発表年:1976年
ez的ジャンル:EW&F系女性R&Bグループ
気分は... :1103回目
いつも100回単位の記事投稿を1つの区切りとしているのですが、気付いたら1100回目の投稿が過ぎてしまい今日が1103回目となります。
よく周囲から"あのスタイルで記事書くの大変でしょ"と言われます。
確かに手間はかかるし、それなりに時間も費やしますが、自分ではかなり楽しみながら記事を書いているつもりです。義務感のみではとても続きませんからね。
楽しみながら記事を書ける理由は、毎回何らかの新たな気づき、発見が自分の中であるからだと思います。次は1200回を目標にコツコツ書いていきま〜す。
さて、久々のEmotionsの登場です。
全米No.1ヒット「Best of My Love」収録の大ヒット・アルバム『Rejoice』に続いて紹介するのは、1976年の作品『Flowers』です。
本作『Flowers』はMaurice WhiteのKalimba Production制作第1弾アルバムであり、大成功を収める次作『Rejoice』への助走となった作品です。
EmotionsがKalimba Productionに迎えられたのは、Maurice Whiteと同じシカゴ出身ということも影響していたのかもしれませんね。
プロデュースはMaurice White & Charles Stepneyという最強コンビ。勿論Earth, Wind & Fireのメンバーが全面バックアップしています。
Jeanette、Wanda、SheilaというHutchinson三姉妹の抜群の歌唱力&透明感のあるハーモニーと、EW&Fならではのポップなダンス・サウンドとの相性バッチリといった仕上がりですね。
全曲紹介しときやす。
「I Don't Wanna Lose Your Love」
邦題「恋のチャンス」。アルバムからシングル・カットされ、全米R&Bチャート第13位となったダンス・クラシック。EW&Fらしいポップなディスコ・チューンに仕上がっています。Phenix Hornsの盛り上がり等々EW&F好きの方ならば気に入るご機嫌なダンス・チューンだと思います。
元IncognitoのMaysa Leak等がカヴァーしたり、Christina Milian feat.Twista「For Real」でサンプリングされたりしています。
「Me for You」
ヴォーカル・グループとしての実力を見せつけてくれるバラード。こういった曲にこそ本来のEmotionsの魅力があるのかもしれませんね。
「You've Got the Right to Know」
EW&F度を少し抑えたミッド・グルーヴ。少し哀愁漂うレトロ感が逆に味があっていいですね。
「We Go Through Changes」
1分足らずのインタールード的なアカペラ。もっとロングで聴きたいですね。
「You're A Special Part Of My Life」
美しいハーモニーに包まれたメロウ・チューン。黄昏時に聴くとピッタリですな。
「No Plans for Tomorrow」
個人的にはタイトル曲と並ぶお気に入り。透明感のあるコーラスとライトなメロウ・グルーヴのバランスがばっちり!EmotionsとEW&F双方の魅力がうまく融合してシナジーを生んでいる気がします。
「How Can You Stop Loving Someone」
キュートなヴォーカルが印象的です。このヴォーカルを聴くと、Stax時代に"StaxのSupremes"と呼ばれていたというのが頷けます。
「Flowers」
僕の一番のお気に入りはこのタイトル曲です。シングルとして全米R&Bチャート第16位のヒットとなりました。フリーソウルのコンピでもお馴染みのメロウなミディアム・グルーヴですね。Emotionsの魅力がこの1曲に凝縮されていると思います。バックのサウンドもサイコーです。Al McKayカッチョ良すぎ!Fai Brownが90年代にグラウンド・ビートでカヴァーしています。
http://www.youtube.com/watch?v=uQW26zy41-0
「God Will Take Care of You」
ラストはゴスペル仕込みの短いアカペラで締めくくられます。
昨晩のK1グランプリ決勝はガッカリでしたが、今日はボクシング・ファン大注目の一戦「オスカー・デラ・ホーヤ対マニー・パッキャオ」ですね。体格差で圧倒的に不利なパッキャオですが、持ち前のスピードで“ゴールデンボーイ”デラ・ホーヤを慌てさせるのではと期待しています。