発表年:2023年
ez的ジャンル:西ロンドン系クラブ・ミュージック/ソウル
気分は... :Reel Peopleらしからぬジャケですが・・・
西ロンドンのクラブ・ミュージックを牽引してきたユニットの1つReel Peopleの最新作『Love2』です。
Oli LazarusとMike Pattoが結成した西ロンドンのユニットReel Peopleについて、当ブログでこれまで紹介したのは以下の3枚。
『Second Guess』(2003年)
『Seven Ways To Wonder』(2007年)
『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)
ソウル/ディスコ・カヴァー集であった前作『Retroflection』(2018年)から約4年半ぶりの新作となる『Love2』は全曲オリジナルで構成されています。前作と同じくReel People Musicからのリリースです。
前作が少しゲストと原曲(有名ソウル/ディスコ)に頼っていた面があったので、オリジナルで占められているのは嬉しいですね。
プロデュースはMike Patto、Oli Lazarus、Toni Economidesの3名。
アルバムにはEric Roberson、Raheem DeVaughn、Speech、Muhsinah、Jill Rock Jones、Michael Champion、Paula、Chantae Cann、Dayne Jordanといったアーティストがフィーチャリングされています。
それ以外にToni Economides(prog)、Steve McKie(ds、prog)、Vidal Davis(ds、prog)、Pete Kuzma(key、prog)、Eric Lau(prog)、Matt Cooper(ds)、Khari Simmons(b)、Ernie Mckone(b)、Rafael Martini(brass)、Ben Jones(g)、Joon Switon(g)、Tony Remy(g)、Francisco Sales(g)、Joao Caetano(per)、Simon Grey(screenwriter)、Vanessa Freeman(back vo)、Rambo(back vo)、Tasha Larae(back vo)、Choklate(back vo)等のミュージシャンが参加しています。
Reel Peopleらしからぬ良くも悪くも今時なジャケですが、全体としてはR&B/ネオソウル色の強いトラックが印象的です。
その意味ではクラブジャズ/クラブミュージック好きのみならず、R&B/ネオソウル好きの人も楽しめる1枚なのでは?
全曲紹介しときやす。
「Love2 Intro」
イントロ。鮮やかなエレクトリック・サウンドが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=pWnBjd-38-c
「Save A Lil Love」
当ブログでもお馴染みの実力派US男性R&BシンガーEric Robersonをフィーチャー。西ロンドンの歌姫Vanessa Freeman、Paulaという女性シンガー2人がバック・コーラスを務めます。Reel Peopleらしいダンサブルな爽快エレクトリック・ソウルで楽しませてくれます。ブラジル人コンポーザーRafael Martiniがブラス・アレンジを手掛けている点にも注目です。
https://www.youtube.com/watch?v=62ZDuOvl_vg
「Everything’s So Crazy」
US女性ソウル・シンガーJill Rock Jonesをフィーチャー。Jill Rock Jonesのソウルフル・ヴォーカルが映えるメロウなエレクトリック・ソウルに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=-Auho-bhO4s
「If I Was Your Man」
男性R&BシンガーMichael Championをフィーチャー。ネオソウル好きであれば気に入るであろうミディアム・バラード。ジワジワくる感じがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=xNjs8GGyDkU
「Fly」
Paulaをフィーチャー。派手さはありませんが、Reel PeopleらしさとPaulaのヴォーカルの魅力が調和した好トラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=Jj7gw5AQ8Zk
「Deja Vu」
USネオソウル・シンガーRaheem DeVaughnをフィーチャー。Raheem DeVaughnのヴォーカルの魅力を存分に堪能できるドリーミーなソウル・チューンに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=vdvWJbEqLiA
「Dance In Her Eyes」
US女性シンガーChantae Cann、US男性シンガー/ラッパーDayne Jordanをフィーチャー。Paulaがバック・コーラスを務めます。軽くブラジリアン・テイストを効かせた爽快グルーヴィー・ソウルに仕上がっています。女性ヴォーカル陣のキュートで儚い歌声にグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=Tmp-hxqOhvA
「Vibe」
Paulaをフィーチャー。Vanessa Freemanがバック・コーラスを務めます。Eric Lau(prog)、Matt Cooper(ds)、Khari Simmons(b)も参加しています。次世代ネオソウル好きも気に入りそうなメロウ・ミディアムに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=kwQshiEMRdY
「I Never Knew」
Arrested Developmentでの活動でも知られるSpeechをフィーチャー。Speech好きだった僕としては嬉しいトラック。ダンサブル・サウンドに乗ってSpeechが軽快なフロウを聴かせてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=QkGY2JjwBuA
「Something New」
US女性シンガーMuhsinahをフィーチャー。同じくUS女性シンガーChoklateがバック・コーラスを務めます。ラストはクラブジャズ的な魅力に満ちたダンサブル・チューンで締め括ってくれます。抑えたトーンの妖艶さがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6y3CMHU-3fU
Reel Peopleの他作品もチェックを!
『Second Guess』(2003年)
『Second Guess』(2004年) ※国内再発CD
『Second Guess』(2005年) ※Defected盤CD
『Seven Ways To Wonder』(2007年)
『Reel People Presents Golden Lady』(2011年)
『Retroflection』(2018年)
『Retroflection Remixed』(2019年)