2008年08月05日

Santana『Santana』

ラテン・ロックの雄、衝撃のデビュー作☆Santana『Santana』♪
Santana
発表年:1969年
ez的ジャンル:元祖ラテン・ロック
気分は... :1000回まで残2本...

現在の記事投稿数999

本ブログのこれまでを振り返る3回目。

よく周囲から"あのパターンで毎日記事書くの大変でしょ!ちゃんと仕事しているの?"と疑惑の目で見られながら尋ねられます。

実際、記事作成にそれなりの時間を割いているのですが(笑)

僕の場合、1〜2週間単位で紹介する作品のリストを予め作成しておきます。そして、仕事や他のプライベートの合間を見つけて、リストアップした作品に関する情報収集を行ったり、言いたいことを事前にメモ程度に整理しておきます。言わば、記事の仕掛品を多数用意しておくって感じですかね。

そして、その時の気分や年代・ジャンルの順番を考慮しながら投稿する記事を決めて、仕掛品を完成品に仕上げるというのが流れですね。その日に思い立って、全くゼロから記事作成することもありますが、エラく時間がかかるし、投稿し終わった後にどっと疲れますね。

何事も事前準備が大切ですな。

続きはまた明日...

さて、今日はSantanaの3回目の登場です。

『Festival』(1976年)、『Borboletta』(1974年)に続き紹介するのはデビュー・アルバム『Santana』(1969年)です。

過去2作品に続き夏の投稿になります。
僕の潜在意識の中に"Santanaは夏に聴かなきゃ!"みたいなものがあるのでしょうね。単純ですな(笑)

これまで紹介した『Festival』『Borboletta』といったアルバムは、必ずしもSantanaの代表作とは言えないかもしれませんね。

やはりSantanaの代表作と言えば、強烈にラテン・ロックしている1st『Santana』(1969年)、2nd『Abraxas』(1970年)ですよね。

僕の場合、昔はラテン・ロックしている初期作品ばかり聴いていたのですが、ある時期から『Welcome』(1973年)、『Borboletta』(1974年)、『Festival』(1976年)といった評論家がB級作扱いするアルバムを好んで聴くようになっていました。

今年の夏は久々に『Santana』『Abraxas』『Santana III』(1971年)という初期作品を聴いています。最近はサルサ、ラテン・ジャズ作品を聴く機会が多く、そうした流れでラテン・ロックを聴きたい気分なのかもしれません。

初期3作品の中でも、今日紹介するデビュー作『Santana』の持つパワーは際立っている気がします。

1969年8月のウッドストックへの出演をはじめ、デビュー前から注目を集めていた"噂のスーパー・グループ"だったようですが、その期待を裏切らないインパクトのあるデビュー作ですよね。商業的にも全米アルバム・チャート第4位となり、大成功を収めました。

当時のシングル(国内盤)には、"火を吹くラテン・ファイヤー"というコピーが使われていたようですが、まさにラテン・ファイヤーって感じのアルバムですね。

1stアルバム時点のメンバーは、Carlos Santana(g、vo)、Gregg Rolie(key、vo)、David Brown(b)、Michael Shrieve(ds)、Jose 'Chepito' Areas(per)、Michael Carabello(per)の6人。

Santanaと言えば、Carlos Santanaのワンマン・バンドのような印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、本作ではCarlos Santana以上に他メンバーの存在感が強烈です。特に3人のパーカッション隊が目立っているのがいいですね。Gregg Rolieのオルガンもかなりカッチョ良いです!

リアルタイムでこのデビュー作を聴いていたら、かなりの衝撃を受けたであろうと思います。

全曲紹介しときやす。

「Waiting」
オープニングは小手調べといった感じのインスト。Gregg Rolieのオルガンがえらくキマっていますね!ジワジワ高揚してくる感じがいいですね。

「Evil Ways」
アルバムからの2ndシングルとして全米ポップ・チャート第9位のヒットとなりました。いかにもラテン・ロックといった感じのキャッチーな仕上がりです。終盤で抑えていたものを吐き出すようにヒートアップしていく感じがいいですね。Mellow Man Ace「Mentirosa」のサンプリング・ネタにもなっています。

「Shades of Time」
個人的にはかなり好きな1曲。ラテン・ロックの持つ哀愁感とラテン・ファイヤーなハイ・テンション感を堪能できます。各メンバーがバランス良くフィーチャーされているのもいいですね。

「Savor」
「Shades of Time」からシームレスに続く、ハイ・テンションなインスト。パーカッション隊とオルガンのバトルって感じがサイコーです。

「Jingo」
本作のハイライトと言えば、この曲で決まりでしょう。ナイジェリアのパーカッション奏者Babatunde Olatunjiの作品ですが、この曲と言えばSantanaというイメージですよね。ラテンとアフリカが融合したようなリズムには、不思議な魔力がありますね。Carlos Santanaのギターもテンション高いです!シングルにもなりました。

「Persuasion」
ラテンとブルース・ロックの融合という感じですね。個人的にはThe Spencer Davis Groupあたりとセットで聴きたい気分!「説得」という邦題はテンション下がりますね(笑)

「Treat」
Gregg Rolieのピアノをフィーチャーしたラテン・チューン。

「You Just Don't Care」
あまりラテンしていないブルース・ロック・チューン。Carlos Santanaのギターを堪能できます。

「Soul Sacrifice」
「Jingo」と並ぶ本作のハイライト曲。僕の場合、パーカッション隊とオルガンが目立っている楽曲が好きなのかも(笑)

個人的には本作とライブ・アルバム『Live At The Fillmore '68』を比べて聴くと面白いと思います。『Live At The Fillmore '68』は、パーカッション隊の3人が加わる前のライブを収めたものであり、「Jingo」、「Soul Sacrifice」、「Persuasion」等の演奏を堪能できます。

次回はいよいよは1,000回目の投稿となります。

今日は鰻食べてスタミナつけようっと!
posted by ez at 15:36| Comment(4) | TrackBack(0) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おばんです。毎日、お暑つうございます。

「Soul Sacrifice」のライブ版はカッコイイと思います。
映画のウッドストックでのライブはインパクトありましたね。
グレッグ・ローリーのハモンドB3は、なかなかカッコイイです。
Posted by asm at 2008年08月06日 00:13
いつも、というかロック系の記事のときは拝見させて頂いてます。
やはりこれだけの記事を書かれるには、入念な下準備をされてるんですね。
行き当たりばったりで書いてる自分が恥ずかしくなりました。
ちょっと早いですが、1,000回おめでとうございます。
Posted by yasu at 2008年08月06日 10:55
☆asmさん

ありがとうございます。

> 映画のウッドストックでのライブはインパクトありましたね。

そうですね。スタジオ作以上にライブの方がインパクトあるかもしれませんね。
久々に映画が観たくなりました。

> グレッグ・ローリーのハモンドB3は、なかなかカッコイイです。

本作におけるGregg Rolieのハモンドやパーカッション隊の格好良さは際立っていますね。
Posted by ez at 2008年08月06日 14:47
☆yasuさん

ありがとうございます。

僕の場合、自分自身で時間をコントロールしやすい環境にあるため、今のスタイルで記事投稿できているのだと思います。

記事の書き方、プロセスには、いろいろなスタイルがあって良いと思います。
無理なく継続でき、自分自身が楽しめるスタイル、ペースで書くことが大切なのでは?

お互いブロガー・ライフを楽しみましょうね!
Posted by ez at 2008年08月06日 14:50
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