2023年04月07日

『今の気分は...2023年4月7日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は70年代カテゴリーから爽快メロウなソウル/ファンク10曲をセレクトしました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Delegation「Oh Honey」
https://www.youtube.com/watch?v=elpohd0rPDY
From 『The Promise Of Love』(1977年)


Heatwave「Mind Blowing Decisions」
https://www.youtube.com/watch?v=L-zcCDOaZoo
From 『Central Heating』(1978年)


George Duke「Say That You Will」
https://www.youtube.com/watch?v=HajJJxTe0_Y
From 『Follow The Rainbow』(1979年)
フォロー・ザ・レインボー

Maze Featuring Frankie Beverly「Feel That You're Feelin'」
https://www.youtube.com/watch?v=K8SKG9GVBug
From 『Inspiration』(1979年)


Pleasure「Only You」
https://www.youtube.com/watch?v=zD0Iaxp98TU
From 『Joyous』(1977年)
Joyous

Pockets「Heaven Only Knows」
https://www.youtube.com/watch?v=bAo0eGWi4kY
From 『Take It On Up』(1978年)
戦士の凱旋(紙ジャケット仕様)

Stephanie Mills「Deeper Inside Your Love」
https://www.youtube.com/watch?v=pojc_k_hZ3s
From 『What Cha Gonna Do With My Lovin'』(1979年)
ホワッチャ・ゴナ・ドゥ・ウィズ・ラヴィン

The 3 Pieces「I Need You Girl」
https://www.youtube.com/watch?v=830h5WjomfA
From 『Vibes Of Truth』(1975年)


Jorge Santana「Sandy」
https://www.youtube.com/watch?v=XOl8s83q5gE
From 『Jorge Santana』(1978年)
ホルヘ・サンタナ

Crackin'「Feel Alright」
https://www.youtube.com/watch?v=rRo8D1AW5es
From 『Makings Of A Dream』(1977年)
メイキングス・オブ・ア・ドリーム
posted by ez at 01:25| Comment(0) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月05日

Ozone『Glasses』

Michael Stokesプロデュース☆Ozone『Glasses』

発表年:1983年
ez的ジャンル:Michael Stokes系ファンク
気分は... :煌びやかな80年代前半・・・

今回は80年代に活動していたファンク・グループOzoneの5thアルバム『Glasses』(1983年)です。

Ozoneはテネシー州ナッシュビルで結成されたファンク・バンド。中心メンバーたちは1970年代にソウル・グループThe Endeavorsで活動してしていました。

Ozoneは、Motownとの契約に成功し、Motownから『Walk On』(1980年)、『Jump on It』(1981年)『Send It』(1981年)『Li'l Suzy』(1982年)、『Glasses』(1983年)という5枚のアルバムをリリースしています。しかしながら、商業的成功を収めることなくグループは解散しています。

今回紹介する5thアルバム『Glasses』(1983年)はグループのラスト・アルバムとなった作品です。

2nd『Jump on It』(1981年)ではMichael L. SmithSmith ConnectionLovesmith)、3rd『Send It』(1981年)ではTeena Marieをプロデューサーに迎えた彼らですが、本作では名プロデューサーMichael Stokesが全面プロデュースしています。

今日本作が再評価されているのもMichael Stokesプロデュース作品という点が大きいかもしれませんね。

本作におけるメンバーはHerman Brown(g、vo)、Thomas Bumpass(sax、tp、back vo)、Darren Durst(g、vo)、Joseph Foxworth(key、vo)、Charles Glenn, Jr.(b、back vo)、Paul Hines(ds、back vo)、James Stewart(key、vo)、Benny Wallace(g、back vo)、William White(sax、back vo)、Ray Woodard(sax、vo)という10名。

楽曲はすべてメンバーによるオリジナルです。

骨太ファンク「Strutt My Thang」、再評価が高いブギー・ファンク「(Our Hearts) Will Always Shine」というシングル2曲がハイライトだと思います。

「Here I Go Again」「I Can't Wait」あたりはシティ・ポップ/AOR好きの人が気に入るのでは?

「Glasses」「Video King」は好き/嫌いは別として、1983年らしいシンセ・ポップに仕上がっています。

80年代前半ならではの煌びやかさが魅力の1枚だと思います。

全曲紹介しときやす。

「Glasses」
1983年という時代ならではのシンセ・ポップ調ダンス・チューンがオープニング。ファンク/ソウル好きの人からは敬遠されそうですが、80年代好きの人は楽しめるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=NKdQyMal1xM

「You Don't Want My Love」
このトラックもこの時代ならではのポップ・ロックなダンサブル・チューン。唸るロッキン・ギターが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=KnDa5WCKlsQ

「I Can't Wait」
AOR好きの人も気に入りそうな哀愁ポップなミディアム・バラード。80年代前半の雰囲気があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=DeVFTSAFe7g

「Here I Go Again」
ホーン・サウンドが印象的なアーバン・ファンク。適度にポップなのでシティ・ポップ/AOR好きの人も気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=7s79_4gG8xs

「Strutt My Thang」
アルバムで最もファンク・バンドらしい演奏を楽しめる骨太ファンク。シングルにもなりました。シンセの妖しげな音色も含めてG-Funk好きの人は気に入るのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=NmHCd4cPMns

