2008年08月24日

Warren G.『Regulate...G Funk Era』

G-Funkを代表する1枚!哀愁メロウ満載☆Warren G.『Regulate...G Funk Era』
レギュレイト・・・Gファンク・エラ
発表年:1994年
ez的ジャンル:ウェッサイ系メロウG-Funk
気分は... :五輪もラストですな

G-Funkを代表するプロデューサー/ラッパーWarren G.の2回目の紹介です。

前回の3rdアルバム 『I Want It All』(1999年)に続き紹介するのは、デビュー・アルバム『Regulate...G Funk Era』(1994年)です。

Debarge「I Like It」大好きの僕としては、「I Like It」ネタのタイトル曲を紹介したいが故に『I Want It All』を先に紹介しましたが、Warren G.の代表作と言えば、やはりこのデビュー作『Regulate...G Funk Era』ですよね。

Hip-Hopファンならばご存知の通り、『Regulate...G Funk Era』Dr. Dre『The Chronic』(1992年) 、Snoop Doggy Dogg『Doggystyle』(1993年)と並び、G-Funkを代表するアルバムです。ただし、『The Chronic』『Doggystyle』とは異なりメロウな聴き易さを持っているので、Hip-Hopファン以外の支持も多い作品かもしれませんね。

僕の場合も同様で、この3枚は全て持っていましたが『The Chronic』、『Doggystyle』よりは『Regulate...G Funk Era』を聴く機会が圧倒的に多かったですね。そもそも僕はギャングスタ・ラップが苦手であり、Dr. DreのいたN.W.A.なんて当時は全く興味の対象外でした(笑)

そんな中で、Dr. Dreの弟(異父兄弟)であり、Snoop Dogg、Nate Doggとグループ(213)を組んでいたWarren G.が、このようなメロウなアルバムをリリースしたのは意外でしたね。僕のように「G-Funk=ギャングスタ・ラップ」のイメージしか持っていなかった人にとっては、かなり新鮮に聴こえたのでは?

「Regulate」「Do You See」「This D.J.」というシングル3曲を中心にアルバムを貫くレイドバックした哀愁感/メロウネスが魅力ですね。最初は大ネタ使いに多少の違和感を覚えたりもしたのですが、今は全く気になりません。

Hip-Hop嫌いの貴方へ是非!

オススメ曲を紹介しときやす。

「Regulate」
クラシック1曲目。全米ポップ・チャート第2位となった大ヒット・シングル。213時代の盟友Nate Doggがヴォーカルで参加しています。Michael McDonald「I Keep Forgettin' (Every Time You're Near」をサンプリングしたトラックが印象的ですよね。最初はこのわかりやすさに戸惑ったものですが(笑)2Pacが出演していたバスケ映画『Above the Rim』(1994年)のサントラにも収録されています。

「Do You See」
クラシック2曲目。先日のお盆特別企画『Juicy Fruitネタ10選』でも紹介した通り、Mtume「Juicy Fruit」のビートにJunior「Mama Used To Say」のサンプリングを上モノとしてのっけています。Warren G.らしいレイドバック感が漂っています。シングル・カットもされました。

「Recognize」
The Twinzをフィーチャー。サンプリングを使用しなくとも素晴らしいトラックを作ることができることを証明してくれます。

「Super Soul Sis」
Jah-Skilzをフィーチャー。One Way「Don't Stop (Ever Loving Me)」ネタ。

「So Many Ways」
DewayneとLady Leviをフィーチャー。哀愁メロウとファンクネスがうまくバランスしたトラックがいいですな。

「This D.J.」
クラシック3曲目。全米ポップ・チャート第9位となったヒット・シングル。個人的にはアルバムで一番のお気に入り。Midnight Star「Curious」ネタのトラックがサイコーです。まさにウェッサイらしい哀愁メロウなのでは?

「This Is the Shack」
The Dove Shackのヴォーカルをフィーチャー。シングル3曲を除くと、この曲が一番好きかなぁ。レイドバックしたスムース感がたまりません。Lou Donaldson「Ode To Billie Joe」ネタ。

「What's Next」
Lil. Malikをフィーチャー。トラックばかりが気になる曲が多い中、本曲に限っては達者なフロウに惹かれますな。

「And Ya Don't Stop」
哀愁チカーノ・タッチがいいですね。このあたりもウェッサイらしいのでは?Don Julian「Janitizio」ネタ。 

「Runnin' Wit No Breaks」
Jah-Skilz、The Twinzをフィーチャー。長年The Dramaticsのバックを務めていたTony Greenのシブいベースがグッド!Les McCann & Eddie Harris「Go On and Cry」ネタ。

いよいよ五輪もラストですね。
たった今男子バスケの決勝「アメリカ対スペイン」が始まったところです。今回のアメリカ・チームは本気モード&準備万全&国際ルールへ順応済みなので大丈夫でしょう!

指揮官が"野球が不思議でしょうがない"なんて信じられないコメントをしていた、どこかの国の"最強(???)"と称するひ弱な野球チーム"も見習うべきでは?
posted by ez at 15:39| Comment(2) | TrackBack(0) | 1990年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
二回目のコメントがG-Rapとは自分でも予想外です。Reugulateのあのゆるい感がまた良い感じなんですよね。G-Rapはメロウ感があるので好きでしたよ。
Posted by milkwood at 2008年08月24日 23:30
☆milkwoodさん

ありがとうございます。

> Reugulateのあのゆるい感が

そうですね。ユルさが魅力ですね。
正直、僕もウェッサイ系やG-Funk系はあまり聴かないのですが、
この人の大ネタ曲は今でも聴きたくなりますね。
Posted by ez at 2008年08月25日 01:14
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