発表年:1980年
ez的ジャンル:3兄弟ファンク
気分は... :ドルフィンズ敗れる...
昨日は朝からNFLのワイルドカード・プレイオフをTV観戦!
しかしながら、我がマイアミ・ドルフィンズはボルティモア・レイブンズに敗れてしまいました。
ミスの少ない戦いでレギュラー・シーズンを勝ち抜いてきたドルフィンズですが、昨日は攻撃陣が自滅した結果となりました。4インターセプトを喫したのをはじめ、ファンブル、キックミス...これだけミスをしたら負けて当然です。最悪のプレーコール、不要な反則も重なり、観ていてフラストレーションがたまる試合でしたね。
まだまだプレイオフを勝ち抜くだけの実力(特に攻撃力)はないというのが現状でしょう。終始レイブンズの強力守備陣に圧倒されていた印象を受けました。
まぁ、昨シーズン1勝しかできなかったチームがプレイオフ進出したということだけでも良しとしないとね!来シーズンに向けて、課題を1つずつ克服して欲しいですね。
逆にレイブンズ守備陣は素晴らしいの一言です。
特にSエド・リードのプレーはミラクルでした。
次戦のタイタンズ戦はガチガチの守備合戦を楽しめそうです。
さて、今日はThe Gap Bandの久々の登場です。
Charlie、Robert、RonnieのWilson兄弟から成るファンク・グループGap Bandの紹介は『Gap Band IV』(1982年)に続き2回目になります。
今日紹介するのは名曲「Yearning for Your Love」 を含む1980年のアルバム『The Gap Band III』です。
本来であれば今頃Gap Bandの中心メンバーであったCharlie Wilsonの新作アルバムがリリースされているはずだったのですが、3月に発売延期になったようですね。タイトルは『Uncle Charlie』になる模様です。
アルバム収録予定の先行リリース曲「Supa Sexy」、「There Goes My Baby」を紹介しておきますね。「Supa Sexy」はT-Painが客演&プロデュースしたアゲアゲ曲(Jamie Foxxが加わったリミックスもあります)。「There Goes My Baby」はGap Bandファンも納得のメロウ・チューン。
Charlie Wilson feat.T-Pain「Supa Sexy」
http://jp.youtube.com/watch?v=fT3e_aL2WS4&feature=related
Charlie Wilson feat.T-Pain &Jamie Foxx 「Supa Sexy」
http://jp.youtube.com/watch?v=2H-aaKkIVgI&feature=related
Charlie Wilson「There Goes My Baby」
http://jp.youtube.com/watch?v=slVv5T7rq04
前作『Charlie, Last Name Wilson』(2005年)も蜜月関係にあるSnoop Doggをはじめ、Will.I.Am(Black Eyed Peas)、Twista、Justin Timberlake等が参加していましたが、新作にも現在のR&Bシーンのトップ・プロデューサー&アーティストが数多く参加予定です(収録曲が変更になるかもしれないので、具体名は控えておきますが)。
最近のR&B/Hip-Hopをお聴きにならない方にはピンと来ないかもしれませんが、現役R&B/Hip-Hopアーティスト達のGap BandおよびCharlie Wilsonに対するリスペクトぶりには驚かされますね。70年代、80年代に活躍したファンク/ソウル系アーティストの中でも別格の扱いという気がします。
そうしたリスペクトの源泉となっているのが70年代後半から80年代半ばにかけてのGap Bandの充実ぶりです。
数あるGap Band作品の中でも、「Outstanding」と並んで最も人気のある曲が「Yearning for Your Love」 だと思います。オールド・ファンから今時のR&B/Hip-Hopリスナーまで世代を超えたメロウ・クラシックとなっている名曲ですね。
その「Yearning for Your Love」を収録したアルバムが『The Gap Band III』(1980年)です。
「Yearning for Your Love」以外にも全米R&Bチャート第1位となった「Burn Rubber (Why You Wanna Hurt Me)」等が収録されています。ブリブリのファンクからメロウ・チューン、EW&Fばりのポップなダンス・チューン、ラテン・フレイヴァーな楽曲まで幅広い内容で楽しめます。
「Yearning for Your Love」をとことん楽しむも良し!
