発表年:1979年
ez的ジャンル:パパイヤ鈴木系(?)フュージョン/ファンク
気分は... :1000回まで残り...
現在の記事投稿数997
本エントリーを含めてあと4本で本ブログの記事投稿数が1000になります。
これを機会に何回かに渡って、これまでを振り返ってみたいと思います。
本ブログの第1回目の投稿は2005年09月07日でした。
約1年ほど知人のサイトで音楽コラム的なものを書いていたのですが、それを発展させるようなかたちで開設したのが本ブログです。当初はとりあえず100回まで続けよう!くらいの感覚でしたかね。
現在のものに比べて、当初の記事はかなり簡素でしたね。
1回当たりの記事ボリュームを多くすると絶対に続かないと思っていたので、あえてシンプルにまとめようと思っていたのですが...知らぬ間にボリュームが増えてしまいました。
エントリー頻度も当初は2日に1度くらいの更新をイメージしていたのですが、実際には10日中9日は更新している計算になります。これには自分でも驚きですね!俺って結構持続力あるじゃん(笑)
続きはまた明日...
さて、今日はジャズ/フュージョン界のパパイヤ鈴木ことGeorge Dukeの紹介です。2回目の登場になります。
前回はブラジリアン・フュージョン色の強い『A Brazilian Love Affair』(1979年)を紹介しましたが、今回はその1つ前の作品『Follow The Rainbow』(1979年)です。
タイトル曲がR&Bチャートの1位を記録した『Reach for It』(1977年)からR&B/ファンク色を強くしたGeorge Dukeですが、その路線で『From Me to You』(1977年)、『Don't Let Go』(1978年)、『Follow The Rainbow』(1979年)、『Master of the Game』(1979年)といった作品をリリースしていきます。
『Follow The Rainbow』はGeorge Duke自身も語っているように、"EW&Fにインスパイアされた作品"として知られています。
メンバーはGeorge Duke(key、vo)以下、Napoleon Murphy Brock(vo)、Lynn Davis(vo) 、Josie James(vo)、Byron Miller(b)、Charles Icarus Johnson(g)、Ricky Lawson(ds)、Sheila E.(per、vo)といった編成です。それ以外にグループの前メンバーだったLeon "Ndugu" Chancler(ds)、EW&FのギタリストだったRoland Bautiste(g)、Jerry Hey、Larry Williamsのホーン陣などがゲスト参加しています。
ヴォーカル陣を充実させて、EW&F的なアプローチを狙っていたようですね。
フュージョン・アルバムとR&B/ファンク・アルバムの美味しいとこ取りをした作品って感じですね。
1979年は、本作『Follow The Rainbow』、『A Brazilian Love Affair』、『Master of the Game』という3枚の内容充実のアルバムをリリースしており、George Dukeが最も創造力に満ち溢れていた時期と言えるのではないでしょうか。
全曲紹介しときやす。
「Party Down」
いきなりハイ・テンションのEW&F風イケイケ・ファンキー・チューン。みんなで大盛り上がりすること間違いナシの1曲。ヴォーカル陣を充実させた効果が出ていますね。George DukeとBill Champlinの共作というのも興味深いですね。
「Say That You Will」
僕の一番のお気に入り曲。夏にピッタリのメロウ・チューン。EW&F「That's the Way of the World」あたりと一緒に聴きたい気分ですね。
「Funkin' for the Thrill」
この曲もモロにEW&F風の爽快ファンキー・チューン。このライトな感覚が暑苦しくなくていいですね。Byron Miller作品。
「Sunrise」
「Say That You Will」と並ぶお気に入り曲。メロメロ好きにはたまらないサンライズにピッタリな極上スロウです。フュージョンらしいメロウネスが効いています。
「Festival」
Ramsey Lewis「Sun Goddess」を思い切りブラジリアン・フュージョンにした感じの仕上がりです。次作『A Brazilian Love Affair』につながる曲ですね。
「I Am for Real」
この曲はP-Funk風の仕上がりです。お行儀の良いP-Funkって感じですかね。グループの中心メンバーであるByron Millerのベースがサイコーにカッチョ良いですね。
「Straight from the Heart」
サマー・ブリーズな雰囲気がいい感じのメロウ・グルーヴ。シンセ・ソロも聴けて、ある意味とってもGeorge Dukeらしい仕上がりなのでは
「Corine」
この曲はジャズ/フュージョンらしいメロウ・チューンですね。ダイノマイ・ピアノ&ミニ・ムーグの音色が実に印象的ですね。
「Pluck」
重心の低いミッド・ファンク。ライト・チューンが多い中でこの重さはいいアクセントになっています。ここでもByron Millerのベースがグッドです。
「Follow the Rainbow」
タイトル曲はGeorge Dukeの短いシンセ・ソロ。
George Dukeについては、僕のコレクションもかなり歯抜け状態なので、ぼちぼち充実させたいですね。