発表年:1993年
ez的ジャンル:90年代男性R&Bグループ
気分は... :しなやかに跳ね返す!
90年代男性R&Bグループ作品からB.B.O.T.I.『Badd Boyz Of The Industry』(1993年)です。
B.B.O.T.I.『Badd Boyz Of The Industry』
B.B.O.T.I.はEugene Brooks、Shon Evans、Shydi Evans、Damian Johnson、Anthony Walkerの5名から成る男性R&Bグループ。
映画『Posse』(1993年)のサントラに「One Night Of Freedom」が収録されたことでチャンスを掴み、制作されたデビュー・アルバムが本作『Badd Boyz Of The Industry』(1993年)です。結局これがグループ唯一のアルバムとなってしまいました。
B.B.O.T.I.自身がプロデュースを手掛ける他に、DJ Jazzy Jeff(Jeff Townes)、James Poyser、Marc Gordon(Levert)、Victor Emanuel Cooke、Jon Gass、Lindsay Guionrong>、Martin Blockson、Damian Johnsonがプロデュースを手掛けています。特にDJ Jazzy Jeffが気になりますね。
アルバム全体としてはB級男性R&Bグループ作品といった印象ですが、B級ならではの魅力があります。
前述のサントラ収録曲「One Night Of Freedom」、DJ Jazzy Jeff絡みのトラックらしくHip-Hopフィーリングを持った「Badd Boyz Of The Industry」や「Da Choice Is Yours」、Babyfaceのカヴァー「Where Will You Go」、僕好みのミディアム・グルーヴ「Addicted To You」、オーセンティックなラブ・バラード「Baby, Hold On」あたりがオススメです。
90年代男性R&Bグループ好きの方であれば楽しめる1枚なのでは?
全曲紹介しときやす。
「Intro」
Victor Emanuel Cookeプロデュース。アルバムのイントロ。
https://www.youtube.com/watch?v=qBWpQFNntOI
「Badd Boyz Of The Industry」
DJ Jazzy Jeff(Jeff Townes)/Victor Emanuel Cooke/B.B.O.T.I./ James Poyserプロデュース。グループ名を冠したタイトル曲はDJ Jazzy Jeff絡みのトラックらしくラップ、スクラッチを織り交ぜたHip-HopフィーリングのR&Bグルーヴで躍動します。
https://www.youtube.com/watch?v=UuaLbrTX73s
「Nasty」
DJ Jazzy Jeff(Jeff Townes)/Victor Emanuel Cooke/B.B.O.T.I./ James Poyserプロデュース。前曲と同じ制作陣ですが、こちらは甘く危険な香りのするバラード。こういった雰囲気もこの時期の男性R&Bグループらしいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=iid_k8R2Njw
「Where Will You Go」
Jon Gass/Lindsay Guionプロデュース。Babyfaceのカヴァー。オリジナルはアルバム『Tender Lover』(1989年)収録。しみじみ聴かせるオリジナルに対して、こちらはよりドラマティックな雰囲気です。
https://www.youtube.com/watch?v=QqHChkowHWw
オリジナルと聴き比べるのも楽しいのでは?
Babyface「Where Will You Go」
https://www.youtube.com/watch?v=V6hFwxjnEnQ
「Addicted To You」
Martin Blocksonプロデュース。ダンサブルとメロディアスのバランスが絶妙なミディアム・グルーヴ。90年代男性R&Bグループ好きの人ならば気に入る1曲なのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=GV0_ChOa_I4
「Why Does Love Hurt (So Badd)」
Marc Gordonプロデュース。哀愁モードのスロウを切々と歌い上げます。
https://www.youtube.com/watch?v=3t3yPsagQ6c
「Da Choice Is Yours」
DJ Jazzy Jeff(Jeff Townes)/Victor Emanuel Cooke/B.B.O.T.I./ James Poyserプロデュース。このトラックもDJ Jazzy Jeff絡みらしくHip-HopフィーリングのキャッチーなR&Bグルーヴに仕上がっています。
https://www.youtube.com/watch?v=SBCuecdbOns
「Ecstasy」
B.B.O.T.I.プロデュース。雨音の効果音と共に始まるスロウ。オーセンティックですが、そこにセクシー要素が加わることで好き/嫌いが分かれるかも?
https://www.youtube.com/watch?v=IFiuCQzPtr8
「Da Format」
B.B.O.T.I.プロデュース。全編ラップ調のトラックですが、今聴くと少し古臭いかも?
https://www.youtube.com/watch?v=6pKPjzwiaIA
「Baby, Hold On」
Damian Johnsonプロデュース。スロウ系では「Where Will You Go」と並ぶお気に入り。切々と熱唱するオーセンティックなラブ・バラードです。
https://www.youtube.com/watch?v=D6wf5fFduuk
「One Night Of Freedom」
B.B.O.T.I.プロデュース。ラストは前述の映画『Posse』サントラ収録曲。グループの代表曲と呼べるダンサブルなR&Bグルーヴにはクラシックの風格があります。
https://www.youtube.com/watch?v=UC5x1-byvTc
NHK『明鏡止水』を見ていました。
ラグビーを武術の視点で分析する回でしたが、両者の共通点・接点が見えて面白かったですね。物事を全く別の角度が眺めてみる重要性を再認識できました。