発表年:1992年
ez的ジャンル:Ariwa系ラヴァーズ
気分は... :すっきりした甘さ!
う〜ん、昨晩は少々飲みすぎて体が悲鳴を上げておりやす。
自業自得ですな...
ということで、今日は体に優しいレゲエのラヴァーズものが聴きたい気分!
そこで1992年にリリースされたラヴァーズ作品Susan Cadogan『Soulful Reggae』をセレクト。
Susan Cadogan(本名:Alison Anne Cadogan)は1951年ジャマイカ・キングストン生まれ。1975年にLee "Scratch" Perryプロデュースによるシングル「Hurt So Good」がUKシングル・チャートTop5に入るヒットとなりました。ちなみに"Susan"という名はLee "Scratch" Perryの思いつきで付けられたものらしいですね。その後、1982年にはSmokey Robinson & The Miracles のカヴァー「Tracks of My Tears」をジャマイカでヒットさせています。
そんなSusan CadoganがUKレゲエ/ダブ・シーンの第一人者Mad ProfessorのAriwaレーベルからリリースしたアルバムが『Soulful Reggae』です。
Ariwaのラヴァーズ作品を紹介するのはKofi『Black...with Sugar』(1989年)に続き2回目になります。
やはり僕にとってラヴァーズと言えば、90年代前半に聴いたAriwaの歌姫たちの印象が強いですね。Kofi『Black...with Sugar』、Susan Cadogan『Soulful Reggae』以外にSandra Cross『Foundation Of Love』(1992年)、Carroll Thompson『The Other Side Of Love』(1992年)あたりも当時の僕の愛聴盤でした。
この頃のAriwaラヴァーズは、どの作品もすっきりした甘さのメロウ&スウィートって感じが好きですね。Mad教授の手腕に脱帽です。
ポピュラー・ヒットやR&Bヒットのカヴァーが中心ですが、オリジナルをご存知の方はラヴァーズへの変容ぶりを楽しむのもいいですよ。
オススメ曲を紹介しときやす。
「Lovers and Strangers」
Carroll Thompson『The Other Side Of Love』にも収録されていた曲。これぞAriwaラヴァーズって感じですね。
「Emotions」
僕の一番のお気に入り曲。Samantha SangがBee GeesのGibb兄弟と共演した1978年のヒット曲カヴァー(Robin Gibb/Barry Gibb作品)。胸キュンのロマンティック・ラヴァーズに仕上がっています。
「La La at the End」
「Emotions」と並ぶお気に入り曲。Little Anthony & The Imperialsのカヴァーです。オリジナル・タイトルは「La La at the End」ですが、コチラは"La"が1つ少ないようですね。メロウで爽快なラヴァーズに仕上がっています。Sandra Cross「Foundation Of Love」あたりと一緒に聴きたくなりますね。
「Always」
この曲もかなり好き。Elaine McKenzieによる1983年作品のカヴァー。Ariwaラヴァースならではのプリティなサウンドがたまりません。
「Say a Little Prayer」
Dionne WarwickやAretha Franklinでお馴染みのBurt Bacharachによる名曲カヴァー。お馴染みの名曲ですがラヴァーズで聴くと、一味違った魅力に出会うことができるかもしれません。
「That Particular Something」
バック・コーラスでも参加しているMaureen Mullings作品。Susan Cadoganのライト・ヴォイスにマッチした爽快なメロウ・チューン。
「Together We Are Beautiful」
Fern Kinneyによる1979のヒット曲カヴァー。いかにもレゲエ・カヴァーって感じが逆に魅力なのでは?
「Let's Stay Together」
説明不要のAl Greenの名曲カヴァー。このカヴァーを聴いていると、この曲ってレゲエ・カヴァーが実にハマる楽曲だと実感できると思いマス。
「Band of Gold」
Freda Payneのヒット曲カヴァー。甘さ控えめのシブい仕上がり。
本作も含めて、前述のKofi『Black...with Sugar』、Carroll Thompson『The Other Side Of Love』は、今年再発されているのでゲットするならば今のうちかも?