2008年10月05日

Jesse Colin Young『Light Shine』

思わず微笑んでしまう爽快感が魅力☆Jesse Colin Young『Light Shine』
Light Shine
発表年:1974年
ez的ジャンル:微風系SSW
気分は... :スマイルは大事だね

今日は心のリセットをしたい気分

そんな状況で手にしたのはスマイルが印象的なこのアルバム...
ということで、Jesse Colin Young『Light Shine』(1974年)です。

Jesse Colin Young(本名Perry Miller)は1941年N.Y.生まれの男性シンガーソングライター。

1964年『The Soul of a City Boy』でソロ・デビュー。その後ボストンでYoungbloodsを結成。拠点をサンフランシスコに移した後、1969年に「Get Together」が全米ポップチャート第5位のヒットとなりました。

『High on a Ridgetop』(1972年)を最後にYoungbloodsは解散し、Jesse Colin Youngは本格的なソロ活動に入ります。そして、『Song for Juli』(1973年)、『Light Shine 』(1974年)、『Songbird』(1975年)、『On the Road』(1976年)、『Love on the Wing』(1977年)とコンスタントにアルバムをリリースしました。

Youngbloodsについては、これまで『Elephant Mountain』(1969年)、『RIde The Wind』(1971年)の2枚を紹介してきましたが、Jesse Colin Youngの紹介は初めてとなります。

というかJesse Colin Youngのソロで所有しているのは『Light Shine 』だけなんですよね。『Song for Juli』『On the Road』あたりもぜひゲットしたいのですが(泣)

さて『Light Shine 』ですが、ジャケにおけるJesseの笑顔が全てを物語っているように思います。

Jesse Colin Young以下、Jeff Myer(ds、per)、Scott Lawrence(key)、Kelly Bryan(b)、Jim Rothermel(s、fl、cla)、妻Suzi Youngという6名のツアー・メンバーを中心にレコーディングが行われており、気心知れたメンバーとのアットホームで一体感ある演奏を楽しむことができます。

Youngbloodsもそうでしたが、微風のような爽やかさを持った歌とサウンドがいいですよね。このホッとさせてくれる感じが大好きです。

全曲紹介しときやす。

「California Suite: California Child」
「California Child」、「Grey Day」、「Light Shine」という冒頭の3曲(オリジナルLPのA面)は"California Suite"という組曲になっています。
「California Child」はタイトルの通り、カリフォルニアで生まれた子供たちへの思いを綴った1曲。前作『Song for Juli』の裏ジャケには愛娘Juliちゃん、本作の裏ジャケには愛息Cheyenne君を登場させている子煩悩なパパらしい1曲なのでは?多分、Cheyenne君の名前ってCheyenne族(アメリカの先住民族)から付けたものなのでしょうね。

「California Suite: Grey Day」
シスコ特有の曇り空と霧について歌った、いかにも組曲って感じの大作。CDではPt.1とPt.2に分かれて収録されています。Pt.1はフルートとギターの絡みがいい感じの"曇った"メロウ・サウンドに仕上がっています。Pt.2はサックス、ピアノさらにはスティール・ドラムらも加わったジャズ風の小粋な仕上がりです。

「California Suite: Light Shine」
タイトル曲は元々『Good & Dusty』(1971年)に収録されていた曲ですね。"内なる光を輝かせよう"という力強いメッセージが歌われています。テンポアップする後半の盛り上がりがいい感じです。

「Pretty and the Fair」
名曲「Get Together」と似た雰囲気を持った仕上がりです。コンガの響きが心地好いですね。

「Barbados」
西インド諸島のバルバドスについて歌ったものです。なので仕上がりもカリブ風...フルートやスティール・ドラムも加わり開放的な仕上がりです。

「Motorcycle Blues」
バイク好きのJesseらしい曲なのでは?Jesse自身が楽しんでいる様子が伝わってきます。

「The Cuckoo」
カッチョ良いファンキー・グルーヴ。歌の内容はかなり辛辣なのでは?

「Susan」
奥方Suziについて歌ったラブ・ソング。爽やかなライト・グルーヴに仕上がっています。

気分をリセットしたら、あとひと踏ん張りしてみよう。
posted by ez at 14:16| Comment(2) | TrackBack(0) | 1970年代 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Cypressからの「The Highway Is For Heroes」('87)もひじょうにいいアルバムですよ。
Posted by Masato at 2008年10月06日 02:27
☆Masatoさん

ありがとうございます。
80年代以降の作品はノーチェックでしたので、機会があればぜひ聴いてみたいですね。
Posted by ez at 2008年10月06日 03:59
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