発表年:2008年
ez的ジャンル:西海岸系Hip-Hop
気分は... :何とか踏ん張った!
海外スポーツ大好きの僕ですが、目下の一番の関心事はNFL(アメフトのプロリーグ)です。
昨シーズンは地区最下位に甘んじた我がマイアミ・ドルフィンズが、今シーズンは第13週が終わった時点でプレイオフの可能性が残っている位置で踏ん張っています。激戦のAFC東地区ですが、逆に混戦模様になった方がドルフィンズにチャンスが巡ってくる気がします。
今日はHip-Hopファン注目の1枚。
Mursのメジャー・デビュー作『Murs For President』です。
Murs(本名Nick Carter)は1978年生まれのラッパー。MursとはMaking Underground Raw Shitの略称らしいです。
1996年頃から西海岸インディー・Hip-Hopシーンで活動を開始し、これまでソロ作品以外にSlugや9th Wonderとのコラボ・アルバムもリリースしています。
また、オークランド、ベイエリアのアーティスト集団The Living Legendsのメンバーでもあり、Living Legends名義や同じLiving LegendsのメンバーであるScarub、Elighと組んだユニット3 Melancholy Gypsys名義でも作品をリリースしています。
長年インディー・シーンで活躍してきたMursでしたが、今回Warner Brothersと契約し、遂にメジャー作品をリリースしました。Will.I.AmやSnoop Doggといった大物ゲストが参加しているあたりもメジャー作品ならではでしょうか。
本作がリリースされる直前にコラボ第3作『Sweet Lord』をリリースしたばかりの9th Wonderをはじめ多彩なプロデューサー達が起用されています。
全体的に吹っ切れた痛快なHip-Hopアルバムに仕上がっています。
Kanye West、Common等の大物作品が続々とリリースされますが、こういった作品も聴き逃さないでくださいね。
オススメ曲を紹介しときやす。
「I'm Innocent」
9th Wonderプロデュース。Common「Testify」でもお馴染みHoney Cone「Innocent 'Til Proven Guilty」ネタのソウルフルなトラックに合わせて、Mursも粘っこいフロウを聴かせてくれます。
「Lookin' Fly」
Will.I.Amをフィーチャー。Al Hirt「Theme from Green Hornet」ネタの軽快なトラックが印象的です。Keith Harris & Will.I.Amプロデュース。
「The Science」
僕の一番のお気に入り曲。妖しいフルートの調べとMursのラップの絡み具合がサイコーです!DJ Quikのスクラッチ入りです。Scoop DeVilleプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=kfwH0D9ZiF4&feature=related
「Can It Be (Half a Million Dollars and 18 Months Later) 」
Michael Jackson「I Wanna Be Where You Are」ネタで注目の1曲。Michael Jacksonの声ネタを大胆に使ったトラックは反則技ですね(笑)Scoop DeVilleプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=da8VvgCJNT8
「Everything」
James Blunt「I'll Take Everything」を大胆にサンプリングしたトラックに合わせて、Mursが印象的なフロウを聴かせてくれます。LT Moeプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=mcGVuT8btqw&feature=related
「Sooo Comfortable」
エキゾティック&エレクトロなトラックがいい感じです。Josef Leimbergプロデュース。このダラダラした感じが大好き!
「Time Is Now」
Snoop Doggをフィーチャーした話題曲。SnoopはNiggaracciとしてプロデュースも手掛けています。MursとSnoopのマイクリレーに、小洒落たピアノのループとLatoiya Williamsの女声ヴォーカルがいい感じで絡んできます。ゴスペル・タッチのコーラス隊もいい感じです。
http://jp.youtube.com/watch?v=dNe5TmYdfpA
「Think You Know Me」
チープなファンク調トラックがMursのラップを際立たせていい感じです。Nottzプロデュース。The Originals「Moment Of Truth」ネタ。
「Me and This Jawn」
Isley Brothers「For the Love of You(Part1 & 2)」ネタ。「For the Love of You(Part1 & 2)」ネタというだけで僕は満足です(笑)Nottzプロデュース。
http://jp.youtube.com/watch?v=GlcCRfZwI9s&feature=related
「Love and Appreciate II」
Tyler Woodsをフィーチャーした9th Wonderプロデュース曲。Freda Payne「Now Is the Time to Say Goodbye」をサンプリングしたソウルフル・トラックにグッときます。
「A Part of Me」
Terrace Martinプロデュース。哀愁のピアノ・ループとロック・テイストのギターが印象的です。Mursのラップにも力が入っていますな。
http://jp.youtube.com/watch?v=pBLAc01k8kI&feature=related
「Break Up (The OJ Song)」
Anthony Hamilton「Charlene」ネタの早回しトラックに合わせて、Mursの巧みなフロウを堪能できます。
関連して久々にAnthony Hamilton「Charlene」を聴きたくなりました。
Anthony Hamilton「Charlene」
http://jp.youtube.com/watch?v=Jst0qnDhQRw
「Breakthrough」
ラストは9th Wonderプロデュース曲。9th WonderのキャッチーなトラックとMursのラップは相性バッチリですね。The Main Ingredient「Just Once」ネタ。
http://jp.youtube.com/watch?v=xYFzwQbCGFQ
Hip-Hopアルバムで言えば、個人的にはEPMDの復活作『We Mean Business』も楽しみにしています。
接戦が多いのですが、昨季と違い
大事な場面でいいプレイが飛び出しているようで嬉しいです。
Mursは初めて聞きましたがいいですね。
すぐに視聴できるようになったのでとても便利です!
ありがとうございます。
ドルフィンズは残り4戦頑張って欲しいですね。
3連勝で最終ジェッツ戦に臨めることを期待しています。
ドルフィンズ、ジェッツ、ペイトリオッツ共にビルズとの対戦を残しており、ビルズの戦いぶりがAFC東地区の鍵を握っている気がしています。
熱烈にイルカ軍団を応援しましょう!