2023年03月22日

Osiris『O-Zone』

ワシントンD.C.のファンク・バンド☆Osiris『O-Zone』

発表年:1979年
ez的ジャンル:ワシントンD.C.産ファンク
気分は... :お尻ズはありません(笑)

ワシントンD.C.のファンク・バンドOsirisの2ndアルバム『O-Zone』(1979年)です。

Osirisは、リーダーのOsiris Marshを中心にワシントンD.C.で結成されたファンク・バンド。

『Since Before Our Time』(1978年)、『O-Zone』(1979年)、『Osiris The Band!』(1981年)、『War On The Bullshit』(1986年)という4枚のアルバムをリリースしています。

また、前身バンドThe Familyとしてもアルバム『Music-Let It Thru』(1977年)をリリースしています。

本作『O-Zone』(1979年)は、『Since Before Our Time』(1978年)に次ぐ2ndアルバムであり、T.K.傘下のMarlinからのリリースです。


本作におけるメンバーは、Osiris Marsh(vo)、Maceo Bond(key)、Tyrone Brunson(b)、Brent Mingle(g)、Tony Jones (b)、Kenny Jones(ds)、Jimmy "Sha-Sha" Stapelton(per)、Jill Wells(back vo)という8名。

プロデュースはOsiris Marsh

Fred Wesleyがホーン・アレンジを手掛けています。

そのFred Wesley(tb)をはじめ、Maceo Parker(sax)、Richard Griffith(tp)、Rick Gardner(tp)といったParliament/FunkadelicBootsy's Rubber Band を支えたホーン・セクションHorny Hornsのメンバーや、かつてのParliament/Funkadelicメンバーであり、
Mutiny名義の作品でも知られるJerome Brailey(ds)といったP-Funk好きの興味をそそるミュージシャンが参加しています。

全7曲。オリジナル・アナログ盤のA面とB面で内容が大きく異なります。

「Fantality」「Prelude (Is It Clear?)」「Say You Will」というA面の3曲はP-Funk全開であり、本作の魅力の80%以上はこのA面にあると言えるでしょう。

それに対してB面は好き/嫌いがかなり別れるかもしれません。個人的には「You And I」「Love In Your Heart」の2曲はOK、残りの2曲はスキップといった感じでしょうか。

とりあえずA面の3曲をチェックしてみましょう!

全曲紹介しときやす。

「Fantality」
Maceo Bond/Osiris Marsh作。P-Funkマナーのオープニング。Jerome Braileyの本家P-Funk仕込みのドラミング、印象的なピアノ・リフ、Osiris Marshの猥雑なヴォーカル、Jill Wellsの華のある女性コーラスはP-Funk好きにはたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=-K9Ocxq4SRQ

「Prelude (Is It Clear?)」
Maceo Bond/Osiris Marsh/Tony Jones作。これもP-Funkモードの全開!(多分Jerome Braileyの)格好良いドラム・ブレイクに続き、Horny Hornsによる鮮やかなホーン・サウンドが加わり、いきなりハイテンションになります。そんな中、Maceo Bondのピアノ・リフが少しオリエンタルな感じなのがいいアクセントになっています。
https://www.youtube.com/watch?v=CyYRQhf-6o0

「Say You Will」
Jimmy Stapelton/Kenny Jones/Maceo Bond/Osiris Marsh/Paul "Pogo" Carter/Tony Jones作。これも漆黒のP-Funk。ゴリゴリとした重量感のあるファンク・グルーヴがたまりません。
https://www.youtube.com/watch?v=rumjaRBMkOk

「You And I」
Greta Graham/Osiris Marsh作。ここからはオリジナル・アナログ盤のB面になりますが、A面のP-Funkモードが嘘のようなソフト・ファンクです。ギャップありすぎですが、このメロウな感じも嫌いじゃありません。
https://www.youtube.com/watch?v=JDu_QzZWoYo

「Travellin' Salesman」
Alfred Newman/Greta Graham/Osiris Marsh作。これはご愛嬌ですね。正直僕はスキップです。
https://www.youtube.com/watch?v=VHUrKPU9WCQ

「Love In Your Heart」
Alfred Newman/Osiris Marsh作。バカンス・モードのメロウ・ソウルなミディアム。Osiris Marshが熱唱し、ギター・ソロが盛り上げます。Horny Hornsによるムーディーなホーン・サウンドもグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=oLeoMk1nfo4

「I'll Never Let You Go」
Maceo Bond/Osiris Marsh作。ラストは哀愁ソウル・バラードで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=EJHrVanBd7Y

いよいとWBC決勝ですね!仕事はしていますが・・・???
posted by ez at 00:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする