2008年06月28日

Goldie『Timeless』

ドラムンベースを世に知らしめた、まさにタイムレスな名盤☆Goldie『Timeless』
Timeless
発表年:1995年
ez的ジャンル:ドラムンベースのパイオニア
気分は... :当時最も刺激的な音でしたな!

珍しくドラムンベースです。
ドラムンベースの帝王Goldieの1stアルバム『Timeless』(1995年)♪

本ブログでドラムンベースを紹介するのはRoni Size & Reprazent『New Forms』以来になります。

Goldie(本名Clifford Joseph Price)は1966年ウォルソール生まれの音楽アーティスト、DJ、グラフィティ・アーティスト。80年代はグラフィティ・アーティストとして活躍し、90年代に入り音楽シーンへ身を投じるようになります。当初はRufige Kru名義で作品をリリースし、「Killa Muffin」、「Krisp Biscuit」、「Darkrider」等ブレイクビーツに新風を吹き込みました。

1994年には自らのレーベルMetalheadzを立ち上げます。その後FFRRとの契約に成功し、1995年に1stアルバム『Timeless』をリリース。音楽シーンに衝撃を与え、多くの人にドラムンベースを認知させました。1998年にリリースした2ndアルバム『Saturnzreturn』には、Noel Gallagher、KRS-Oneらが参加しました。

また、David Bowieと共演した『Everybody Loves Sunshine』(1999年)で映画デビューし、俳優としても活躍するようになります。007シリーズ『The World Is Not Enough』(1999年)、Guy Ritchie監督の『Snatch』(2000年)にも出演しています。

2007年にはRufige Kru名義でのアルバム『Malice In Wonderland』をリリースしています。

まず聴くべきドラムンベースのアルバムと言えば、Goldieの本作『Timeless』(1995年)でしょうね。僕もドラムンベースという未知の音楽を知る道標的アルバムとして、本作と4 Hero『Parallel Universe』(1994年)は当時よく聴きました。

とにかくこのビートが刺激的でした。
ドラムンベースに限らず、この時代のUKブレイクビーツは面白かったですね。

現在のドラムンベース・シーンは全くわからない僕です。
それでもドラムンベース全盛期だった当時のアルバムはたまに聴きたくなります。刺激的なビートとヒンヤリとした空気感のバランスがいいですね。夏場に聴くとクーラー代わりになる音楽なのでは?

『Timeless』を聴いていたら、他のドラムンベース作品も聴きたくなり、CD棚のドラムンベース・コーナーの中からAdam F『Colours』を引っ張り出して聴いています。これがまたいいんだなぁ!今日は1日ドラムンベースで通してみますかな。

Goldieとは全く関係ありませんが、数年前に知人に誘われドラムンベースのイベントへ行きました。アーティスト本人に直筆サインまでしてもらいながら、未だに彼がどんなアーティストなのか全くわかりません(笑)今度調べてみようっと!

全曲紹介しときやす。

「Timeless」
「Inner City Life」、「Pressure」、「Jah」という3曲から成る約21分の大作。 3部構成というより、3曲を織り交ぜて1つの曲に仕上げたというカンジですね。「Inner City Life」、「Jah」はシングルにもなっています。特に「Inner City Life」は、ドラムンベースが単なるダンス・ミュージックではないことを認識できる名曲です。「Jah」は逆にダンス・ミュージックとしてのドラムンベースの骨格がよくわかります。

「Saint Angel」
この刺激的なビートを聴いていると脳内に電波が走るカンジですな。

「State of mind」
ドラムンベース云々を気にせず聴くことができる美しい仕上がりです。

「Sea of tears」
「Inner City Life」と並ぶ本作のハイライト曲だと思いマス。個人的にはダントツNo.1ですね。ドラムンベースという音楽の懐の深さを知ることができるアートな1曲です。12分の美しく感動的かつ刺激的な音世界をご堪能下さい。

「Angel」
メロディアスだし、ドラムンベースを聴かない人にもわかりやすい仕上がりなのでは?

「Sensual」
「Sea of tears」と並ぶ僕のお気に入り。このヒンヤリ感がたまりません。部屋でこの曲を流すだけで室温が数度下がるのでは(笑)。Maze「Twilight」ネタ。

「Kemistry」
タイトルは(Goldieのガールフレンドだった)DJ Kemistryのことなのでしょうね。この曲も大好き!一瞬に輝く美しさと儚さと潔さみたいなカンジが好きです。

「You and me」
優雅な佇まいを持った1曲。フツーにドラマのエンディングやCMなんかで流れていても違和感ないカンジですね。

サッカーEuro2008は決勝カードが決まりましたね。

「ドイツ対スペイン」というのは案外手堅いカードになりました。
ここまで来たら「トルコ対ロシア」の万馬券カードを期待していたのですが(笑)

優勝を意識するあまり、守備的な試合にならないことを期待します。
スペインはセスクを先発で使って欲しいですね。
posted by ez at 11:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック