2008年07月29日

Coko『Hot Coko』

SWVのリード・シンガーCokoの1stソロ☆Coko『Hot Coko』
HOT COKO
発表年:1999年
ez的ジャンル:美メロ系女性R&B
気分は... :お熱いココはいかが?

"どんな音楽が好きなんですか?"と聞かれると、"ラブリーな音楽"と答えることが多い。

ラブリーな音楽とは...なんて定義めいたことを書くと野暮なので書きません。感覚的にラブリーであればOK!

さて、今日もラブリーな1枚を紹介します。
90年代を代表する女性R&BグループSWVのリード・シンガーCokoがSWV解散後にリリースした1stソロ・アルバム『Hot Coko』(1999年)です。

商業的にはさほど成功したアルバムとは言えませんが、大好きだったSWVのリード・シンガーCokoのソロ・アルバムは、僕にとってはかなり特別なアルバムですね。

En VougueTLCらと共に90年代女性R&Bグループを牽引してきたSWVでしたが、3rdスタジオ・アルバム『Release Some Tension』(1997年)、クリスマス・アルバム『A Special Christmas』(1997年)を最後にグループは解散します。90年代前半に一世を風靡した多くの女性R&Bグループが失速し、Destiny's Childのような新世代女性R&Bグループが台頭してきた時期だけに、SWVの解散も止むなしといったところだったのかもしれません。

そんな中、グループの看板であったCokoのソロ・アルバムがリリースされました。集まった制作陣は、Rodney Jerkins、Brian Alexander Morgan、John Daniels、Michael J. Powell、Damon Thomasといったメンツ。中でもRodney Jerkinsの存在感が目立ちますね。あとはSWV時代からの付き合いとなるBrian Alexander Morganもいい仕事してますねぇ。

"SWV"の看板を背負うことが無くなった分、自然体のキュートなCokoを堪能できるのがいいですね。一方でそれなりにトレンドにも配慮しており、楽しめる内容になっています。

僕としては、キュートな声質のCokoのヴォーカルが聴けるだけで大満足です!
でも、それだけではない内容充実の女性R&Bアルバムに仕上がっていますよ!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Don't Take Your Love Away」
Rodney Jerkins好きにはたまらない"Darkchild"な仕上がりのミッド・グルーヴ。「Sunshine」、「All My Lovin'」と並ぶ僕のお気に入り曲です。このダークで少し不安定な感じが大好き!Rodney Jerkins自身がラップも披露してくれます。

「Sunshine」
シングルにもなった本作のハイライト。彼女の息子Jazz君に捧げられた曲です。そんなCoko自身の思い入れも強い曲のせいか、まさにサンシャインのような希望と明るさが伝わってくるラブリーなミッド・グルーヴに仕上がっています。Rodney Jerkinsプロデュース。

「You and Me」
Rodney Jerkinsプロデュースですが、バロック調サウンドはDarkchild風というよりもShe'kspere風の趣ですな。まぁ、Cokoの声質にはマッチした曲調ですが。

「Bigger Than We」
Brian Alexander Morganプロデュース。SWVファンならば気に入るであろう美メロのミッド・チューンです。こういった美メロ曲をCokoに歌わせたら、僕の胸キュン・メーターがグングン急上昇していきます(笑)

「Triflin'」
Eveのラップをフィーチャー。クール&ダークながらもなかなかキャッチーなミッド・グルーヴに仕上がっています。かなり僕好みの1曲。

「I Ain't Feelin You」
Teena Marie「Behind The Groove」ネタのダークなトラックがいい感じの1曲。ここでもRodney Jerkinsのラップを聴くことができます。

「Everytime」
Brian Alexander Morganプロデュース。美しく感動的なスロウ・チューン。ファンはスケール感の大きなスロウも聴きたいですからね。

「All My Lovin'」
この曲もかなりのお気に入り。胸キュン度かなり高いですっ!Cokoには本曲のような美メロのミディアム・スロウが一番マッチすると思います。Rodney Jerkinsプロデュース。

「If This World Were Mine」
このTyreseとのスウィートなデュエットもハイライトの1曲と言えるでしょうね。Marvin Gaye & Tammi Terrellでお馴染みの曲のカヴァーです。Michael J. Powellプロデュース。

「So Hard to Say Goodbye」
Kevon EdmondsBabyfaceのEdmonds兄弟もバック・コーラスで参加しているラブリーなスロウ。この曲も胸キュン度高いですねぇ。Damon Thomasプロデュース。

「He Be Back」
Missy Elliot & Timbalandの強力コンビ・プロデュースによるボーナス・トラック。アルバム全体の中でいいアクセントとなるボーナス・トラックだと思いマス。

本作から7年後の2006年にゴスペルな2ndアルバム『Grateful』をリリースしています。
posted by ez at 00:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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