アルバム全体を楽しむも良し!
いろんな楽しみ方ができるはずです。
全曲紹介しときやす。
「When I Look in Your Eyes」
オープニングは軽快なファンク・チューン。今聴くと少し古臭いノリですが、気にせず盛り上がりましょう(笑)
「Yearning for Your Love」
説明不要のメロウ・クラシック。シングルとして全米R&Bチャート第5位のヒットとなりました。爽快なギター・カッティングととろけるようなCharlie Wilsonのリード・ヴォーカルがたまりません。胸キュン度200%の名曲です!
http://jp.youtube.com/watch?v=eV5rG0QDpoI
サンプリングやカヴァーの人気ぶりでもこの曲がいかに名曲であるかがわかると思います。主なサンプリング等使用曲としては、Nas「Life's a Bitch」、Heavy D.「Keep It Comin」、Paris「Outta My Life」、Mia X Feat. Charlie Wilson「Whatcha Wanna Do」、J & Phat Man「Keep It Coming」、Qua Billz「Can I Live」などがあります。また、カヴァーとしては前述のGuyやFingazz等のヴァージョンがあります。
個人的にはCharlie Wilson本人をフィーチャーしたMia X Feat.Charlie Wilson「Whatcha Wanna Do」、昨年末にリリースされたFingazzによるトークボックス・カヴァーがオススメです。
Mia X Feat.Charlie Wilson「Whatcha Wanna Do」
※Charlie Wilson本人をフィーチャー
http://jp.youtube.com/watch?v=dF8czajjNq8
Fingazz「Yearning For Your Love」 ※Gap Band+Zappといった雰囲気!
http://jp.youtube.com/watch?v=92j3OcpvN-o&feature=related
Nas「Life's a Bitch」
http://jp.youtube.com/watch?v=nCnqDvvZrcM
Heavy D.「Keep It Comin」
http://jp.youtube.com/watch?v=eDNGhGZirCE
J & Phat Man「Keep It Coming」
http://jp.youtube.com/watch?v=MYrG-TzMvGQ
Paris「Outta My Life」
http://jp.youtube.com/watch?v=5fU1iDSW8aQ
「Burn Rubber (Why You Wanna Hurt Me)」
「Yearning for Your Love」があまりに有名になってしまったために、やや存在感が薄れてしまっていますがシングルとして全米R&Bチャート第1位となったグループの代表曲です。シンセベースが唸りまくるファンク・チューン!エロエロな雰囲気がたまりませんな。
http://jp.youtube.com/watch?v=somgxatYeCs&feature=related
「Nothin' Comes to Sleepers」
ロマンティックなスロウ・チューン。美しいハープの音色をバックにしたCharlie Wilsonのヴォーカルにうっとりです。
「Are You Living」
EW&Fばりのライト・タッチのポップなダンス・チューン。 シングル曲以外であればこの曲が一番好きですね! EW&F好きの人であれば必ず気に入る曲だと思います。
「Sweet Caroline」
この曲名を見ると、どうしてもNeil Diamondのヒット曲(MLBボストン・レッドソックスの試合等でもお馴染みですね)を思い浮かべてしまいますが同名異曲です。でも何となくイナたく親しみやすい感じは似ているかも?
「Humpin'」
ブリブリのファンク・チューン。こういった妖しげなファンク・チューンと「Yearning for Your Love」のようなメロウ・チューンとのギャップが魅力ですよね!
http://jp.youtube.com/watch?v=kSy16P_m0PQ
「The Way」
軽くラテン・フレイヴァーの効いたライト・グルーヴ。アルバムの中でいいアクセントになっています。
「Gash Gash Gash」
この曲のみRobert Wilsonがリード・ヴォーカルです。なかな格好良いダンス・チューンに仕上がっています。
Charlie Wilsonの新作が楽しみです。