2005年12月15日

The Jimi Hendrix Experience『Axis: Bold As Love』

天才Jimiの作品中一番のお気に入りアルバム☆The Jimi Hendrix Experience『Axis: Bold As Love』
アクシス:ボールド・アズ・ラヴ
発表年:1967年
ez的ジャンル:天才ギタリストによる実験的アルバム
気分は... :ジミだけどハデだぜぃ...つまんねぇ(;一一)

Jimi Hendrix(1942-1970年)は、言うまでもなくギターというかロックの革命児であり天才である。

中学生になって本格的に洋楽に興味を持ちはじめたのと同時に、60年代のロック史を調べ始めたので、Jimi Hendrixが伝説のロックギタリストであるという認識はあった。そんな流れで、ギターの背面弾き、歯弾き、ギターに火をつけて燃やす姿、ウッドストック・フェスティバルでの「Star Spangled Banner(星条旗よ永遠なれ)」といったJimiのパフォーマンスの情報が、音より先にインプットされてしまった。結果、アルバムをキチンと聴いていないのに聴いた気分になってしまい(有名曲は知っていたものの)、そのまま長い間過ごしてきてしまった。

あと、Eric ClaptonやThe Whoのファンだった僕は、サイケ時代の革新的グループであれば、ClaptonのいたCreamを好み、ライブ・パフォーマンスならばThe Whoがイチバンだと思っていたので、余計にJimiを聴く機会を逃していたのかも?

ということで、僕がJimiのアルバムをキチンと聴いたのは、恥ずかしい話だけどCD時代になってからだ。自分がこんなに素晴らしいマストアイテムを長い間遠ざけてきたことをホント後悔しやシタ。ギタープレイ云々を抜きにして、単純にカッチョ良い音楽として楽しめるもんね。

特に、ロックよりもR&B/Hip-Hopを好んで聴くようになって以降の方が、Jimiのカッチョ良さにハマるようになった気がするなぁ。昔はロックアーティストという固定観念があったけど、改めて聴くとJimiの音楽はロック、ジャズ、ブルース、ソウル、ファンクといったさまざまな音楽を消化した“Jimi Hendrix”という独自の世界だもんね。

JimiがNoel Redding(b)、Mitch Mitchell(ds)と組んだトリオExperience時代の3枚のアルバム、『Are You Experienced』(1967年)、『Axis: Bold As Love』(1967年)、『Electric Ladyland』(1968年)はどれもマストアイテムだと思うけど、個人的に一番のお気に入りは『Axis: Bold As Love』っす。

何か一番音がカラフルで、キャッチーなカンジがするねっ!エフェクトを駆使し独特のサウンドをクリエイトすることに成功していると思いマス。

オススメ曲を紹介しときやす。

「Up From The Skies」
Jimiの印象的なワウワウ・ギターが堪能できるナンバー。Mitchのブラシによ控え目だけどる軽快なシャッフルビートも心地良いっす。

「Spanish Castle Magic」
ワイルドでへヴィーなJimi独特の世界を堪能できるナンバー。このダイナミックさは何なんだろうね!

「Wait Until Tomorrow」
ギター・カッティングがカッチョ良いキャッチーなサイケ風味のナンバー。

「Ain't No Telling」
2分にも満たない短い曲なんだけど、めちゃめちゃカッチョ良い曲っす。アルバムで一番スキかも?Jimiのギターは勿論のこと、Mitchのドラミングも見逃せません。

「Little Wing」
Jimiがソングライティング面でも才能があることを示した名曲の誉れ高いバラード。ClaptonもDerek & The Dominos『Layla & Other Assorted Love Songs』でカバーしてマス。

「If 6 Was 9」
とってもサイケでドラッギーなナンバー。Todd Rundgrenも『Faithful』の中でカバーしてます。ひねくれポップ職人Toddがカバーするのが納得できる実験的な曲。

「You Got Me Floatin'」
「Ain't No Telling」と同様に、タイトな演奏が純粋にカッチョ良いナンバー。

「Castles Made Of Sand」
ギターの逆回転録音も駆使したサイケなナンバー。聴くたびにいろんな発見がある不思議な曲っす。

「Little Miss Lover」
70年代のハードロックを先取りしたようなナンバー。今は亡きプロレスラー、ブルーザー・ブロディのテーマ曲にもなってたLed Zeppelinの名曲「Immigrant Song」のドラミングは、この曲から影響を受けているって記事を読んだことがある。そう言われてみれば、そんな気もするね。

「Bold As Love」
前半の哀愁のバラードから後半は一転実験的でスペイシーな展開となるパワフルなタイトル曲。特に後半部分はわけわかんないけどスゴすぎデス。

実はこのアルバムは先に挙げた3枚のアルバム中一番最後に購入した。どうもジャケットに抵抗感があったのかも?先入観はホントいけませんな。
posted by ez at 02:29| Comment(0) | TrackBack(1) | 1960年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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