一味何かが足りない気もします。
https://www.youtube.com/watch?v=g_NDlgMLurU

「Don't Doubt My Lovin'」
Harvey Mason/Marti Sharron作。ラストはDeon EstusとKaren Floydがリード・ヴォーカルをとるフュージョン・ダンサー。EW&FGeorge Dukeのいいとこ取りみたいな感じが好きです(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=FZ-XZsGrW18

Harvey Masonの他作品もチェックを!

『Marching in the Streets』(1975年)


『Earth Mover』(1976年)


『Funk in a Mason Jar』(1977年)


『Groovin' You』(1979年)
posted by ez at 01:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月05日

Oscar Jerome『The Spoon』

UK新世代ジャズ、期待のギタリスト☆Oscar Jerome『The Spoon』

発表年:2022年
ez的ジャンル:南ロンドン系UK新世代ジャズ
気分は... :唐衣・・・

新作からUK新世代ジャズ、期待のギタリストOscar Jeromeの2ndアルバム『The Spoon』です。

Oscar JeromeはUKノーフォーク出身のギタリスト。

Tom Mischも学んだトリニティ音楽カレッジの卒業です。卒業後は当ブログでも紹介したロンドンの新世代アフロ・ジャズ・ユニットKokorokoに参加したり、Joe Armon-Jonesのレコーディングに参加するなど南ロンドンの新世代ジャズ・シーンで頭角を現すようになります。そして、2020年にはデビュー・アルバム『Breathe Deep』(2020年)をレコーディングしています。

Oscar Jeromeの存在が大きくクローズ・アップされるようになったのは、UK新世代ジャズを中心とした新鋭アーティスト達がBlue Noteのジャズ名曲をカヴァーする企画の第2弾アルバムVarious『Blue Note Re:imagined II』(2022年)への参加でしょうね。

同作でOscar JeromeはラッパーのOscar Worldpeaceと組み、Grant Green「(Why You So) Green With Envy」をカヴァーしました。

Oscar Jerome & Oscar #Worldpeace「(Why You So) Green With Envy」
https://www.youtube.com/watch?v=5Ih-zqMK7Cw
Various『Blue Note Re:imagined II』(2022年)


そんな注目が高まったグッド・タイミングでリリースされたのが2ndアルバムとなる本作『The Spoon』です。

レコーディングの主要メンバーはOscar Jerome(g、vo、key、syn、per、effects)以下、KokorokoAyo Salawu(ds)、Tom Misch & Yussef Dayes『What Kinda Music』にも参加していたTom Driessler(b)、元GallianoCrispin "Spry" Robinson(per)という4名。

それ以外に、当ブログでも紹介したオーストラリアのソウル・コレクティヴ30/70のメンバーZiggy Zeitgeist(ds)、Tom Misch & Yussef DayesIll ConsideredBlue Lab BeatsなどUK新世代ジャズの注目作品に数多く参加しているKaidi Akinnibi(sax)、Wu-Lu『Loggerhead』(2022年)でもフィーチャリングされていたLea Sen(vo)、Nubya Garcia『Source』(2020年)などにも参加していたSam Jones(ds)、ロンドンを拠点に25年以上数多くのレコーディングに参加しているフルート奏者Gareth Lockrane(fl)、さらにはFern Skinner(vo)、Theo Erskine(sax)、Marla Kether(b)、 Beni Giles(syn bass)といったミュージシャンが参加しています。

プロデュースはOscar Jerome Beni Giles

楽曲はすべてOscar Jeromeによるオリジナルです(共作含む)。

UK新世代ジャズならではのグルーヴを楽しめます。
アシッド・ジャズを感じる演奏がある点も気に入っています。

「Berlin 1」「Channel Your Anger」「Use It Well」といった主要レコーディング・メンバー4名による演奏や、アシッド・ジャズの香りのする「Feel Down South」Lea Senをフィーチャーした「Hall Of Mirrors」、ローファイ感覚の「Sweet Isolation」あたりを聴けば、本作の魅力を感じられるのでは?

UK新世代ジャズ好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「The Dark Slide」
Oscarのギターと30/70のZiggy Zeitgeistのドラムによる短いインプロビゼーションがオープニング。ミステリアス&エクスペリメンタルな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=TO4EUKO1oj8

「Sweet Isolation」
Kaidi Akinnibiのサックスをフィーチャー。それ以外はすべての演奏をOscarが務めます。ローファイ感覚のベッドルーム新世代ジャズといった雰囲気の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=NeuYGdhlcbA

「Berlin 1」
前述の主要レコーディング・メンバー4名による演奏。南ロンドンの新世代ジャズらしいジャンルの枠に囚われないヴォーカル入りのキャッチーな演奏を楽しめます。少しダークでクールな疾走感が格好良いですね。
https://www.youtube.com/watch?v=3pB0E0U19bY

「The Spoon」
タイトル曲も主要レコーディング・メンバー4名による演奏。Oscarのギターを満喫できる幻想的な演奏です。Oscarの切ないヴォーカルも印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=386opZVGCvc

