録音年:1966年
ez的ジャンル:キザ男系天才肌Jazz
気分は... :キマりすぎじゃない!
ゴルフの全米オープン最終日、Tiger Woodsが最終18番で首位に並ぶ執念のバーディー・パットを決めましたね。
そんなTigerの勇姿を見ていたらLee Morganの顔が思い浮かびました...TigerとMorganの顔が似ていると思うのは僕だけでしょうか?
ということで、天才ジャズ・トランペッターLee Morgan(1938-1972年)の4回目の登場です。
本ブログでは、これまで以下の3枚のリーダー作を紹介してきました。
『Lee Morgan Vol.3』(1957年)
『Candy』(1958年)
『The Rumproller』(1965年)
4枚目の作品としてセレクトしたのは『Charisma』(1966年)です。
『The Rumproller』のエントリーの時にも書いたとおり、『Charisma』はMorgan作品のワースト・ジャケ第1位だと思いマス。
キザでちょい悪でカッチョ良いMorganのイメージを著しく損なうジャケだと思いませんか(笑)
このジャケからは、カリスマのような存在感が感じられません!
でも中身はカリスマのタイトルに相応しい内容です!
60年代中期のMorgan作品の中でもピカイチだと思います。
全6曲、捨て曲ナシの充実ぶり。
特にクラブ・ジャズ好きの方にはオススメですよ!
メンバーは、Lee Morgan(tp)、Jackie McLean(as)、Hank Mobley(ts)、Cedar Walton(p)、Paul Chambers(b)、Billy Higgins(ds)の6人。Morgan、McLean、Mobleyの三菅が聴きモノなのですが、このアルバムをカッチョ良さに大きく貢献しているのがBilly Higginsのドラムのような気がします。
「Rainy Night」、「Sweet Honey Bee」以外はMorganのオリジナルです。
全曲紹介しときヤス。
「Hey Chico」
タイトルから想像できる通り、ラテン・タッチのジャズ・ロックです暑い日にはこういった曲がよく似合いますな。思わず枝豆が食べたくなる1曲デス(笑)小粋なWaltonのピアノも好き!
「Somethin' Cute」
個人的なハイライト曲はコレ。クラブ・ジャズ好きの方は気に入るアッパー・チューン。Billy Higginsのハードなドラムにナビゲートされて、Morgan、McLean、Mobleyの三菅が三者三様に見事なソロを聴かせてくれます。またWaltonのピアノが何気にオシャレ!とにかくカッチョ良すぎる1曲です。この1曲だけで十分元が取れるはず!!!
「Rainy Night」
Cedar Walton作のバラード。アッパーな曲でキザにキメてくれるMorganも好きですが、バラードでロマンティックに酔わせてくれるMorganも大好きです。
「Sweet Honey Bee」
クラブ・ジャズ好きの人にはお馴染みのDuke Pearson作品ですね。Pearson自身のヴァージョンも大好きですが、本作ヴァージョンもグッド!ファンキーな演奏で甘い蜜を吸い取ってしまいマス!『Sweet Honey Bee』(1966年)収録のPearsonヴァージョンも近々紹介しますね。
「Murphy Man」
「Somethin' Cute」と並ぶお気に入り曲。三菅のアンサンブルのカッチョ良さを堪能できます。このハードでスウィンギンな雰囲気がたまりません!
「The Double Up」
最後はブルージーに!全体的にハイテンションなアルバムのエンディングを、こういった落ち着いた演奏で締めくくるあたりが心憎いですな。
サッカーEuro2008はグループリーグ3戦目に突入し、ベスト8が決まっていきますね。
昨日の「チェコ対トルコ」は衝撃でした!まさかチェコが逆転負けするとは...世界最高のGKチェフのキャッチミスで同点にされた後、あっという間に逆転されてしまいましたね。サッカーの怖さを思い知りました。
昨日は早朝から昼まで、サッカー(Euro2008)〜ゴルフ(全米オープン)〜バスケ(NBA)と興奮しっぱなしでした。危うく午後一の打ち合わせに遅れるところでした(笑)
今夜も全米オープン〜サッカーEuro2008のハシゴ・パターンになりそうです。
Tiger Woodsのトリプル・グランドスラム達成を楽しみしています。
サッカーは、ドイツが決勝進出を決められるかが見所ですな。多分、大丈夫でしょう。
ところでジャケですが、僕はそんなに嫌いじゃありません(笑)
そりゃReid Milesデザインと比べちゃ酷ですが、時代なりにサイケっぽくて悪くはないかと。
Ann Meiselとかいう女性イラストレーター作ですね。真ん中の円の青い顔はMorgan?全然似てない・・。これならTiger Woodsの方が確かに似てますね(笑)
僕のMorganワーストジャケは「The Sixth Sense」です!
ありがとうございます。
粒揃いの演奏で、最初から最後まで一気に聴けてしまいますね!
> ジャケですが、僕はそんなに嫌いじゃありません(笑)
僕はダメですが、インパクトがあるのは確かですね!
> 僕のMorganワーストジャケは「The Sixth Sense」です!
『The Sixth Sense』は持っていませんが、ご指摘のようにイマイチですね。
被写体としてのMorganの存在感があまり伝わってきません。
『Charisma』のようなインパクトもないし...
でも作品自体には興味があるので、機会があればしっかり聴いてみたいです。
そ、そうか...このジャケットの中身は、Hank MobleyとMaCleanでしたか。
Lee Morganのリーダー作は大分集めたつもりでしたが、大好きなHank MobleyとMaCleanだというのに見逃しておりました! 早速入手せねばっ
ピアノは違いますが、ドラムも同じメンバーの‘Cornbread'は、持っております。
Billy Higginsさん、いいですよね。
そう言えば...Dexter GordonやSonny Clark, Wayne Shorterのお気に入りアルバムは、Billy Higginsさんが叩いていることが多いです。彼のドラムのおかげなのかな?
あっと...
タイガーさん(笑) かわいい童顔系?で、感じが似てますね。言われて気付きましたデス。
ありがとうございます。
> Cornbread'は、持っております。
『Cornbread』もグッドですね!
『Charisma』と録音時期も近く、メンバーも殆ど同じなのでセットで聴くといいかもしれませんね。
> Billy Higginsさんが叩いていることが多いです。
ジャズの作品って、リーダーの名前で購入していても案外サイドメンに惹かれていたというパターンは多いですよね。