発表年:1969年
ez的ジャンル:元祖ラテン・ロック
気分は... :1000回まで残2本...
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本ブログのこれまでを振り返る3回目。
よく周囲から"あのパターンで毎日記事書くの大変でしょ!ちゃんと仕事しているの?"と疑惑の目で見られながら尋ねられます。
実際、記事作成にそれなりの時間を割いているのですが(笑)
僕の場合、1〜2週間単位で紹介する作品のリストを予め作成しておきます。そして、仕事や他のプライベートの合間を見つけて、リストアップした作品に関する情報収集を行ったり、言いたいことを事前にメモ程度に整理しておきます。言わば、記事の仕掛品を多数用意しておくって感じですかね。
そして、その時の気分や年代・ジャンルの順番を考慮しながら投稿する記事を決めて、仕掛品を完成品に仕上げるというのが流れですね。その日に思い立って、全くゼロから記事作成することもありますが、エラく時間がかかるし、投稿し終わった後にどっと疲れますね。
何事も事前準備が大切ですな。
続きはまた明日...
さて、今日はSantanaの3回目の登場です。
『Festival』(1976年)、『Borboletta』(1974年)に続き紹介するのはデビュー・アルバム『Santana』(1969年)です。
過去2作品に続き夏の投稿になります。
僕の潜在意識の中に"Santanaは夏に聴かなきゃ!"みたいなものがあるのでしょうね。単純ですな(笑)
これまで紹介した『Festival』、『Borboletta』といったアルバムは、必ずしもSantanaの代表作とは言えないかもしれませんね。
やはりSantanaの代表作と言えば、強烈にラテン・ロックしている1st『Santana』(1969年)、2nd『Abraxas』(1970年)ですよね。
僕の場合、昔はラテン・ロックしている初期作品ばかり聴いていたのですが、ある時期から『Welcome』(1973年)、『Borboletta』(1974年)、『Festival』(1976年)といった評論家がB級作扱いするアルバムを好んで聴くようになっていました。
今年の夏は久々に『Santana』、『Abraxas』、『Santana III』(1971年)という初期作品を聴いています。最近はサルサ、ラテン・ジャズ作品を聴く機会が多く、そうした流れでラテン・ロックを聴きたい気分なのかもしれません。
初期3作品の中でも、今日紹介するデビュー作『Santana』の持つパワーは際立っている気がします。
1969年8月のウッドストックへの出演をはじめ、デビュー前から注目を集めていた"噂のスーパー・グループ"だったようですが、その期待を裏切らないインパクトのあるデビュー作ですよね。商業的にも全米アルバム・チャート第4位となり、大成功を収めました。
当時のシングル(国内盤)には、"火を吹くラテン・ファイヤー"というコピーが使われていたようですが、まさにラテン・ファイヤーって感じのアルバムですね。
1stアルバム時点のメンバーは、Carlos Santana(g、vo)、Gregg Rolie(key、vo)、David Brown(b)、Michael Shrieve(ds)、Jose 'Chepito' Areas(per)、Michael Carabello(per)の6人。
Santanaと言えば、Carlos Santanaのワンマン・バンドのような印象をお持ちの方もいるかもしれませんが、本作ではCarlos Santana以上に他メンバーの存在感が強烈です。特に3人のパーカッション隊が目立っているのがいいですね。Gregg Rolieのオルガンもかなりカッチョ良いです!
リアルタイムでこのデビュー作を聴いていたら、かなりの衝撃を受けたであろうと思います。
全曲紹介しときやす。
「Waiting」
オープニングは小手調べといった感じのインスト。Gregg Rolieのオルガンがえらくキマっていますね!ジワジワ高揚してくる感じがいいですね。
「Evil Ways」
アルバムからの2ndシングルとして全米ポップ・チャート第9位のヒットとなりました。いかにもラテン・ロックといった感じのキャッチーな仕上がりです。終盤で抑えていたものを吐き出すようにヒートアップしていく感じがいいですね。Mellow Man Ace「Mentirosa」のサンプリング・ネタにもなっています。
「Shades of Time」
個人的にはかなり好きな1曲。ラテン・ロックの持つ哀愁感とラテン・ファイヤーなハイ・テンション感を堪能できます。各メンバーがバランス良くフィーチャーされているのもいいですね。
「Savor」
「Shades of Time」からシームレスに続く、ハイ・テンションなインスト。パーカッション隊とオルガンのバトルって感じがサイコーです。
「Jingo」
本作のハイライトと言えば、この曲で決まりでしょう。ナイジェリアのパーカッション奏者Babatunde Olatunjiの作品ですが、この曲と言えばSantanaというイメージですよね。ラテンとアフリカが融合したようなリズムには、不思議な魔力がありますね。Carlos Santanaのギターもテンション高いです!シングルにもなりました。
「Persuasion」
ラテンとブルース・ロックの融合という感じですね。個人的にはThe Spencer Davis Groupあたりとセットで聴きたい気分!「説得」という邦題はテンション下がりますね(笑)
「Treat」
Gregg Rolieのピアノをフィーチャーしたラテン・チューン。
「You Just Don't Care」
あまりラテンしていないブルース・ロック・チューン。Carlos Santanaのギターを堪能できます。
「Soul Sacrifice」
「Jingo」と並ぶ本作のハイライト曲。僕の場合、パーカッション隊とオルガンが目立っている楽曲が好きなのかも(笑)
個人的には本作とライブ・アルバム『Live At The Fillmore '68』を比べて聴くと面白いと思います。『Live At The Fillmore '68』は、パーカッション隊の3人が加わる前のライブを収めたものであり、「Jingo」、「Soul Sacrifice」、「Persuasion」等の演奏を堪能できます。
次回はいよいよは1,000回目の投稿となります。
今日は鰻食べてスタミナつけようっと!
「Soul Sacrifice」のライブ版はカッコイイと思います。
映画のウッドストックでのライブはインパクトありましたね。
グレッグ・ローリーのハモンドB3は、なかなかカッコイイです。
やはりこれだけの記事を書かれるには、入念な下準備をされてるんですね。
行き当たりばったりで書いてる自分が恥ずかしくなりました。
ちょっと早いですが、1,000回おめでとうございます。
ありがとうございます。
> 映画のウッドストックでのライブはインパクトありましたね。
そうですね。スタジオ作以上にライブの方がインパクトあるかもしれませんね。
久々に映画が観たくなりました。
> グレッグ・ローリーのハモンドB3は、なかなかカッコイイです。
本作におけるGregg Rolieのハモンドやパーカッション隊の格好良さは際立っていますね。
ありがとうございます。
僕の場合、自分自身で時間をコントロールしやすい環境にあるため、今のスタイルで記事投稿できているのだと思います。
記事の書き方、プロセスには、いろいろなスタイルがあって良いと思います。
無理なく継続でき、自分自身が楽しめるスタイル、ペースで書くことが大切なのでは?
お互いブロガー・ライフを楽しみましょうね!