「The Soup」
再びZiggy Zeitgeistとのインプロビゼーション。夢想の中でのセッションといったムードです。
https://www.youtube.com/watch?v=X14WgB3Joxc

「Channel Your Anger」
Ayo Salawuの力強いドラムとCrispin "Spry" Robinsonのパーカッションが牽引する、僕好みのパワフルかつリズミックなジャズ・ファンクです。南ロンドンの新世代ジャズならではの秘めたパワーを感じます。元GallianoのCrispin "Spry" Robinsonも参加しているせいかアシッド・ジャズ的な魅力もありますね。
https://www.youtube.com/watch?v=B2hpMexNsaI

「Feel Down South」
Fern Skinnerがヴォーカルで参加。Hip-Hopバンド的なアシッド・ジャズといった雰囲気の演奏がいいですね。アシッド・ジャズと共に青春時代を過ごした僕としては思わずニンマリしてしまいます。
https://www.youtube.com/watch?v=YE9tChS3_9M

「Aya & Bartholomew」
Oscarのギターのみのインタールード的な短い演奏。
https://www.youtube.com/watch?v=x5NI_FrOImg

「Feed The Pigs」
トラックメイカー的なセンスとカオスを感じるダークなアッパー・グルーヴが印象的な演奏です。ジャンルの枠を軽々と飛び越える南ロンドン新世代ミュージシャンらしい1曲に仕上がっているのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=dcXVlypAvKs

「Path To Someone」
三度Ziggy Zeitgeistとのインプロビゼーション。ここではアフロ・ジャズしています。
https://www.youtube.com/watch?v=FfNYpnRRzEM

「Hall Of Mirrors」
Lea Senの女性ヴォーカルをフィーチャー。ヴォーカルのみを聴いていると哀愁メロウ・ソウルですが、Sam Jonesの少しトライバルなドラムが一筋縄ではいかないムードを醸し出します。目立ちませんがGareth Lockraneのフルートもいい味出しています。
https://www.youtube.com/watch?v=QQ09wFYB8a8

「Use It Well」
本編ラストは主要レコーディング・メンバー4名による演奏で締め括ってくれます。アフロ・ジャズのようでアフロ・ジャズともまた少し違う感じがクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=GYWkc1xWh_A

国内盤CDには「Channel Your Anger (Live)」「Feet Down South (Live)」の2曲がボーナス・トラックとして追加収録されています。

『Breathe Deep』(2020年)
posted by ez at 00:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月03日

『今の気分は...2023年3月3日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は70年代カテゴリーからメロウ/AORな10曲をセレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Average White Band「The Price of the Dream」
https://www.youtube.com/watch?v=RYTL7E8TZ8I
From 『Warmer Communications』(1978年)


Al Jarreau「Rainbow In Your Eyes」
https://www.youtube.com/watch?v=zzQoFVE9FCc
From 『Glow』(1976年)


Pacific Express「Angel Of Love」
https://www.youtube.com/watch?v=DwWiDb84GQg
From 『On Time!』(1978年)
オン・タイム!

Mackey Feary Band「It's Okay」
https://www.youtube.com/watch?v=fSIQG0hnqIE
From 『From The Heart』(1979年)
フロム・ザ・ハート

Scherrie & Susaye「In The Night」
https://www.youtube.com/watch?v=htp6bY-9dRE
From 『Partners』(1979年)
パートナーズ

Marc Jordan「Beautiful People」
https://www.youtube.com/watch?v=5bg7EW_r7eU
From 『Blue Desert』(1979年)
ブルー・デザート

Rasa「When Will The Day Come」
https://www.youtube.com/watch?v=tJBR4XWu9QU
From 『Everything You See Is Me』(1978年)
エヴリシング・ユー・シー・イズ・ミー

Alessi「Love To Have Your Love」
https://www.youtube.com/watch?v=o_tcIVttnSk
From 『All For A Reason』(1976年)
ただ愛のために(紙ジャケット仕様)

Rockie Robbins「If I Ever Lose You」
https://www.youtube.com/watch?v=d1ifdJhcpio
From 『Rockie Robbins』(1979年)
ロッキー・ロビンズ

Dane Donohue「Casablanca」
https://www.youtube.com/watch?v=Z4yfS0AEoRI
From 『Dane Donohue』(1978年)
posted by ez at 00:56| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年03月01日

Sparkle『Sparkle』

R. Kellyプロデュースによるデビュー・アルバム☆Sparkle『Sparkle』

発表年:1998年
ez的ジャンル:甘く切ない系女性R&B
気分は... :作品に罪はない・・・

今回は女性R&BシンガーSparkleのデビュー・アルバム『Sparkle』(1998年)です。

R. Kellyが全面プロデュース&ソングライティングを手掛けた作品です。

近年のR. Kellyといえば、性犯罪者のイメージが強いですが(2022年に性犯罪で禁錮30年の有罪判決を受けた)、これだけ素晴らしい作品を創り上げる才能があるのに・・・残念な限りです。

そのためR. Kelly絡みの作品は取り上げづらい面もありますが、本作の主役であるSparkleとは切り離して考え、取り上げることにしました。

Sparkle(本名:Stephanie Edward)は、1975年シカゴ生まれの女性R&Bシンガー。

デビュー・アルバムである本作『Sparkle』(1998年)は、R. KellyのレーベルRockland Recordsからリリースされ、USアルバム・チャート第3位、同R&Bアルバム・チャート第2位の大ヒットとなりました。

その後、2ndアルバム『Told You So』(2000年)をリリースしますが、前作ほどの商業的成功を収めることはできませんでした。

R. Kellyプロデュースの女性R&Bシンガーといえば、みなさんAaliyahを想起すると思いますが、本作『Sparkle』R. Kellyのプロデュース力を見せつけてくれる女性R&Bアルバムに仕上がっています。

シングルになった「Be Careful」「Time To Move On」Minnie Ripertonの名曲をカヴァー「Lovin' You」Cam'ronらをフィーチャーした「Good Life」あたりが目立つかもしれません。

個人的には「Lean On Me」「What About」「Turn Away」「Plenty Good Lovin'」あたりもオススメです。

Aaliyah好き、甘く切ない女性R&B好きの方はぜひチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Good Life」
Cam'ron, Natureをフィーチャー。Chic「Good Times」をサンプリングしたダンサブルなオープニングです。Poke And Toneがミックスを担当しています。
https://www.youtube.com/watch?v=IdcOGe-d6vM

「Time To Move On」
アルバムからの2ndシングル。Eddie Kendricks「Intimate Friends」をサンプリングしたミディアム・グルーヴ。ビートを効かせつつメロディアスに聴かせてくれる90年代後半らしい仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=U6KL5wMp-oE

「Lean On Me」
R. Kellyらしいミディアム・バラード。Aaliyah好きの人も気に入りそうな甘く切ないラブ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=kdeUNGzjez8

「I'm Gone」
アコースティックな質感のミディアムをSparkleがしっとりと歌い上げます。ここでも甘く切ない感じがたまりません。この感じが90年代なんですよね。
https://www.youtube.com/watch?v=taROFv-Xz5U

RajiTheOne「#TourLife」のサンプリング・ソースとなっています。
RajiTheOne「#TourLife」
 https://www.youtube.com/watch?v=tdg0B0cPYV8

「Turn Away」
少しアブストラクトなヒップホップ・ソウルといった感じの仕上がりがいいですね。グッとオトナな雰囲気のヒップホップ・ソウルになっているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=UIAD0WTl9vo

「What About」
オーセンティックな雰囲気のなかにR. Kellyらしい雰囲気を織り交ぜたバラード。Sparkleが歌いすぎず、切ない歌声に終始しているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=NBEdlZqTqUg

「Be Careful」
アルバムからのリード・シングルはR. Kellyとのデュエット。余計なものを削ぎ落とした引き算の美学を感じるバラードで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=-SMHfZoIWgg

「Nothing Can Compare」
雨や雷の効果音入りの哀愁ミディアム。キュートながらも抑えたトーンのSparkleの切々とした歌声がたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=KEaecs_YqaU

「Quiet Place (Prelude)」
インタールード的な小曲。

「Lovin' You」
Minnie Ripertonの名曲をカヴァー(Minnie Riperton/Richard Rudolph作)。オリジナルはアルバム『Perfect Angel』(1974年)収録。本ヴァージョンはオリジナルの雰囲気を受け継いだ正統派カヴァーですが、Sparkleならではのキュートな切なさがあるヴォーカルがメロウなエレピ&ギターとよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=xzFPX5fnNTY

「Straight Up」
甘く切ないモードのミディアム。ここでもSparkleの歌いすぎない切ないヴォーカルの魅力を満喫できます。さり気なくStevie Wonder「All I Do」のフレーズが引用されているのも好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=mtVaAhYAR5o

「Vegas」
Rocklandのレーベルメイトである女性ラッパーStringsをフィーチャー。少しダークトーンのヒップホップ・ソウルで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=uPvw7hqQ3GI

「No Greater (Prelude)」
終幕に向けた繋ぎの1曲といった雰囲気の仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=nWIh0V3GscQ

「Play On」
少しアブストラクトなビートとSparkleのキュートで儚いヴォーカルがよくマッチしたR&Bグルーヴ。ここでも抑えたトーンの仕上がりが功を奏しています。
https://www.youtube.com/watch?v=ysSTn5u6Ma0

「Plenty Good Lovin'」
ラストも本作らしい少しアブストラクトなビートのメロウR&Bグルーヴで締め括ってくれます。ヒップホップ・ソウルをアブストラクトな方向性で成熟させた感じが好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=qdUZY-ehu98

ご興味がある方は2ndアルバム『Told You So』(2000年)もチェックを!

『Told You So』(2000年)
posted by ez at 01:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする