発表年:2023年
ez的ジャンル:UK女性R&B/ネオソウル/ポップ・ソウル
気分は... :ホーキンソンありがとう!
新作から期待のUK女性シンガーのデビュー・アルバムOlivia Dean『Messy』です。
Olivia Dean(本名:Olivia Lauryn Dean)は1999年ロンドン生まれの女性シンガー。
ミドル・ネームの"Lauryn"は両親が大好きであったLauryn Hillに因んだもの。
幼少期から聖歌隊など音楽に親しみ、AdeleやAmy Winehouseを輩出したThe BRIT Schoolへ進学しています。
UKのドラムンベース・ユニットRudimentalのバック・シンガーとしてキャリアをスタートさせ、2018年からコンスタントにシングルをリリースしています。
2021年にはNat King Coleで知られる定番クリスマス・ソング「The Christmas Song」をカヴァーし、UKシングル・チャート第19位となりました。
そんなOlivia Deanが満を持してリリースしたデビュー・アルバムが本作『Messy』です。
基本的にはR&B/ネオソウルですが、よりポップなトラックなどもあり、R&B/ネオソウルだけで括りきれないオルタナティヴば魅力もあります。
メイン・プロデュースはMatt Hales。
それ以外にBastian Langebæk、Tre Jean-Marie、Joseph Hartwell Jones、Aston Rudi、DetoNate、Felix Joseph、Cameron Gower Poole、Max Wolfgangもプロデュースを手掛けています。
Olivia Dean(vo、per、pb)以下、Matt Hales(prog、p、key、g、moog-b、syn)、Taran Stormes Martino(g)、Finn Zeferino-Birchall(b)、Kaidi Akinnibi(bs、ts)、Max Wolfgang(b、p、g、per、key、syn)、Dan See(ds、per、timpani)、Tre Jean-Marie(key、prog、b、ds、horns、key、syn)、Joel Waters(per、ds)、Deschanel Gordon(el-p、key、org)、Elias Jordan Atkinson(tp、flh)、James Wade-Sired(tb)、Davide Rossi (strings)、DetoNate(b、ds、horns、key、prog、syn)、Bastian Langebæk(key)、Felix Joseph(prog)、Huw Foster(b)、Russell Ramesh Roberts(per)がレコーディングに参加しています。
「Danger」、「Dive」、「UFO」、「The Hardest Part」 、「Carmen」といったシングル5曲を聴いただけでもOliviaの多様な魅力を満喫できます。
それ以外にダンサブルな「Ladies Room」、インディー・ロック的な「Dangerously Easy」、感動バラード「Everybody's Crazy」あたりもオススメです。
UKの新たな才能を満喫しましょう!
全曲紹介しときやす。
「UFO」
Matt Halesプロデュース。今年初めにシングル・リリースされていたトラック。少しフォーキーなシンガー・ソングライターらしい雰囲気のオープニング。
https://www.youtube.com/watch?v=kphxO1ZVKM0
「Dive」
Matt Hales/Bastian Langebæk/Tre Jean-Marie/Joseph Hartwell Jonesプロデュース。今春シングル・リリースされていたトラック。ネオソウル調のミディアムは僕の一番のお気に入り。このトラックを試聴し、本アルバムの購入を決めました。名曲の佇まいを感じます。
https://www.youtube.com/watch?v=NM4e606yFJg
「Ladies Room」
Matt Hales/Aston Rudiプロデュース。ダンサブルなポップ・ソウル。ダンサブルといってもベッドルーム・ミュージック的なクールネスがあるのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=V91s8MqFNFw
「No Man」
Matt Halesプロデュース。UKらしい哀愁R&B。少しノスタルジックなストリングを薄ら効かせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=fmyIY16CBas
「Dangerously Easy」
Matt Halesプロデュース。インディー・ロック的な哀愁バラードをしみじみと歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=MR_Ex1CvH4U
「Getting There (Interlude)」
Matt Halesプロデュース。美しいヴォーカル・ワーク&ジャジー・サウンドが印象的なインタールード。
https://www.youtube.com/watch?v=crfPM2gSw0M
「Danger」
DetoNate/Tre Jean-Marieプロデュース。アルバムに先駆け、2022年にシングル・リリースされていたトラック。(実際は違いますが、)聴いた瞬間にドラムンベースだ!と思いました。Rudimentalとも共演したOlivia Deanならではのトラックかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=7x2vthADVZo
「The Hardest Part」
Bastian Langebæk/Felix Joseph/Cameron Gower Pooleプロデュース。このトラックもシングル・リリースされています。ポップ・ソウルな哀愁メロウ。愁いを帯びたOliviaのヴォーカルにグッときます。
https://www.youtube.com/watch?v=72p1VhZhlMU
「I Could Be a Florist」
Max Wolfgangプロデュース。ビートレスの短いビューティフル・バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=atklpvgaBWA
「Messy」
Matt Halesプロデュース。タイトル・トラックはSSW的な哀愁メロウ・ポップ。ドリーミーなサウンドと少し寂しげなOliviaのヴォーカルのコントラストが印象的です。
https://www.youtube.com/watch?v=Xtp503oxbiM
「Everybody's Crazy」
Felix Josephプロデュース。Oliviaの真摯な歌声が胸の奥まで響く感動バラード。
https://www.youtube.com/watch?v=NZLaZTR8L7A
「Carmen」
Matt Halesプロデュース。このトラックもシングル・リリースされています。ラストはポップ・ソウルな哀愁グルーヴで締め括ってくれます。
https://www.youtube.com/watch?v=gQ3E6JVitVk
バスケW杯、日本代表はカーボ・ベルデの猛追を何とか凌いでパリ五輪の出場権を獲得しました。
4Q開始時点で大量リードしていたものの、ジワジワと点差を縮められるのは、これまでの日本の逆転劇を想起させるもので嫌な雰囲気でしたが、逃げ切ることができて良かったですね!