発表年:2023年
ez的ジャンル:西海岸モダン・ファンク
気分は...:ビルドアップが物足りなかった!
アジア大会の男子サッカー決勝は残念な結果でしたね。
点差以上に実力差が明らかな試合でした。
パリ五輪世代のトップチーム編成で、オーバーエイジを加えたU-24韓国代表にどの程度通用したのか見たかったですね。特にビルドアップの部分がどの程度改善されるのか見たかったなぁ・・・
新作から西海岸モダン・ファンク作品、Zackey Force Funk & Xl Middleton『Blue Blade Piranha』です。
カリフォルニア州パサディナ出身、今や西海岸を代表するモダン・ファンカーとなったXL Middleton(本名:Matthew Hudgins)の紹介は、XL Middleton & Delmar Xavier VII『XL Middleton / Delmar Xavier VII』(2021年)に続き2回目となります。
今回、XL Middletonがコラボ・パートナーに選んだのはZackey Force Funk。両者の共同名義のアルバムは今回が初めてですが、これまで何度も共演しており、コラボ・アルバムのリリースは自然な流れだったのかもしれません。
XL Middletonがプロデュース、Zackey Force Funkがソングライティング&パフォーマンスというクレジットになっています。
Mofunk Recordsからのリリースです。
西海岸モダン・ファンクの魅力をキャッチーに伝えてくれる1枚です。
80年代ファンク愛を感じる「Commando」や「Tie Me Up」、キャッチーなブギー・ファンク「Jam Likely」、アーバン・メロウな「Glide Through Galaxy (Beat Knock Remix)」、「Don't Be Late」、ダンサブルな「Rude Sensation」など充実の全9トラックです。
西海岸モダン・ファンクをあまり聴いたことがない人でも入りやすい1枚ではないかと思います。
全曲紹介しときやす。
「Commando」
モダン・ファンク好きにも、80年代ファンク好きにもグッとくるであろうオープニング。シンセをブリブリ唸らせながらも、しっかりメロウネスを効かせているのがいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=PI9bo6_DORk
「Jam Likely」
思わずハンドクラップしてしまうキャッチーなブギー・ファンク。西海岸モダン・ファンクの魅力を象徴するようなトラックなのでは?少し妖しげな雰囲気もいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=RXUoKrcTj0o
「Girls and Gangsters」
少しテンポを落としたメロウ・ファンク。甘く危険な香り漂います。G-Funk好きの人なんかも気に入るのでは?シンセのピロリ〜ン感がいいですね(笑)
https://www.youtube.com/watch?v=Pbn4Ke5ghRw
「Ego Check」
キャッチーなのに何処となく儚いシンセの音色が印象的なトラック。泡沫の夢のダンス・チューンといった雰囲気がいいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=JjXVgbfM0ME
「Glide Through Galaxy (Beat Knock Remix)」
ロマンティック・モードにもフィットしそうなメロウ・ファンク。抑えたトーンが良い効果を生んでいます。
https://www.youtube.com/watch?v=h9dv8lEQvwA
「Rude Sensation」
疾走感が心地よいダンサブルなモダン・ファンク。クラブミュージック好きの人も気に入りそうなトラックなのでは?
https://www.youtube.com/watch?v=cA6HGgdVx3U
「Tie Me Up」
西海岸モダン・ファンクらしいトラック。80年代ファンクへのオマージュを感じるシンセの音色がたまりませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=F9N5OePTrXk
「Don't Be Late」
アーバン・テイストのメロウ・ファンク。西海岸モダン・ファンクのメロウな側面も象徴するようなトラック。アーバン・メロウなコンピにピッタリです。
https://www.youtube.com/watch?v=JZHzh8BJIrw
「Cocaine Cream」
ラストは少しミニマルな雰囲気のダンサブル・トラックで締め括ってくれます。妖しげなアンダーグラウンド感があっていいですね。
https://www.youtube.com/watch?v=6dW1xHWhaq0
XL Middleton、Zackey Force Funkの他作品もチェックを!
XL Middleton『Music 4 A Drunken Evening』(2004年)
XL Middleton『100 Proof Music: The Alcothology』(2006年)
XL Middleton『Drunken Evening Pt. 2: The Refill』(2006年)
XL Middleton『Barliament Drunkadelic』(2007年)
XL Middleton『Middle Class Blues』(2009年)
XL Middleton & Young Sau『There Goes The Neighborhood』(2010年)
XL Middleton『The Hedonistic Album』(2012年)
XL Middleton『Bright Lights Palm Trees』(2012年)
XL Middleton『From the Vaults Vol. 2』(2014年)
XL Middleton『G-Funk Vibes』(2015年)
XL Middleton『Tap Water』(2015年)
XL Middleton + Eddy Funkster『XL Middleton + Eddy Funkster』(2016年)
XL Middleton『All Day We Smash』(2016年)
Zackey Force Funk『Bodyrock Shotgun』(2018年)
XL Middleton『Things Are Happening』(2017年)
XL Middleton『2 Minutes Till Midnight』(2019年)
XL Middleton & Delmar Xavier VII『XL Middleton / Delmar Xavier VII』(2021年)