2023年07月30日

Nicola Conte『Umoja』

最新作はFar Outから☆Nicola Conte『Umoja』

発表年:2023年
ez的ジャンル:マエストロ系ジャズ・グルーヴ
気分は... :マエストロは今も健在!

新作から当ブログでもお馴染みのジャズ・マエストロNicola Conteの最新作『Umoja』です。

イタリアを代表するジャズ・プロデューサー/アーティストNicola Conteに関して、これまで当ブログで紹介した作品は以下の6枚。

 『Other Directions』(2004年)
 『Rituals』(2008年)
 『Love & Revolution』(2011年)
 『Free Souls』(2014年)
 Nicola Conte Presents Stefania Dipierro『Natural』(2016年)
 『Let Your Light Shine On』(2018年)

最新作『Umoja』はUKの人気レーベルFar Out Recordingsからのリリース。タイトルはスワヒリ語で「統一」「一体感」という意味らしいです。

プロデュースはNicola Conte自身。

楽曲はNicola ConteAlberto Parmegiani

アルバムにはUKジャマイカンの女性シンガーZara McFarlane(vo)、Nicola Conte作品ではお馴染みのBridgette Amofah(vo)、ガーナ出身、現在はロンドンを拠点とする男性シンガーMyles Sanko(vo)がフィーチャリングされています。

それ以外に、活動休止中のフィンランドの人気バンドThe Five Corners Quintet(FCQ)のメンバーとしても知られるTimo Lassy(ts)、同じくFCQのメンバーTeppo Makynen(Teddy Rok(ds、per)、LTCSchema Sextetの活動で知られるイタリア人ピアニストPietro Lussu(p、el-p)、Alberto Parmegiani(g)、エチオピア出身のパーカッション奏者Abdissa Assefa(congas、per)、USジャズ・ベーシストAmeen Saleem(b)、イタリア人ジャズ・ベーシストMarco Bardoscia(b)、フランス人ヴァイヴ奏者Simon Mullier(vibe)とLuca Alemanno(b)というSimon Moullier Trioの面々、イタリア人キーボード奏者Dario Bassolino(el-p、syn)、スウェーデン人サックス奏者Magnum Lindgren(fl)、Fernando Damon(ds)、Milena Jancuric(fl)、Pasquale Calo(ts)、Hermon Mehari(tp)、Paola Gladys(vo)、Chantal Lewis(vo)、Jaelee Small(vo)といったミュージシャンが参加しています。

アルバム全体としては、70年代レア・グルーヴを2023年モードにアップデートさせたかのような演奏が印象に残りました。

その意味ではジャズ好きよりも、レア・グルーヴ好きに響く1枚のように感じます。

Roy Ayersを思わせる「Arise」、アフロ・サンバ・フュージョン「Life Forces」、可憐で儚いヴォーカルのメロウ・ジャズ「Flying Circles」、アフロ・カリビアン・グルーヴ「Freedom & Progress」、ブラックスプロイテーション調の褐色ファンク「Soul of the People」、コズミック・スピリチュアル・ジャズ「Heritage」Gil Scott-Heron & Brian Jackson「The Bottle」を彷彿させる「Into the Light of Love」、Nicola Conte初期作品を思い出す「Umoja Unity」あたりがオススメです。

マエストロは今も健在です!

全曲紹介しときやす。

「Arise」
Zara McFarlaneをフィーチャー。Simon Mullierのヴァイヴが印象的な70年代Roy Ayersを思わせるレア・グルーヴ調のメロウ・グルーヴ。艶やかなZara McFarlaneのヴォーカルもよくマッチしています。
https://www.youtube.com/watch?v=DIwR5xtCu-8

「Dance of Love & Peace (Part 1)」
Bridgette Amofahをフィーチャー。Marco Bardosciaのベースが印象的なミステリアス&スピリチュアルな演奏です。Bridgette Amofahのヴォーカルと共に、Timo Lassyのサックスが演奏を牽引します。
https://www.youtube.com/watch?v=Yq01T_F8Vbo

「Life Forces」
Zara McFarlaneをフィーチャー。アフロ・サンバのリズムを取り入れた爽快ブラジリアン・フュージョンです。Timo Lassyのサックスを中心に聴くと、ブラジリアン・フュージョンを演奏するKamasi Washingtonといった雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=oCmviyqBtBg

「Flying Circles」
Bridgette Amofahをフィーチャー。Bridgette Amofahの可憐で何処となく儚いヴォーカルに魅せられるメロウ・ジャズ。Pasquale Caloのテナー・サックスも含めていい色気のある演奏です。
https://www.youtube.com/watch?v=Kt2kx4J6xS0

「Freedom & Progress」
Zara McFarlaneをフィーチャーした開放的なアフロ・カリビアン・グルーヴ。8分超の演奏はアルバムで最も長尺です。パーカッシヴな演奏はモロに僕好み。UKジャマイカンなZara McFarlaneのヴォーカルがよくフィットします。
https://www.youtube.com/watch?v=3Z_md2Qkncw

「Soul of the People」
Bridgette Amofahをフィーチャー。ブラックスプロイテーション映画のサントラに収録されていそうな褐色ファンクをスマート&アンダーグラウンドに洗練させたような仕上がりです、と書いても伝わりづらいですよね(笑)。妖しげなレア・グルーヴがお好きな人は気に入るはず!
https://www.youtube.com/watch?v=5lDna_1y4Uw

「Heritage」
Milena JancuricのフルートとSimon Mullierのヴァイヴが印象的なコズミック・スピリチュアル・ジャズ。インストですがヴォーカルがない分、その音世界が余計に際立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=ySeKgp4MOc0

「Into the Light of Love」
Myles Sankoをフィーチャー。ライナノーツでレア・グルーヴ名曲Gil Scott-Heron & Brian Jackson「The Bottle」が引き合いに出さされていましたが、確かにMyles Sankoのヴォーカルも含めて通じるものがあります。
https://www.youtube.com/watch?v=YyOiuBcar0A

「Umoja Unity」
タイトル曲はトライバル/スピリチュアルに疾走するジャズ・グルーヴ。マエストロの初期作品の生演奏版といった雰囲気もあります。
https://www.youtube.com/watch?v=85O34ZFTLxE

「Dance of Love & Peace (Part 2)」
Bridgette Amofahをフィーチャー。本編ラストは「Dance of Love & Peace」のパート2。雰囲気は同じですが、パート2の方がよりリズミックです。
https://www.youtube.com/watch?v=rwzHZuQet-M

「Arise (Instrumental)」
CDボーナス・トラックその1。「Arise」のインスト・ヴァージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=UGzVrZts7YM

「Into the Light of Love (Instrumental)」
CDボーナス・トラックその2。「Into the Light of Love」のインスト・ヴァージョン。
https://www.youtube.com/watch?v=z_Nvv7NPA0w

Nicola Conteの他作品もチェックを!

『Jet Sounds』(2000年)
Jet Sounds

『Bossa Per Due』(2001年)
Bossa Per Due

『Jet Sounds Revisited』(2001年)
Jet Sounds Revisited

『Other Directions』(2004年)
Other Directions

『Rituals』(2008年)
リチュアルズ

『Love & Revolution』(2011年)
ラヴ&レヴォリューション

『Free Souls』(2014年)
nicola conte free souls.jpg

Nicola Conte Presents Stefania Dipierro『Natural』(2016年)
ナチュラル(NATURAL)(直輸入盤帯ライナー付国内仕様)

『Let Your Light Shine On』(2018年)
レット・ユア・ライト・シャイン・オン
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2023年07月28日

『今の気分は...2023年7月28日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は1960年代カテゴリーからブラジルものを10曲セレクトしました。
先日惜しくも逝去したAstrud Gilbertoもセレクトしておきました。

全て過去記事で紹介済なので、気に入った曲があれば過去記事もご参照下さい。

Astrud Gilberto/Walter Wanderley Trio「Voce Ja Foi Bahia」
https://www.youtube.com/watch?v=6JIlsC8K-q8
From 『A Certain Smile A Certain Sadness』(1966年)


Tita「Miss Universo」
https://www.youtube.com/watch?v=BEq6UaJoPOg
From 『L'Incomparable Tita』(1968年)


Sonia Rosa「Mas Nao Da」
https://www.youtube.com/watch?v=G7nNZJbKCFs
From 『A Bossa Rosa De Sonia』(1967年)


Tamba Trio「Mas Que Nada」
https://www.youtube.com/watch?v=N_p_r50Rdno
From 『Avanco』(1963年)


Edu Lobo & Maria Bethania「Upa, Neguinho」
https://www.youtube.com/watch?v=jXSJTC_BeAE
From 『Edu E Bethania』(1967年)


Wanda Sa「So Me Fez Bem」
https://www.youtube.com/watch?v=06DoMpuphV4
From 『Vagamente』(1964年)


Mario Castro-Neves & Samba S.A.「Vem Balancar」
https://www.youtube.com/watch?v=KrZQ7ig-nd8
From 『Mario Castro-Neves & Samba S.A.』(1967年)


Lennie Dale & Sambalanco Trio「The Lady Is A Trump」
https://www.youtube.com/watch?v=VcC1JaVOrUA
From 『Lennie Dale E O Sambalanco Trio』(1965年)


Tenorio Jr.「Nebulosa」
https://www.youtube.com/watch?v=4kdvNvT1EsM
From 『Embalo』(1964年)


Quarteto Novo「Misturada」
https://www.youtube.com/watch?v=n77hXX-siVY
From 『Quarteto Novo』(1967年)
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2023年07月26日

Don-E『Try This』

Dome移籍第一弾☆Don-E『Try This』

発表年:2005年
ez的ジャンル:UKネオソウル
気分は... :莫妄想・・・

今回はUKネオソウル作品、Don-E『Try This』(2005年)です。

UK南ロンドン、ブリクストン出身のR&Bシンガー/マルチ・インストゥルメンタリスト/プロデューサーであり、UKソウルのディーヴァBeverley Knightの従兄弟であるDon-E(本名:Donald McLean)の紹介は、『Natural』(2008年)に続き2回目となります。

UKの良質レーベルDomeへの移籍第一弾アルバムとなった本作『Try This』(2005年)。

2ndアルバム『Changing Seasons』(1995年)以来、約10年ぶりの3rdアルバムとなりました。その間はプロデューサー、ソングライティング、プレイヤー、客演といった裏方的な活動が中心でした。

本作について、D'AngeloRahsaan Patterson
の流れを汲むUKネオソウルと形容されることが多いですが、裏方的活動の中でDon-Eスタイルのネオソウルを育んでいたのかもしれませんね。

プロデュース/ソングライティング(共作含む)はDon-E自身。

アルバムにはUKソウルの重鎮Omar、USラッパーMF GrimmLornette Fordがゲスト参加しています。

そのゲスト陣が参加した「No Reason」「Slow!」「All We Need」の3トラックが目立ちます。

それ以外であれば「Bus Stop!」「Keep On Luvin U」「I Do」「Hott Honey」「Walk In My Shoes」あたりがオススメです。

D'AngeloRahsaan Patterson好きの方はチェックを!

全曲紹介しときやす。

「Sickest Style (Interlude)」
多重録音による一人ア・カペラの短いオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=VeUYRG7O-a4

「Walk In My Shoes」
疑似ライヴ風の仕上がり。臨場感のあるグルーヴ、浮遊する鍵盤、Don-Eのヴォーカルの一体化しているのがいいですね。デビュー当時のD'Angeloの肌触りを思い出します。
https://www.youtube.com/watch?v=tANsAAvmQTA

「Bus Stop!」
Rahsaan Pattersonに通じる美学を感じるネオソウルは僕好み。Rahsaan Pattersonほどの妖しさはありませんが(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=GKhq-1ZtKh4

「No Reason」
Omarをフィーチャー。プロデュース/ソングライティングもOmarと共同です。Omar色がよく出たトラック。あえてOmarスタイルにDon-Eが乗ったかたちですね。やはりアルバムで最も目立ちます。
https://www.youtube.com/watch?v=KDKoBtidj-U

「Keep On Luvin U」
軽くGo-Goのエッセンスを取り入れたファンキー・チューン。D'Angelo好きの人は気に入るのでは?ここでのDon-Eは少し妖しい雰囲気を醸し出します。
https://www.youtube.com/watch?v=ACLjy3zKxtY

「Slow!」
Lornette Fordをフィーチャーしたメロウなミディアム・グルーヴ。艶やかなLornette Fordの女性ヴォーカルとDon-Eのヴォーカルの相性は抜群です。
https://www.youtube.com/watch?v=ryn4g_LOlPo

「I Do」
ネオソウルらしいスロウ。これもD'Angeloの影響を感じます。ネオソウル・シンガーとしてのDon-Eの魅力を満喫できます。

「All We Need」
MF Grimmをフィーチャー。メロウでキャッチーなR&Bグルーヴ。MF Grimmのラップがいいアクセントになっています。ポジティヴまヴァイヴがあっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=yiuvymTI8JI

「Rising」
Rahsaan Pattersonライクなスロウ。さり気ないホーンもいい感じ。
https://www.youtube.com/watch?v=GkWYO2EOLvM

「One More Time」
ダンサブルなミディアム・グルーヴ。悪くないけど何かが足りない気も・・・
https://www.youtube.com/watch?v=fYZNc02kLig

「Let Me Be Yours」
アコギによるフォーキー・ネオソウル。アンプラグドな魅力があります。
https://www.youtube.com/watch?v=ITqA7j1QIrs

「Hott Honey」
僕好みのメロウなミディアム・グルーヴ。さり気ないですがDon-Eのセンスの良さを感じます。思わずハンドクラップしてしまいます!
https://www.youtube.com/watch?v=T9jybxZOQgI

「How I Feel」
ロッキン・ギターが印象的な哀愁グルーヴ。ロッキンなテイストは当時僕が好きだったネオソウル・アーティストVan Huntに通じるものがあります。

「See What I See」
オープニングに続き多重録音による一人ア・カペラで楽しませてくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=V3bivfb5tWs

「Lonely」
派手さはありませんがクセはあるミディアム。そのせいか聴き入ってしまいます(笑)

「Try This」
本編ラストはタイトル・トラック。プログラミングも織り交ぜたリズミックなトラック。CD上は8分超のトラックですが、半分はシークレット・トラックのような感じです。こういう仕掛けは使いづらいので避けて欲しいですね。サプライズで魅力が半減してしまう・・・
https://www.youtube.com/watch?v=FGXGCHIL2FM

「Slow! (Atomic Dread Remix)」
国内盤CDボーナス・トラックその1。「Slow!」のリミックス。(多分)Zapp「Computer Love」ネタを織り交ぜながら、骨格を強調したトラックに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=_Kc0beMsRuI

「One More Time (Loose Vibez Mix)」
国内盤CDボーナス・トラックその2。「One More Time」のリミックス。オリジナル・トラックに対して何かが足りない気も・・・と書きましたが、このリミックスは足りない部分が補われている気がします。断然コチラが良いと思います。
https://www.youtube.com/watch?v=t07fQlg1Rh0

Don-Eの他作品もチェックを!

『Unbreakable』(1992年)
Unbreakable

『Changing Seasons』(1995年)
Changing Seasons

Suv + Don-E『Rhythm 'N' Bass』(2007年)
Rhythm & Bass

『Natural』(2008年)
Natural

『Try This』(2005年)
Try This

『Little Star』(2013年)
Little Star by Don-E (2013-05-03)

『Future Rare Grooves』(2014年)
Future Rare Grooves By Don-e (2014-09-01)

『Future Rares 2!』(2015年)
Martian Arts [12 inch Analog]
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2023年07月23日

Little Dragon『Slugs Of Love』

Damon Albarnがゲスト参加した最新作☆Little Dragon『Slugs Of Love』

発表年:2023年
ez的ジャンル:スウェディッシュ・エレクトロ・ポップ
気分は... :山水一如・・・

新作から日系スウェーデン人の女性シンガーYukimi Nagano率いるスウェーデンの4人組エレクトロ・ポップ・ユニットLittle Dragonの最新7thアルバム『Slugs Of Love』です。

スウェーデン、ヨーテボリで結成されたYukimi Nagano(vo、per、key)、Fredrik Kallgren Wallin(key、b)、Hakan Wirenstrand(key)、Erik Bodin(ds、key)の4人組Little Dragonについて、当ブログで紹介したのは以下の3枚。

 『Little Dragon』(2007年)
 『Season High』(2017年)
 『New Me,Same Us』(2020年)

最新作『Slugs Of Love』ですが、前作『New Me,Same Us』(2020年)に続きUKの人気レーベルNinja Tuneからのリリースです。

アルバムにはBlurとして8年ぶりの最新アルバム『The Ballad of Darren』をリリースしたばかりのDamon AlbarnDreamvilleに所属し、アトランタの音楽クルーSpillage Villageの一員としても知られるUSラッパーJIDがゲスト参加しています。

相変わらずエレクトロニカ、ジャズ、ソウル/R&B、ディスコ、Hip-Hop、ハウス、レゲエ/ダブ等のエッセンスを取り込み、Yukimi Naganoのヴォーカルが映える北欧らしいオルタナ・ポップ感覚で聴かせてくれるのがいいですね。

本作ではニューウェイヴを感じるトラックがあったのも興味深かったです。

ネオソウル調の「Amoban」、重心の低いグルーヴ「Frisco」、ニューウェイヴ調の「Slugs Of Love」、Little Dragon流ディスコ「Disco Dangerous」、JIDをフィーチャーした「Stay」、レゲエ/ダブの影響も感じる「Kenneth」、Damon Albarnをフィーチャーした「Glow」、ハウス調の「Tumbling Dice」、優しく包み込んでくれる「Easy Falling」あたりが僕のオススメです。

その独自のエレクトロ・ポップに磨きがかかったLittle Dragonワールドを満喫しましょう。

全曲紹介しときやす。

「Amoban」
ドリーミー&メロウなネオソウル調のオープニング。Yukimiのコケティッシュ・ヴォーカル、口笛によるアクセント、乾いたドラムの疾走感、シンセのエレクトロニカ感の組み合わせがいい感じです。
https://www.youtube.com/watch?v=ytt8Rajn3Ns

「Frisco」
昨年リリースしたEP「Opening the Door」収録曲。重心の低いグルーヴが印象的なダンサブル・チューン。何処となく儚いムードがLittle Dragonらしくて良いのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=zHOej6TdvHM

「Slugs Of Love」
タイトル曲は70年代後半ニューウェイヴを思い起こさせるオルタナ・ロックに仕上がっています。Yukimiのコケティッシュ・ヴォーカルが映えて、新鮮な印象を受けます。
https://www.youtube.com/watch?v=O4jdKcE840s

「Disco Dangerous」
タイトルの通り、Little Dragon流ディスコ・チューン。ただし、過度にディスコティックになり過ぎず、あくまでLittle Dragonらしいエレクトロニカなポップ・ダンスに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=1awFtSE4uNU

「Lily's Call」
シンセ・サウンドを前面に打ち出した哀愁エレクトロ・ポップ。こういうダークな雰囲気も、ある意味Little Dragonらしいかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=yYmGTU2uHBc

「Stay」
JIDをフィーチャーしたエレクトロ・ポップ×Hip-Hopなクロスオーヴァー・チューン。元々は前述のEP「Opening the Door」収録曲。Yukimiのコケティッシュ・ヴォーカルが生えるキュートなポップ・チューンの雰囲気を壊さずに、JIDのラップが重なってくる感じがグッド!
https://www.youtube.com/watch?v=K9MCXfa5dBY

「Gold」
Yukimiらしいヴォーカルを満喫できる哀愁R&B調の仕上がり。変化していくシンセの音色の表情も印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=ujGLHh2xHQA

「Kenneth」
レゲエ/ダブの影響も感じるローファイ感覚のエレクトリック・ソウル。少しストレンジな雰囲気がクセになります。
https://www.youtube.com/watch?v=0WNHTE0i9GE

「Glow」
Damon Albarn(vo、syn)をフィーチャーした深遠なドリーミー・エレクトロニカ。壮大なスケールを感じる音世界がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=gf_5HKilZA4

「Tumbling Dice」
疾走するビートが印象的なハウス調のダンス・チューン。もっと長尺で聴きたいキャッチーな仕上がりです。
https://www.youtube.com/watch?v=23zNciJLq0c

「Easy Falling」
ラストはアコースティックな質感も交えたメロウ・チューンで優しく締め括ってくれます。Yukimiのヴォーカルが聴く者を優しく包み込んでくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=7gTFMm_yoDs

Little Dragonの他作品もチェックを!

『Little Dragon』(2007年)
Little Dragon

『Machine Dreams』(2009年)
Machine Dreams

『Ritual Union』(2011年)
リチュアル・ユニオン

『Nabuma Rubberband』(2014年)
Nabuma Rubberband

『Season High』(2017年)
Season High

『New Me,Same Us』(2020年)
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2023年07月21日

『今の気分は...2023年7月21日編』

過去記事から10曲セレクトするシリーズです。
今回は1980年代カテゴリーからAORを中心に10曲セレクトしました。

Far CryThe Hits Just Keep On Comin'」
https://www.youtube.com/watch?v=24P4FDPDluU
From 『The More Things Change...』(1980年)
ファー・クライ(期間生産限定盤)

Tender Leaf「Shores Of Makapuu」
https://www.youtube.com/watch?v=VILtZSP3o0Y
From 『Tender Leaf』(1982年)


Larsen-Feiten Band「Who'll Be The Fool Tonight」
https://www.youtube.com/watch?v=Gv171aPc05w
From 『Larsen-Feiten Band』(1980年)


Niteflyte「Anyway You Want」
https://www.youtube.com/watch?v=NQi5MumQGnA
From 『Niteflyte II』(1981年)


The Heat「Whatever It Is」
https://www.youtube.com/watch?v=gQuIDGx87Ew
From 『Heat』(1980年)


Toby Beau「If I Were You」
https://www.youtube.com/watch?v=ZUjd3eSZQyY
From 『If You Believe』(1980年)
愛のスケッチ

Stevie Woods「Steal The Night」
https://www.youtube.com/watch?v=BhPJRCOEx2s
From 『Take Me To Your Heaven』(1981年)
スティール・ザ・ナイト(生産限定紙ジャケット仕様)

Byrne & Barnes「Keep On Running」
https://www.youtube.com/watch?v=d-DYKanvMr4
From 『An Eye For An Eye』(1981年)
アン・アイ・フォー・アン・アイ(オリジナル・エディション)(生産限定紙ジャケ)

Greg Guidry「Gotta Have More Love」
https://www.youtube.com/watch?v=yspKc2Swq5k
From 『Over The Line』(1982年)


Rockie Robbins「My Old Friend」
https://www.youtube.com/watch?v=CHbkC8l2EO0
From 『I Believe In Love』(1981年)
I Believe in Love
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