Westside Cartel「How We De Our Thang」、Kirko Bangz「Swang N Bang」等のサンプリング・ソースとなっています。
Westside Cartel「How We De Our Thang」
 https://www.youtube.com/watch?v=Kjap_Bagaz4
Kirko Bangz「Swang N Bang」
 https://www.youtube.com/watch?v=cY0Sd1P5K54

「(Our Hearts) Will Always Shine」
今日再評価が高いブギー・ファンク。シングルにもなりました。煌びやかなアーバン・テイストが80年代らしくていいですね。反対に80年代を知らない人もモダン・ファンクとして新鮮に聴けるのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=m-9sPe1gI18

「Don't Leave Me Now」
しっとりとしたバラードですが、今聴くとロッキン・ギターがフィットしていないかも?
https://www.youtube.com/watch?v=t4iUi-Nck_k

「Video King」
ラストは少し人を食ったかのようなポップ・ダンス・チューン。オープニングの「Glasses」と同じくファンク/ソウル好きの人からは敬遠されそうですが、このヘンテコなシンセ・ポップ感が逆に面白いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=4YhFU0cnUZA

Ozoneの他作品もチェックを!

『Walk On/Send It』(1980/1981年)※2in1CD


『Send It』(1981年)


『Jump on It/Li'l Suzy』(1981/1982年)※2in1CD
posted by ez at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 1980年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2023年04月02日

Tunico『Tunico』

気鋭マルチ奏者のデビュー作☆Tunico『Tunico』

発表年:2023年
ez的ジャンル:ブラジル現代ジャズ
気分は... :リトリート・ミュージック・・・

ブラジルもの新作からTunico『Tunico』です。

Tunico(本名:Antonio Casotti Secchin)はリオデジャネイロを拠点に活動するマルチ・インストゥルメンタリスト/コンポーザー。

芸術家一家に生まれ育ち、幼少の頃よりギターを弾き始め、18歳の頃にはサックスを習得していたようです。

本作『Tunico』がデビュー・アルバムとなります。

UKの人気レーベルFar Out Recordingsからのリリースです。

僕が本作に注目したのもFar Outのブラジルものというのが大きかったです。また、“現代版Quarteto Novo”とも称されている点でも興味を持ちました。

Tunico(g、sax、vo)以下、Carlinhos Brownの息子でChico Buarqueの孫でもあるChico Brown(g)、当ブログでも初リーダー作『A Pegada Agora E Essa』(2021年)を紹介したAntonio Neves(tb)、さらにはGiordano Gasperin(b)、Gabriel Barbosa(ds)、Haroldo Eiras(g)、Chico Lira(key)、Ilan Becker(key)、Boka Reis (per)、Bernardo Schaefer(fl)、Katarina Assef(vo)といったミュージシャンが参加しています。

楽曲はすべてTunicoのオリジナルです。

現代ジャズ、ブラジル音楽、ブラジリアン・フューション、フォルクローレなどをベースにしつつ、Far Out作品ならではのキャッチーさを兼ね備えたトラックもあるのが僕好み。

その意味では「Galope」「Solar Das Hortencias」あたりがFar Outらしいかもしれません。

一方、「Sambola」「Decolagem」「Saudade do Sucupira」「O Que Vira」といった都会の喧騒を忘れさせてくるトラックも絶品です。

思わず“リトリート・ミュージック”とでも呼びたくなる1枚です。

全曲紹介しときやす。

「Galope」
軽快なブラジリアン・リズムをバックに、瑞々しいインタープレイが展開されるオープニング。Tunicoが軽やかなサックスを披露してくれます。現代ジャズ的な雰囲気を効かせつつ、Flora Purimを思わせる女性スキャット入りブラジリアン・フュージョン・テイストなのがFar Out作品らしいですね。Chico Brownもギター・ソロで盛り上げてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=YLCBySaAy3w

「Sambola」
Antonio Neves(tb)参加。アコースティック・ギターの響きとパーカッシヴなリズムが心地好いブラジリアン・ジャズ。エレピのメロウな響きもグッド!聴いているだけで心が晴れやかになります。
https://www.youtube.com/watch?v=SvTG2J371UM

「Decolagem」
美しいギターの響きに全身が浄化されるような仕上がり。聴いているだけで森林の中に居るような気分になります。中盤の神秘的な展開は巨樹の映像がイメージされます。
https://www.youtube.com/watch?v=_My-VjRE6iM

「Saudade do Sucupira」
コズミックなイントロで始まりますが、本編はフォルクローレ調の爽快インストに仕上がっています。ブラジル現代ジャズとフォルクローレの融合が生み出すサウンドは長閑な田園風景が似合いそうです。
https://www.youtube.com/watch?v=FkDH12otJ1w

「Solar Das Hortencias」
ブラジル現代ジャズらしい演奏ですが、ドラムが少しドラムンベース調だったり、ギターがロッキンな感じが面白いですね。ある意味とてもFar Out作品らしいです。
https://www.youtube.com/watch?v=Aj5fkHrvIjo

「O Que Vira」
ラストはTunicoのアコギとサックスのみのシンプルな演奏で余韻に浸りながらアルバムは幕を閉じます。
https://www.youtube.com/watch?v=FhJgDywqoac

ABEMAでプレミアムリーグ「ブライトン対ブレントフォード」戦を観戦中。
ブライトンのサッカーはいつ見ても楽しい!
posted by ez at 00:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 2020年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする